「ねぇママ、スマホ、新しいのが欲しいんだけど…」
「え、またスマホ代がこんなに高いの!?」
お子さんが中学生になると、スマホはもはや生活必需品。連絡手段として、情報収集ツールとして、友達とのコミュニケーションとして…なくてはならないものになっていますよね。
でも、問題は「スマホ代」。
毎月のように請求される利用料金や本体代、アプリ課金など、家計を圧迫しているご家庭も少なくないのではないでしょうか。
私も3姉妹の母ですが、長女が中学生になった頃、スマホ代の問題に直面しました。
「ただ持たせるだけじゃ、お金のありがたみがわからないんじゃないか?」
「どうすれば、お金の価値や責任感を教えられるんだろう?」
そこで我が家で取り入れたのが、ちょっとユニークな「働かざる者食うべからず」方式の金銭教育。
今日は、現役ママナースの私が実践する、中学生のスマホ代を「お風呂掃除バイト」で稼がせることで、お金の価値と責任感を育む教育法について、詳しくお話ししたいと思います。
この記事でわかること
- 中学生のスマホ代が家計に与える影響と、親が抱える悩み
- ママナースが実践する「働かざる者食うべからず」方式の金銭教育の概要
- 「お風呂掃除バイト」で稼がせることのメリット
- お子さんがお金の価値と責任感を学ぶための具体的な声かけとサポート
【結論】スマホ代は「稼ぐ体験」を通じて、お金の価値と責任感を学ばせよう!
スマホは、今や子どもたちにとって当たり前のツールですが、その維持には費用がかかります。この「費用」を、単に親が支払うのではなく、子ども自身が**「稼ぐ体験」を通じて負担する**ことで、お金の価値と責任感を学ぶ絶好の機会になります。
中学生のスマホ代、親が抱える悩み
- 家計の圧迫:毎月の利用料金、本体代、修理代、アプリ課金など、出費がかさみます。
- お金のありがたみを知らない:「親が出してくれるもの」と思い、大切に扱わないことも。
- 金銭感覚の欠如:無計画なアプリ課金など、お金の使い方を知らないまま成長するリスク。
私も、毎月送られてくる請求書を見るたびに「はぁ…」とため息をついていました。
「このままじゃいけない」そう強く思ったのが、この教育法を始めるきっかけでした。
ママナースが実践する「働かざる者食うべからず」方式の金銭教育
我が家で取り入れたのは、まさに「働かざる者食うべからず」というシンプルなルールです。
基本ルール
- スマホは中学生から:小学校高学年まではキッズ携帯で十分と考え、中学生からスマホを持たせました。
- スマホ代は自己負担:月々の利用料金は、子ども自身のお小遣い(バイト代)から支払う。
- 足りない分は「お風呂掃除バイト」:月々の利用料金をカバーできない場合は、家事バイトで補填する。
このルールを設けることで、子どもたちは「スマホを使うにはお金がかかる」という現実と、「お金を稼ぐことの大変さ」を身をもって体験することになります。
「お風呂掃除バイト」で稼がせることのメリット
数ある家事の中から「お風呂掃除」を選んだのには、いくつかの理由があります。
- 毎日の習慣化:お風呂掃除は毎日行う家事なので、継続的にバイト代を稼ぐ機会があります。
- 達成感:汚れていたお風呂がピカピカになることで、達成感や満足感を得やすいです。
- 責任感の育成:家族が毎日使う場所をきれいにする、という責任感を育むことができます。
- 家族への貢献:家事を通じて家族に貢献している、という意識を持つことができます。
- 親の負担軽減:親の家事負担が減る、という大きなメリットもあります(笑)。
我が家のお小遣い&バイト代の例
- 基本のお小遣い:月〇〇円(学年によって変動)
- お風呂掃除バイト:1回〇〇円
- その他、特別な家事:窓拭き、庭の手入れなどで臨時ボーナス
最初は渋々やっていた子どもたちも、自分のお金でスマホ代を支払うようになってからは、スマホを大切に使うようになり、アプリ課金にも慎重になりました。そして何より、お風呂がいつもきれいになったのが、私にとっては嬉しい誤ま算でした(笑)。
お子さんがお金の価値と責任感を学ぶための具体的な声かけとサポート
この教育法を成功させるためには、親の適切な声かけとサポートが不可欠です。
- 「なぜ」スマホ代を払うのかを明確に伝える:
「スマホは便利だけど、使うにはお金がかかるんだよ。あなた自身が稼いだお金で支払うことで、お金の大切さを学んでほしいんだ」と、丁寧に説明しましょう。 - 稼ぐことの大変さを伝える:
「お金を稼ぐのは大変なことだけど、あなたが頑張った分、家族も助かるし、あなたのスマホも維持できるんだよ」と、働くことの意義を伝えましょう。 - 感謝の気持ちを伝える:「毎日お風呂をきれいにしてくれてありがとう」「スマホ代、自分で払えてすごいね」と、積極的に感謝の気持ちや達成感を伝えてあげましょう。
- 無駄遣いを咎めない:
最初は失敗もあるかもしれません。無駄遣いをしても頭ごなしに怒るのではなく、「どうしてこれを買ったの?」「もっと良い使い方があったかな?」と、一緒に考える機会を与えましょう。 - 親自身もお金の教育を学ぶ:
親自身が、お金に関する知識を学び、子どもに教える準備をしておくことも大切です。
まとめ:お金の教育は「自立」への大切な一歩
中学生のスマホ代問題は、単なる家計の問題ではありません。
お子さんが社会に出て、自立していくためのお金の教育のチャンスです。
私自身、この「働かざる者食うべからず」方式を取り入れてから、子どもたちがお金に対して真剣に向き合うようになり、責任感が育っていくのを実感しました。
時には反発されたり、うまくいかないこともありましたが、今では「あの時、自分で稼いでスマホ代を払った経験が、今に活きてる」と娘たちが言ってくれるのを聞くと、本当に嬉しくなります。
スマホ代を通じて、お子さんがお金の価値と責任感を学ぶ大切な一歩を踏み出せるように、あなたの家庭でも、ぜひ「働く体験」を取り入れてみませんか?
頑張りすぎず、焦らず、あなたのペースで進めていきましょうね。応援しています!
