アレルギー

【ママナースが解説】離乳食にヨーグルトはいつから?アレルギーや選び方の注意点

「離乳食にヨーグルトって、いつからあげていいの?」「アレルギーが心配…」

離乳食が進むにつれて、色々な食材を試したくなりますよね。栄養満点で手軽なヨーグルトは、ぜひ取り入れたい食材の一つではないでしょうか。

私も高校生から小学1年生まで、3人の子育てをする中で、離乳食のヨーグルトについて、「本当に大丈夫かな?」と不安に感じたことが何度もあります。

こんにちは!現役ママナースの皐月です。

この記事では、ママナースの視点から、離乳食にヨーグルトを始める時期の目安、選び方、与え方、そしてアレルギーの注意点まで、分かりやすく解説します。

赤ちゃんの健やかな成長のために、安心してヨーグルトを取り入れていきましょう。

この記事でわかること

  • 離乳食にヨーグルトはいつから?開始時期の目安
  • ヨーグルトの選び方:赤ちゃんに安心なのは?
  • ヨーグルトの与え方:加熱は必要?量や回数は?
  • アレルギーに注意!こんな症状が出たらすぐに受診を
  • ヨーグルトを使った離乳食レシピアイデア
  • ママナースからのメッセージ:焦らず、赤ちゃんのペースで進めよう

1. 離乳食にヨーグルトはいつから?開始時期の目安

ヨーグルトは、離乳食初期の後半から中期にかけて始めるのが一般的です。

【結論】離乳食にヨーグルトを始めるのは、離乳食初期(生後5〜6ヶ月頃)の後半から中期(生後7〜8ヶ月頃)が目安です。まずは10倍がゆや野菜のペーストなど、アレルギーの心配が少ない食材に慣れてから、新しい食材として少量ずつ試しましょう。

  • 離乳食初期(生後5〜6ヶ月頃)の後半 : 10倍がゆや野菜のペーストに慣れてきたら、少量から試すことができます。
  • 離乳食中期(生後7〜8ヶ月頃) : 多くの赤ちゃんがヨーグルトを食べられるようになります。

ポイント : まずは、アレルギーの心配が少ない食材(お米、野菜など)に慣れてから、新しい食材としてヨーグルトを少量ずつ試しましょう。

2. ヨーグルトの選び方:赤ちゃんに安心なのは?

赤ちゃんに与えるヨーグルトは、以下の点に注意して選びましょう。

【結論】赤ちゃんに与えるヨーグルトは、無糖・プレーンタイプを選び、低脂肪や無脂肪ではなく通常の乳脂肪分のものを選びましょう。特定保健用食品(トクホ)ではない、生乳100%で余計な添加物が含まれていないものがおすすめです。生きた乳酸菌を摂るためにも、加熱殺菌されていないものを選びましょう。

  • 無糖・プレーンタイプ : 砂糖や甘味料が添加されていない、プレーンヨーグルトを選びましょう。赤ちゃんの味覚を育むためにも、素材本来の味を大切にしたいですね。
  • 乳脂肪分 : 低脂肪や無脂肪ではなく、通常の乳脂肪分のものを選びましょう。赤ちゃんには成長に必要な脂質も大切です。
  • 特定保健用食品(トクホ)ではないもの : トクホのヨーグルトは、特定の成分が強化されているため、赤ちゃんには適さない場合があります。
  • 生乳100% : 原材料が生乳のみのものがおすすめです。余計な添加物が含まれていないか確認しましょう。
  • 加熱殺菌されていないもの : 生きた乳酸菌を摂るためにも、加熱殺菌されていないものを選びましょう。

3. ヨーグルトの与え方:加熱は必要?量や回数は?

ヨーグルトの与え方にもいくつかのポイントがあります。

【結論】ヨーグルトは加熱せずにそのまま与えて大丈夫です。最初はスプーン1杯程度から始め、赤ちゃんの様子を見ながら徐々に量を増やしましょう。慣れてきたら、すりつぶした果物や野菜ペーストと混ぜて与えるのもおすすめです。アレルギー反応にすぐに気づけるよう、午前中に与えるのが良いでしょう。

  • 少量からスタート : 最初はスプーン1杯程度から始め、赤ちゃんの様子を見ながら徐々に量を増やしていきましょう。
  • 加熱は不要 : ヨーグルトは加熱せずにそのまま与えて大丈夫です。生きた乳酸菌を摂ることができます。
  • 他の食材と混ぜる : 最初はそのまま与え、慣れてきたら、すりつぶした果物(バナナ、りんごなど)や野菜ペーストと混ぜて与えると、食べやすくなります。
  • 与える時間帯 : アレルギー反応が出た場合にすぐに気づけるよう、午前中に与えるのがおすすめです。

4. アレルギーに注意!こんな症状が出たらすぐに受診を

ヨーグルトは牛乳を原料としているため、乳製品アレルギーの可能性があります。初めて与える際は、以下の点に注意し、赤ちゃんの様子をよく観察しましょう。

【結論】ヨーグルトは牛乳が原料のため、乳製品アレルギーに注意が必要です。初めて与える際は必ず少量から始め、他の新しい食材と同時に与えないようにしましょう。口の周りや体に発疹、顔の赤み、嘔吐、下痢、咳、呼吸困難などの症状が見られた場合は、すぐに与えるのを中止し、かかりつけの小児科を受診してください。

  • 少量から試す : 必ず少量から始め、アレルギー反応が出ないか確認しましょう。
  • 他の新しい食材と同時に与えない : 複数の新しい食材を同時に与えると、アレルギー反応が出た場合にどの食材が原因か特定できません。
  • 症状 : 口の周りや体に発疹が出る、顔が赤くなる、嘔吐、下痢、咳、呼吸が苦しそうなど。

これらの症状が見られた場合は、すぐに与えるのを中止し、かかりつけの小児科を受診してください。

5. ヨーグルトを使った離乳食レシピアイデア

ヨーグルトは、離乳食のバリエーションを広げるのにとても便利な食材です。

【結論】ヨーグルトは離乳食のバリエーションを広げるのに便利です。手軽で栄養満点の「ヨーグルトとバナナのペースト」、野菜嫌いの赤ちゃんにもおすすめの「野菜とヨーグルトの和え物」、電子レンジで温めても美味しい「ヨーグルトパン粥」など、様々なレシピで活用できます。

  • ヨーグルトとバナナのペースト : 熟したバナナをフォークで潰し、プレーンヨーグルトと混ぜるだけ。手軽で栄養満点です。
  • 野菜とヨーグルトの和え物 : 茹でて細かく刻んだ野菜(ほうれん草、にんじんなど)をヨーグルトで和える。野菜嫌いの赤ちゃんにもおすすめです。
  • ヨーグルトパン粥 : 食パンの耳を取り、細かくちぎってヨーグルトに浸す。電子レンジで少し温めても美味しいです。

まとめ:ママナースからのメッセージ:焦らず、赤ちゃんのペースで進めよう

離乳食は、赤ちゃんが「食べる」ことの楽しさを知る大切な時期です。ヨーグルトもその一つとして、赤ちゃんの成長をサポートしてくれるでしょう。

他の子と比べて焦る必要はありません。赤ちゃんの様子をよく観察し、「食べたい」という気持ちを尊重しながら、ゆっくりと、赤ちゃんのペースで進めていきましょう。

もし不安なことがあれば、一人で抱え込まず、かかりつけ医や地域の保健師さんに相談してくださいね。

【ママナースが解説】災害時、子どもの「アレルギー」対応食の備蓄と避難生活の注意点

「アレルギーっ子の命綱…」災害時の食事不安を「安心」に変えるママナース流備蓄術と避難生活のヒント

「もし、大きな災害が起きて、アレルギー対応食が手に入らなくなったら…」
「避難所で誤食が起きないか心配…」
「アレルギー情報を周囲にどう伝えればいいの?」

食物アレルギーを持つお子さんを育てるパパママにとって、災害時の食事は、普段以上に命に関わる切実な問題ですよね。私も看護師として、アレルギーを持つ子どもたちの命を守るために、日頃から細心の注意を払っています。それが災害時となると、不安はさらに大きくなるものです。

でも、大丈夫です。食物アレルギーを持つ子どもにとって、災害時の食事は命に関わる問題ですが、正しい知識と少しの準備があれば、その不安を「安心」に変えることができます。

こんにちは!高校生から小学1年生まで、3人の娘を育てる現役ママナースの皐月です。

このノートでは、現役ママナースである私が、自身の経験と看護師としてアレルギー対応の知識を持つ視点から、アレルゲン除去食の備蓄方法、避難所での食事の注意点、周囲への伝え方などを具体的に解説します。あなたの不安を「安心」に変えるヒントが、きっと見つかるはずです。今日からできることから始めて、大切な家族を守る準備を一緒に進めましょう!

この記事でわかること

  • 災害時、アレルギーっ子の食事は「命」に直結!なぜ特別な備蓄が必要なのか
  • ママナースが厳選!アレルゲン除去食の備蓄術と必須アイテムリスト
  • 避難所での食事提供時の注意点:誤食を防ぐ「伝え方」の工夫
  • 万が一の時のために:応急処置と専門家との連携
  • まとめ:アレルギーっ子の命を守る「備え」は、親からの最高の贈り物

1. 災害時、アレルギーっ子の食事は「命」に直結!なぜ特別な備蓄が必要なの?

災害時は、食料の供給が不安定になり、アレルギー表示が不明確な食品が配給される可能性もあります。普段の生活では当たり前の「アレルゲン除去」が、災害時には非常に困難になるんです。これが、食物アレルギーを持つ子どもにとって、災害時の食事が命に関わる問題となる理由です。

【結論】災害時は食料供給が不安定になり、アレルギー表示が不明確な食品が配給されるリスクが高まるため、食物アレルギーを持つ子どもにとってアレルゲン除去が困難になり、命に関わる問題に直結します。アレルゲン混入のリスク、情報不足、医療機関へのアクセス困難が主な理由です。

  • アレルゲン混入のリスク: 避難所での集団調理や配給では、アレルゲンが混入するリスクが高まります。
  • 情報不足: アレルギー表示がない食品や、原材料が不明な食品が配給されることもあります。
  • 医療機関へのアクセス困難: 万が一、アレルギー反応が出た場合でも、すぐに医療機関にアクセスできない可能性があります。

<ママナースの視点>
私も、看護師として、アレルギー反応の恐ろしさを日々実感しています。だからこそ、災害時でも赤ちゃんが安心して口にできるものを、計画的に備蓄しておくことが大切なんです。普段から「もしも」を想定して準備しておくことが、いざという時の命を守ることに繋がります。

2. アレルゲン除去食の備蓄術:ママナースが厳選!必須アイテムリスト

普段から食べているアレルゲン除去食を、多めに備蓄しておきましょう。賞味期限が長いものを選ぶのがポイントです。

【結論】アレルゲン除去食の備蓄は、普段から食べ慣れている賞味期限の長いアレルギー対応食品を多めにストックすることが重要です。卵、乳、小麦など主要アレルゲン別に、パン、麺、レトルト食品などを最低3日分(9食程度)確保し、定期的に食べさせて慣れさせておきましょう。

  • 主要アレルゲン別備蓄食リスト:
    • 卵アレルギー: 卵不使用のパン、麺、クッキー、レトルトカレーなど。
    • 乳アレルギー: 乳不使用のパン、豆乳、米粉パン、レトルト食品など。
    • 小麦アレルギー: 米粉パン、米粉麺、グルテンフリーのレトルト食品など。
    • その他: そば、落花生、えび、かになど、お子さんのアレルゲンに合わせて備蓄しましょう。
  • アレルギー対応のレトルト食品・フリーズドライ食品:
    • 選び方: アレルギー表示が明確で、普段から食べ慣れているものを選びましょう。温めなくても食べられるものが便利です。
    • 備蓄量: 最低3日分(1日3回食として9食程度)は確保したいところです。私も、いざという時のために、常に数種類ストックしています。

<ママナースからのアドバイス>
普段から、非常食として備蓄しているアレルギー対応食を定期的に食べさせて、お子さんが慣れているか確認しておきましょう。いざという時に「これ食べない!」となると困りますからね。ローリングストック法を活用して、無理なく備蓄を続けるのがおすすめです。

3. 避難所での食事提供時の注意点:誤食を防ぐ「伝え方」の工夫

避難所での食事提供は、アレルギーっ子にとって特に注意が必要です。誤食を防ぐための「伝え方」を工夫しましょう。

【結論】避難所での誤食を防ぐためには、お子さんのアレルギー情報を記載したカード(名前、アレルゲン、症状、緊急連絡先)を非常持ち出し袋に入れ、食事提供担当者に明確に提示することが重要です。配給された食品は必ずアレルギー表示を確認し、不明な場合は無理に食べさせない勇気を持ちましょう。可能であれば、食事の際にパーソナルスペースを確保し、他の食品との接触を避ける工夫も有効です。

  • アレルギー情報を伝えるためのカードやリストの作成:
    • お子さんの名前、アレルゲン、症状、緊急連絡先などを記載したカードを作成し、非常持ち出し袋に入れておきましょう。ラミネート加工しておくと、水濡れにも強いです。
    • 避難所では、食事提供の担当者にこのカードを提示し、アレルギーがあることを明確に伝えましょう。
  • アレルギー表示の確認: 配給された食品は、必ずアレルギー表示を確認しましょう。不明な場合は、無理に食べさせない勇気も必要です。
  • パーソナルスペースの確保: 可能であれば、食事の際に家族のスペースを区切り、他の食品との接触を避ける工夫も有効です。

4. 万が一の時のために:応急処置と専門家との連携

【結論】万が一のアレルギー反応に備え、医師から処方されているエピペンなどの常備薬は必ず非常持ち出し袋に入れ、使用方法を再確認しておきましょう。呼吸困難や意識障害など命に関わる症状が出た場合は、すぐに周囲に助けを求め、医療スタッフに繋げてください。災害時にはかかりつけ医が機能しない可能性もあるため、地域の災害拠点病院やアレルギー対応可能な医療機関の情報を事前に調べておくことが重要です。

  • エピペンなどの常備薬: 医師から処方されている場合は、必ず非常持ち出し袋に入れておきましょう。使用方法も再確認しておいてください。私も、看護師としてエピペンの重要性を日々実感しています。
  • 症状悪化時の判断基準: どんな症状が出たら医療スタッフに助けを求めるべきか、事前に把握しておきましょう。呼吸困難、意識障害など、命に関わる症状の場合は、すぐに周囲に助けを求め、医療スタッフに繋げてください。
  • 災害時医療機関の探し方: 災害時には、普段のかかりつけ医が機能しない可能性もあります。地域の災害拠点病院や、アレルギー対応が可能な医療機関の情報を事前に調べておきましょう。

まとめ:アレルギーっ子の命を守る「備え」は、親からの最高の贈り物

食物アレルギーを持つ子どもにとって、災害時の食事は命に関わる問題ですが、正しい知識と少しの準備があれば、その不安を「安心」に変えることができます。アレルゲン除去食の備蓄、避難所での食事の注意点、周囲への伝え方など、今日からできることから始めてみませんか?

このノートが、あなたの不安を解消し、家族みんなが健康で安全に過ごせるためのヒントになれば嬉しいです。一人で抱え込まず、いつでも「こそだて部」を頼ってくださいね。私たちは、あなたの味方です。

【アレルギー対応】もうおやつに悩まない!卵・乳・小麦不使用の簡単おやつレシピ3選

「これ、〇〇ちゃんも食べられる?」

公園で、お友達が美味しそうにお菓子を食べているのを、じっと見つめる我が子。スーパーのお菓子コーナーで、成分表示を必死で確認し、「ごめんね、これは食べられないんだ」と何度伝えたことか…。

こんにちは!3人の娘を育てながら、看護師として働く皐月です。

子どものアレルギーと向き合う毎日は、食事やおやつの選択に、本当に気を使いますよね。安全なものを、でも、美味しいものを食べさせてあげたい。その親心と、現実の選択肢の少なさとの間で、ため息をつきたくなる日もあるのではないでしょうか。

でも、大丈夫。市販のおやつがダメなら、作ってしまえばいいんです!

この記事では、卵・乳製品・小麦を使わなくても、驚くほど簡単に作れて、しかも子どもが喜ぶ「安心おやつ」のレシピを3つ、ご紹介します。ただのレシピ紹介ではありません。子どもと一緒に作ることで、最高の「食育」と「親子のコミュニケーション」の時間に変える、ママナースならではのコツもお伝えしますね。

この記事でわかること

  • アレルギーっ子も安心!卵・乳・小麦不使用の絶品おやつレシピ3選
  • 子どもが喜んでお手伝いしたくなる「魔法の関わり方」
  • ママナースが教える、調理中に気をつけたい安全ポイント
  • 「食べられない」が「作れる!」に変わる、親子の心の変化

なぜ「手作りおやつ」が最強なの?

忙しい毎日の中で、手作りなんて…と思うかもしれません。でも、手作りおやつには、それを上回るメリットがたくさんあるんです。

  • 絶対的な安心感:使う材料は、ママ・パパが選んだものだけ。アレルゲンを確実に排除できます。
  • 最高の食育:食材に触れ、形が変わっていく過程を見ることで、食べ物への興味がぐんぐん育ちます。
  • 自信が芽生える:「自分で作れた!」という達成感が、子どもの自己肯定感を育みます。
  • かけがえのない思い出:一緒にキッチンに立つ時間は、親子の絆を深める、何よりのコミュニケーションになります。

レシピ① 混ぜて焼くだけ!米粉のふわもちバナナマフィン

オーブンから漂う甘い香りがたまらない、我が家の定番おやつ。驚くほど簡単なのに、お店のみたい!と子どもたちに大人気です。

【材料(マフィン型6個分)】

  • 米粉…100g
  • ベーキングパウダー(アルミフリー推奨)…小さじ1
  • 完熟バナナ…1本(約100g)
  • 豆乳(無調整)…80ml
  • 米油(または他の植物油)…大さじ2
  • きび砂糖…大さじ2〜3(バナナの甘さで調整してください)

【作り方】

  1. オーブンを180℃に予熱します。
  2. ボウルにバナナを入れ、フォークでなめらかになるまで潰します。
  3. 豆乳、米油、きび砂糖を加えて、泡立て器でよく混ぜ合わせます。
  4. 別のボウルで米粉とベーキングパウダーをさっと混ぜ、3のボウルにふるい入れます。
  5. ゴムベラで、粉っぽさがなくなるまでさっくりと混ぜます。(混ぜすぎないのが、ふわっと仕上げるコツ!)
  6. マフィン型に生地を流し入れ、180℃のオーブンで20〜25分焼きます。竹串を刺して、生の生地がついてこなければ完成!

《キッズとチャレンジ!》

  • 2〜3歳:バナナを潰す、粉類を(ママと一緒に)混ぜる
  • 4歳〜:材料を計る、生地を型に流し入れる

レシピ② 粘土遊びみたい!豆腐でつくるモチモチ白玉団子

お豆腐を使うことで、時間が経っても固くなりにくいのが特徴。粘土遊び感覚で、子どもが夢中になること間違いなし!

【材料(2〜3人分)】

  • 白玉粉…100g
  • 絹ごし豆腐…120g〜130g(水切り不要です!)
  • (トッピング)きな粉、黒蜜、あんこ、フルーツなどお好みで

【作り方】

  1. ボウルに白玉粉と絹ごし豆腐を入れ、手でよくこねます。最初はポロポロしますが、だんだんとまとまってきます。耳たぶくらいの固さが目安。
  2. 生地がまとまったら、小さくちぎって、親子でコロコロ丸めます。いろんな形を作っても楽しい!
  3. 沸騰したお湯に団子を入れ、浮き上がってきてから、さらに1〜2分茹でます。
  4. 茹で上がった団子を冷水にとり、冷やします。
  5. 水気を切って器に盛り、きな粉や黒蜜など、好きなトッピングをかければ完成!

《キッズとチャレンジ!》

  • 2歳〜:生地をこねる、丸める作業は、指先の知育にもぴったり!

レシピ③ 材料2つだけ!キラキラ宝石みたいなフルーツ葛湯プリン

「これ、本当にジュースと粉だけでできてるの?」と驚かれる、見た目も可愛い簡単スイーツ。本葛粉は体を温める効果も期待できる、昔ながらの日本のスーパーフードです。

【材料(2個分)】

  • お好みの100%フルーツジュース(りんご、ぶどう、みかん等)…200ml
  • 本葛粉…大さじ2

【作り方】

  1. 小鍋に本葛粉を入れ、フルーツジュースを少しずつ加えながら、ダマがなくなるまで泡立て器でよく溶かします。
  2. 鍋を中火にかけ、木べらなどで鍋底からしっかり混ぜ続けます。
  3. だんだんとろみがついて、フツフツと気泡が出てきたら、火を弱めてさらに1〜2分、透明感が出るまでしっかり練ります。
  4. 火から下ろし、水で濡らした器に流し入れます。
  5. 粗熱が取れたら、冷蔵庫で冷やし固めて完成!

《キッズとチャレンジ!》

  • 3歳〜:ジュースと葛粉を混ぜるお手伝いを。火を使う工程は、必ず大人がそばで見守りながら行いましょう。「だんだん固まってきたね!」と変化を実況してあげると、理科の実験のように楽しめますよ。

まとめ:キッチンは、親子の笑顔が生まれる場所

アレルギーがあるからと、おやつの時間を諦める必要は全くありません。

むしろ、それをきっかけに親子でキッチンに立つ時間は、「食べられない」という制限を、「自分で作れる!」という喜びに変えてくれる、最高のチャンスです。

「美味しくなーれ!」

そんな魔法の言葉と一緒に、ぜひ、親子の楽しいおやつ時間をお過ごしくださいね。あなたのキッチンが、今日も笑顔で溢れますように。

【ママナースが解説】「ごめんね、ママね…」持病があっても大丈夫!ぜんそく・アレルギー・腰痛と付き合う私流、笑顔の育児術

「ママ、抱っこ!」その一言に、笑顔で応えたいだけなのに…

「ママ、公園行こうよ!」 「ママ、読んで!」 「ママ、抱っこ!」

キラキラした瞳で向けられる、子どもからの無邪気なリクエスト。その一つひとつが、本当は宝物のように愛おしいはずなのに、ズキッと痛む腰や、胸の奥の息苦しさを感じて、瞬時に「どうしよう…」と不安がよぎる。

そんな経験、ありませんか?

こんにちは、3姉妹の母で現役看護師の皐月です。私自身、昔からの付き合いである「ぜんそく」と「アレルギー」、そして産後から悪化した「腰痛」という、3つの厄介な同居人と共に子育てをしています。

天気が悪い日は、決まってぜんそくの気配を感じて深呼吸が怖くなる。ホコリっぽい場所に行けば、くしゃみと鼻水が止まらない。そして、子どもを抱き上げようとするたびに、腰に激痛が走るかもしれない恐怖と戦う毎日。

「ごめんね、今ちょっと…」「後でね」

本当は、1秒でも長く我が子を抱きしめて、全力で遊びに付き合ってあげたい。それなのに、自分の体のせいで、子どものリクエストに応えられない罪悪感。そして、そんな自分に対する不甲斐なさ…。

この記事は、そんな風に、見えない痛みや苦しみを抱えながら、それでも懸命に育児をしている、かつての私のようなあなたのために書きました。持病と付き合いながら、自分を責めずに、子どもと笑顔で過ごすための、ちょっとした工夫と心の持ち方について、ママナースとしての知識と、一人の当事者としてのリアルな経験を元にお話しします。あなたは一人じゃない、一緒に乗り越えていきましょう。

この記事でわかること

  • 持病を抱えるママが、自分を大切にするためのセルフケア術
  • 「頑張らない」家事の具体的なヒント
  • 子どもに持病のことをどう伝えるか、優しい伝え方
  • 頼れる人やサービスを上手に活用する方法
  • 持病をハンデにせず、笑顔で育児を楽しむ心の持ち方

「私が我慢すれば…」はNG!ママのセルフケアが家族の笑顔を守る

育児中は、どうしても自分のことを後回しにしがちですよね。でも、持病のある私たちにとって、それは一番危険な選択です。ママが倒れてしまっては、元も子もありません。まずは「自分を大切にすること」が、何よりも重要な仕事だと、自分に言い聞かせてあげてください。

【結論】持病を抱えるママにとって、自分のセルフケアは家族の笑顔を守るために最も重要です。「頑張らない」家事を取り入れ、信頼できるかかりつけ医を持ち、短時間でも心身を休める工夫をしましょう。

1. 「頑張らない」家事のススメ

完璧な家事を目指すのは、今日からやめましょう!大切なのは、ママの体力を温存すること。私が実践している「頑張らない」家事の工夫をいくつかご紹介します。

  • 掃除はロボットにお任せ: アレルギー持ちにとって、ホコリは大敵。でも、毎日掃除機をかけるのは重労働ですよね。私は、お掃除ロボットを導入してから、床掃除の負担が劇的に減りました。アレルギー症状も、以前よりずっと楽に。これは本当に買ってよかった家電の一つです。
  • 買い物は週一&ネットスーパー: 体力がある日に、1週間分の食材をまとめ買い。重いお米や飲み物は、ネットスーパーや宅配サービスをフル活用します。買い物に行く回数が減るだけで、腰への負担も、ぜんそく発作のリスクも減らせます。特に雨の日や体調が優れない日は、迷わず利用しています。
  • 料理は「しない日」を作る: 週末に作り置きをしたり、カット野菜や調理キットを使ったり。どうしても辛い日は、「今日はママの休養日!」と割り切って、お惣菜やレトルトに頼ったっていいんです。罪悪感を持つ必要なんて、全くありません。家族みんなで「今日はママお休みの日!」と楽しむくらいでちょうどいいんですよ。

2. 自分のための「かかりつけ医」と「お守り薬」

子どもの病院には頻繁に行くけれど、自分の通院は後回し…なんてことになっていませんか?

信頼できる「かかりつけ医」を見つけ、定期的に受診することは、心の安定にも繋がります。そして、処方された薬は「お守り」だと思って、常に切らさないようにしましょう。特にぜんそくの発作止めなどは、いつでも使えるように、家の決まった場所や持ち歩くバッグに必ず入れています。いざという時に「薬がない!」と焦る状況は避けたいですよね。

3. 5分でできる!心と体の休息術

「ゆっくり休む時間なんてない!」というママにこそ試してほしい、短時間でできるリフレッシュ方法です。私も、娘たちが小さい頃は、この5分がどれだけ貴重だったか…!

  • 腰痛対策: 寝る前に、ベッドの上で膝を抱えてゴロンと5分。これだけで、1日頑張った腰の緊張が和らぎます。無理のない範囲で、ストレッチを取り入れるのもおすすめです。
  • ぜんそく・アレルギー対策: 深呼吸を意識する。吸う時よりも、ゆっくり長く息を吐くことを意識すると、自律神経が整い、呼吸が楽になります。好きなアロマを焚くのもおすすめです。私はラベンダーの香りでリラックスしています。
  • 共通: 子どもがお昼寝したら、一緒に5分だけ目をつむる。スマホを見るのではなく、ただ静かに目を閉じるだけで、脳は驚くほど休息できます。たった5分でも、心と体がリセットされるのを感じられますよ。

子どもに「病気のこと」、どう伝える?

子どもが大きくなってくると、「ママ、どうしていつもお薬飲んでるの?」「どうして抱っこしてくれないの?」と聞かれる場面も出てきます。そんな時、どう伝えればいいのでしょうか。

【結論】子どもに持病のことを伝える際は、正直に、分かりやすい言葉を選び、できないことを伝えた上で、代替案を提示することが大切です。これにより、子どもは安心し、ママの体を思いやる気持ちを育むことができます。

大切なのは、正直に、でも分かりやすく 伝えること。そして、病気のせいで「できない」と突き放すのではなく、「できないこと」を伝えた上で、「こうならできるよ」という代わりの案 を提案してあげることです。

  • 「ママね、ちょっとだけ咳が出やすい体質なんだ。だから、このお薬を飲むと、咳さんがバイバイして元気にお話しできるんだよ」
  • 「重い物を持つと、ママの腰さんが『痛いよー』って泣いちゃうんだ。だから、抱っこじゃなくて、ぎゅーってさせてくれるかな?(座って抱きしめる、手を繋いで歩くなど)」

そうすることで、子どもは「自分は拒否されたわけじゃないんだ」と安心し、ママの体を思いやる優しい気持ちも育っていきます。私の娘たちも、私がぜんそくの発作で苦しんでいると、背中をさすってくれたり、薬を持ってきてくれたりするようになりました。子どもの優しさに、何度も救われています。


あなたは一人じゃない。頼れる人やサービスをリストアップしよう

持病との付き合いは、時に孤独を感じることもあるかもしれません。でも、あなたは決して一人ではありません。周りの力を上手に借りることは、悪いことでも、恥ずかしいことでもないのです。

【結論】持病を抱えるママは、パートナーや家族、ママ友、そして公的・民間サービスなど、頼れる人やサービスを積極的に活用しましょう。いざという時のために、事前にリストアップしておくことが心の保険になります。

  • パートナーや家族: 「辛い時は、具体的にこうしてほしい」をリストにして共有しておきましょう。「言わなくても分かってくれるはず」は禁物です。具体的に伝えることで、パートナーもどうサポートすれば良いか分かりやすくなります。
  • ママ友: 同じように持病を抱えるママ友が見つかれば、最高の理解者になります。無理に話す必要はありませんが、信頼できる人に話してみるだけで、心が軽くなることもあります。私も、同じ持病を持つママ友と話すことで、共感し合え、心が救われた経験があります。
  • 公的・民間のサービス: ファミリーサポート、病児保育、家事代行サービスなど、いざという時に頼れるサービスを事前に調べて、連絡先をリストアップしておくだけでも、心の保険になります。自治体の窓口やインターネットで情報を集めてみましょう。

育児は、一人で抱え込むものではありません。周りの力を上手に借りることは、悪いことでも、恥ずかしいことでもないのです。むしろ、賢いママの選択だと私は思います。


持病はハンデじゃない。子どもと自分のペースで歩んでいこう

持病を抱えながらの育児は、確かに簡単なことではありません。他のママのように、パワフルに動けない自分を責めてしまう日もあるでしょう。

【結論】持病は育児のハンデではなく、自分と子どものペースで笑顔で過ごすための「個性」と捉えましょう。完璧を目指さず、できる範囲で楽しみ、自分を褒めることが大切です。

でも、忘れないでください。あなたの笑顔が、子どもにとって一番の栄養です。100点満点のママじゃなくていい。体力がない日は、絵本を読んだり、DVDを観たり、おうちでできる遊びをすればいいんです。

大切なのは、完璧を目指すことではなく、持病という自分の個性と上手に付き合いながら、自分と子どものペースで、笑顔でいられる時間を見つけていくこと。私も、体調が優れない日は無理せず、娘たちと一緒にゴロゴロしながら絵本を読んだり、お気に入りの映画を観たりして過ごしています。そんな時間も、子どもたちにとっては大切な思い出になっているはずです。

この記事が、少しでもあなたの心を軽くし、「私、結構うまくやってるかも」と、自分を褒めてあげるきっかけになれたら、これ以上嬉しいことはありません。私たちママナースは、持病と向き合いながら頑張るあなたを、心から応援しています!