「ママ、次はどうするの?」
ある日、娘にこう聞かれてハッとしました。
自分で考えず、私の指示ばかり待っている…。
娘を「指示待ちっ子」にしてしまったのは、他の誰でもない、私自身の「良かれと思って」の行動だったのです。
こんにちは、3姉妹の母で現役ナースの皐月です。
転ばないように、失敗しないように、困らないように…。
私はずっと、娘の前に立ちはだかる石を、先回りして拾い続けていました。
それが親の役目だと、信じて疑わなかったのです。
今回は、私が深く後悔している「親のNG行動」と、子どもの自主性を育てるために、今すぐできる関わり方のヒントについてお話しします。
なぜ「先回り」はNGなのか?
子どもが失敗する姿なんて、見たくないですよね。
でも、親が先回りして助けてしまうと、子どもは大切な「成長の機会」を失ってしまいます。
- 自分で考える機会を失う
「どうすればできるかな?」と工夫する前に、親が答えを与えてしまう。 - 失敗から学ぶ機会を失う
転んで「痛い」を知るから、次は気をつけようと学びます。失敗は、最高の教科書です。 - 「できた!」という達成感を得る機会を失う
自分で乗り越えた経験は、子どもの自己肯定感の土台になります。
良かれと思っての行動が、結果的に子どもの「挑戦する心」や「乗り越える力」を奪ってしまっていたのです。
今すぐやめたい!親のNG行動リスト
あなたは、いくつ当てはまりますか?
- 聞かれてもいないのに、答えを教える
- 子どもが困る前に、手や口を出してしまう
- 明日の準備を、子どもに確認せず全部やってしまう
- 「危ないから」と、子どもの挑戦を最初から止めてしまう
これらはすべて、私が実際にやってしまっていたことです…。
子どものためと信じて…。
自主性を育てるために、私が「変えた」こと
娘の「指示待ち」な姿に気づいてから、私は勇気を出して関わり方を変えました。
それは、**「手を出す」のをやめて、「信じて見守る」**ことです。
- すぐに答えを教えず、「どう思う?」と質問する
- 失敗しても、「大丈夫!」「次はどうしようか?」と励ます
- 時間がかかっても、グッとこらえて最後までやらせてみる
- 「あなたなら、きっとできるよ」と、可能性を信じる言葉をかける
もちろん、時間がかかるし、親としてはハラハラします。
失敗の後始末も大変です。
でも、自分で考えて、挑戦して、失敗して、そして「できた!」と輝く娘の顔を見た時、私は自分の間違いに気づきました。
◇
子育ては、手伝うことより、信じて待つことの方が、何倍も難しい。
でも、親がグッとこらえた分だけ、子どもは自分の力で立つ力を身につけていきます。
もし、あなたも「良かれと思って」先回りしてしまっているなら、少しだけ勇気を出して、子どもを信じて見守ってみませんか?
その先には、子どもの、そして親であるあなた自身の、大きな成長が待っていますよ。
