もう「ダメ!」って言わない。子どもの心が育つ、ママナースの「教える」しつけ

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title: もう「ダメ!」って言わない。子どもの心が育つ、ママナースの「教える」しつけ
metadesc: 「走っちゃダメ!」を一日何回言っていますか?つい感情的に怒って自己嫌悪…そんなママへ。3姉妹の母である現役看護師が、罰や命令ではない、子どもの自立心と自己肯定感を育む「教えるしつけ」の具体的な言葉かけを解説します。
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  - しつけ
  - イヤイヤ期
  - 自己肯定感
  - 子育ての悩み
  - ママナース
  - こそだて部
status: draft
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「走っちゃダメ!」
「さわらないで!」
「早くしなさい!」

一日中、我が子の行動に「ダメ!」の赤札を貼りつけて、一日の終わりには、親子でぐったり…。
そして、言うことを聞かない我が子に、つい感情的に怒ってしまった夜は、「私のしつけ、間違ってるのかな…」と、深い自己嫌悪に沈む。

そんな経験、ありませんか?
何を隠そう、私なんて、数えきれないくらいあります。

こんにちは!
3人の娘たちと、そんな「しつけの壁」にぶつかっては、試行錯誤を繰り返してきた現役ママナースの皐月です。

看護師の仕事を通して学んだことがあります。それは、**症状を抑えるだけでは、本当の治療にはならない**ということ。なぜその症状が出ているのか、根本の原因を探ることが大切なんです。

子育ても、全く同じ。
子どもの「問題行動」は、ただのワガママではなく、その奥にある「心の声」のサイン。
**「しつけ」とは、その行動を力でねじ伏せることではなく、その心の声に耳を傾け、社会で生きていくためのスキルを、愛情をもって「教えてあげる」こと**なんです。

> **この記事でわかること**
> *   「しつけ」の本当のゴールとは?
> *   つい言いがち!「ダメ!」が子どもの心を傷つける理由
> *   【今日から使える】「ダメ!」を魔法の言葉に変える3つのルール
> *   親のイライラが、子どものしつけを一番難しくするワケ

この記事を読み終える頃には、あなたの「ダメ!」が、子どもの生きる力を育む「魔法の言葉」に変わっているはずです。

## しつけの本当のゴールって、なんだろう?

**結論から言うと、しつけの最終ゴールは、子どもを「親の言うことを聞く良い子」にすることではありません。子どもが「自分で考えて行動できる、自立した大人」になる手助けをすることです。**

そのために必要なのは、恐怖で縛り付けることではなく、

*   「これは安全かな?」と、自分で危険を判断する力
*   「今は我慢しよう」と、自分の感情をコントロールする力
*   「自分は大切にされている」と感じる、揺るぎない自己肯定感

これらの「生きる力の土台」を、日々の関わりの中で、親子で一緒に作っていく。それが「教えるしつけ」の考え方です。

## 「ダメ!」を卒業!心を育てる3つの言葉かけルール

「ダメ!」という言葉は、とっさに出てしまう便利な言葉ですが、子どもには「どうすれば良かったのか」が伝わりません。
今日から、この3つのルールを意識してみてください。

### ルール1:「してほしくないこと」より「してほしいこと」を伝える

子どもは、具体的な指示の方が、ずっと理解しやすいんです。

*   **NG例:** 「(スーパーで)走っちゃダメ!」
    **→OK例:** 「お店の中では、ママと手をつないで、ゆっくり歩こうね」
*   **NG例:** 「おもちゃを投げないで!」
    **→OK例:** 「おもちゃさんは、優しく置いてあげようね」

### ルール2:「なぜなら」を、一言だけ添える

理由が分かると、子どもは納得しやすくなります。長々としたお説教は逆効果。「なぜなら〇〇だから」を短く添えるのがコツです。

*   **NG例:** 「もうテレビは終わり!」
    **→OK例:** 「もうすぐご飯の時間だから、テレビは終わりにしようね」
*   **NG例:** 「道路に飛び出しちゃダメ!」
    **→OK例:** 「車が来ると危ないから、道路に出る前は『右、左』って確認しようね」

### ルール3:「正しさ」を教える前に、「気持ち」を受け止める

子どもが癇癪を起こしている時、まず必要なのは「正しいこと」を教えることではありません。興奮した気持ちを受け止め、クールダウンさせてあげることです。

*   **NG例:** 「(おもちゃ売り場で)泣いても買わないよ!静かにしなさい!」
    **→OK例:** 「あれ、欲しかったんだね。買えなくて悔しいね。そっかそっか」(まずは気持ちを代弁し、共感する)

気持ちを受け止めてもらうだけで、子どもの興奮はスッと収まることがあります。教えるのは、それからでも遅くありません。

## ママナースの処方箋:親である、あなた自身へのメッセージ

ここまで読んで、「理想は分かるけど、毎日そんな余裕ないよ…」と思ったあなた。
その気持ち、よく分かります。本当に、毎日お疲れ様です。

**しつけがうまくいかない最大の原因は、親の「心の余裕のなさ」です。**
あなたがイライラしていたら、どんな言葉かけも、子どもには「怒られている」としか伝わりません。

だから、お子さんのためにも、まずあなた自身を大切にしてください。
イライラが爆発しそうになったら、お子さんの前から20秒だけ離れて、深呼吸する。
パートナーに「もう限界!5分だけお願い!」と助けを求める。

完璧な親なんて、どこにもいません。
私も、娘たちに感情的に怒ってしまった後、寝顔に「ごめんね」と謝った夜は、一度や二度ではありません。

大切なのは、完璧であることではなく、失敗しても、また次の日「よし、やってみよう」と思い直すこと。
そして、「あなたのことが大好きだよ」という気持ちを、伝え続けることです。

その愛情こそが、どんなしつけの本よりも、お子さんの心を育てる最高の栄養になるのですから。

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タイトルタグ:もう「ダメ!」って言わない。子どもの心が育つ、ママナースの「教える」しつけ
メタディスクリプション:「走っちゃダメ!」を一日何回言っていますか?つい感情的に怒って自己嫌悪…そんなママへ。3姉妹の母である現役看護師が、罰や命令ではない、子どもの自立心と自己肯定感を育む「教えるしつけ」の具体的な言葉かけを解説します。
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