【防災】災害時のトイレどうする?ママナースが教える「排泄」問題の備えと実践テクニック

「ママ、おしっこ…」

その一言に、血の気が引く。断水で、トイレの水はもう流れないのに…。

こんにちは!3人の娘を育てながら、看護師として働く皐月です。

食べること、飲むことと同じくらい、いえ、もしかしたらそれ以上に、私たちの心と体の健康に直結するのが「排泄」です。看護師として、排泄ケアが患者さんの尊厳にどれほど大切かを、日々痛感しています。

災害時、この「当たり前」が、いとも簡単に崩れ去る。トイレを我慢して膀胱炎になったり、不衛生な環境で感染症が広がったり…。考えただけで、不安になりますよね。

でも、大丈夫。正しい知識で備えれば、いざという時も、家族の健康と尊厳を守ることができます。この記事では、そのための具体的な方法を、ママナースの視点から徹底的にお伝えします。

この記事でわかること

  • 災害時の「排泄問題」が、なぜ命に関わるのか
  • 簡易トイレの選び方と、臭いを封じ込める使い方
  • おむつ・生理用品の「本当に必要な備蓄量」
  • ママナースだけが知る、とっておきの衛生対策

ライフライン①【トイレ問題】人間の尊厳を守るために

災害時、水洗トイレが使えなくなることは、衛生状態の悪化と感染症の拡大に直結します。

  • 備えるもの

    • 簡易トイレ or 携帯トイレ:最低でも家族×7日分。便器にかぶせるタイプが、普段のトイレと感覚が近く、子どもも使いやすいのでおすすめです。
    • 凝固剤と消臭袋:セットになっているものが便利。臭いは、体だけでなく心も疲弊させます。
    • トイレットペーパー:普段使っているものを、少し多めにストックしておくだけでOK。
    • アルコール消毒液・ウェットティッシュ:トイレの後の手指衛生は命綱です。
  • 使い方・工夫

    • 設置場所:可能なら、換気ができる場所に。人目が気になる場合は、段ボールやポンチョで囲いを作るだけでも、心の負担が大きく違います。
    • ゴミの処理:使用後は、凝固剤で固め、袋の空気をしっかり抜いてから、口を固く縛ります。

《皐月のプロ技①》
簡易トイレは、防災訓練だと思って、事前に一度家族で使ってみるのが一番!「こうやって使うんだよ」とゲーム感覚で教えておけば、いざという時に子どもが怖がるのを防げます。使った後は、燃えるゴミとして出せるものがほとんどですよ。

ライフライン②【おむつ問題】赤ちゃんの快適と健康のために

おむつが替えられない不快感は、赤ちゃんにとって大きなストレス。そして、おむつかぶれは感染症の入り口にもなります。

  • 備えるもの

    • おむつ最低でも1週間分、できれば2週間分を備蓄。1日に10枚使う子なら、140枚。多いと感じるかもしれませんが、これが「安心」の枚数です。ローリングストック法で、普段使うものを少し多めに買っておきましょう。
    • おしりふき:厚手のものを多めに。
    • 消臭袋(BOSなど):使用済みおむつの臭い対策は、絶対に必要です!
  • 使い方・工夫

    • おむつかぶれ対策:うんちの後は、おしりふきでゴシゴシこすらず、霧吹きにぬるま湯を入れた「手作りおしりシャワー」で洗い流してあげると、肌への負担が最小限になります。

《皐月のプロ技②》
使用済みおむつの最強の臭い対策は**「個包装+二重袋」**。食パンの袋など、臭いが漏れにくい小さな袋でまず個別に包み、それをさらに大きな消臭袋に入れる。この一手間で、避難所での肩身の狭さが全く変わります。

ライフライン③【生理の問題】見過ごされがちな女性の必需品

災害時でも、生理は待ってくれません。これは、女性の健康と尊厳に関わる、非常に大切な問題です。

  • 備えるもの
    • 生理用品:ナプキン、タンポンなど、普段使っているものを最低でも2周期分。夜用、昼用など、種類を分けて備えておくと、状況に応じて使えます。
    • サニタリーショーツ:洗濯が難しい状況では、使い捨てタイプも便利です。
    • 鎮痛剤:生理痛がひどい方は、飲み慣れた薬を忘れずに。
    • デリケートゾーン用ウェットシート:水が使えない時の、不快感を和らげてくれます。

《皐月のプロ技③》
産後ケアで使われる**「清浄綿」や「洗浄ボトル(陰部洗浄用)」**は、災害時のデリケートゾーンケアに最適です。個包装の清浄綿や、少量の水で優しく洗い流せる洗浄ボトルは、防災ポーチにぜひ入れておいてほしいアイテムです。

まとめ:排泄の備えは、未来の家族を守るお守り

災害時の「排泄」の問題は、目を背けたくなる、少し面倒なテーマかもしれません。

でも、この「面倒」に今向き合っておくことが、未来のあなたと、あなたの大切な家族の健康、そして「人間としての尊厳」を守る、何より強力な“お守り”になります。

完璧な備えは難しいかもしれません。でも、今日、おむつを1パック、簡易トイレを1箱、多く買っておくだけでも、未来の安心は確実に大きくなります。

できることから、一緒に始めてみませんか?

【防災】災害時の感染症から子どもを守る!ママナースが教える衛生管理の超実践テクニック

避難所の体育館。ざわめきの中、すぐ近くで誰かが「ゴホッ、ゴホッ」と咳き込むのが聞こえる。

その瞬間、腕の中にいる我が子を、思わずギュッと抱きしめてしまう…。

こんにちは!3人の娘を育てながら、看護師として働く皐月です。

災害時、本当に怖いのは、目に見える建物の倒壊や土砂崩れだけではありません。断水、停電、そして大勢の人との集団生活…。そんな極限の環境で、静かに、しかし確実に広まっていく**「見えない敵」=感染症**の存在です。

特に、好奇心旺盛で、どこでも触って、その手で顔をこすってしまう子どもたちは、感染症の最大のリスクに晒されています。看護師として、私は衛生環境の悪化がどれほど命取りになるかを、嫌というほど見てきました。

でも、大丈夫。正しい知識という「武器」があれば、水がなくても、密集した避難所でも、大切な家族を感染症から守ることはできます。この記事では、そのための超実践的なテクニックをお伝えします。

この記事でわかること

  • なぜ災害時に感染症が広がりやすいのか、その本当の理由
  • 水がなくてもできる!命を守る「手の衛生」テクニック
  • 感染源にしない!「トイレの衛生」管理術
  • 避難所で家族を守る「生活空間のゾーニング」とは

なぜ?災害時に「見えない敵」が猛威を振るうのか

災害時は、感染症が爆発的に広がりやすい条件が揃ってしまいます。

  • 衛生環境の悪化:断水による手洗いや入浴の困難、ゴミの収集遅延、トイレ問題など。
  • 集団生活:避難所などでの密集・密接状態は、飛沫感染や接触感染のリスクを急激に高めます。
  • 免疫力の低下:睡眠不足、栄養の偏り、そして何より強いストレスで、大人も子どももウイルスや細菌に対する抵抗力が落ちてしまうのです。

特に、下痢や嘔吐を引き起こすノロウイルス、高熱や咳が特徴のインフルエンザ、そして傷口から感染する破傷風などは、災害時に特に注意が必要です。

【防衛線①】手と口:菌の侵入経路を断つ!

感染症対策の基本は、何と言っても「手指衛生」。病原体の多くは、手を介して口や鼻から体内に侵入します。

  • 基本はアルコール消毒:水が使えない状況では、アルコール手指消毒液が命綱。食事の前、トイレの後、外から戻った時など、こまめに使いましょう。
  • ウェットティッシュも有効:目に見える汚れがある場合は、まず除菌ウェットティッシュで汚れを拭き取ってから、アルコール消毒をすると効果的です。

《皐月のプロ技①》
もし少量の水が使えるなら**「ペットボトル手洗い器」**を作りましょう。ペットボトルのキャップにキリで小さな穴を開け、逆さにして少し押せば、簡易的な蛇口に!これで石鹸を使って洗えれば、感染リスクは劇的に下がります。

【防衛線②】トイレ:最大の感染源を制圧する!

排泄物は、感染症の温床です。簡易トイレや携帯トイレの管理は、家族全員の健康を守る上で最も重要なミッションの一つです。

  • 使用後はすぐに凝固剤を:排泄物を素早く固め、菌の飛散を防ぎます。
  • 袋は「二重」が鉄則!:使用後の袋は、消臭袋などにもう一度入れて、口を固く、固く縛ります。漏れや臭いを防ぐ、単純ですが非常に効果的な方法です。
  • トイレの後の手指消毒を徹底:トイレの近くにアルコール消毒液を常備し、出る前に必ず消毒するルールを家族で作りましょう。

【防衛線③】生活空間:家族だけの「安全地帯」を作る

避難所では、パーソナルスペースの確保が感染対策に直結します。

  • 「ゾーニング」を意識する:段ボールやシートで区切った自分たちのスペースの中に、**「土足ゾーン」と「清潔ゾーン」**を決めましょう。靴や外で使ったバッグは土足ゾーンに置き、寝たり食事をしたりする清潔ゾーンに持ち込まない。この一手間が、外からの菌の持ち込みを防ぎます。
  • こまめな換気:寒くても、1時間に5分でもいいので、空気を入れ替えましょう。ウイルスの濃度が下がり、感染リスクを低減できます。
  • マスクは最後の砦:咳やくしゃみをしている人はもちろん、元気な人も、可能な限りマスクを着用しましょう。特に、子どもの顔の高さは、大人の咳やくしゃみの飛沫が飛びやすいので注意が必要です。

まとめ:あなたの知識が、家族を守る最強の盾になる

災害時、私たちは無力感に苛まれます。しかし、衛生管理は、私たち自身が行動することで、未来を変えられる、数少ない希望の一つです。

「手を洗う」「袋を二重にする」「スペースを区切る」

一つひとつは、本当に些細なことです。でも、その小さな行動の積み重ねが、見えない敵から家族を守る、何よりも強力な盾になります。

この記事が、あなたの不安を「これならできる」という自信に変える、きっかけになることを心から願っています。

夫の暴言が忘れられない…ママナースが寄り添う、傷ついた心の応急手当と回復ステップ

「お前は本当にダメな母親だな」
「誰のおかげで飯が食えると思ってるんだ」

投げつけられた言葉が、割れたガラスの破片のように、ずっと心に突き刺さって抜けない…。笑顔で子どもと接していても、ふとした瞬間にその言葉が頭をよぎり、胸がズキッと痛む。

そんな風に、一人で苦しんでいませんか?

こんにちは。3人の娘を育てながら、看護師として働く皐月です。

看護師として、私はたくさんの「目に見える傷」を治療してきました。でも、それと同じくらい、「目に見えない心の傷」に苦しむ人を、たくさん見てきました。言葉の暴力は、痣や骨折のように他人には見えません。だからこそ、その痛みは理解されにくく、一人で抱え込みやすいのです。

最初に、これだけは、はっきりと伝えさせてください。

あなたが、悪いわけでは、絶対にありません。

この記事では、夫の暴言に深く傷ついたあなたの心を、少しでも軽くするための「心の応急手当」について、具体的にお伝えします。

この記事でわかること

  • なぜ、彼の言葉はこんなにもあなたを傷つけるのか
  • 今すぐできる、自分の心を守るための「応急手当」
  • 傷ついた心をゆっくり癒すための3つのステップ
  • 「これから」を考えるための、心の準備

Step1【応急手当】まずは、自分の心を守ることから

ケガをしたら、まず止血しますよね。心の傷も同じです。これ以上、自分を傷つけないための、緊急の応急手当をしましょう。

① 「私が悪かったのかも…」と自分を責めるのを、今すぐやめる

暴言を吐かれた時、優しいあなたほど「私の言い方が悪かったのかな」「私が至らないからだ」と、自分を責めてしまいがちです。でも、どんな理由があっても、言葉の暴力は決して正当化されません。悪いのは、あなたではなく、言葉で相手を傷つける行為そのものです。

② その場から、物理的に離れる

暴言が始まったら、可能であれば、別の部屋に行く、トイレに駆け込む、ベランダに出るなど、物理的にその場を離れましょう。相手の言葉のシャワーを、浴び続ける必要はありません。

③ 感情を、ただ認めてあげる

「悲しい」「悔しい」「腹が立つ」…。湧き上がってくる感情を、「こんなこと思っちゃダメだ」と否定しないでください。「そっか、私、今すごく悲しいんだな」と、ただ、自分の気持ちを認めてあげる。それだけで、心は少し楽になります。

《皐月のワンポイント処方箋》
誰にも言えない気持ちは、スマホのメモ帳や、鍵付きの日記に書き出してみてください。「〇月〇日、〇時〇分、『〇〇』と言われた。胸が張り裂けそうに痛かった」と、事実と感情を記録するんです。これは、後で自分の気持ちを客観的に見つめ直したり、誰かに相談する時の大切な「証拠」にもなります。

Step2【原因分析】なぜ彼は暴言を吐くのか?

彼の行動を理解することは、あなたが前に進むために役立つかもしれませんが、**決して彼の行動を「許す」ためではありません。**そのことを、絶対に忘れないでください。

  • ストレスのはけ口:仕事や人間関係のストレスを、一番身近なあなたにぶつけている。
  • 歪んだプライド:自分の思い通りにならないと、相手を言葉で支配しようとする。
  • 育児への無理解:育児の大変さを理解できず、感謝や尊敬の念が欠けている。
  • 育ってきた環境:彼自身が、言葉の暴力を受ける環境で育ったため、それが「普通」だと思い込んでいる。

原因は彼自身の中にあります。あなたがコントロールできる問題ではないのです。

Step3【治療計画】あなたの「これから」を選ぶ

心が少し落ち着いたら、あなたの未来のために、どうしたいかを考えていきましょう。焦る必要はありません。一つずつ、考えていきましょう。

① 話し合う(戦う、ではない)

もし、少しでも話し合えるエネルギーが残っているなら、お互いが冷静な時に、「私は、あの言葉で、とても悲しかった」と、「私」を主語にして伝えてみましょう。相手を責めるのではなく、自分の気持ちを伝えることが目的です。

② 第三者を頼る

二人だけでは、感情的になってしまうことも多いです。市区町村のDV相談窓口、夫婦問題専門のカウンセラーなど、客観的な視点で話を聞いてくれるプロを頼ることは、決して恥ずかしいことではありません。

③ 距離を置く(別居・離婚)

あなたの心と体の安全が、何よりも最優先です。暴言が続く、エスカレートする、子どもにも影響が出ている…。そんな時は、自分と子どもを守るために、離れるという選択肢も、勇気ある決断です。

まとめ:あなたの笑顔が、子どもの未来を照らす

「子どものために、私が我慢しなきゃ」

そう思っていませんか?でも、ママが毎日心をすり減らし、笑顔を失っている家庭が、子どもにとって本当に幸せな環境でしょうか。

**ママが、心から笑っていること。**それこそが、子どもの心を健やかに育む、一番の栄養になります。

自分を大切にし、自分の心を守る選択をすることは、決してわがままではありません。それは、あなたと、あなたの大切な子どもの未来を守るための、最も重要な務めです。

あなたは、一人じゃありません。どうか、一人で抱え込まないでくださいね。

【防災】災害で怯える子どもの心をどう守る?ママナースが教える今日からできる心のケア

「ママ、こわい…」

大きな揺れが収まった後、小さな体でギュッと抱きついてきた我が子。その震える声を聞いた時、胸が張り裂けそうになりました。

私たち大人がこれほど不安なのだから、子どもたちが感じる恐怖は計り知れません。災害は、建物を壊すだけでなく、子どもの柔らかい心にも、見えない傷跡を残していきます。

私自身、看護師として、そして3人の娘の母として、災害後の子どもたちの心の変化をたくさん見てきました。急に赤ちゃん返りしたり、夜中に突然泣き出したり、些細なことでかんしゃくを起こしたり…。それは、子どもが発する「助けて」のサインなんです。

でも、ママ・パパも被災者です。自分の心も不安定な中で、「しっかりしなきゃ」と自分を追い詰めていませんか?

大丈夫。完璧な親にならなくていいんです。

この記事では、特別なことではなく、不安な毎日の中でもできる、子どもの心にそっと寄り添うための具体的な方法をお伝えします。ママナースとしての知識と、一人の母親としての経験から、「これならできそう」と思っていただけるヒントが、きっと見つかるはずです。

この記事でわかること

  • 子どもが発している「心のSOS」に気づくためのチェックリスト
  • 不安な心を安心させる、具体的な言葉かけとスキンシップ
  • 怖い体験を乗り越える力になる「遊び」のヒント
  • 親自身の心を守るための、大切な考え方

それ、心のサインかも?災害後に見られる子どもの変化

災害という非日常的な出来事は、子どもの心に大きなストレスを与えます。そのストレスは、様々な「いつもと違う行動」として現れます。まずは、子どもの心が出しているサインに気づいてあげることが、ケアの第一歩です。

  • 👶 赤ちゃん返り:おねしょや指しゃぶりなど、以前はできていたことができなくなる。
  • 😭 睡眠の変化:夜泣きや悪夢、寝つきが悪くなる。
  • 😡 感情の起伏:ささいなことで激しく怒ったり、逆に感情を出さなくなったりする。
  • 🍽️ 食欲の変化:食欲がなくなったり、逆に食べ過ぎたりする。
  • 👩‍👧‍👦 過剰な甘え:ママやパパから一瞬も離れようとしない。
  • 💥 攻撃的になる:不安をうまく言葉にできず、お友達を叩いたり、物を投げたりする。
  • 💬 遊びの変化:地震ごっこなど、怖い体験を再現するような遊びを繰り返す。

これらのサインは、決して「悪い子」になったわけではありません。「僕、今、すごく不安なんだよ」という、子どもからの必死のメッセージだと受け止めてあげてくださいね。

不安な心に寄り添う。今日からできる3つの「安心」のプレゼント

子どもの心のケアで一番大切なのは、「あなたは一人じゃないよ」「ここにいれば安全だよ」という安心感を、親が与えてあげることです。特別なことではなく、毎日の生活の中でできる、具体的な方法をご紹介します。

1. 「大好き」を伝えるスキンシップ

言葉以上に、子どもの心を安心させるのが、親からの温かいぬくもりです。

  • ぎゅっと抱きしめる:何も言わなくても大丈夫。「大好きだよ」「そばにいるよ」という気持ちを込めて、優しく抱きしめてあげましょう。
  • 手をつなぐ・背中をさする:避難所などで常に抱っこが難しい時でも、手をつないだり、背中を優しくさすってあげるだけでも、子どもは安心します。

《皐月のひとこと》
我が家の三女も、大きな地震の後はしばらく一人で眠れなくなりました。そんな時は、ただ隣で添い寝して、背中をトントンしてあげる。それだけで、すやすやと寝息を立て始めるんです。親のぬくもりは、何よりの薬ですね。

2. 子どもの「気持ち」を否定しない

子どもが不安や恐怖を口にしたら、真正面から受け止めてあげましょう。

  • 「怖かったね」と共感する:「そんなことないよ」「もう大丈夫」と否定するのではなく、「うんうん、怖かったね」と、まずは子どもの気持ちに寄り添ってあげてください。
  • 無理に聞き出さない:話したがらない時は、無理に聞き出す必要はありません。子どもが話したくなった時に、いつでも聞ける準備ができている、という姿勢が大切です。

3. 「いつも通り」をできるだけ作る

非日常の避難生活の中だからこそ、「いつもと同じ」という状況が、子どもの心の大きな支えになります。

  • 決まった時間に寝る・起きる:生活リズムが乱れると、心も不安定になりがちです。できる範囲で、普段通りの生活リズムを心がけましょう。
  • 簡単な役割を与える:例えば、「お皿を運ぶ係」など、子どもに簡単な役割をお願いするのも効果的です。「自分もみんなの役に立っている」という感覚が、自己肯定感を育みます。

これはNG!親がやってはいけないこと

良かれと思ってやったことが、逆に子どもの心を傷つけてしまうこともあります。以下の点には、少しだけ注意してみてください。

  • 過度な情報を見せる:津波の映像など、衝撃的なニュースを繰り返し見せるのは避けましょう。子どもには刺激が強すぎます。
  • 感情的に叱る:子どもの問題行動に、イライラしてしまうこともあるかもしれません。でも、感情的に叱るのは逆効果。親自身も辛い時は、一度深呼吸。可能であれば、他の大人に少しだけ子どもを見てもらい、一人になる時間を作りましょう。
  • 「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから」と我慢させる:上の子だって、まだまだ子どもです。年齢に関係なく、一人の子どもとして、甘えさせてあげてください。

まとめ:ママ・パパ自身の心も大切に

災害時、子どもの心を守るために、親は必死になります。でも、忘れないでください。ママ・パパ自身も、被災した一人の人間です。不安で、怖くて、当たり前なんです。

あなたが笑顔でいることが、子どもにとって一番の安心材料になります。辛い時は、周りの人に「助けて」と言ってください。弱音を吐いてもいいんです。

まずは、あなた自身の心を大切にしてくださいね。その温かい心が、必ずお子さんの未来を照らす光になりますから。

「パンツにうんちが…」おむつ卒業後のトラブルは、叱らないで!ママナースが教える原因と対策

「ママ…ごめんなさい…」

部屋の隅で、もじもじしながら、小さな声でそう告げる我が子。その手には、汚れてしまったパンツ。

その姿を見た瞬間、ママの心によぎるのは、二つの気持ちではないでしょうか。

「また洗濯物が増えた…」という、うんざりした気持ち。そして、そんな自分に罪悪感を抱きながら、しょんぼりする我が子への、胸が張り裂けそうなほどの、愛おしさと申し訳なさ。

こんにちは!3人の娘たちの子育てで、この「パンツにうんち問題」に、何度も何度も向き合ってきた、現役ママナースの皐月です。

最初に、これだけは断言させてください。これは、トイトレの失敗ではありません。そして、あなたの育て方のせいでも、もちろんありません。

これは、子どもの体と心が、あなたに送っている、大切な「SOS」なんです。この記事では、そのSOSを正しく読み解き、親子で笑顔を取り戻すための方法を、一緒に考えていきましょう。

この記事でわかること

  • なぜ?パンツにうんちがついてしまう、4つの主な原因
  • まずはコレをやってみて!家庭でできる具体的な対策
  • 子どもの心を傷つけない!ママナース流「魔法の声かけ」
  • 「もしかして…」と思ったら。病院を受診する目安

ママ探偵の出番です!原因は、この4つのどれかも?

まずは、お子さんの様子をよく観察して、原因を探ってみましょう。

  • 容疑者①:隠れ便秘(いちばん多い!)
    実は、これが最も多い原因。硬いうんちで「痛い」経験をした子が、うんちを我慢するようになります。すると、腸の中でカチカチうんちの周りを、ゆるいうんちが追い越して、知らず知らずのうちに漏れ出てしまうんです。これを「遺糞症(いふんしょう)」と言います。

  • 容疑者②:トイレ怖い問題
    「トイレでうんちをすると、どこかへ消えてしまうのが怖い」「暗くて狭い場所が苦手」など、子どもなりの理由で、トイレでの排便に恐怖心を持っている場合があります。

  • 容疑者③:遊びに夢中すぎ問題
    便意を感じても、「今、この遊びを中断したくない!」という気持ちが勝ってしまい、ギリギリまで我慢した結果、間に合わなかった…というパターンです。

  • 容疑者④:心のSOS
    弟や妹が生まれた、引っ越しをした、幼稚園に入園した…など、環境の変化によるストレスが、体のコントロールを乱してしまうこともあります。

今日からできる!家庭での対策(処方箋)

原因の見当がついたら、焦らず、できることから試してみましょう。

対策①:「出す」ことへの抵抗をなくす

  • 食事の見直し:バナナ、さつまいも、きのこ、海藻など、食物繊維が豊富な食材と、十分な水分で、うんちを柔らかくしてあげましょう。
  • トイレタイムを作る:朝ごはんの後など、毎日決まった時間にトイレに座る習慣を。「出なくてもいいから、座ってみようか」と、プレッシャーをかけないのがコツです。
  • お腹のマッサージ:「の」の字を描くように、優しくマッサージして、腸の動きを応援してあげましょう。

対策②:トイレを「楽しい場所」に

  • 環境づくり:好きなキャラクターのポスターを貼ったり、一緒に選んだ補助便座を使ったり。足がぶらぶらしないように、踏み台を置くのも、力みやすくなるので非常に効果的です。

《皐月の秘密道具①》
トイレでうんちが出たら、親子で**「バイバイの儀式」**をしてみませんか?「うんちさん、バイバーイ!また明日ねー!」と、親子で手を振って流すんです。「汚いもの」「怖いもの」ではなく、「体から出ていく、自然なもの」という認識に変わっていきますよ。

絶対にやめて!子どもの心を傷つけるNG対応

この問題で一番大切なのは、親の対応です。良かれと思ったその一言が、お子さんを深く傷つけ、問題をこじらせてしまうことがあります。

  • ❌ ため息をつく:ママのがっかりした顔は、子どもにとって何よりつらいものです。
  • ❌ 感情的に叱る:「どうしてできないの!」という言葉は、子どもの心を固く閉ざしてしまいます。
  • ❌ 「どうして?」と問い詰める:子ども自身も、なぜ失敗するのか分からず、答えられません。

じゃあ、どうすれば?ママナース流「魔法の声かけ」

もし、お子さんが失敗を告白してきたら、ぎゅっと抱きしめて、この言葉をかけてあげてください。

「大丈夫だよ。教えてくれて、ありがとうね」

まずは、失敗を隠さずに教えてくれた勇気を、褒めてあげる。そして、「次は、出る前に教えてくれると、もっと嬉しいな」と、未来への期待を伝える。この繰り返しが、親子の信頼関係を築き、解決への一番の近道になります。

まとめ:焦らない、比べない。あなたの笑顔が一番の薬

おむつ卒業後の排泄トラブルは、子どもの成長過程で、多くの親子が通る道です。

周りの子と比べて焦ったり、できない我が子を責めたりする必要は、全くありません。

「大丈夫、大丈夫。あなたのペースでいいんだよ」

ママが笑顔で、そう言ってくれること。それが、お子さんにとって、何よりの安心材料であり、どんな薬よりも効果のある「特効薬」になるのですから。

もし、便秘が何週間も続いたり、お子さん自身が深く悩んで登園を嫌がったりするようなら、一人で抱え込まず、かかりつけの小児科に相談してくださいね。それも、親にしかできない、大切な愛情表現ですよ。

なんで同じことばかり?子どもの「繰り返し遊び」は最高の学び!成長を促す親の関わり方

「ママ、これ読んで」

指差されたのは、今日、もう10回は読んだ絵本。正直、セリフも全部覚えちゃったよ…!

「またこのおもちゃ?」「どうして、同じことばかりするんだろう?」

子どもの、飽くなき「繰り返し遊び」。親としては、時にその根気に驚き、時に「もっと違う遊びもすればいいのに」なんて、少しだけ思ってしまいますよね。

こんにちは!3人の娘を育てながら、看護師として働く皐月です。

かつての私も、娘の「またこれ!」攻撃に、笑顔で応えながらも、心の中で「なぜ…?」と首を傾げる毎日でした。でも、看護師として子どもの発達を学ぶうち、そして3人の子育てを経験するうちに、気づいたんです。

あの、大人にとっては退屈に見える「繰り返し」こそ、子どもの脳と心が、爆発的に成長している、何よりの証拠なのだと。

この記事では、その「繰り返し」に隠された、子どもの成長の秘密を解き明かします。もう「また?」なんて言わせません。我が子の姿が、きっと、もっと愛おしくなるはずです。

この記事でわかること

  • 子どもが「繰り返し遊び」に夢中になる、3つの秘密
  • 年齢別!「繰り返し遊び」に隠された成長のサイン
  • 子どもの才能を伸ばす、ママナース流「レベルアップ関わり方」

繰り返しにはワケがある!子どもの成長、3つの秘密

子どもが同じ遊びに夢中になるのには、発達における、とても大切な理由があります。

秘密①:脳の回路、絶賛工事中です!

大人が新しいスキルを身につける時、何度も反復練習しますよね。子どもも全く同じ。同じ動き、同じ手順を繰り返すことで、脳の中に新しい神経回路(シナプス)が作られ、どんどん太く、強くなっていきます。何度も通る道が、やがて舗装された高速道路になるように。これは、脳が「学び方」を学んでいる、最も重要なプロセスなんです。

秘密②:心の「セーブポイント」を作っています

子どもにとって、世界は毎日が新しいことだらけ。それは、ワクワクすると同時に、大きな不安も伴います。「繰り返し遊び」は、子どもにとって**「次はこうなる」と100%予測できる、唯一の安心できる世界**。いわば、心の「セーブポイント」のようなもの。不安な気持ちをリセットし、「よし、また冒険に出よう!」という勇気をチャージしているんです。

秘密③:「できた!」を積み重ねて、レベルアップ!

最初は偶然できたことも、繰り返すうちに「自分でできた!」という確信に変わります。この小さな成功体験の積み重ねが、「自分はできるんだ!」という自己肯定感の土台を築きます。何度も同じパズルを完成させた時の、あの得意げな顔!あれこそが、成長の瞬間なのです。

【皐月流】子どもの才能を伸ばす「レベルアップ関わり方」

「すごいね!」と褒めるだけじゃ、もったいない!子どもの「もっとやりたい!」を引き出す、簡単な3ステップをご紹介します。

  • Step1:まずは「真似っこ」
    子どもが積んでいるブロックを、隣で同じように積んでみる。子どもが描いている「ぐるぐる」を、隣で一緒に描いてみる。ただ、子どもの世界を真似するだけ。「ママは、あなたの遊びに興味があるよ」という、何よりのメッセージになります。

  • Step2:次に「実況中継」
    「お、赤いブロックの上に、青いブロックが乗ったね!」「次は黄色かな?」と、見たままを言葉にしてあげるだけ。子どもは「ママは、僕のことを見てくれている!」と、安心して遊びに没頭できます。

  • Step3:最後に「ちょい足し」
    子どもが遊びに習熟してきたら、ほんの少しだけ、新しい要素を加えてみます。違う色のブロックを一つ渡してみる。「ワンワン(犬)も、おうちに入れてあげようか?」と、ごっこ遊びの登場人物を増やしてみる。ゲームの主導権は子どもに渡したまま、親はそっと「サイドクエスト」を提案するイメージです。

《皐月の思い出》
長女が、来る日も来る日も、絵本の同じページを指差しては「これ!」とせがむ時期がありました。正直「もう覚えたよ…」と思いながらも、毎日付き合っていたある日。娘が、おぼつかない口調で、そのページを“私に”読み聞かせてくれたんです。繰り返すことで、彼女は「読む」というスキルを、自分のものにしていたんですね。あの時の感動は、今でも忘れられません。

まとめ:その「繰り返し」は、才能の原石

子どもが、一見退屈な遊びを繰り返している時。それは、その子の脳と心が、最も効率的な方法で、世界を学び、自分を成長させている、かけがえのない時間です。

親にできることは、その「大切なお仕事」を邪魔せず、安全な環境を整え、温かく見守ってあげること。そして、時々、最高の「遊び仲間」になってあげること。

あなたのその眼差しが、子どもの「好き」を「得意」に、そして「才能」へと育てていくのですから。

「うちの子、もしかして…?」発達障害かも、と感じた時にママが最初に読むお守り記事

「〇〇ちゃんはもうおしゃべりしてるのに、うちの子はまだ…」
「どうして、こんな簡単なことができないんだろう?」
「もしかして、私の育て方が悪いのかな…」

周りの子と、我が子を比べては、胸がチクリと痛む。検索しては、さらに深い不安の渦に飲み込まれていく。そんな風に、一人きりで暗いトンネルの中にいるような気持ちになっていませんか?

こんにちは。3人の娘を育てながら、看護師として働く皐月です。

何を隠そう、私自身も、言葉の発達がゆっくりだった娘を見て、「もしかして…」と、夜な夜な育児書を読み漁り、不安で胸がいっぱいになった経験があります。

だから、今、あなたのその気持ちが痛いほどわかります。その不安は、あなたがダメな母親だからではありません。むしろ、それだけ我が子を深く愛し、真剣に見つめている、優しいママである証拠なんです。

この記事は、そんなあなたの心をそっと包む、お守りのような記事です。焦らなくて大丈夫。一つずつ、ゆっくりと、あなたの不安を「安心」に変えるお手伝いをさせてください。

この記事でわかること

  • 不安でいっぱいの心が、少し軽くなる考え方
  • 発達障害は「病気」ではなく「個性」である、ということ
  • 我が子の「好き」や「苦手」を理解するためのヒント
  • 「相談してみようかな」と思った時に、頼れる場所

Step1. まずは、ママ自身が深呼吸

今、あなたはきっと、自分を責め、将来を悲観し、心が張り裂けそうな気持ちでいっぱいなのではないでしょうか。

でも、まず最初に、これだけは忘れないでください。

お子さんを助けるために、まず、あなた自身が救われなければなりません。

飛行機で酸素マスクが降りてきた時、まず親がつけるように。ママが倒れてしまっては、元も子もありません。今は、何も考えられなくていいんです。「私、不安なんだな」「怖いんだな」と、自分の気持ちを認めて、温かいお茶でも一杯飲んで、この文章を読んでくださいね。

Step2. 「発達障害」って、なんだろう?

「障害」という言葉の響きに、ドキッとしてしまいますよね。でも、発達障害は、決して「病気」や「不幸」なことではありません。

それは、脳の機能の特性によって、世界のとらえ方が、ちょっとだけユニークである、という「個性」の一つなんです。

右利きの人がいれば、左利きの人がいるように、脳の使い方が、多数派とは少し違うだけ。だから、

  • 周りの人が気づかないような、小さな音や光に気づける繊細さ
  • 好きなことへの、学者さんのような集中力や探求心
  • 嘘がつけない、まっすぐな心

といった、素晴らしい「才能」の原石を持っている子も、たくさんいるんです。

大切なのは、「できないこと」を嘆くのではなく、その子の「ユニークな才能」を見つけ、苦手なことを、そっと手伝ってあげる視点です。

Step3. 我が子の「個性」を見つめてみる

これは、診断テストではありません。あなたの不安を煽るためのものではなく、我が子の「好き」や「苦手」を理解するための、ヒント集です。「こんな一面もあるんだな」と、温かい気持ちで見つめてみてください。

  • 人との関わり:視線が合いにくい?一人遊びが好き?お友達の輪に入っていくのが苦手?
  • コミュニケーション:言葉がゆっくり?オウム返しが多い?自分の話ばかりしちゃう?
  • こだわり・興味:いつも同じ服を着たがる?物の順番に厳しい?くるくる回るものが好き?
  • 感覚:特定の音や光をすごく嫌がる?逆に、痛みや暑さに鈍感?
  • 体の動き:落ち着きがない?姿勢を保つのが苦手?手先が不器用?

Step4. 一人で抱え込まないで。あなたには「チーム」がいる

「相談=発達障害のレッテルを貼られる」ではありません。

**「相談=あなたと、あなたのお子さんを支える『チーム』の仲間を探しに行く」**ということです。

「ちょっと気になることがあるんですけど…」その一言で大丈夫。一人で悩まず、プロを頼ってください。

  • ① かかりつけの小児科:まずは、一番身近な専門家。予防接種のついでなどに、気軽に話してみましょう。
  • ② 地域の保健センター・子育て支援センター:保健師さんや心理士さんが、無料で相談に乗ってくれます。「〇〇市の、子育て相談窓口はどこですか?」と電話してみるのが第一歩。
  • ③ 児童発達支援センター:発達が気になる子のための、専門の療育(トレーニング)や相談ができる場所です。

《皐月からの約束》
たとえ、何らかの診断名がついたとしても、あなたのお子さんは、あなたの愛する、かけがえのない我が子であることに、何一つ変わりはありません。診断は「レッテル」ではなく、**その子の「取扱説明書」を手に入れること。**その子の才能を最大限に伸ばし、生きづらさを減らしてあげるための、最高のヒントなんです。

まとめ:あなたの愛が、子どもの未来を創る

子どもの発達に、決まったルートはありません。桜の木もあれば、ひまわりの木もあるように、それぞれの子に、それぞれの花を咲かせるタイミングがあります。

周りと比べて焦る必要なんて、全くありません。

今、あなたがすべきことは、ただ一つ。目の前にいる我が子を、昨日よりもっと強く、深く、抱きしめてあげること。そして、「大好きだよ」と、伝え続けてあげること。

あなたのその無償の愛こそが、お子さんの心を育て、未来を創る、何よりの力になるのですから。

あなたは、一人じゃありません。私も、チームの一員として、あなたを心から応援しています。

【子どもの咳】眠れない夜に。少しでも楽にするための家庭での対処法|ママナースが解説

コンコン、ゴホゴホ…!

静かな夜に響き渡る、我が子の苦しそうな咳の音。そのたびに、あなたの心もチクリと痛むのではないでしょうか。

「このまま朝まで眠れないのかな…」
「何か、少しでも楽にしてあげられることはないの?」

こんにちは!3人の娘を育てながら、看護師として働く皐月です。我が子のつらそうな姿を前に、無力感を感じてしまう夜。その気持ち、痛いほど分かります。

でも、大丈夫。薬に頼るだけでなく、家庭でできるちょっとした工夫で、子どもの咳は思った以上に和らぐことがあります。そしてそれは、「ママがそばにいてくれる」という安心感を子どもに与える、何よりの“心の処方箋”にもなるんです。

この記事では、咳でつらそうなお子さんを、お家で少しでも楽にしてあげるための具体的なケア方法を、ママナースの視点からご紹介します。特別な道具がなくても、今日からすぐに実践できることばかりですよ。

この記事でわかること

  • 咳を和らげるために、お家でできる4つの基本ケア
  • 喉の乾燥は咳の大敵!今すぐできる加湿の裏ワザ
  • 呼吸が楽になる「魔法の姿勢」の作り方
  • 良かれと思ってやってない?咳を悪化させるNGケア

咳を和らげるホームケア「4つの基本」

家庭での咳ケアの基本は、**「加湿」「水分補給」「姿勢」「換気」**です。この4つを意識するだけで、子どもの体はぐっと楽になります。

①【加湿】喉の乾燥は、咳の最大の敵!

乾燥した空気は、喉の粘膜を刺激し、咳を悪化させます。特に、エアコンを使う夏や冬は、部屋の湿度が下がりがちなので注意が必要です。

  • 加湿器を使う:最も効果的な方法です。湿度の目安は50%〜60%。加湿器がない場合は、濡れたバスタオルを部屋に干しておくだけでも、十分効果があります。
  • お風呂の湯気を活用:咳がひどくて寝付けない夜には、お風呂場にお湯を張って湯気を充満させ、その中でしばらく抱っこして過ごすのもおすすめ。特に、犬が吠えるような「ケンケン」という咳(クループ症候群)には、効果てきめんです。
  • マスクをつける:少し大きな子なら、マスクの内側が自分の呼気で潤うため、喉の保湿に繋がります。(ただし、乳幼児や嫌がる子に無理強いは禁物です)

②【水分補給】痰を出しやすくする、天然のクスリ

体内の水分が足りないと、痰がネバネバと硬くなり、気管支に張り付いて、ますます咳がひどくなる…という悪循環に。

  • 何を飲ませる?:子どもが飲めるものなら、基本的には何でもOK。麦茶、湯冷まし、イオン飲料など、常温のものを少しずつ与えましょう。
  • どう飲ませる?:一度にたくさん飲ませるのではなく、スプーン1杯でもいいので、こまめにが鉄則。食欲があれば、スープやゼリー、果物など、水分の多い食べ物も良いですね。

③【姿勢】少しの工夫で、呼吸がぐっと楽になる

横になると、鼻水が喉に流れ込んだり、気管が圧迫されたりして、咳が出やすくなります。

  • 上半身を少し高くして寝かせる:背中にたたんだバスタオルやクッションを入れ、頭から肩にかけて、緩やかな傾斜をつけてあげましょう。呼吸が楽になり、咳き込みが減ることがあります。
  • 縦抱きで背中をトントン:痰が絡んだ「ゴロゴロ」という咳をしている時は、縦に抱っこして、背中を優しくタッピングしてあげると、痰が移動して楽になることがあります。手を丸めてお椀のような形にし、リズミカルに、下から上へと行いましょう。

④【換気】新鮮な空気でウイルスを追い出す

咳の原因となるウイルスやハウスダストを、部屋の外に追い出すことも大切です。寒い日でも、1〜2時間に1回、5分程度で良いので、窓を開けて空気を入れ替えましょう。その際は、お子さんが湯冷めしないように、別の部屋に移動させるなどの配慮を忘れずに。

ちょっと待って!咳を悪化させる可能性のあるNGケア

良かれと思ってやったことが、逆効果になることも。以下の点には注意してください。

  • 市販の咳止め薬を自己判断で使う:子どもの咳は、痰などの異物を体の外に出そうとする大切な防御反応。無理に咳を止めると、かえってウイルスなどを体内に留まらせ、症状を長引かせる可能性があります。必ず、医師の指示に従いましょう。
  • 柑橘系のジュース:オレンジジュースやみかんジュースなどは、酸が喉を刺激して咳を誘発することがあります。咳がひどい時は、避けた方が無難です。
  • はちみつ1歳未満の赤ちゃんには、絶対に与えないでください。「乳児ボツリヌス症」という、命に関わる病気を引き起こす危険があります。これは、看護師として、声を大にして伝えたいことです。

まとめ:ママの手は、何よりの“おくすり”

今回ご紹介したケアは、どれもシンプルなものばかりです。でも、その一つひとつに、「早く良くなってね」というあなたの想いが込められています。

つらそうに咳き込む子どもを前に、不安になるのは当然です。でも、そんな時こそ、あなたが優しく背中をさすってくれる手、抱きしめてくれる腕が、子どもにとってはどんな薬よりも効果のある“おくすり”になるはず。

長い夜が明ければ、きっと子どもの笑顔が待っています。今夜、あなたが少しでも安心して、お子さんを見守れますように。

【ベビーサークルは必要?】ママナースが本音で解説!後悔しない選び方と賢い使い方

「ちょっとトイレに行きたいだけなのに、目が離せない…」
「ハイハイが高速化して、家中どこへ行くか分からず、ヒヤヒヤする…」
「でも、ベビーサークルって、なんだか赤ちゃんが可哀想な気もするし、場所も取るし…」

こんにちは!3人の娘を育てながら、看護師として働く皐月です。

赤ちゃんの安全を守りたい、でも、自由も尊重してあげたい。ベビーサークルの購入を前に、多くのママやパパが、その板挟みになって悩んでいます。その気持ち、痛いほど分かります。

結論から言うと、ベビーサークルは**「全家庭に必須ではないけれど、親の心の余裕と赤ちゃんの安全を確保するための、非常に有効な“お守り”」**です。

この記事では、私が3人の育児で試行錯誤した経験と、看護師としての安全管理の知識を元に、あなたの家庭にとって本当にベビーサークルが必要か、後悔しない選び方と賢い使い方を、本音で徹底解説します。

この記事でわかること

  • ベビーサークルが「かわいそう」ではない、本当の理由
  • メリット・デメリットを徹底比較!あなたの家には必要?
  • ママナースが伝授!後悔しないベビーサークルの選び方4つのポイント
  • 赤ちゃんが嫌がらない!「魔法の“遊び場”」にするための賢い使い方

なぜ?ベビーサークルは「かわいそう」じゃない!

「赤ちゃんを囲うなんて、かわいそう」と感じる方もいるかもしれません。でも、考えてみてください。家の中には、大人が思いもよらない危険がたくさん潜んでいます。

  • 誤飲:床に落ちていた小さなゴミ、薬、ボタン電池
  • 転倒・転落:階段、家具の角への衝突
  • やけど:キッチン、ストーブ、アイロン

ほんの一瞬、目を離した隙に起こる事故は、決して他人事ではありません。ベビーサークルは、そうした危険から物理的に赤ちゃんを隔離し、絶対的な安全が確保された空間を作り出してくれます。

常に危険に晒され、親が「ダメ!」「危ない!」とピリピリしている環境と、安全な空間で安心して過ごせる環境、赤ちゃんにとってどちらが幸せでしょうか?

ベビーサークルは、親の心の余裕を生み、その結果、笑顔で赤ちゃんと向き合う時間を増やすための**「愛情あふれる投資」**だと、私は考えています。

メリット・デメリットを徹底比較!あなたの家には必要?

購入を決める前に、メリットとデメリットをしっかり理解しておきましょう。

ベビーサークルのメリット

  • 圧倒的な安全性:危険な場所への侵入を防ぎ、誤飲や転落などの事故を予防できる。
  • 親の精神的な負担軽減:トイレや料理など、短時間でも安心して目を離せる時間ができ、ストレスが激減する。
  • 遊びに集中できる環境:おもちゃが散らかりにくく、赤ちゃん自身が遊びに集中しやすい空間を作れる。
  • 兄弟やペットとの隔離:上の子のおもちゃ(小さなブロックなど)や、ペットとの意図せぬ接触から、下の子を守れる。

ベビーサークルのデメリット

  • 設置スペースが必要:ある程度の広さがないと、部屋が窮屈になる。
  • コストがかかる:安い買い物ではないため、家計への負担となる。
  • 赤ちゃんが嫌がることがある:閉じ込められていると感じ、泣いてしまう子もいる。(→解決策は後述します!)
  • 長時間の使用はNG:行動範囲が制限されるため、長時間の使用は推奨されません。

後悔しない!ベビーサークルの選び方4つのポイント

「買うなら失敗したくない!」そんなあなたに、選ぶ際のチェックポイントを伝授します。

  1. 素材で選ぶ

    • プラスチック製:軽量で組み立てが簡単。汚れてもサッと拭けて手入れが楽。デザインも豊富です。
    • メッシュ製:柔らかく、ぶつかっても痛くないのが最大のメリット。赤ちゃんが外を見やすいので安心感があります。
    • 木製:インテリアに馴染みやすく、安定感があります。ただ、重くて移動が大変なことも。
  2. サイズと形で選ぶ
    置きたい場所のスペースを正確に測りましょう。形を自由に変えられるタイプは、部屋のレイアウトに合わせやすく便利です。

  3. 安全性で選ぶ

    • ドアロック:赤ちゃんが自分で開けられないよう、外側からしか開けられない二重ロックなどがついているか確認!
    • パネルの高さ:赤ちゃんが乗り越えられない十分な高さ(目安60cm以上)があるか。
    • パネルの隙間:パネルの隙間に手足や頭が挟まらない、安全な設計になっているかチェックしましょう。
  4. 機能で選ぶ

    • 折りたたみ機能:使わない時にコンパクトに収納できると、部屋を広く使えて便利です。
    • おもちゃ付きパネル:赤ちゃんが飽きない工夫がされているものもありますが、シンプルなおもちゃを自分で入れたい場合は、不要かもしれません。

【ママナースの知恵】赤ちゃんが嫌がらない!賢い使い方

せっかく買っても、赤ちゃんが「出してー!」と泣いてしまっては意味がありません。そうならないための、ちょっとしたコツをご紹介します。

  • 「楽しい場所」とインプットする:赤ちゃんが機嫌の良い時から使い始め、中にお気に入りのおもちゃを置くなど、「ここは安全で楽しい、特別な遊び場」というイメージをつけましょう。
  • 親も一緒に入る:最初は親も一緒に入って遊び、「ここはママと楽しく過ごす場所」だと教えてあげましょう。
  • 「お留守番」の時だけ使わない:家事などで離れる時だけ入れると、「ママがいなくなる合図」と学習してしまいます。普段から、ママがそばにいる時も、楽しい遊び場として活用することが大切です。
  • 長時間はNG!:使用は、料理中やトイレなど、本当に目を離さなければいけない時の、必要最低限の時間にしましょう。赤ちゃんが自由にハイハイして探検する時間も、発達には不可欠です。

まとめ:ベビーサークルは、家族の笑顔を守るための一つの選択肢

ベビーサークルは、決してすべての家庭に必要なものではありません。

しかし、赤ちゃんの安全と、育児に奮闘するあなたの心の平穏を守るための、非常に有効な選択肢の一つです。

部屋の広さ、ライフスタイル、そして何よりお子さんの性格に合わせて、じっくり検討してみてください。この記事が、あなたの家庭にとってベストな選択をするための一助となれば、これほど嬉しいことはありません。

【離乳食完了期】パクパク期(1歳〜1歳半)完全ガイド|食べない・遊び食べの悩みも解決!

ゴックン期、モグモグ期、カミカミ期…。長いようで短かった離乳食の旅も、いよいよ最終章!1歳を過ぎ、ついに「パクパク期(完了期)」のスタートです。ここまで、本当にお疲れ様でした!

こんにちは!3人の娘たちと、三者三様の離乳食戦争を戦い抜いた、現役看護師の皐月です。

「やっと大人と同じ3回食になる!」と喜んだのも束の間、「昨日まで食べたのに、今日はベーッ!」「手づかみでぐちゃぐちゃ、ポイッ!」「好き嫌いが出てきた…」など、新たな悩みに頭を抱えていませんか?

その気持ち、痛いほど分かります。パクパク期は、「自分で食べたい」という意欲と、「好き・嫌い」という自己主張がぶつかり合う、まさにカオスな時期。でも、大丈夫。これは、子どもが「幼児食」へとステップアップするための、大切な成長の証なんです。

この記事では、そんなパクパク期の基本的な進め方から、ママの負担を激減させる「取り分け」の魔法、そして尽きないお悩みへの対処法まで、私の経験を総動員して、まるっと解説します!

この記事でわかること

  • パクパク期の食事スケジュールと、具体的な量・固さの目安
  • ママの救世主!「取り分け離乳食」の超簡単テクニック
  • 「遊び食べ」「食べムラ」に、もうイライラしないための考え方
  • 離乳食卒業!幼児食へスムーズに移行するためのコツ

パクパク期(1歳〜1歳半)の進め方

この時期の目標は、生活リズムを整え、家族と食卓を囲む楽しさを感じてもらうこと。栄養のほとんどを、母乳やミルクではなく、3回の食事から摂るようになります。

食事のスケジュールと量の目安

  • 回数1日3回の食事のリズムを定着させます。必要に応じて、午前と午後に1〜2回のおやつ(補食)を取り入れましょう。
  • 量(1食あたり):あくまで目安ですが、参考にしてみてください。
    • 炭水化物:軟飯90g〜ごはん80g
    • 野菜・果物:40〜50g
    • タンパク質:魚・肉なら15g、豆腐なら45g、全卵なら1/2個
  • 牛乳:母乳やミルクの代わりに、コップで飲む練習も始めましょう。1日に300〜400mlが目安です。

食材の固さ・大きさの目安

  • 固さ:**「歯茎で噛める肉団子くらい」**が目安。カミカミ期より、少しだけ歯ごたえのあるものを意識しましょう。
  • 大きさ:手づかみしやすい1cm角くらいが基本。自分でかじり取る練習ができるように、バナナやパンなどは、少し大きめにあげてもOKです。

味付けはどうする?

大人と全く同じ味付けは、まだ腎臓に負担がかかるのでNG。素材の味を活かした薄味を基本に、醤油や味噌などの調味料を、大人の1/3〜1/4程度の濃さを目安に、風味付け程度に使いましょう。

ママの負担が激減!魔法の「取り分け離乳食」

毎日、子どもの分だけ別に作るのは本当に大変!この時期からは、大人の食事を作る過程で、子どもの分を取り分ける「取り分け離乳食」をマスターすると、世界が変わりますよ。

取り分けの黄金ルール

「味付けをする前(薄味のうち)に、子どもの分を取り出す!」

これさえ守れば、どんなメニューでも応用可能です。

例えば、みんな大好き「カレー」なら…

  1. 野菜(じゃがいも、人参など)と肉を炒め、水を加えて煮込む。
  2. 野菜が柔らかくなったら、ここで子どもの分を取り分ける!
  3. 取り分けたものに、子ども用のカレールーや、牛乳、野菜ジュースなどを加えて、優しい味の「ベビーカレー」を作る。
  4. 大人の鍋には、カレールーを加えて、いつも通り仕上げる。

こうすれば、一つの鍋で、大人用と子ども用が同時に作れて、ママの負担もぐっと軽くなります。ハンバーグや肉じゃが、ポトフなども、同じ要領で取り分けできますよ。

ママナースのお悩み相談室

Q1. 遊び食べがひどくて、食事がぐちゃぐちゃに…

A. そのお悩み、我が家の食卓でも毎日でした(笑)。これは、食べ物の感触を確かめている「学び」の時間でもあります。とはいえ、限度はありますよね。まずは、床に新聞紙やレジャーシートを敷いて、親の心のハードルを下げましょう。その上で、「30分経ったら、ごちそうさましようね」と時間を区切り、ダラダラ食べを防ぐことが大切です。「食べ物は、ぽいする物じゃないよ」と、根気強く伝えていきましょう。

Q2. 昨日食べたものを、今日はベーッと出してしまいます…

A. 「食べムラ」ですね。これも、自我が育ってきた証拠。「今は、これじゃない気分なの!」という、立派な自己主張です。ここで「なんで食べないの!」と怒ってしまうと、食事自体が嫌いになってしまうことも。そんな日は、「そっか、今日は気分じゃなかったか。じゃあ、こっちのパンならどう?」と、別の選択肢を提示してみましょう。それでもダメなら、潔く「ごちそうさま」。大丈夫、1食くらい食べなくても、子どもはちゃんと育ちます!大切なのは、食事の時間を「嫌な時間」にしないことです。

まとめ:家族みんなで「美味しいね!」を共有する幸せ

離乳食完了期は、子どもが家族と同じようなものを食べられるようになり、「食卓を囲む楽しさ」を本格的に学んでいく、とても大切な時期です。

食べムラや遊び食べにイライラしてしまう日もあるかもしれませんが、「お腹が空けば、いつか食べる」と、どーんと構えてみてください。それよりも、「みんなで食べると美味しいね!」という楽しい雰囲気を作ってあげることが、子どもの健やかな心と体を育みます。

長いようで短かった離乳食期間も、あと少し。ここまで頑張ってきたご自身を、たくさん褒めてあげてくださいね。本当にお疲れ様でした!

【トイトレ準備編】いつから始める?焦る前に知りたいおむつ外しのサインと神グッズ

毎日、山のように消費していくおむつ。「このおむつ代が、いつかなくなる日が来るんだろうか…」

お子さんが2歳を過ぎたあたりから、ふと頭をよぎり始めるのが、**「トイレトレーニング(トイトレ)」**という、次なる大きな壁ですよね。

「公園に行けば、同じ月齢の子がもうパンツで遊んでる…」
「『夏はトイトレのチャンス』って聞くけど、本当に?」
「そもそも、何から手をつければいいのか、さっぱりわからない!」

こんにちは!3人の娘たちと、三者三様のトイトレを経験してきた、現役看護師の皐月です。

その焦る気持ちと、漠然とした不安、痛いほど分かります。でも、まず一番にお伝えしたいのは、**「トイトレの開始時期に、正解はない」**ということ。子どもの成長は、一人ひとり全く違って当たり前。周りと比べて、焦る必要は全くありません。

この記事では、親子で笑顔でトイトレをスタートするために、**「始めるべき最適なタイミングを見極めるサイン」と、「これさえあればOK!な必須グッズ」**について、私の経験を交えながら詳しく解説します。

この記事でわかること

  • そのトイトレ、フライングかも?焦って始めることのデメリット
  • 見逃さないで!我が子からの「おむつ卒業」5つのGOサイン
  • ママナースが厳選!最初に揃えるべき「三種の神器」
  • 準備さえ完璧なら、トイトレの半分は成功したも同然!

焦りは禁物!トイトレの開始時期、本当の「正解」とは?

トイトレがうまくいくかどうかは、ただ一つ。**「子どもの心と体の準備が、整っているか」**にかかっています。親が「始めさせたい」タイミングではなく、子どもが「始められる」タイミングを見極めること。それが、親子にとって、最もストレスの少ない成功への近道です。

よく「夏は薄着だから」と夏に始める方が多いですが、たとえ夏でも、本人の準備が整っていなければ、お漏らしの回数が増えて、親がイライラしてしまうだけ。季節よりも、お子さんのサインを優先してあげてくださいね。

見逃さないで!おむつ外しの「5つのGOサイン」

以下のサインが、2つ以上見られるようになったら、「そろそろかな?」と考えてみましょう。

  • ✅ おしっこの間隔が、2時間以上あくようになった
    これは、膀胱(ぼうこう)におしっこを溜めておける機能が発達してきた証拠です。朝起きた時や、お昼寝の後に、おむつが濡れていないことが増えてきたら、大きなサイン!

  • ✅ 「ちっち」「うんち」を、言葉や仕草で伝えられる
    排泄の後に、「ちっち、出た」と事後報告ができるようになればOK。「おしっこ=ちっち」という現象を、子ども自身が認識し始めた、ということです。

  • ✅ 簡単な言葉でのやりとりができる
    「トイレに行ってみようか?」という親の問いかけを、理解できる程度の言語能力は、スムーズなトイトレに不可欠です。「ワンワン、いたね」のような、簡単な二語文が話せるのが一つの目安。

  • ✅ 一人で、しっかりと歩ける
    自分でトイレまで歩いて行ける、という身体的な発達も、もちろん重要です。

  • ✅ トイレやおまるに興味を示し始めた
    親がトイレに行くのについて来たがったり、絵本やテレビのトイレのシーンに興味を示したり。子どもの「知りたい!」という好奇心は、最大のモチベーションになります。

これさえあればOK!ママナースが選ぶ「三種の神器」

子どもの準備が整ったら、次は環境の準備。最初からたくさんのグッズを買い揃える必要はありません。まずは、以下の「三種の神器」があれば、トイトレはスタートできます!

① おまる or 補助便座

これは、お子さんの性格やご家庭の状況に合わせて選びましょう。

  • おまる:足が床について踏ん張りやすく、リビングなど目の届く場所に置けるのがメリット。ただし、毎回親が片付ける手間があります。
  • 補助便座:大人のトイレに設置するだけなので衛生的で、後片付けが楽なのがメリット。ただし、足が宙に浮くので、踏み台は必須です。

《皐月のワンポイント・アドバイス》
どちらが良い、ということはありません。一番のポイントは、お子さん自身が「これ、使ってみたい!」と思えるデザインのものを選ぶこと。お店に一緒に行って、「〇〇ちゃんの、かっこいい(可愛い)トイレ、どれにする?」と選ばせてあげると、やる気がぐんとアップしますよ!

② トレーニングパンツ

いきなり普通の布パンツでは、親子共に心が折れてしまいます。まずは、「少しのお漏らしなら、防げる」トレーニングパンツから始めましょう。

  • 選び方のポイント:初めは、少し厚手の6層タイプから始めると、お漏らしが服や床まで染み出すのを防ぎやすく、親の心の平穏に繋がります。
  • 枚数:最低でも、5〜6枚はあると、「洗濯が間に合わない!」という事態を防げます。

《皐月のワンポイント・アドバイス》
これも、お子さんが好きなキャラクターや柄のものを。「このパンツ、履きたい!」という気持ちが、「トイレ、頑張ってみようかな」という意欲に繋がります。

③ ごほうびシール&シール台紙

「トイレでおしっこができたら、シールを1枚貼ろうね!」

この**「できた!」の可視化**は、子どものやる気を引き出す、絶大な効果を発揮します。100円ショップなどで手に入る、キラキラしたシールや、大好きなキャラクターのシールを用意してあげましょう。

《皐月のワンポイント・アドバイス》
シール台紙は、ただの紙でも良いですが、トイレの壁に貼って、ゴールまでのマス目を書いてあげると、「あと〇個でゴールだ!」と、ゲーム感覚で楽しめますよ。

まとめ:焦らず、比べず、楽しむ準備をしよう

トイトレは、子どもの成長の過程における、一つの通過点に過ぎません。いつか必ず、おむつは外れます。だから、周りの子と比べて、「うちの子は、まだ…」なんて、焦る必要は全くありません。

まずは、お子さんの心と体の準備が整うのを、どっしりと待ってあげること。そして、親子で「トイトレ、楽しそうだね!」と思えるような、環境を整えてあげること。

その“準備”こそが、これから始まる長い道のりを、笑顔で乗り切るための、一番大切なステップなのです。

【トイトレ実践編】失敗しても怒らない!「できた!」を増やす魔法の褒め方・誘い方

可愛いおまるやトレーニングパンツを揃えて、「さあ、今日からトイトレ開始!」と意気込んでみたものの…。

「トイレに行こう」と誘っても、「イヤ!」の一点張り。
床にできた水たまりを見て、思わず「あーあ、また!」と、深いため息をついてしまう。

そんな理想と現実のギャップに、早くも心が折れそうになっていませんか?

こんにちは!3人の娘たちと、三者三様のトイトレを経験してきた、現役看護師の皐月です。

最初に、これだけは断言させてください。トイレトレーニングで、親が最もやってはいけないこと。それは、**「焦ること」と「感情的に怒ること」**です。親のイライラやプレッシャーは、子どもにすぐに伝わり、「トイレ=ママが怒る嫌な場所」という最悪のイメージを植え付けてしまいます。

この記事では、トイトレを「親子で楽しむイベント」に変えるための、具体的な進め方と、子どものやる気を引き出す声かけ・褒め方のコツを、私の経験を元にお伝えしますね。

この記事でわかること

  • トイトレが長期戦になる、親のNG行動とは?
  • 「トイレは楽しい場所」と思わせるための3ステップ
  • お漏らしは失敗じゃない!を親子で実感する方法
  • 子どもの心に響く!ママナース流「魔法の褒め方」図鑑

トイトレ成功への3ステップ:焦らず、ゆっくりと

トイトレは、以下の3つのステップで、赤ちゃんのペースに合わせてゆっくり進めるのが基本です。次のステップに進むのを、絶対に焦らないでくださいね。

ステップ①:まずは「トイレと友達になる」ことから

いきなり「トイレでおしっこをする」ことを目指す必要はありません。最初の目標は、**「トイレは、怖くない、楽しい場所だ」**と、子どもにインプットすることです。

  • 好きなキャラクターの力を借りる:トイレの壁を、子どもの好きなキャラクターのポスターやシールで飾り付けましょう。
  • トイレを絵本の読み聞かせ場所に:トイレに座りながら、トイレトレーニングの絵本を読んであげるのも効果的。「ワンワンも、上手にちっちしてるね〜」と、成功イメージを膨らませます。
  • 座る練習だけしてみる:この段階では、服を着たまま、おむつをしたままでOK!「椅子みたいだね!」「王様みたいで、かっこいいね!」と、便座に座れたこと自体を、たくさん褒めてあげましょう。

ステップ②:「座れたら100点満点!」の気持ちで誘う

トイレに慣れてきたら、いよいよ、おしっこが出そうなタイミングで、トイレに誘ってみましょう。

  • 誘うタイミング:朝起きた時、食事の前後、お昼寝から起きた時、お風呂の前、お出かけの前などが成功しやすいゴールデンタイムです。
  • 誘い方のコツ:「トイレに行くよ!」という命令ではなく、「そろそろ、おしっこさん、出る頃かな?トイレに行ってみる?」と、お伺いを立てるように誘うのがポイント。「ママ、今からトイレに行くんだけど、一緒に行く?」と仲間のように誘うのも良いですね。
  • 出なくてもOK!:たとえ、トイレから出た直後にお漏らししたとしても、「惜しかったね!次はおしっこさん、トイレでバイバイできるといいね」と、明るく声をかけるのが大切です。

ステップ③:「できた!」を、親子で全力で喜ぶ

そして、ついにその瞬間が訪れたら…!

たまたまでも、ほんの少しでも、トイレでおしっこやうんちが出たら、ママやパパが、これでもかというくらい、大げさに褒めちぎってあげてください!

  • 「うわー!出たね!すごい!天才!」
  • 「やったー!おしっこさん、バイバイできたね!」
  • 親子でハイタッチしたり、ハグしたり、一緒にくるくる回って踊ったり!

この**「成功体験」と「親の満面の笑顔」**が、子どもにとって何よりのモチベーションになります。「トイレでやると、ママがこんなに喜んでくれるんだ!」と感じることが、次の成功へと繋がっていきます。

お漏らしは「失敗」じゃない。「学び」のチャンスです!

トレーニングパンツや布パンツに切り替えると、必ずお漏らしはします。でも、それは「失敗」ではありません。

お漏らしは、子どもにとって、

  • 「おしっこが出そう」という感覚と、「実際に出る」という現象を結びつける、大切な学習の機会
  • 「濡れると、気持ち悪い」ということを、身をもって知る、貴重な体験

なのです。

だから、お漏らしをした時に、絶対に怒ったり、がっかりした顔を見せたりしないでください。 親がやるべきことは、後片付けを、淡々と、そして、にこやかに行うことだけ。

「大丈夫、大丈夫。お着替えすれば、スッキリするよ」
「おしっこさん、びっくりして、慌てて出てきちゃったんだね」

そんな風に声をかけながら、後始末をしましょう。親が、お漏らしを「大したことじゃない」という態度でいることが、子どもの「失敗への恐怖心」を取り除き、再チャレンジへの意欲を育てます。

まとめ:ママの笑顔が、最高の“ごほうび”

トイトレは、まさに、親の忍耐力と演技力が試される、一大プロジェクトです。

でも、一番大切なのは、高価なおまるでも、完璧なごほうびシステムでもありません。**「大丈夫だよ」「できなくても、あなたのことが大好きだよ」**という、親の揺るがない愛情と、笑顔です。

焦らず、怒らず、比べず。目の前のお子さんのペースを信じて、親子で一緒に、一歩一歩進んでいきましょう。その道のりの先には、お子さんの大きな成長と、あなたの自信が待っていますよ。

【トイトレお悩み解決編】ウンチだけできない…夜のおむつはいつ外す?ママナースが最終アンサー

日中のおしっこは、上手にトイレでできるようになった!「やったー!ついにトイトレ完了だ!」と、ゴールテープを切ったはずなのに…。

「ママ、うんち出るから、おむつに替えて」
「今日も、朝のおむつがパンパン…」

そう、多くのママやパパが、最後にぶつかる大きな壁。それが、**「ウンチだけトイレでできない問題」「夜のおむつが外せない問題」**です。

こんにちは!3人の娘たちと、この二大ラスボスともれなく戦ってきた、現役看護師の皐月です。

「どうして、うちの子だけ…?」と、焦ったり、イライラしたり。その気持ち、痛いほど分かります。でも、大丈夫。これは、あなたのお子さんだけが特別なわけでは、決してありません。

この記事では、トイトレ終盤の「あるある」な悩みについて、その原因と具体的な解決策を、ママナースの視点から詳しく解説していきます。

この記事でわかること

  • なぜ?ウンチだけトイレでできない、子どもの心理と体の仕組み
  • 「トイレでうんち」を成功に導く、具体的な4つのステップ
  • 夜のおむつが外せないのは、あなたのせいじゃない!科学的な理由
  • おねしょ卒業のために、親が「してはいけないこと」「すべきこと」

お悩み①:「ウンチだけ」トイレでできない問題

おしっこは完璧なのに、ウンチの時だけ物陰に隠れたり、わざわざおむつに履き替えたり。これは、本当に多くの親御さんを悩ませる「トイトレあるある」です。

なぜ、ウンチだけは難しいの?

子どもにとって、おしっことウンチは全くの別物。ウンチの方が難しいのには、ちゃんとした理由があります。

  1. 体の仕組みの問題:ウンチをするためには、リラックスして、しっかり“いきむ”必要があります。足が宙に浮くトイレの便座では、お腹に力が入れにくく、踏ん張りにくいのです。
  2. 心理的な問題:自分の中から、固形の“何か”が出てきて、水の中に「ドボン!」と消えていく…。この感覚が、子どもにとっては怖かったり、不安だったりすることがあります。「自分の体の一部が、なくなってしまう」ように感じる子もいるのです。
  3. 過去の失敗体験:以前、トイレでウンチをしようとして、便が固くて痛かった、などのネガティブな経験があると、「トイレでの排便=痛い、怖い」というイメージが、強く残ってしまいます。

どうすれば、トイレでできるようになる?

焦りは禁物です。ウンチを我慢して、便秘になってしまうのが一番の悪循環。おむつでしたい、と言うなら、今はさせてあげましょう。その上で、以下のことを試してみてください。

  • 【最重要】踏み台を設置する:補助便座を使っている場合は、必ず、足がブラブラしないように、しっかりと踏ん張れる高さの踏み台を置いてあげましょう。かかとがしっかりつくことで、お腹に力が入りやすくなります。
  • 絵本で心の準備を:「みんなうんち」のような絵本を一緒に読み、「うんちをすることは、スッキリして気持ちいいこと」というイメージをインプットしてあげましょう。
  • 便秘を解消する:もし、便が固くて排便時に痛そうなら、まずは便秘の解消が最優先。食事(食物繊維や水分)を見直し、必要であれば、かかりつけの小児科で相談しましょう。
  • 「いってらっしゃい!」と明るく見送る:ウンチを「汚いもの」ではなく、「元気な、自分の分身」のように捉えられるよう、流す時に、「うんちさん、バイバイ!」「元気に、いってらっしゃい!」などと、明るく声をかけてあげるのも、不安を取り除くのに効果的です。

お悩み②:「夜のおむつ」は、いつになったら外せるの?

日中のトイトレが完了しても、夜のおむつが外れるまでには、また少し時間が必要です。なぜなら、夜間のおしっこは、本人の“意志”や“やる気”では、コントロールできないからです。

夜のおむつが外れる体のメカニズム

夜、寝ている間におしっこをしないためには、2つの体の機能の発達が不可欠です。

  1. 抗利尿(こうりにょう)ホルモンの分泌:夜になると、脳から「おしっこを作るのを、少しお休みさせるホルモン」が分泌されます。このホルモンが十分に分泌されることで、夜間に作られるおしっこの量が減ります。
  2. 膀胱(ぼうこう)の成長:夜間に作られたおしっこを、朝まで溜めておけるだけの、十分な大きさに膀胱が発達すること。

これらの体の発達には、個人差が非常に大きく、**トレーニングでどうにかなるものではありません。**一般的には、5歳〜6歳頃までに自然と機能が整う子が多いですが、小学生になってもおねしょがあるのは、決して珍しいことではないんです。

夜のおむつを外す、タイミングとポイント

  • タイミングの目安朝起きた時に、おむつが濡れていない日が、1週間〜2週間ほど続いたら、パンツで寝るチャレンジを始めてみても良いかもしれません。
  • 【NG】焦って外す:周りの子が外れたからといって、毎朝おむつが濡れているのに、無理にパンツにするのはやめましょう。子どもに「また、お漏らししちゃった…」という失敗体験を毎日与えることになり、自信を失わせてしまいます。
  • 【NG】絶対に怒らない:おねしょは、本人のせいでは決してありません。「わざとじゃないもんね。大丈夫だよ」と優しく声をかけ、濡れたシーツを淡々と片付ける。親のその姿勢が、子どもの心を救います。
  • 寝る前の水分は、コップ1杯まで:寝る直前のがぶ飲みは避けましょう。ただし、喉が渇いているのを我慢させる必要はありません。
  • 寝る前に、必ずトイレに行く習慣をつける。
  • 防水シーツは、ママの心の安定剤:パンツで寝るチャレンジを始めたら、布団が濡れるのは当たり前。親のイライラと洗濯の手間を減らすために、防水シーツは必ず敷いておきましょう。

まとめ:トイトレの本当のゴールは、おむつが外れることじゃない

トイレトレーニングは、子どもの自立への、大きな大きな一歩。だからこそ、親はつい力が入りすぎてしまいます。

でも、思い出してください。寝返りができた日、初めてハイハイした日、最初の一歩を歩いた日。私たちは、ただ、その成長を喜び、見守っていたはずです。

トイトレも、同じです。親がやるべきことは、環境を整え、やり方を教え、そして、お子さん自身の「体の準備」が整うのを、信頼して待ってあげること。

いつか必ず、笑顔で「おむつ、卒業だね!」と言える日が来ます。その日まで、親子で、この貴重な成長の過程を、楽しんでくださいね。

【ズボラママ必見】ID・パスワード管理不要!LINEで全部完結するおもちゃサブスクが神すぎた

「あとで会員登録しよう」と思って、気づけば1週間…。
「IDとパスワード、なんだっけ…?」と、ログイン画面の前で5分格闘し、そっとスマホを閉じる夜…。

こんにちは!3人の娘を育てながら、看護師として働く皐月です。自他共に認める、効率重視のズボラママです(笑)。

育児や仕事に追われていると、新しいサービスを試すのって、正直ものすごくハードルが高いですよね。魅力的なサービスを見つけても、「どうせまた面倒な登録手続きがあるんでしょ?」と思った瞬間に、心のシャッターがガラガラと音を立てて閉じていく…。

でも、もしその全てが、あなたが毎日使っている「LINE」だけで完結するとしたら、話は別じゃないですか?

この記事では、そんな「ズボラで面倒くさがり」な私を、感動の渦に叩き込んだおもちゃのサブスク**「And TOYBOX(アンドトイボックス)」**について、その”神レベル”の手軽さを、熱量高めにご紹介します!

この記事でわかること

  • なぜ、私たちは新しいサービス登録で挫折してしまうのか
  • ログイン地獄からの解放!And TOYBOXが「神」である、たった一つの理由
  • 【実録】プランナーさんとのLINEやり取りを大公開!
  • 忙しいママ・パパにこそ、このサービスが刺さるワケ

なぜ私たちは「ログイン画面」の前で心が折れるのか

素晴らしいサービスでも、使うのをためらってしまうのには、明確な理由があります。

  • 長すぎる新規登録フォーム:名前、住所、電話番号、子どもの月齢…と入力項目が多くて、途中で「もういいや」ってなりますよね。
  • 増え続けるIDとパスワード地獄:サービスごとに増えていくIDとパスワード。もはや管理不能。いざという時に思い出せず、パスワードの再発行ループに…。
  • 地味に面倒な「マイページ」へのログイン:「次のおもちゃのリクエストは、公式サイトにログインして、マイページからお願いします」という一手間が、本当に面倒!

この小さな「面倒くさい」の積み重ねが、私たちの貴重な時間とやる気を、静かに、でも確実に削いでいくんですよね。

And TOYBOXは、なぜ「神」なのか?

その答えは、驚くほどシンプルでした。

申し込み後の、ほぼ全てのやり取りが、LINEで完結するから。

これが、想像を絶するほど快適だったんです。

  • プランナーさんとの相談が、いつものLINEで!
    「うちの子、最近〇〇にハマっていて…」「次は木のおもちゃを多めにお願いします!」といったリクエストを、ママ友とメッセージを送り合うような感覚で、気軽にポン!と送れます。

  • おもちゃの提案も、返却連絡も、ぜんぶLINEに届く!
    わざわざサイトを見に行かなくても、LINEに「次のおもちゃのプランができました!」と通知が。写真付きで分かりやすく提案してくれるので、育児や家事の合間にサッと確認して、「これでお願いします!」と返信するだけ。この手軽さは、革命的です。

【実録】これが実際のLINEやり取り!

あまりの感動に、実際のやり取りを再現してみました。本当に、こんな感じです。

私:「こんにちは!いつもお世話になってます。もうすぐ2歳になる娘、最近、穴に物を入れたり、つまんだりするのがブームみたいです。何かおすすめはありますか?」

プランナーさん:「皐月さま、こんにちは!〇〇ちゃんの成長、素晴らしいですね!その時期ですと、指先の細かな動きを促すおもちゃがおすすめです。こちらのHape社の『ペグパズル』はいかがでしょうか?動物さんの形も可愛くて、きっと夢中になると思いますよ!写真お送りしますね。」

(写真が送られてくる)

私:「わ、可愛い!ぜひお願いします!」

…以上です。すごくないですか?

「あ、そうだ、おもちゃのこと連絡しなきゃ」と思い立ったその瞬間に、スマホ一つで完結する。このスピード感と手軽さこそ、And TOYBOXが多くの忙しいママ・パパから熱狂的に支持される、最大の理由なのだと実感しました。

まとめ:ズボラは「賢さ」の裏返し!賢くサービスを使いこなそう

日々のタスクに追われる私たちにとって、「面倒くさい」と感じるのは、ごく自然な防御反応です。

And TOYBOXは、そんな私たちの「面倒くさい」という気持ちを、誰よりも理解してくれているサービスだと感じました。それは単なるおもちゃのレンタルではなく、**「親の時間と心の余裕を生み出す」**ための、最高のソリューションです。

もしあなたが、かつての私のように「おもちゃのサブスク、気になるけど、面倒くさそう…」と二の足を踏んでいるのなら、騙されたと思って、この”神の手軽さ”を体験してみてください。

もう、IDとパスワードを思い出せない夜とは、おさらばです!

LINEで全てが完結する感動を、ぜひ一度体験してみて!
[PR] And TOYBOXの公式サイトはこちら

【離乳食初期】ゴックン期(5〜6ヶ月)の進め方|10倍がゆの作り方からスケジュールまで

スプーンにのせた、ひとさじのおかゆ。目の前の小さな口が、ゆっくりと開くのを、固唾をのんで見守る…。

こんにちは!3人の娘たちの、それぞれの「初めてのひとくち」を、今でも鮮明に覚えている現役看護師の皐月です。

いよいよ始まる離乳食。楽しみな気持ちと同じくらい、「何から、どうやって始めたらいいの?」「アレルギーは大丈夫かな?」と、不安な気持ちでいっぱいになりますよね。そのドキドキ、痛いほどよく分かります。

でも、大丈夫。離乳食の最初の目的は、栄養を摂ることよりも、**「食べることって楽しいな」「ミルク以外にも美味しいものがあるんだ」**と、赤ちゃんに知ってもらうこと。焦らず、赤ちゃんのペースで、食べる楽しさを伝えていくことが何よりも大切です。

この記事では、そんな初めての離乳食を、安心して笑顔でスタートするための全知識を、私の経験を交えながら、丁寧にお伝えしますね。

この記事でわかること

  • 「そろそろかな?」離乳食開始の4つのサイン
  • 焦らない!ゴックン期の具体的な進め方とスケジュール
  • 基本の「10倍がゆ」炊飯器・レンジでの簡単レシピ
  • ママナースが教える!アレルギーを防ぐための鉄則

我が子は準備OK?離乳食開始の4つのサイン

生後5〜6ヶ月頃が一般的ですが、月齢はあくまで目安。以下の「準備OK」のサインが見られるか、赤ちゃんの様子をよく観察してあげましょう。

  • □ 首のすわりがしっかりしている
  • □ 支えてあげると、5秒以上お座りできる
  • □ 大人が食べているものに興味を示し、口をモグモグさせたり、よだれが出たりする
  • □ スプーンなどを口に入れても、舌で強く押し出すことが少なくなる(哺乳反射の減弱)

これらのサインは、赤ちゃんが「食べる準備ができたよ!」と教えてくれている証拠。焦らず、赤ちゃんのタイミングを尊重してあげてくださいね。

ゴックン期(5〜6ヶ月)の進め方とスケジュール

1ヶ月目の進め方(例)

時期 時間・回数 食べさせるもの
1週目 午前中に1回 なめらかな10倍がゆを、1さじからスタート。
2週目 おかゆに慣れたら、野菜(人参、かぼちゃ等)のペーストを1さじ試す。
3週目 野菜にも慣れたら、タンパク質(豆腐、白身魚等)のペーストを1さじ試す。
4週目 食べられる食材を少しずつ増やしていく。

食材の固さと量

  • 固さ:ポタージュスープのように、なめらかでトロトロの状態が目安。スプーンを傾けると、ゆっくり流れ落ちるくらいです。
  • :最初は「1さじ」から。3〜4日かけて少しずつ量を増やし、1週間で大さじ1杯くらいが目標です。でも、これはあくまで目安。食べてくれなくても、落ち込まないでくださいね!

《ママナースの最重要ルール:アレルギー対策》
初めての食材は、必ず**「平日の午前中」「1日1種類、1さじだけ」**試してください。万が一、アレルギー症状(発疹、嘔吐、下痢など)が出た場合に、すぐに小児科を受診できるようにするためです。これは、赤ちゃんの安全を守るための、何よりも大切なルールです。

基本の「10倍がゆ」簡単レシピ

離乳食の基本となる10倍がゆ。まとめて作って、製氷皿などで1食分ずつ冷凍しておくと、毎日の準備がぐっと楽になりますよ。

① お鍋で作る方法(基本)

  1. 米(大さじ1)を洗い、水(150ml)と一緒に鍋に入れる。
  2. 蓋をせず、沸騰するまで中火にかける。
  3. 沸騰したら、蓋を少しずらして乗せ、弱火で30〜40分、コトコト煮る。
  4. 火を止めて10分ほど蒸らし、すり鉢やブレンダーでなめらかにする。

② 炊飯器で作る方法(炊飯と同時にできて楽ちん!)

  1. 湯のみなどの耐熱容器に、米(大さじ1)と水(150ml)を入れる。
  2. 大人が食べるお米をセットした炊飯器の真ん中に、①の湯のみを置く。
  3. そのまま炊飯スイッチをON!
  4. 炊き上がったら、すり鉢やブレンダーでなめらかにする。

③ 電子レンジで作る方法(少量だけ作りたい時に)

  1. 耐熱容器に、炊いたご飯(大さじ1)と水(大さじ5)を入れる。
  2. ラップをふんわりとかけ、電子レンジ(600W)で2分〜2分半加熱する。
  3. そのまま5分ほど蒸らし、スプーンの背などで潰してなめらかにする。

まとめ:焦らない、比べない。ママの笑顔が一番の調味料

離乳食初期は、栄養を摂ることよりも、**「食べることって楽しいな」「ママと一緒だと美味しいな」**と、赤ちゃんが感じてくれることが一番の目標です。

SNSで見る、他の子と比べてはいけません。食べてくれなくても、ベーッと出されても、それが当たり前。「あらら、気分じゃなかったかな?」くらい、おおらかな気持ちで大丈夫。

ママやパパが笑顔で「おいしいね」「もぐもぐ上手だね」と話しかけながら、楽しい雰囲気を作ってあげること。それが、赤ちゃんの「食べたい!」気持ちを引き出す、最高の調味料になりますよ。

【きょうだい喧嘩】もう「どっちもどっち」で怒鳴らない!ママナースが教える正しい仲裁術

「キーッ!」「ギャーッ!」

リビングに響き渡る、甲高い叫び声。おもちゃの取り合い、テレビのチャンネル争い…。仕事から疲れて帰ってきた途端に始まるゴングに、「お願いだから、今日くらい静かに過ごさせて…」と、天を仰いでいませんか?

こんにちは!3姉妹の母で、毎日がリングサイドの現役看護師、皐月です。

「いい加減にしなさい!」「お姉ちゃんなんだから、我慢しなさい!」

かつての私も、毎日こんな風に怒鳴っては、子どもたちの寝顔を見て「今日も怒りすぎちゃったな…」と自己嫌悪に陥る、その繰り返しでした。

でも、ある時気づいたんです。きょうだい喧嘩は、子どもたちが**社会性を学び、自分の感情をコントロールする練習をしている、最高の「心のトレーニング」**なのだと。

この記事では、そんな私の失敗と学びから得た、親が絶対にやってはいけないNG対応と、子どもたちの心を育む「正しい仲裁のステップ」を、具体的にお伝えします。

この記事でわかること

  • 今すぐやめて!子どもの心を傷つける「NG仲裁」ワースト3
  • 親の役割は裁判官じゃない!目指すべき「通訳」とは?
  • ママナースが実践!心を育む「正しい仲裁」4つのステップ
  • きょうだい喧嘩が、最高の「心のトレーニング」に変わる視点

今すぐやめて!私が後悔した「NG仲裁」ワースト3

良かれと思ってやっていた、かつての私の対応です。もし一つでも当てはまったら、今日から一緒に変えていきましょう。

NG①:「どっちもどっちでしょ!」と、両成敗する

一見、公平に見えるこの言葉。でも、子どもたちからすれば、「僕の気持ちは聞いてもらえなかった」「どうせ分かってくれない」という不満と諦めしか残りません。それぞれの言い分を無視することは、子どもの心を無視することと同じなんです。

NG②:「お姉ちゃんなんだから我慢しなさい!」と、年上を責める

これは、きょうだい育児で一番やってしまいがちな間違い。私自身、長女に何度この言葉をぶつけてしまったことか…。この言葉は、上の子に「いつも私ばかり…」という理不尽な思いを抱かせ、下の子には「泣けば、お姉ちゃんのせいにできる」という悪知恵をつけさせてしまいます。

NG③:親が「裁判官」になって、白黒つける

「先に手を出した方が悪いでしょ!」と、親が善悪をジャッジすると、子どもたちは自分たちで解決する力を失い、「ママ(パパ)に言いつければ勝てる」と考えるようになってしまいます。

子どもの心を育む!ママナース式「正しい仲裁」4ステップ

親の役割は「裁判官」ではありません。子どもたちの気持ちを整理し、解決へと導く**「通訳」であり「心の救護班」**です。では、具体的にどうすればいいのか、見ていきましょう。

STEP1:まずは避難!物理的に引き離し、クールダウン

喧嘩がヒートアップしている時は、何を言っても火に油を注ぐだけ。「はい、ストップ!」「ちょっと離れようか」と、二人を物理的に引き離し、まずはそれぞれの気持ちが落ち着くのを待ちましょう。別の部屋に行くなど、場所を変えるのが効果的です。

《ママナースの視点》
これは、医療現場での応急処置と全く同じ。まずは安全を確保し、落ち着ける環境を作ることが最優先です。

STEP2:一人ずつ話を聞く(気持ちの代弁)

ここが最も重要なステップ。必ず、一人ずつ、マンツーマンで話を聞きます。ポイントは、意見やアドバイスはせず、ただひたすら「そうだったんだね」と、子どもの気持ちに寄り添い、言葉にしてあげること(傾聴・共感)です。

  • 魔法の言葉①:「そっか、あのブロックで遊びたかったんだね。取られて悲しかったんだね」(弟へ)
  • 魔法の言葉②:「そっか、一生懸命作っていたのに、壊されて悔しかったんだね」(兄へ)

自分の気持ちを親に100%受け止めてもらえた、と感じるだけで、子どもの興奮は半分以上収まります。

STEP3:お互いの気持ちを「通訳」する

それぞれの気持ちが落ち着いたら、今度は親が「通訳」になります。

  • 魔法の言葉③:「〇〇(弟)はね、あのおもちゃが使いたくて、貸してって言えなくて、取っちゃったんだって。悲しい気持ちにさせて、ごめんねって思ってるみたいだよ」
  • 魔法の言葉④:「〇〇(兄)はね、せっかく作ったのを壊されて、すごく悔しかったんだって」

親が間に入ることで、お互いを責めるのではなく、相手にも自分と同じような「気持ち」があることを、客観的に知ることができます。

STEP4:解決策を「本人たちに」考えさせる

最後に、「じゃあ、どうしたら、二人とも仲良く遊べるかな?」と、解決策を子どもたち自身に考えさせます。

「順番で使う?」「一緒に作る?」など、最初は稚拙でも、子どもたちなりの解決策が出てくるはずです。親は、そのアイデアを尊重し、もしうまく実行できたら、「二人で考えられて、えらかったね!」と、結果ではなく、解決できたプロセスそのものを、思いっきり褒めてあげましょう。

まとめ:きょうだい喧嘩は、最高の「心のトレーニングジム」

きょうだい喧嘩の仲裁は、時間も手間もかかり、本当に骨の折れる仕事です。

でも、このプロセスを通じて、子どもたちは、

  • 自分の感情を言葉にする力
  • 相手の気持ちを想像する力
  • 自分たちで問題を解決する力

といった、社会で生きていくために不可欠なスキルを、日々トレーニングしているのです。

感情的に怒鳴りつけるのではなく、子どもたちの「心のトレーニング」に付き合うコーチのような気持ちで、根気強く関わってみてください。その積み重ねが、きょうだいの強い絆と、自己肯定感の高い心を育んでいくのですから。

【離乳食後期】カミカミ期(9〜11ヶ月)完全ガイド|手づかみ食べレシピも!

食卓に広がる、ごはん粒と野菜のかけら。ニコニコしながら、ぐちゃぐちゃの手で顔をなでる我が子…。

こんにちは!3人の娘たちと、3回この”芸術的な”食卓を経験してきた、現役看護師の皐月です。

離乳食もいよいよ後期、生後9〜11ヶ月頃から始まる「カミカミ期」。この時期の最大の特徴は、何と言っても**「手づかみ食べ」**ですよね。子どもの成長は嬉しいけれど、毎食後の大掃除を思うと、ちょっぴり(いえ、かなり)心が疲れてしまう…。その気持ち、痛いほど分かります。

でも、この「手づかみ食べ」は、子どもが「自分で食べたい!」という意欲を育て、目と手と口の動きを連動させる(協調運動)ための、大切な成長のステップなんです。

この記事では、そんなカミカミ期の基本的な進め方から、手づかみ食べを応援する簡単レシピ、そしてママたちのよくあるお悩みまで、私の経験と看護師の知識を総動員して、まるっと解説します!

この記事でわかること

  • カミカミ期への移行、見極めの3つのサイン
  • 3回食のスケジュールと、食材の固さ・大きさの目安
  • 栄養満点!手づかみ食べ応援レシピ3選
  • 「遊び食べ」「丸呑み」どうする?ママナースのお悩み相談室

これってカミカミ期のサイン?3つの移行チェックリスト

生後9ヶ月頃が目安ですが、焦りは禁物。お子さんに以下の様子が見られたら、ステップアップのタイミングです。

  • □ 舌で押しつぶすだけでなく、歯茎でモグモグ・カミカミする動きが見られる
  • □ 食べ物に手を伸ばし、自分で口に運びたがる
  • □ お座りが安定し、食事中も良い姿勢を保てる

一つでも当てはまったら、「そろそろかな?」と考えてOKです。

カミカミ期(9〜11ヶ月)の進め方とスケジュール

食事の回数と栄養バランス

  • 回数:いよいよ1日3回食がスタート!だんだんと、大人の食事時間に合わせていき、家族で食卓を囲む楽しさを教えていきましょう。
  • 栄養:栄養の半分以上を、母乳やミルクではなく、離乳食から摂るようになります。**主食(炭水化物)・主菜(タンパク質)・副菜(ビタミン・ミネラル)**の3つのグループが揃うように意識すると、バランスが整いやすいですよ。
  • 母乳・ミルク:離乳食の後に、子どもが欲しがるだけ与えます。この時期から、牛乳やフォローアップミルクに少しずつ挑戦していくのも良いですね。

食材の固さ・大きさの目安

  • 固さの目安:**「歯茎でつぶせるバナナくらい」**とよく言われます。指でつまんで、少し力を入れると「くにゅっ」と潰れるくらいがベスト。
  • 大きさの目安5〜8mm角くらいに刻んだものと、子どもが手で持ちやすい長さ5cm程度のスティック状のものを、メニューによって使い分けていきましょう。

手づかみ食べを応援!ママナースの簡単レシピ3選

さあ、ここからは実践編!新聞紙やレジャーシートを敷いて、汚れる覚悟を決めたら(笑)、子どもの「自分で食べたい!」を応援してあげましょう。

レシピ①:野菜スティック

にんじん、大根、さつまいもなどを、子どもが持ちやすいスティック状に切り、指で「くにゅっ」と潰せるくらいの柔らかさになるまで茹でます。味付けは不要!素材そのものの優しい甘みを、子どもに感じさせてあげましょう。

レシピ②:豆腐とひじきのおやき

栄養満点で、冷凍ストックも可能な万能選手!我が家でも大活躍でした。

【材料】

  • 絹ごし豆腐:150g(軽く水切りする)
  • 乾燥ひじき:小さじ1(水で戻して刻む)
  • 細かく刻んだ野菜(人参、ほうれん草など):大さじ2
  • 片栗粉:大さじ3

【作り方】

  1. ボウルに全ての材料を入れ、豆腐を潰しながらよく混ぜる。
  2. 小判型に成形し、少量の油をひいたフライパンで、両面をこんがり焼けば完成!

レシピ③:青のりとしらすの軟飯おにぎり

少し柔らかめに炊いたご飯(軟飯)に、塩抜きしたしらすや青のりを混ぜ、小さな俵型に握ります。ベタベタして握りにくい時は、少しだけ手に水をつけると扱いやすくなりますよ。

ママナースのお悩み相談室

Q1. 遊び食べがひどくて、食事が進みません…

A. その気持ち、よく分かります!まずは、一度に食卓に並べる量を、1〜2品に絞ってみましょう。そして、「30分経ったら、ごちそうさましようね」と時間を区切り、メリハリをつけることが大切です。食べ物で遊ぶのは、その形状や感触を確かめている成長の証でもありますが、食事の時間は「遊ぶ時間ではない」と、根気強く伝えていくことも必要です。

Q2. カミカミせずに、丸呑みしているみたいで心配です…

A. 赤ちゃんは、まず「手づかみ食べ」に慣れてから、少しずつ「カミカミ」を覚えていきます。焦らなくて大丈夫。まずは、前歯で「かじり取る」練習ができるように、少し大きめの野菜スティックや、食パンの耳などをあげてみましょう。ママやパパが、口を大きく開けて「もぐもぐ、美味しいね」と、お手本を見せてあげるのも効果的ですよ。

まとめ:「自分で食べられた!」が、生きる力になる

カミカミ期は、食卓が戦場と化し、親にとっては忍耐力が試される時期かもしれません。

でも、子どもが自分の手で食べ物を口に運び、「自分で食べられた!」と目を輝かせる瞬間は、何物にも代えがたい喜びがあります。

その一つひとつの成功体験が、子どもの「食」への意欲を育て、ひいては「自分でやってみよう!」という、生きる力そのものを育んでいきます。

汚れた床は、後で拭けばいい。どうか、イライラする気持ちを少しだけ横に置いて、「上手だね!」「美味しいね!」と、お子さんの挑戦を笑顔で応援してあげてくださいね。

【防災】お風呂なしでも肌サラサラ!災害時の子どもの肌トラブルを防ぐ、ママナースの知恵袋

「かゆい、かゆいよぉ…」

汗でじっとりした体で、ぐずる我が子。断水でお風呂に入れず、日に日に赤くなっていく肌を見ていると、「ごめんね」という気持ちと、どうにもできない無力感で胸が張り裂けそうになりますよね。

こんにちは!3人の娘を育てながら、看護師として働く皐月です。

看護師として、皮膚を清潔に保つことがどれだけ大切か、日々痛感しています。皮膚は、体を守る最初のバリア。このバリアが壊れると、そこから細菌が入り込み、二次感染を引き起こすこともあるんです。

でも、大丈夫。お風呂に入れなくても、工夫次第で子どもの肌を清潔に、そして快適に保つことは可能です。

この記事では、私が実際に病院のケアでも使われている知識を基に、災害時に本当に役立つスキンケアの具体的な方法と、「これだけは備えて!」という厳選アイテムをご紹介します。「これならできそう!」という手軽なものばかりなので、ぜひ、あなたの防災リュックの中身を見直すきっかけにしてくださいね。

この記事でわかること

  • なぜ災害時に子どもの肌トラブルが起きやすいのか
  • お風呂なしでもOK!肌を守る「清拭・洗浄・保湿」の3ステップ
  • ママナースが厳選!本当に役立つ「お肌の防災グッズ」リスト
  • 肌の快適さが、子どもの心の元気に繋がる理由

なぜ災害時にスキンケアが大切なの?

避難生活では、汗をかいても着替えが十分にできなかったり、衛生環境が悪化したりと、肌トラブルが起きやすい条件が揃っています。

  • あせも・おむつかぶれ:汗やムレが原因で、強いかゆみを引き起こします。かきむしって「とびひ」に繋がることも。
  • 乾燥・肌荒れ:ストレスや栄養不足、洗浄力の強いウェットティッシュの使いすぎで、肌のバリア機能が低下し、カサカサ肌に。
  • アトピー性皮膚炎の悪化:環境の変化やストレスは、アトピーの症状を悪化させる大きな原因になります。

肌のかゆみや不快感は、子どもの睡眠を妨げ、体力を奪い、心を不安定にさせます。子どもの心と体の元気を守るためにも、スキンケアは食事と同じくらい大切なのです。

【実践編】お風呂なしでも肌を守る!3つのステップ

水が貴重な災害時でもできる、簡単なスキンケアの3ステップです。

STEP①:汚れを優しく「拭き取る」

まずは、汗や汚れを優しく拭き取ってあげましょう。ゴシゴシこするのは、肌のバリアを壊すので絶対にNGです。

  • 基本アイテムノンアルコール・無香料のウェットタオルやおしりふきが最も手軽。赤ちゃん用は肌に優しいので、家族全員で使えます。
  • レベルアップ:お湯を少し沸かせるなら、タオルを濡らして固く絞った**「蒸しタオル」**が最適。汚れも落ちやすく、体が温まるので子どもも安心します。
  • 裏ワザ:泡で出てきて拭き取るだけでOKの**「清拭剤(せいしきざい)」**も便利。介護用品売り場などで手に入ります。

《ママナースの知恵袋》
特に、首や脇の下、ひじ・ひざの裏側など、汗がたまりやすい「くびれ」の部分は、シワを広げて優しく拭いてあげてください。拭いた後、しっかり乾かすのもポイントです。

STEP②:お尻だけは「洗い流す」

全身を洗えなくても、一番汚れやすいお尻だけでも洗い流してあげると、おむつかぶれの予防に絶大な効果があります。

  • ペットボトルシャワー:ペットボトルのキャップにキリなどで数カ所穴を開ければ、簡易シャワーの完成。少ない水で、効率よく洗い流せます。
  • スプレーボトル:100円ショップなどでも手に入るスプレーボトルにぬるま湯を入れ、シュッシュッと吹きかけて洗い流すのも良い方法です。

《ママナースの知恵袋》
洗った後は、乾いたタオルで優しく押さえるように水分を拭き取ります。この時もゴシゴシは厳禁!ポンポンと優しくタッチするように拭いてあげましょう。

STEP③:必ず「保湿」でフタをする

拭いたり洗ったりした後の肌は、水分が蒸発しやすく、とても乾燥しやすい状態。必ず保湿をして、肌のバリア機能を守りましょう。

  • 普段使っている保湿剤:お子さんの肌に合った、使い慣れた保湿剤が一番です。旅行用の小さな容器に移し替えて、防災リュックに必ず入れておきましょう。使い慣れた香りは、子どもの安心材料にもなります。
  • 万能選手ワセリン:特定の保湿剤がない場合でも、ワセリンなら肌の表面に膜を作って、水分の蒸発と外部の刺激から肌を保護してくれます。一つあると、唇の乾燥や、ちょっとした擦り傷の保護にも使えて便利です。

【準備編】ママナースが厳選!「お肌の防災グッズ」リスト

いざという時に慌てないために、普段の防災リュックに「お肌ケアセット」を加えておきましょう。

  • □ ノンアルコール・無香料のおしりふき(多めに)
  • □ 使い慣れた保湿剤(小分け容器で)
  • □ ワセリン(チューブタイプが衛生的)
  • □ 爪切り・ベビー用綿棒
  • □ ガーゼ・柔らかいタオル数枚
  • □ (あれば)清拭剤、空のスプレーボトル

まとめ:肌の快適さが、子どもの心の元気に繋がる

災害時、私たちが子どもにしてあげられることは、限られているかもしれません。

でも、汚れた体を拭いて、保湿剤を塗ってあげる。その優しい手のぬくもりは、「大丈夫だよ」「ちゃんと見ているよ」という、何よりも強いメッセージになります。

肌がさっぱりする気持ちよさは、極限状態の子どもの心を、ふっと軽くしてくれるはずです。

この記事でご紹介した方法は、災害時だけでなく、汗をたくさんかく夏場や、病気でお風呂に入れない時にも必ず役立ちます。ぜひ、この機会に「お肌の防災」も、始めてみてくださいね。

【おむつなし育児】は大変?3児の母で看護師の私がたどり着いた、ゆる〜い実践のコツ

「おむつなし育児、興味あるけど…正直、無理じゃない?」

こんにちは!3人の娘を育てながら、看護師として働く皐月です。

初めて「おむつなし育児」という言葉を聞いた時、毎日おむつ替えに追われていた私は、正直こう思いました。「ただでさえ忙しいのに、そんな原始時代みたいなこと、できるわけない!」って(笑)。

でも、小児科で働く中で、赤ちゃんが本来持っている能力や、昔ながらの育児の知恵に触れる機会が増え、「もしかして、何かヒントがあるのかも?」と、半信半疑で始めてみたんです。

この記事では、そんなズボラで現実主義な私がたどり着いた、**完璧を目指さない「ゆるっと、おむつなし育児」**のリアルな体験談と、具体的な実践のコツをお話しします。

これを読めば、「おむつなし育児」へのハードルがぐっと下がり、「ちょっとだけ、試してみようかな」と、きっと思えるはずです。

この記事でわかること

  • 【衝撃の事実】「おむつなし育児」は、おむつを全く使わない育児ではなかった!
  • 我が家が感じた、意外なメリットと、正直大変だったこと
  • 生後すぐからOK!でも、おすすめの「始めどき」は?
  • ズボラママでも続く!ゆるっと実践するための5つのコツ

【大前提】「おむつなし育児」は、おむつをゼロにすることじゃない!

まず、一番大きな誤解を解かせてください!

「おむつなし育児」とは、**「赤ちゃんをおむつの中に“垂れ流し”にせず、できるだけおむつの外で排泄させてあげよう」**という考え方です。

もちろん、おむつは使います!特に外出時や夜間は、紙おむつの安心感は絶大です。そう、これは「おむつを捨てる」のではなく、「おむつは“万が一”の保険」と捉え、赤ちゃんと排泄のコミュニケーションを楽しむ育児法なんです。

我が家が感じた!ゆるっと実践のメリット・デメリット

メリット

  • 赤ちゃんのご機嫌が良くなった!:おしっこやうんちで汚れたおむつの不快感がないだけで、赤ちゃんは本当にご機嫌!我が家の次女は、おまるで排泄した後の、あのスッキリした顔がたまらなく可愛かったです。
  • 親子の絆が深まった:「そろそろかな?」と赤ちゃんの表情や動きを観察する時間は、言葉を超えたコミュニケーション。通じ合えた時の喜びは、格別です。
  • おむつ代が本当に減った:ゆるっとでも、1日に数回おむつの外で排泄できるだけで、紙おむつの消費量は確実に減ります。これは、家計に地味に嬉しいポイントでした。
  • 後のトイレトレーニングが驚くほど楽に!:これが最大のメリットかもしれません。排泄の感覚を既に知っているので、本格的なトイトレがスムーズに進みました。

デメリット

  • 最初のうちは、失敗も多い:タイミングが合わず、床や服を汚してしまうことも。洗濯物が増えるのは覚悟の上で(笑)。
  • 外出時のハードル:外出先でタイミングが来ると、少し焦ります。でも、携帯用のおまるや、すぐにトイレに駆け込める場所を把握しておくことで、だんだん慣れていきました。

いつから始める?おすすめは「首すわり」のタイミング

理論上は、生後すぐから始められます。でも、私が3人育ててみて、一番スムーズだと感じたのは赤ちゃんの首がすわった頃です。

首がすわると、縦抱きで支えやすくなるので、おまるに座らせるのが格段に楽になります。焦らず、ママと赤ちゃんのペースで始めるのが一番です。

ズボラママでも続く!ゆるっと実践「5つのコツ」

完璧を目指さないのが、楽しく続ける秘訣です。我が家で効果的だったコツを5つ、ご紹介します。

① まずは「朝イチ」の一回から

毎日毎食後…なんて気負わなくて大丈夫。まずは、朝起きた直後の一回だけ、おまるに座らせてみることから始めましょう。寝起きは、膀胱におしっこが溜まっているので、成功しやすいゴールデンタイムです。

② 「シーシー」という魔法の呪文

おまるに座らせたら、優しく「シーシー…」と声をかけてあげます。これを繰り返すことで、赤ちゃんは「この音=おしっこをする時間」と学習し、条件反射で排泄しやすくなります。

③ 成功したら、大げさに褒める!

おまるで排泄できたら、「わー!出たね!すごい!気持ちいいねー!」と、**アイドルを褒めるかのように、全力で褒めてあげてください。**ママの嬉しそうな顔は、赤ちゃんにとって最高のご褒美。次も「ママを喜ばせたい!」という気持ちに繋がります。

④ 失敗しても、絶対に怒らない

失敗は、当たり前です。床や服が汚れても、「あらら、出ちゃったか。大丈夫だよ」と、何事もなかったかのように、淡々と処理するのがコツ。ここで怒ってしまうと、赤ちゃんは「排泄=悪いこと」と認識し、便秘やトイトレのつまづきの原因になりかねません。

⑤ 布おむつとの併用もおすすめ

家にいる時だけでも布おむつにすると、濡れた時の不快感を赤ちゃんが感じやすくなるため、排泄のサインが分かりやすくなることがあります。洗濯の手間は増えますが、試してみる価値はありますよ。

まとめ:おむつ替えを、親子のコミュニケーションタイムに

「おむつなし育児」は、ストイックな育児法ではありません。

「そろそろかな?」と赤ちゃんの顔を覗き込み、「シーシー」と声をかける。それは、おむつを流れ作業で替えるだけでは得られない、赤ちゃんの“今”に寄り添う、かけがえのないコミュニケーションの時間です。

1日に1回でも、おむつの外で「気持ちいいね」を共有できたなら、それはもう立派な「おむつなし育児」。

完璧を目指さず、赤ちゃんとあなたのペースで、このユニークなコミュニケーションを、楽しんでみませんか?

なぜ「イヤ!」しか言わないの?魔の2歳児の正体をママナースが脳科学で解説

「ごはん食べる?」→「イヤ!」
「お風呂入る?」→「イヤ!」
「じゃあ、もう寝る?」→「イヤ!」

何を言っても「イヤ!」の無限ループ。昨日まであんなに大好きだったはずのアンパンマンの服を、今日はいらないと泣き叫ぶ…。

こんにちは!3人の娘たちと、三者三様の壮絶なイヤイヤ期を戦い抜いてきた、現役看護師の皐月です。

今、まさにその渦中にいるあなたは、「私の育て方が、何か間違っているんだろうか…」と、自分を責めてしまっているかもしれません。その孤独感と疲労感、痛いほどよく分かります。

でも、もし、あの子の「イヤ!」が、あなたを困らせるためではなく、脳が急成長している証拠だとしたら?

この記事では、小児科での勤務経験もある私が、イヤイヤ期の本当の正体を「脳の発達」という視点から、世界一やさしく解き明かします。敵の正体がわかれば、戦い方も見えてくるはず。少しだけ、肩の力を抜いて読んでみてくださいね。

この記事でわかること

  • イヤイヤ期が「喜ばしい成長の証」である、科学的な理由
  • あなたの子育ては間違っていない!と言い切れるワケ
  • 子どもの脳内で起きている「すごいこと」の正体
  • 「イヤ!」の裏に隠された、子どもの本当の気持ち

イヤイヤ期の正体は、脳の「アンバランス」な成長にあった!

イヤイヤ期は、専門的には「第一次反抗期」と呼ばれます。そう、反抗期は思春期だけじゃないんです。この時期、子どもの脳の中では、人生で最も劇的な変化が起きています。

理由①:「自分」の発見!自我のロケット、発射準備中!

1歳頃まで、子どもは「ママと自分は一心同体」だと思っています。それが、歩き始め、言葉を覚え、「あれはワンワン」「ブーブー、きた」と、自分と他のものを区別できるようになると、「ママとは違う、一人の人間としての“自分”」という意識が、ロケットのように急加速で芽生え始めます。

「これは、わたしの!」「じぶんで、やりたい!」

この**「自我の芽生え」**こそが、イヤイヤ期のすべての始まり。親の言うことを素直に聞いていた子が、「自分で考えて、自分で決めたい!」と主張し始める。これって、ものすごい成長ですよね!

理由②:脳のアクセルはF1級!でもブレーキはまだ自転車レベル

子どもの脳は、感情や本能を司る部分(大脳辺縁系)が、まず先に急成長します。これが、いわば感情の**「アクセル」**。「やりたい!」「こうしたい!」という気持ちを、パワフルに生み出します。

一方で、その感情をコントロールしたり、我慢したり、理性的に考えたりする部分(前頭前野)、つまり感情の**「ブレーキ」**が発達するのは、まだまだ先。4歳、5歳と、ゆっくり時間をかけて完成していきます。

つまり、イヤイヤ期の子どもは、**「F1カーのエンジンと、自転車のブレーキを積んだ車」**のような状態。一度「やりたい!」とアクセルを踏み込んだら、自分でも止められないんです。そのもどかしさや、「うまくできない!」という悔しさが、「イヤ!」という万能な言葉になって爆発しているだけなんですね。

理由③:「イヤ!」は、たった一つのSOSサイン

「自分でやりたい」という強い意志はあるのに、それを表現するための言葉を、まだほとんど持っていません。

  • 「本当は、赤い服じゃなくて、青い服が着たいのに、うまく言えない!」
  • 「今は、ご飯じゃなくて、もう少しだけ遊びたい気分なの!」
  • 「なんだか眠くて、体がだるくて、不快な感じがする…」

そんな複雑な気持ちを、どう表現すればいいかわからない。そんな時に、子どもが使える、**最も簡単で、最も強い自己表現の言葉が、「イヤ!」**なのです。

子どもの「イヤ!」は、あなたへの単純な拒絶ではありません。その裏には、**「本当はこうしたいんだ!」「私のこの気持ちを分かって!」**という、切実な心の叫びが隠されています。

ママナースの視点:「脳の工事中につき、ご協力ください」

私がイヤイヤ期に悩むママやパパにいつもお伝えするのは、「お子さんの脳は今、『世界遺産』を建てるための大規模な工事中なんです」ということです。

立派な建物を建てる時って、大きな音が出たり、道が通行止めになったり、ちょっと不便になりますよね。それと同じで、子どもの脳の中でも、新しい回路がものすごい勢いで作られ、古い回路が整理されている、まさに“工事の真っ最中”。だから、一時的に情緒が不安定になったり、癇癪を起こしたりするのは、当たり前のことなんです。

「うちの子、何か問題があるんじゃ…」なんて、心配する必要は全くありません。むしろ、「おぉ、今日も順調に工事が進んでるな!未来の大聖堂、楽しみだ!」くらい、どっしりと構えてあげてくださいね。

まとめ:理由がわかれば、きっと「イヤ!」が愛おしくなる

毎日、嵐の中心にいると、そんな風に思うのは難しいかもしれません。

でも、ふとした瞬間に思い出してみてください。我が子の「イヤ!」は、

  • 「自分」という存在に気づいた、成長の証であり、
  • 脳のアンバランスさから来る、生理現象であり、
  • 言葉にできない想いを伝える、不器用な自己表現である

ということを。

理由がわかったからといって、明日からイライラがゼロになるわけではありません。それでも、「ああ、今、自我のロケットが発射準備中なのね」「脳の工事、お疲れ様!」と、ほんの少しだけ温かい目で見守ってあげられる瞬間が、1日に1回でも増えたなら、あなたの心は、確実に軽くなるはずです。

あなたのその苦労は、お子さんが立派に自立するための、大切な土台作り。あなたは、今日も、素晴らしいお仕事をしていますよ。