「また、失敗しちゃった…」
「どうして、うちの子だけ進まないんだろう…」
トイトレ(トイレトレーニング)って、本当に焦りますよね。
周りの子が成功していると、「うちの子は遅れているのかな?」と、不安な気持ちでいっぱいになるママも少なくないのではないでしょうか。
私も3姉妹のトイトレを経験しましたが、長女は比較的スムーズだったのに、次女はなかなか進まなくて、私も焦りやイライラを感じたことがあります。
「早くオムツを卒業させないと…」
「保育園で困っちゃうかな…」
そんなママたちの気持ち、痛いほどよくわかります。でも、現役ママナースの私だからこそ伝えたいのは、**「焦らないで!」**ということ。
今日は、トイトレが進まずに悩むママたちへ、子どもの体の成長とトイトレの関係、そして親のストレスを減らす「見守る育児」のコツについて、私の経験も交えながらお話ししたいと思います。
この記事でわかること
- トイトレが進まないのはママのせいじゃない!子どもの膀胱の成長とトイトレの関係
- 親のストレスが一番の敵!焦らず見守る育児の心構え
- トイトレを楽しく進めるための具体的なヒント
- もしもの時に頼れる場所や相談先
【結論】トイトレは膀胱が育てば自然と外れる!親の焦りは子どもに伝わる
トイトレは、子どもが「もうおしっこ・うんちを我慢できる」という体の準備ができて初めて成功するもの。だから、子どもの膀胱が育ち、脳からの指令でコントロールできるようになるまでは、どんなに頑張ってもうまくいきません。
トイトレが進まないのはなぜ?(ママのせいじゃない理由)
- 膀胱の未熟さ:子どもの膀胱は小さく、ためられる尿の量が少ないです。また、尿意を感じてから排泄するまでの時間も短いため、間に合わないことが多いです。
- 脳の発達段階:尿意を感じ、トイレまで移動し、服を脱いで排泄する、という一連の動作をコントロールするには、脳の機能が十分に発達している必要があります。
- 精神的な要因:ママの焦りやプレッシャーが子どもに伝わり、トイレを嫌がったり、失敗を恐れたりすることもあります。
トイトレの適齢期は一般的に2歳半~3歳頃と言われますが、これはあくまで目安。一人ひとりの成長には個人差があります。焦らず、子どものサインを見逃さないことが大切です。
親のストレスが一番の敵!焦らず見守る育児の心構え
私もナースの知識としては「膀胱が育てば大丈夫」とわかっていても、自分の子どものこととなると、つい「もっと早く!」と思ってしまいました。でも、その焦りが子どもに伝わって、逆効果になることも。
- 完璧を目指さない:「今日はお漏らしゼロ!」なんて日を目指さず、「1回でもトイレでできたね!」と、小さな成功を喜びましょう。
- 比べない:よその子と比べるのは、ママ自身が一番辛くなります。その子の成長は、その子のペースで進みます。
- 「失敗」ではなく「経験」:お漏らしは失敗ではなく、「次はこうすればいいんだ」という学びの経験です。怒ったり責めたりせず、「次はおしっこ出そうになったら教えてね」と優しく声をかけましょう。
トイトレを楽しく進めるための具体的なヒント
私の経験と看護師としての知識から、トイトレを楽しく進めるためのヒントをいくつかご紹介します。
- 子どもの興味を引き出す:
- 可愛い補助便座や踏み台を用意する。
- トイレに子どもの好きなキャラクターのポスターを貼る。
- トイレの絵本を読み聞かせる。
- 「おしっこ出たら、ぴっぴっと鳴るよ!」など、ゲーム感覚で楽しませる。
- 成功体験を可視化する:
- トイレで成功したら、カレンダーにシールを貼る。
- 「できたねシート」を作る。
- 小さなご褒美を用意する(お菓子、シールなど)。
- 具体的な声かけを意識する:「おしっこ出た?」ではなく、「おしっこ、どこから出るかな?」など、子どもの意識を体に向ける声かけをしてみましょう。
- タイミングを見計らう:
- おむつが濡れていないタイミング(食後、朝起きた時など)。
- 「おしっこ」のサイン(体をくねらせる、股を触るなど)を見逃さない。
- まずは1日1回でも、トイレに誘ってみることから始めましょう。
もしもの時に頼れる場所や相談先
トイトレは個人差が大きいからこそ、一人で悩まずに、周りを頼ることが大切です。
- 地域の保健師さん:保健センターでは、トイトレに関する相談会や個別相談を行っていることが多いです。
- 小児科医:膀胱の機能など、医学的な観点からのアドバイスがもらえます。おしっこの回数や量など、気になることがあれば相談しましょう。
- 保育園の先生:日中の様子を把握しているので、具体的なアドバイスやサポートをしてくれるはずです。
まとめ:親子の成長を見守る、トイトレの道のり
トイトレは、子どもの成長の証であり、親にとっても子どもの成長を間近で見守る大切な機会です。
なかなか進まなくても、決して自分を責めないでください。あなたの頑張りは、子どもに伝わっています。
私自身、3姉妹のトイトレを通して、「子どもの成長を信じて待つ」ことの大切さを学びました。
完璧なトイトレなんて、どこにもありません。大切なのは、子どもが安心して、自分のペースで成長できる環境を整えてあげること。
もし疲れたら、一息つきましょう。あなたは一人じゃないし、頑張りすぎなくても大丈夫。
あなたの優しい見守りが、きっと子どもを笑顔にするはずです。応援しています!
