【ママナースが解説】「推し活」に夢中な我が子、どう見守る?親子で楽しむためのルール作り

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「推し活」に夢中な我が子、どう見守る?親子で楽しむためのルール作り

テレビやアニメのキャラクター、アイドル、ゲームの登場人物…。

子どもが何かに夢中になり、「推し」ができるのは、とても素敵なことです。

「でも、ちょっと熱中しすぎじゃない?」 「課金とか、大丈夫かな?」 「勉強がおろそかにならないか心配…」

そんな風に、子どもの「推し活」に、漠然とした不安や疑問を抱えているママ・パパも多いのではないでしょうか。

何を隠そう、現役看護師として働きながら3人の娘を育ててきた私も、子どもたちの「推し活」に、どう見守るべきか、どう関わるべきか、悩んだ経験があります。特に、長女が中学生の頃、あるアイドルグループに夢中になり、毎日その話ばかりしていた時期がありました。最初は「頭ごなしに否定したら、心を閉ざしてしまうかな?」「でも、放っておくのも心配…」と、本当に悩みました。

この記事では、ママナースである私が、

  • 子どもの「推し活」のメリット・デメリット
  • 親子で楽しく推し活をするためのルール作り
  • 親ができる見守り方

について、私の実体験を交えながら分かりやすく解説します。もう、子どもの「推し活」で悩む必要はありません。この記事を読めば、子どもたちの「好き」を応援しながら、親子で楽しく、そして健全に推し活ができるようになるはずです!一緒に、子どもの情熱を育んでいきましょう。

この記事でわかること

  • 子どもの「推し活」が成長に与えるポジティブな影響
  • 「推し活」における注意点とリスク
  • 親子で「推し活」を楽しむための具体的なルール作りの方法
  • 親が子どもの「推し活」を健全に見守るためのヒント
  • 「推し活」が親子のコミュニケーションを深めるきっかけになる理由

子どもの「推し活」:メリットとデメリット。単なる遊びじゃない!

子どもの「推し活」は、一見すると遊びのように見えますが、子どもたちの成長に様々な影響を与えます。そのメリットとデメリットを知ることで、親も安心して見守れるようになりますよ。

【結論】子どもの「推し活」は、自己肯定感の向上、コミュニケーション能力の発達、探求心や集中力の育成、ストレス解消、目標設定能力の向上といった多くのメリットがある一方で、時間管理の難しさ、経済的負担、人間関係のトラブル、情報リテラシーの欠如といったデメリットも存在します。

メリット:子どもの成長を促すポジティブな側面

  1. 自己肯定感の向上: 好きなものに夢中になることで、子どもは「好き」という気持ちを肯定され、自己肯定感が高まります。また、推し活を通して仲間と繋がることで、居場所を見つけ、自信を持つことができます。私の娘も、推し活を通して、自分に自信を持てるようになりました。
  2. コミュニケーション能力の向上: 推しについて語り合ったり、情報を共有したりすることで、コミュニケーション能力が向上します。また、推し活を通して、年齢や性別を超えた交流が生まれることもあります。共通の話題があることで、友達との絆も深まります。
  3. 探求心・集中力の向上: 好きなものについて深く知りたいという探求心や、情報を集めたり、作品を制作したりする中で、集中力が養われます。好きなことへの集中力は、他の学習にも応用できる素晴らしい能力です。
  4. ストレス解消・心の安定: 好きなものに没頭する時間は、子どもにとって最高のストレス解消になります。心の安定にも繋がり、日常生活の活力になります。学校で嫌なことがあっても、推し活でリフレッシュできるのは良いことです。
  5. 目標設定能力の向上: 推しのイベントに参加するために貯金をする、グッズを手に入れるために努力するなど、目標を設定し、達成する経験を通して、計画性や忍耐力が養われます。これは、将来社会に出た時に役立つ大切なスキルです。

デメリット:注意すべき側面

  1. 時間管理の難しさ: 推し活に夢中になりすぎて、勉強や睡眠、食事など、日常生活がおろそかになることがあります。特に、夜遅くまで動画を見たり、ゲームをしたりするリスクがあります。
  2. 経済的な負担: グッズの購入、イベント参加費、課金など、推し活にはお金がかかります。親の知らないうちに高額な課金をしてしまうリスクもあります。家計を圧迫しないよう、注意が必要です。
  3. 人間関係のトラブル: 推し活を通して、友達との意見の相違や、SNSでの誹謗中傷など、人間関係のトラブルに巻き込まれることがあります。インターネット上でのトラブルには特に注意が必要です。
  4. 情報リテラシーの欠如: インターネット上の情報を鵜呑みにしてしまったり、個人情報を安易に公開してしまったりするリスクがあります。正しい情報を見極める力や、個人情報保護の意識を育む必要があります。

親子で楽しむ「推し活」のためのルール作りと見守り方

子どもの「推し活」を頭ごなしに否定するのではなく、親子で一緒にルールを作り、見守ることが大切です。大切なのは「対話」です。私も、娘たちと何度も話し合い、ルールを決めてきました。

【結論】子どもの「推し活」を健全に楽しむためには、まず親が子どもの「好き」を受け止め、その上で親子で「時間」「お金」「場所」「情報」に関する具体的なルールを話し合って決めることが重要です。親も一緒に「推し活」を楽しむ姿勢を見せ、依存症のサインには注意しましょう。

1. まずは子どもの「好き」を受け止める

「何が好きなの?」「どんなところが魅力なの?」と、まずは子どもの「好き」という気持ちに寄り添い、話を聞いてあげましょう。親が興味を持つことで、子どもは安心して自分の気持ちを話せるようになります。私も、娘の話を聞くことで、娘の「推し」の魅力を知ることができました。

2. 家族でルールを作る:具体的な線引きを

  • 時間: ゲームや動画を見る時間、推し活に使う時間など、具体的な時間を決めましょう。タイマーを活用するのも良いでしょう。「宿題が終わったら30分だけ」など、メリハリをつけることが大切です。
  • 場所: リビングなど、家族の目が届く場所で推し活をするようにしましょう。個室にこもりきりにならないよう、注意が必要です。
  • お金: お小遣いの範囲内でグッズを購入する、課金はしないなど、お金に関するルールを明確にしましょう。高額課金のリスクについても、子どもに分かりやすく説明しましょう。我が家では、課金は原則禁止にしています。
  • 情報: 個人情報を公開しない、知らない人と直接会わないなど、インターネット利用に関するルールを決めましょう。SNSでのトラブル防止のためにも、大切なことです。

3. 親も一緒に「推し活」を楽しむ

親も一緒に推し活を楽しむことで、子どもとの共通の話題が増え、コミュニケーションが深まります。一緒にライブDVDを見たり、グッズを買いに行ったりするのも良いでしょう。親が理解を示すことで、子どもは安心して推し活を楽しめます。私も、娘の好きなアイドルの曲を一緒に聴いたり、ダンスを真似したりして、娘との距離が縮まりました。

4. 依存症のサインに注意する

推し活に夢中になりすぎて、日常生活に支障が出ている(勉強がおろそかになる、睡眠不足、食欲不振など)、推し活のために嘘をつく、イライラするなどのサインが見られたら、専門機関への相談を検討しましょう。子どもの心身の健康が最優先です。


まとめ:子どもの「好き」は、無限の可能性を秘めている。情熱を応援しよう

今回は、子どもの「推し活」を、親子で共有し、応援する方法についてお伝えしました。

  • 「推し」の存在は、子どもの自己肯定感、探求心、コミュニケーション能力を育む素晴らしい機会です。
  • 親は「批評家」ではなく「一番のファン」として、子どもの「好き」を肯定し、共感し、応援しましょう。
  • 「推し活」と生活のバランスが崩れる場合は、親子で話し合い、ルール作りをすることが大切です。
  • 依存症のサインには注意し、必要であれば専門機関に相談しましょう。

何かに、夢中になり、没頭した経験。それは、その対象が、何であれ、子どもの、人生を、豊かに彩る、かけがえのない、宝物となります。

親が、すべきことは、その「好き」の、対象を、評価することでは、ありません。「好き」という、感情そのものの、尊さを、認め、子どもが、安心して、その世界に、没頭できる、環境を、作ってあげることです。

あなたの、お子さんの「推し」は、何ですか?ぜひ、今日、その話を、目を、キラキラさせながら、聞いてあげてください。私たちママナースは、子どもの情熱を応援するあなたの育児を、心から応援しています!

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