【もう頑張れないあなたへ】「#完璧なママやめました」3児の母ナースがたどり着いた、心の余裕を生む唯一の方法

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「今日も、ちゃんとできなかった…」と、子どもの寝顔に謝るあなたへ

ピカピカに磨かれた床。
栄養バランスの取れた、彩り豊かな手作りの食事。
そして、どんな時も笑顔で子どもに接する、穏やかな私…。

そんな、雑誌の1ページみたいな「理想の母親像」に、自分を当てはめては、深いため息をついていませんか?

現実は、朝から晩までノンストップ。気づけば家の中はぐちゃぐちゃ、夕飯は冷凍うどん、そして子どもには「早くしなさい!」と、今日一番の大声を出してしまった…。

一日の終わりに、子どもの寝顔を見ながら、「今日も、ちゃんとできなかった…ごめんね」と自分を責め、心の中で自分に大きなバツをつけてしまう。

こんにちは。3人の娘を育てる、現役ママナースの皐月です。

何を隠そう、かつての私は、この「ちゃんと病」に重症レベルで罹患していました。看護師として、人の命は救えても、自分の心の余裕は、全く救えませんでした。

でも、ある思考法に出会って、私は「完璧なママ」を、やめました。

結論:育児と家事のタスクに優先順位をつけ、やらなくても死なないことは、やらない。この「育児トリアージ」こそが、あなたの心を救う唯一の方法です。

この記事は、単なる「時短術」ではありません。あなたの心を縛り付ける「~べき」という呪いから、あなた自身を解放するための、具体的な処方箋です。

  • 【診断】あなたも「ちゃんと病」にかかっていませんか?
  • 【思考法】救命現場で使う「トリアージ思考」を育児に応用する
  • 【実践】私が実際にやめた「やらなくてもいい事」リスト
  • 「ちゃんとしない」ことで、本当に手に入ったもの

なぜ?私たちは「ちゃんとやらなきゃ」と追い詰められるのか

育児も家事も、やろうと思えば無限にタスクがあります。終わりなきタスクの山を前に、「あれも」「これも」とパニックになり、結局すべてが中途半端になり、自己嫌悪に陥るのです。

そこで、私が救命の現場で叩き込まれた**「トリアージ思考」**を、家庭に応用します。

トリアージとは、災害現場などで、多くの患者さんの中から、**治療の優先順位(命の優先度)**を決めることです。これを、家庭のタスクに置き換えてみましょう。

「今、この瞬間、本当にやらなければ、家族の命や健康に関わることは何か?」

この視点で、すべてのタスクを3色に色分けするのです。

優先度 タグの色 内容
最優先(赤) 🔴 命に関わる 今すぐやらないと、命・健康・安全が脅かされること 子どもの食事、病気のケア、危険なものの片付け
優先度・中(黄) 🟡 生活に必要 やらないと、明日の生活が困ること 最低限の着替えの洗濯、連絡帳の確認
優先度・低(緑) 🟢 やれたらラッキー やらなくても、誰も死なないこと 部屋の掃除、手の込んだ料理、アイロンがけ

どうでしょう?こう考えると、「床にホコリが落ちていること」は、子どもの命には関わらない、輝かしい「緑」のタスクだと思えませんか?

【実践】私がやめた「やらなくてもいい事」リスト

この「育児トリアージ」思考を基に、私が実際に手放したタスクです。罪悪感は、もう1ミリも感じません。これは、心の余裕を生み出すための、賢い戦略だからです。

🍽 食事編

  • [ ] 三食手作り、やめました。
    • 週に2日は「完全手抜きデー」。レトルト、冷凍食品、お惣菜、最高!
  • [ ] 手の込んだキャラ弁、やめました。
    • 冷凍のアンパンマンポテトは、神です。
  • [ ] 栄養バランスを完璧に考えるの、やめました。
    • 1週間単位で、なんとなく野菜とタンパク質が摂れていればOK!

🧹 掃除・洗濯編

  • [ ] 毎日掃除機をかけるの、やめました。
    • ロボット掃除機は、もはや家族。彼(?)が頑張ってくれています。
  • [ ] 洗濯物を、きれいにたたむの、やめました。
    • 子どもの服は、乾いたら各自の「放り込みボックス」へ。どうせまたすぐに汚します!
  • [ ] アイロンがけ、やめました。
    • シワになりにくい服しか、買いません。

👶 育児編

  • [ ] 常に笑顔でいること、やめました。
    • イライラしたら、「今、ママはイライラしてます!」と宣言します。感情を隠す方が、よっぽど不健康です。
  • [ ] テレビや動画に罪悪感を持つの、やめました。
    • それは、ママが自分を取り戻すための、大切な「戦友」です。
  • [ ] 寝かしつけを、頑張るの、やめました。
    • どうしても寝ない日は、「今日はそういう日!」と諦めて、一緒にリビングでゴロゴロします。

「ちゃんとしない」ことで、本当に手に入ったもの

私が、たくさんの「ちゃんと」を手放して、手に入れたもの。それは、**「心の余裕」**でした。

そして、その心の余裕が、

  • 子どもの話を、目を見て聞く時間
  • 夫に「お疲れ様」と、心から言う時間
  • そして何より、私自身が、ただボーっとする時間

という、何にも代えがたい、かけがえのない時間を、生み出してくれました。

完璧な家事よりも、ママの笑顔。
手の込んだ料理よりも、親子で笑い合う時間。

あなたが「頑張らない」ことで生まれる心の余裕こそが、子どもにとって最高の栄養になることを、どうか忘れないでください。

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