【FP解説】学資保険はもう古い?教育資金の準備、NISAを選んだママナースのリアルな声

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「お子さんの将来のために、学資保険の準備はお済みですか?」

長女が生まれたばかりの頃、ポストに入っていた保険のパンフレット。可愛い赤ちゃんの笑顔の写真とは裏腹に、私の心にはズシンと重いものがのしかかりました。こんにちは!3人の娘を育てながら、看護師として働く皐月です。

「学資保険って、入るのが当たり前なのかな?」
「でも、なんだか難しそうだし、本当にこれが一番いい方法なの?」

あなたも、そんな風に漠然とした不安や疑問を抱えていませんか?

かつての私も、まさにそうでした。でも、ファイナンシャルプランナー(FP)の友人に相談し、自分なりに必死で勉強した結果、我が家は**「学資保険に入らない」**という選択をしました。

この記事では、「とりあえず学資保険」という考えに一石を投じ、なぜ我が家がNISAを選んだのか、そして、子育て世代の私たちにとって本当に賢い教育資金の貯め方とは何なのかを、私のリアルな体験談と共にお話しします。

この記事でわかること

  • 「学資保険が当たり前」はもう古い?その理由とは
  • 学資保険とNISA、結局どっちがいいの?を徹底比較
  • 我が家が「学資保険に入らなかった」3つのリアルな理由
  • ママナースが実践!NISAで教育資金を貯める具体的なステップ

【結論】ママナースの私が「学資保険」より「NISA」をおすすめする理由

時間がないあなたのために、まず結論からお伝えしますね。

私が、FPの友人のアドバイスも踏まえて、最終的に「学資保険」ではなく「NISA」を選んだ理由は、とてもシンプルです。

結論:学資保険は「お金を増やす」力が弱く、今の時代のリスクに対応しきれないから。

学資保険は、強制的に貯金できる仕組みや、親に万が一のことがあった時の保障があるなど、確かに安心感があります。でも、今の時代、それだけでは不十分だと私は感じています。

学資保険 vs NISA どっちがいいの?徹底比較!

では、具体的に何が違うのか、比べてみましょう。

比較項目 学資保険 新NISA
お金を増やす力 弱い(金利が低いため、ほとんど増えない) 強い(世界経済の成長に乗って、大きく増える可能性)
柔軟性 低い(途中で解約すると元本割れの可能性) 高い(いつでも必要な時に引き出せる)
インフレへの強さ 弱い(将来、お金の価値が目減りするリスク) 強い(物価の上昇と共に、資産価値も増えることが期待できる)
親の万が一への備え あり(保険料払込免除) なし(別途、割安な「掛け捨て」の生命保険で備えるのが合理的)

我が家が「学資保険に入らなかった」3つのリアルな理由

上記の比較を踏まえ、私が学資保険を選ばなかった理由は、以下の3つです。

理由①:お金がほとんど増えない「もったいなさ」

学資保険の返戻率(払ったお金に対して、戻ってくるお金の割合)は、良くても105%程度。つまり、18年間コツコツ貯めても、利息はほんのわずか。これでは、これからどんどん進むであろう**インフレ(物価の上昇)**に、お金の価値が負けてしまう可能性が高いのです。「せっかく時間をかけて貯めるのに、これじゃもったいない!」と、私は思いました。

理由②:18年間お金がロックされる「不自由さ」

学資保険は、基本的に満期まで引き出せません。途中で解約すると、払った金額より少ないお金しか戻ってこない「元本割れ」のリスクがあります。子育て中は、中学受験や留学など、大学入学前にも大きなお金が必要になる可能性があります。そんな時、柔軟に引き出せないのは、大きなデメリットだと感じました。

理由③:「保障」と「貯蓄」がセットになっている「分かりにくさ」

学資保険は、「教育資金の貯蓄」と「親の死亡保障」がセットになっています。一見お得に感じますが、実は、保障部分に隠れた手数料がかかっているため、貯蓄としてのお金を増やす効率が悪くなっています。FPの友人曰く、**「貯蓄は貯蓄、保障は保障で、別々に考えるのが鉄則」**とのこと。我が家も、親の万が一の備えは、保険料が割安な「掛け捨て」の生命保険で、シンプルに準備しています。

ママナース実践!NISAで教育資金を貯める具体的な3ステップ

「じゃあ、NISAって具体的にどうすればいいの?」と思いますよね。大丈夫、とっても簡単です!

Step 1:ネット証券で「NISA口座」を開設する

まずは、NISAを始めるための専用口座を開設します。楽天証券SBI証券なら、スマホで簡単に、無料で開設できます。私も楽天証券を使っていますよ。

Step 2:「全世界株式」の投資信託を選ぶ

口座が開設できたら、いよいよ商品選び。ここで迷ったら、**「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」**を選んでおけば、まず間違いありません。これは、世界中の会社の株をまるっと詰め合わせたパック商品のようなもの。これ1本で、世界経済の成長の恩恵を受けることが期待できます。

Step 3:月々1万円からでも「自動積立」を設定する

教育資金の準備は、長距離マラソンと同じ。大切なのは、無理なく続けることです。まずは月々1万円からでも大丈夫。「毎月〇日に、自動で積み立てる」という設定をしてしまえば、あとはほったらかしでOK!知らず知らずのうちに、お金が育っていきます。

《シミュレーション》
もし、月々1.5万円を18年間、年利5%で運用できたとすると…

  • 積立元本:324万円
  • 18年後の資産:約523万円

※上記はあくまでシミュレーションであり、将来の運用成果を保証するものではありません。

学資保険ではほとんど増えないお金が、NISAなら、時間を味方につけることで、こんなに大きく育つ可能性があるんです。

まとめ:不安な気持ちを、未来へのワクワクに変えよう!

「学資保険に入らなきゃ」という漠然とした焦りから、「NISAで、子どもの未来を応援しよう!」という前向きな気持ちに、少しでも変わっていただけたなら、とても嬉しいです。

教育資金の準備に、絶対的な正解はありません。でも、今の時代に合った、より賢い選択肢があることを、ぜひ知ってほしいのです。

まずは、ネット証券のサイトを覗いてみること。その小さなクリックが、あなたと家族の未来を、より豊かに、より自由に、そしてより安心なものへと変える、大きな一歩になるはずです。

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