【スマホデビュー】何歳から?どう約束する?ママナースと考える、親子のための「はじめの一歩」

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「うちの子は、いつから?」周りが持ち始めると、焦りますよね。

「〇〇ちゃん、もうスマホ持ってるんだって」

子どもからそんな言葉を聞くと、親の心はザワつきますよね。
仲間外れにされたらかわいそう。でも、ネットいじめ、学力低下、スマホ依存、有害な情報…考え出すと、不安は尽きません。

こんにちは。3人の娘を育てながら、ナースとして働く皐月です。
我が家でも、三姉妹それぞれのスマホデビューは、夫婦で何度も話し合った一大イベントでした。

その経験を通して、そして多くの親子と関わる中で、私がたどり着いた結論。それは、大切なのは「何歳から」という年齢ではなく、「どう始めるか」という親子での準備と約束なのだということです。

今日は、スマホデビューという「はじめの一歩」を、親子の絆を深めるチャンスに変えるためのヒントをお話しします。


「年齢」より大切!スマホデビューの「準備OK」チェックリスト

「小学生になったら」「中学生になったら」と年齢で区切る前に、まずはお子さんの「心の準備」ができているか、一緒にチェックしてみましょう。

  • [ ] 物をなくさずに管理できる?
    (高価なスマホを、自分で責任をもって管理できますか?)
  • [ ] おうちのルールを守れる?
    (門限やお手伝いなど、普段の約束事を守れていますか?)
  • [ ] 困った時、親に相談できる?
    (これが一番大切!嫌なこと、怖いことがあった時、隠さずに話せる関係ですか?)
  • [ ] 現実とネットの違いを、少しずつ理解している?
    (ネットの情報が全て本当ではないこと、画面の向こうにも「人」がいることを、なんとなくでもわかっていますか?)

すべてが完璧にできなくても大丈夫。でも、もし「うーん…」と悩む項目が多いなら、もう少しだけ、デビューの時期を待ってもいいのかもしれません。


【ママナースの処方箋】親子でつくる「スマホの契約書」

スマホを渡す前に、ぜひ親子で「契約書」を作ってみてください。「ルール」と言うと堅苦しいですが、「家族みんなが気持ちよく過ごすための、大切な約束だよ」と伝えて、一緒に話し合いながら作るのがポイントです。

我が家の「スマホ契約書」7か条

参考までに、我が家で実践した契約内容をご紹介しますね。

第1条(時間と場所)
夜9時以降は、リビングの充電ステーションに置きます。自分の部屋には持ち込みません。食事中、お風呂、トイレにも持ち込みません。

第2条(安全運転のために)
フィルタリング(利用できるアプリやサイトの制限)は、安全のための「シートベルト」です。親が設定し、勝手に解除しません。

第3.条(個人情報)
本名、住所、電話番号、学校名、顔がはっきりわかる写真は、絶対に公開しません。LINEなどのアイコンも、風景やペットの写真にします。

第4条(お金のこと)
ゲームの課金や、有料アプリの購入は、必ず親に相談します。無断で使った場合は、お小遣いから返します。

第5条(言葉の責任)
人が見て嫌な気持ちになる言葉、悪口は、絶対に書き込みません。自分が言われて嫌なことは、人にも言いません。

第6条(最重要!)
ネットで嫌なこと、怖いこと、困ったことがあったら、どんなことでも、必ずお父さんかお母さんに話します。話したことで、絶対に怒りません。スマホを取り上げることも、すぐにはしません。

第7.条(見直し)
この契約は、あなたの成長に合わせて、みんなで話し合って見直していきます。


親の役割は「監視」ではなく「伴走」

ルールを作って終わり、ではありません。スマホデビューは、親子でデジタルリテラシーを学ぶ、長い旅の始まりです。

  • 親も、お手本を見せる。 親が食事中にスマホをいじっていたら、子どもにルールは響きません。
  • 「監視」ではなく「関心」を。 「何を見てるの!」と怒るのではなく、「最近どんな動画が流行ってるの?」と、子どもの世界に興味を示しましょう。
  • 「信頼」を言葉で伝える。 「ルールを守ってくれてありがとう。信じているよ」と、定期的に伝えることで、子どもの責任感が育ちます。

最後に。スマホは、親子の絆を深める道具にもなる

スマホは、危険なだけの箱ではありません。正しく使えば、子どもの世界を広げ、好奇心を満たし、時には親子の絆を深めてくれる、素晴らしい道具にもなります。

スマホデビューを、親子関係がギクシャクするきっかけにするのではなく、お互いを信頼し、対話するチャンスにしてください。

親子で一緒に学びながら、賢い使い方を見つけていきましょうね。

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