ベビー用品店に足を踏み入れると、ズラリと並んだ育児グッズの数々に圧倒されませんか?
「これがないと育児ができないんじゃないか」「みんな持ってるから買わなきゃ」
そんな風に思って、気づけばカゴいっぱいに商品を詰め込んでしまう…私もそうでした。
でも、実際に3姉妹の子育てを経験し、ナースとして多くの赤ちゃんやママと接する中で、
「これ、本当に必要だったかな?」
「むしろ、これがない方が育児が楽だったかも?」
と感じる育児グッズがいくつかありました。
今日は、そんな私のリアルな経験と、医学的な視点から「これは使わない」と決めた育児グッズと、その理由について本音で語りたいと思います。
「これ、本当に必要?」ママナースが「使わない」と決めた育児グッズの真実
結論:育児グッズは「あれば便利」なものと「なくても困らない」ものがあります。本当に必要なものを見極めることが大切です。
ベビー用品の広告やSNSを見ると、どれもこれも魅力的に見えて、「これさえあれば育児が楽になる!」と思ってしまいますよね。
しかし、実際には、一度も使わなかったり、すぐに使わなくなってしまったりする育児グッズも少なくありません。
不要なものを買ってしまうと、お金が無駄になるだけでなく、収納スペースを圧迫したり、手入れの手間が増えたりと、かえってママの負担を増やしてしまうこともあります。
ママナースが「不要」と判断した育児グッズと、その医学的・実体験的理由
結論:安全性、子どもの発達、そしてママの負担軽減を考慮すると、意外と「なくても大丈夫」なものは多いです。
私が3姉妹の子育てを通して、「これは使わなかったな」「なくても困らなかったな」と感じた育児グッズをいくつかご紹介します。
例1:特定のベビー用品(ベビーバスチェア、高機能離乳食メーカーなど)
- 医学的理由: ベビーバスチェアは、目を離した隙の転落リスクや、姿勢の固定による発達への影響が懸念されるものもあります。高機能離乳食メーカーも、手軽さはありますが、結局は手動で十分だったり、汎用性の高い調理器具で代用できたりすることが多いです。
- 実体験的理由: 結局、お風呂はパパと一緒に入ったり、シンクで洗ったりする方が楽でした。離乳食も、初期は少量なので、普通の調理器具で十分対応できました。
例2:過剰な知育玩具(特定の年齢向けに特化したもの)
- 医学的理由: 子どもの発達は個人差が大きく、特定の年齢向けに特化した知育玩具が、必ずしもその子に合っているとは限りません。また、与えすぎると子どもの想像力や自発的な遊びを阻害する可能性もあります。
- 実体験的理由: 子どもは、身の回りにあるもの(お鍋やペットボトルなど)で自由に遊ぶ方が、よっぽど創造力を発揮します。高価な知育玩具よりも、積み木やブロック、お絵かきセットなど、汎用性の高いものが長く使えました。
例3:特定の衣類・寝具(装飾過多なベビー服、分厚いベビー布団セットなど)
- 医学的理由: 装飾過多なベビー服は、肌に刺激を与えたり、誤飲のリスクがあったりする場合があります。分厚いベビー布団は、乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクを高める可能性も指摘されています。
- 実体験的理由: ベビー服は、着替えの頻度が高いので、シンプルで着せやすく、洗濯しやすいものが一番。寝具も、掛けすぎると体温調節が難しくなるため、薄手のものを重ねたり、スリーパーを活用したりする方が安心でした。
本当に「買ってよかった!」と思える育児グッズを見つけるヒント
結論:安全性、汎用性、手入れのしやすさ、そして「本当にママの負担を減らしてくれるか」を基準に選びましょう。
では、本当に「買ってよかった!」と思える育児グッズは、どうやって見つければいいのでしょうか?
私がおすすめする選び方のポイントは以下の5つです。
1. 安全性・衛生面を最優先
赤ちゃんが使うものなので、安全性と衛生面は最優先です。素材、構造、お手入れのしやすさをしっかり確認しましょう。
2. 多機能性・汎用性があるか
一つの用途だけでなく、様々なシーンで長く使えるものを選びましょう。例えば、ベビーベッドは添い寝ベッドにもなるもの、バウンサーは離乳食の椅子にもなるものなど。
3. 手入れのしやすさ
育児中は、とにかく時間がありません。洗うのが大変、組み立てが面倒…そんなグッズは、結局使わなくなってしまいます。手入れが簡単で、清潔を保ちやすいものを選びましょう。
4. 子どもの発達を妨げないか
子どもの自然な発達を促すものを選びましょう。例えば、自由に体を動かせるスペースを確保できるものや、五感を刺激するシンプルな玩具など。
5. 実際に使っている人のリアルな声を聞く
友人や先輩ママ、SNSのリアルな口コミを参考にしましょう。ただし、あくまで参考程度に。最終的には、自分の家庭のライフスタイルや子どもの個性に合わせて判断することが大切です。
まとめ
育児グッズ選びは、ママにとって楽しい時間でもありますが、同時に悩ましい時間でもありますよね。
「これがないと育児ができない」という思い込みから解放されて、本当に必要なものだけを厳選することで、心にもお財布にもゆとりが生まれます。
ママナースの視点と、3姉妹育児のリアルな経験が、あなたの育児グッズ選びのヒントになれば嬉しいです。
あなたと赤ちゃんにとって、本当に「買ってよかった!」と思える素敵な育児グッズに出会えますように。
