【ママナースが解説】「時間だよ!」はもう言わない。子どもが自分で動けるようになる時間管理術

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「時間だよ!」はもう言わない。子どもが自分で動けるようになる時間管理術

「朝ごはん、早く食べて!」「ゲーム、もうおしまい!」「お風呂の時間だよ!」…。朝から晩まで、子どもの行動を促す声かけに、疲れ果てていませんか?親が言わないと、なかなか自分から動けない我が子に、ついイライラしてしまうことも多いのではないでしょうか。

こんにちは、ママナースの皐月です。3人の娘を育てている私も、かつては「早くしなさい!」が口癖でした。言えば言うほど、子どもは動かないし、私もイライラするしで、朝から晩まで親子バトルが絶えませんでした。でも、少しの工夫で、子どもが時間の見通しを立て、自分で考えて行動する力を育んであげることができるんです。

この記事では、

  • なぜ子どもは時間通りに動けないのか
  • 親のガミガミを減らし、子どもが主体的に動けるようになるための「時間管理術」
  • 子どもが「自分でできた!」を引き出す魔法の言葉がけ

について、私の実体験も交えながら詳しく解説します。この記事を読めば、親子の朝のバトルが減り、子どもが自信を持って行動できるようになるはずです。時間管理は、子どもが将来、社会で自立して生きていくために不可欠な、一生モノのライフスキルです。一緒に、その力を育んでいきましょう。

この記事でわかること

  • 子どもが時間通りに行動できない理由
  • 時間を「見える化」するための具体的なアイテム
  • 子どもの主体性を育む効果的な言葉がけ
  • 時間管理能力が子どもにもたらす長期的なメリット
  • 親子のストレスを減らす時間管理のコツ

なぜ子どもは時間通りに動けないの?親が知るべき子どもの時間感覚

子どもは、「今」を生きています。「あと10分」と言われても、その「10分」がどのくらいの長さなのか、体感として理解することが難しいのです。また、目の前の楽しいことに夢中になると、他のことは全て忘れてしまいます。これは、決して子どもが悪いわけではありません。脳の発達段階として、まだ時間感覚が未熟だからです。

【結論】子どもが時間通りに動けないのは、抽象的な「時間」を体感として理解することが難しく、目の前の楽しいことに没頭すると他のことを忘れてしまうためです。親がすべきことは、叱ることではなく、子どもが「時間」を具体的にイメージできるように手助けをしてあげることです。

親がすべきことは、叱ることではなく、子どもが「時間」を具体的にイメージできるように、手助けをしてあげることです。私も、娘に「あと5分で終わりだよ」と言っても全く伝わらず、いつも「早くしなさい!」と怒鳴ってしまっていました。でも、それは娘が悪いのではなく、私が娘の時間感覚を理解していなかっただけなんですね。


時間を「見える化」する!3つの神アイテムで子どもの主体性を育む

言葉で「あと〇分」と言うよりも、視覚的に訴える方が、子どもにはずっと効果的です。時間を「見える化」することで、子どもは自分で時間の見通しを立て、主体的に行動できるようになります。私が娘たちとの生活で実際に役立った「神アイテム」を3つご紹介します。

【結論】子どもが自分で時間を管理できるようになるためには、タイマー、絵カード・イラスト付きのスケジュール表、アナログ時計といった「見える化」アイテムが非常に有効です。これらを活用することで、子どもは時間の流れを直感的に理解し、主体的に行動する力を育むことができます。

1. タイマー

「この砂時計が全部落ちたら、おしまいね」「タイマーがピピピって鳴ったら、お風呂に行こう」など、時間の区切りを音や見た目で知らせてくれます。特に、残り時間が色で示されるような、子ども向けのタイマーは、直感的に理解しやすくおすすめです。我が家では、キッチンタイマーを遊びの時間や宿題の時間の区切りに使っています。子ども自身がタイマーをセットするのも、主体性を育む良い機会です。

2. 絵カード・イラスト付きのスケジュール表

「朝起きたら、まず着替え」「次にごはん」「その次は歯磨き」といった、一日の流れを、イラストや写真付きのカードで示し、壁に貼っておきましょう。次に何をすべきかが一目で分かり、子どもは見通しを持って行動できます。終わったタスクに、シールを貼っていくのも良いでしょう。娘たちも、このスケジュール表のおかげで、朝の準備がスムーズになりました。

3. アナログ時計

「長い針が〇のところに来たら、お家を出るよ」と、具体的な目標を示すことができます。数字が読めるようになったら、ぜひアナログ時計に親しませましょう。「このアニメが始まるのは、長い針が6の時だね」など、楽しい予定と結びつけると、時計への興味が湧きやすくなります。デジタル時計よりも、時間の流れを視覚的に捉えやすいのがアナログ時計のメリットです。


子どもの「自分でできた!」を引き出す魔法の言葉かけ

時間を守れた時、自分から行動できた時には、すかさず褒めて、その行動を強化してあげましょう。親のポジティブな言葉がけが、子どもの自信と次への意欲に繋がります。

【結論】子どもが時間管理を「自分でできた!」と感じるためには、結果だけでなく「プロセス」を具体的に褒め、親が「感謝」を伝える言葉がけが非常に効果的です。これにより、子どもの主体性と次への意欲を育むことができます。

  • 結果だけでなく、過程を褒める: 「タイマーが鳴る前に、お片付け始められたね!すごい!」
  • 具体的に褒める: 「時計を見て、自分で準備ができたんだね。ママ、見てたよ!」
  • 感謝を伝える: 「時間通りに出発できて、ママすごく助かったよ。ありがとう!」

このようなポジティブな言葉かけが、子どもの「次も自分でやってみよう」という意欲に繋がります。私も、娘が自分で準備できた時は、「ママ、助かったよ!ありがとう」と伝えるようにしています。そうすると、娘も嬉しそうに「どういたしまして!」と返してくれます。


まとめ:時間管理能力は、一生モノのライフスキル。親子の笑顔を増やそう

今回は、「時間だよ!」とガミガミ言わずに、子どもが自分で動けるようになる時間管理術についてお伝えしました。

  • 子どもが時間通りに動けないのは、時間感覚が未熟なため。叱るのではなく、手助けが必要です。
  • タイマー、スケジュール表、アナログ時計で時間を「見える化」しましょう。
  • 「自分でできた!」という経験を積ませるために、結果だけでなくプロセスを褒め、感謝を伝えましょう。

子どもに時間管理を教えることは、単に「親が楽になる」ためだけではありません。自分で計画を立て、見通しを持って行動し、時間を有効に使う能力は、子どもが将来、社会で自立して生きていくために不可欠な、一生モノのライフスキルです。

親がガミガミと管理するのではなく、子どもが自分で時間を管理できるようになるための「サポーター」に徹する。その視点の転換が、親子の朝のバトルを、子どもの成長を喜ぶ時間に変えてくれるはずです。私たちママナースは、あなたの育児を心から応援しています!

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