これってアレルギー?食事と肌の関係|ママナースが食物アレルギーとアトピーの付き合い方を解説

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title: これってアレルギー?食事と肌の関係|ママナースが食物アレルギーとアトピーの付き合い方を解説
metadesc: 「この湿疹、食べ物のせい?」と悩むママへ。食物アレルギーとアトピー性皮膚炎の違い、離乳食の安全な進め方、正しいスキンケア方法を3姉妹の母である現役看護師が解説。自己判断での食事制限の危険性もよくわかります。
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  - アレルギー
  - 食物アレルギー
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  - スキンケア
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  - こそだて部
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長女の離乳食が始まったばかりの頃。
ひとさじの卵を食べさせた数分後、彼女の口の周りがみるみる赤く腫れ上がりました。
私の看護師としての頭は「アレルギーだ!」と警報を鳴らすのに、母親としての心は、ただただパニックで張り裂けそうでした。

「私のせい?」「もう卵は一生食べられないの?」

こんにちは!
アレルギー専門医と二人三脚で、娘たちのアレルギーと向き合ってきた、現役ママナースの皐月です。

子どものアレルギーと一言で言っても、原因も症状も様々。情報が溢れすぎていて、何が正しくて、どうすればいいのか分からなくなってしまいますよね。

でも、大丈夫。
アレルギーは、正しく知れば、過度に怖がる必要はありません。そして、適切なケアで、必ず上手に付き合っていけるようになります。

> **この記事でわかること**
> *   「食物アレルギー」と「アトピー性皮膚炎」の基本的な違い
> *   【食事編】アレルギーを防ぐための、安全な離乳食の進め方
> *   【肌ケア編】アトピーの悪化を防ぐ、毎日の正しいスキンケア
> *   「こんな時は病院へ!」受診を判断するための明確な目安

この記事が、あなたの不安を「自信」に変える、最初の一歩になることを願っています。

## Part 1:【食事編】食物アレルギー ― 正しく知って、過度に恐れない

**結論から言うと、食物アレルギーの基本は「医師の診断なしに、自己判断で食事制限をしない」ことです。**

食物アレルギーとは、特定の食べ物(アレルゲン)を体に入れることで、免疫が過剰に反応し、体に様々な症状が出ること。乳幼児期に多く、成長とともに改善することも多いのが特徴です。

### 主な症状:じんましん、嘔吐、咳など

症状は食べた直後〜2時間以内に出ることがほとんどです。

*   **皮膚症状(最も多い):** じんましん、かゆみ、口や目の周りの腫れ
*   **消化器症状:** 嘔吐、下痢、腹痛
*   **呼吸器症状:** 咳、ゼーゼーする、声がかすれる
*   **アナフィラキシー:** ぐったりする、意識が朦朧とするなど、複数の症状が同時に起こる命に関わる状態。**この場合は迷わず救急車を呼んでください。**

### 予防の鍵は「スキンケア」と「適切な開始時期」

意外に思われるかもしれませんが、近年の研究では、**食物アレルギーの予防には、乳児期からの保湿ケアが非常に重要**であることが分かっています。
カサカサの肌の隙間から食べ物の成分が侵入し、アレルギーが成立するのを防ぐためです。

その上で、離乳食の進め方には3つの鉄則があります。

1.  **新しい食材は「平日午前中に」「1日1種類、1さじ」から**
    →万が一症状が出た時に、すぐに病院に行けるように。そして、原因の食べ物を特定しやすくするためです。
2.  **自己判断で開始を遅らせない**
    →アレルギーが心配で、卵などを遅らせるママの気持ちはよく分かります。しかし、**開始を遅らせることが、逆にアレルギーのリスクを高める**可能性も指摘されています。医師の指導のもと、適切な時期(生後5〜6ヶ月頃)に始めましょう。
3.  **加熱したものを少量から**
    →加熱することで、アレルギーの原因となるタンパク質は変化し、反応が出にくくなります。

## Part 2:【肌ケア編】アトピー性皮膚炎 ― 痒みとの戦いは、スキンケアが9割

**結論:アトピー性皮膚炎の治療の主役は「薬」ではなく「日々の保湿ケア」。肌のバリア機能を正常に保つことが、何よりの予防であり治療です。**

アトピー性皮膚炎は、食物アレルギーと合併することもありますが、必ずしもイコールではありません。
根本にあるのは、生まれ持った「肌の乾燥しやすさ」と「刺激への弱さ」です。

### ホームケアの基本:とにかく「保湿」と「清潔」

つらい痒みの悪循環を断ち切るために、家庭でできることは2つ。

1.  **清潔:汗や汚れは、優しく洗い流す**
    熱いお湯やゴシゴシ洗いは、肌のバリアを壊す最大の敵。ぬるま湯で、たっぷりの泡を使って優しく洗い、しっかりすすぎましょう。
2.  **保湿:お風呂上がり5分以内に、全身ベタベタに!**
    お風呂上がりは、肌の水分がどんどん逃げていく最も危険な時間。体を拭いたら、**間髪入れずに保湿剤をたっぷり**塗りましょう。「ティッシュが貼り付くくらい」が目安です。

### こんな時は、迷わず専門医を受診!

家庭でのケアは基本ですが、専門家の力も積極的に借りましょう。

*   **食物アレルギーが疑われる時**
    *   食べた後に、じんましんや嘔吐などの症状が出た
    *   原因が分からないが、特定のものを食べると肌の調子が悪くなる
*   **アトピー性皮膚炎が悪化した時**
    *   かゆみが強く、夜も眠れていない
    *   湿疹がジュクジュクしたり、広範囲に広がってきた
    *   市販の薬や保湿剤では、全く改善しない

受診の際は、**「いつから、どんな症状か」「何を食べたか」をメモし、スマホで症状の写真を撮っておく**と、診断の大きな助けになります。

## ママナースからのメッセージ:一人で戦わないで

子どものアレルギーと向き合うのは、本当に根気がいることです。
終わりが見えず、心が折れそうになる日もあるでしょう。

でも、あなたは一人ではありません。
今は、アレルギー治療も日々進歩しています。信頼できるかかりつけ医を見つけ、正しい知識を身につければ、必ず道は開けます。

そして、何より大切なのは、ママ自身が思い詰めないこと。
あなたの笑顔が、お子さんにとって一番の安心材料なのですから。

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カテゴリ:こそだて部,子どもの健康
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タイトルタグ:これってアレルギー?食事と肌の関係|ママナースが食物アレルギーとアトピーの付き合い方を解説
メタディスクリプション:「この湿疹、食べ物のせい?」と悩むママへ。食物アレルギーとアトピー性皮膚炎の違い、離乳食の安全な進め方、正しいスキンケア方法を3姉妹の母である現役看護師が解説。自己判断での食事制限の危険性もよくわかります。
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