「ママの言うこと聞きなさい!」…それ、私が親に言われて一番嫌だった言葉。子どもの自主性を育む3つのヒント

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「ママの言うこと聞きなさい!」その言葉、あなたは、今日、何回言いましたか?

子どもが、なかなか言うことを聞かない時。
子どもが、自分の思い通りに動いてくれない時。
あなたは、つい、こう言ってしまっていませんか?

「ママの言うこと聞きなさい!」

そのたびに、子どもの、不満そうな顔を見て、「あーあ、また言っちゃった…」と、自己嫌悪に陥る。
「でも、言わないと、やらないし…」
「どうすれば、ちゃんと、言うことを聞いてくれるんだろう…」
そんな不安に、押しつぶされそうになる日もありました。

3姉妹の母である私も、かつては、毎日のように、この「言うこと聞かせ問題」に、頭を悩ませてきました。
そして、その言葉が、ふと、昔、親に言われて一番嫌だった言葉と重なる。
「私も、親と同じことしてるな…」
そんな複雑な気持ちになることも、少なくありませんでした。

でも、ナースとして、そして、母として、たくさんの子どもたちと接してきた中で、私は、あることに気づいたんです。

それは、「ママの言うこと聞きなさい!」…それ、私が親に言われて一番嫌だった言葉、ということ。
そして、子どもの自主性を育むためには、3つのヒントがあるのだ、と。

今日は、そんな、「ママの言うこと聞きなさい!」と言ってしまうママへ。
ママの心を軽くする「自主性を育む」思考について、お話しさせてください。

「ママの言うこと聞きなさい!」…それ、私が親に言われて一番嫌だった言葉。それは「親の経験」と「子どもの成長」

まず、知っておいてほしいこと。
それは、あなたが子どもに「ママの言うこと聞きなさい!」と言ってしまうのは、決して、あなたが悪いからではありません。
そこには、明確な理由があります。

  • 親の経験:親世代は、親の言うことを聞くことが「良い子」とされていた時代を生きてきました。そのため、子どもにも同じように求めてしまいがちです。
  • 子どもの成長:しかし、子どもは親の言うことを聞くだけでは成長できません。自分の頭で考え、自分で行動することで、自主性を育みます。

これらの要因が、複雑に絡み合い、ママの心を、深く傷つけてしまうのです。

なぜ「ママの言うこと聞きなさい!」は逆効果なのか?それは「強制」と「反発」

あなたは、もしかしたら、
「子どもは、親の言うことを聞くべきだ」
「子どもは、親の思い通りに動くべきだ」
といった「完璧な子ども像」を、自分に課していませんか?

その「期待」と、子どもの「言うことを聞かない」という「現実」とのギャップに、あなたは、イライラしてしまうのです。
でも、考えてみてください。
「ママの言うこと聞きなさい!」という言葉は、子どもにとって「強制」であり、自主性を奪います。
また、親への反発心も生まれ、かえって親子の関係を悪化させてしまうこともあります。

大切なのは、ゲームを一方的に否定するのではなく、ゲームと上手に付き合う方法を、子どもと一緒に考えることです。

子どもの自主性を育む!親の3つのヒント

では、どうすれば、私たちは、子どもの自主性を育み、ママも子どもも笑顔で過ごせるようになるのでしょうか。

ヒント1:「選択肢を与える」

子どもに選択肢を与え、自分で選ばせることが大切です。

  • 「お洋服、どっちがいい?」
  • 「おやつ、どっちがいい?」
  • 「遊び、どっちがいい?」

子どもが自分で選ぶことで、子どもは「自分で決めた」という達成感を得られ、自主性を育みます。

ヒント2:「失敗を経験させる」

失敗を恐れず、子どもに挑戦させ、失敗から学ばせることを意識しましょう。

  • 「失敗しても、大丈夫だよ」
  • 「失敗から、新しいことを学べるよ」
  • 「ママも、たくさん失敗してきたよ」

親が失敗を許容することで、子どもは、失敗を恐れず、新しいことに挑戦できるようになります。

ヒント3:「結果ではなく、過程を褒める」

結果だけでなく、努力の過程や、頑張ったことを褒めることが大切です。
「テストで100点取れたね!すごい!」だけでなく、
「この問題、難しかったのに、最後まで諦めずに頑張ったね!その頑張りが、本当にすごい!」
「毎日、宿題を頑張っているね!えらい!」

親に具体的に褒められることで、子どもは、「自分の努力が認められた」「自分はできるんだ」と感じ、自己肯定感を高めます。

親も「完璧な親」を手放す勇気を持つ

親自身も、完璧な親を目指すのではなく、自分を労わり、休息を取る心の余裕を持つことが大切ですし、
「完璧な親」を目指すあまり、子どもに過度な期待を押し付けたり、自分を追い詰めてしまったりしていませんか?

  • たまには、子どもが言うことを聞かなくても、大丈夫。
  • たまには、家事が手抜きでも、大丈夫。

親が「完璧」を手放すことで、子どもも、失敗を恐れず、新しいことに挑戦できるようになります。

子どもの健やかな成長を促すために

「ママの言うこと聞きなさい!」…それ、私が親に言われて一番嫌だった言葉。
選択肢を与え、失敗を経験させ、結果ではなく過程を褒めること。
それが、子どもの自主性を育み、心豊かに育つための、最も大切なことです。
そして、ママの笑顔は、子どもにとって、最高の贈り物になります。

どうか、あなたの笑顔を、大切にしてください。
あなたは、一人じゃない。
そして、あなたは、最高のママです。

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