あなたの「普通」は、子どもの「普通」じゃないかも。子どもの個性を伸ばす親の3つの視点

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「なんで、こんなこともできないの?」あなたの「普通」は、子どもの「普通」じゃないかもしれません

「みんな、ちゃんとできるのに、なんでうちの子だけ…」
「普通は、こうするもんでしょ?」
「もっと、ちゃんとしなさい!」

親が「普通」だと思っていることが、子どもにとっては「普通」ではないことに気づかず、つい、子どもを型にはめようとしてしまっていませんか?
そして、そのたびに、子どもの、自信なさげな顔を見て、「あーあ、またやっちゃった…」と、自己嫌悪に陥る。

3姉妹の母である私も、何度も、この「普通」という名の呪縛に、囚われてきました。
「うちの子は、他の子と比べて、ちょっと変わってるのかな…」
「このままで、大丈夫なのかな…」
そんな不安に、押しつぶされそうになる日もありました。

でも、ナースとして、そして、母として、たくさんの子どもたちと接してきた中で、私は、あることに気づいたんです。

それは、あなたの「普通」は、子どもの「普通」じゃない、ということ。
そして、子どもの個性を尊重し、伸ばすことが、子どもの自己肯定感を育む上で、何よりも大切だ、と。

今日は、そんな、子どもの個性をどう伸ばせばいいのか悩むママへ。
子どもの個性を伸ばすための、親の3つの視点について、お話しさせてください。

親の「普通」は、子どもの「普通」じゃない。価値観の押し付けが、個性を潰す

まず、知っておいてほしいこと。
それは、親が育ってきた環境や経験から培われた「普通」という価値観は、あくまで、あなた自身のものです。
子どもは、親とは違う、一人の人間であり、その「普通」を押し付けることは、子どもの個性を潰し、自己肯定感を低下させる原因となります。

  • 「みんなと同じように、〇〇ができるべき」
  • 「普通は、〇〇を好むものだ」
  • 「〇〇は、こうあるべきだ」

そういった親の「普通」という価値観が、子どもを苦しめ、
「自分は、ダメな子なんだ」
「自分は、みんなと違うから、おかしいんだ」
と、感じさせてしまう可能性があります。

子どもは、親の期待に応えようと、無理をして、自分らしさを失ってしまうことも、少なくありません。

なぜ、子どもの個性を伸ばすことが大切なのか?それは「自己肯定感」と「生きる力」

子どもの個性を伸ばすことが、なぜ、それほど大切なのでしょうか。

  • 「自分らしくいていいんだ」という自己肯定感:子どもが「自分らしくいていいんだ」「自分の個性は素晴らしいんだ」と感じることで、自己肯定感が育まれます。自己肯定感が高い子どもは、困難に直面しても、自分を信じて乗り越えることができます。
  • 「生きる力」を身につける:自分の個性を活かすことで、子どもは、自分にしかできないことを見つけ、社会の中で、自分らしく輝くことができます。これは、変化の激しい現代社会を生き抜く上で、非常に大切な「生きる力」となります。

<h2>子どもの個性を伸ばす!親の3つの視点</h2>

では、どうすれば、私たちは、子どもの個性を尊重し、伸ばしてあげられるのでしょうか。

視点1:「観察」する。子どもが何に興味を持ち、何に夢中になっているのか

まず、子どもが何に興味を持ち、何に夢中になっているのかを、じっくり観察することを意識しましょう。

  • どんな遊びが好きか。
  • どんなことに、時間を忘れて没頭しているか。
  • どんな時に、目を輝かせているか。

親が、子どもの興味や関心に気づき、それを認めてあげることで、子どもは、「ママは、私のことを見てくれている」と感じ、安心して、自分の個性を表現できるようになります。

視点2:「肯定」する。子どもの「好き」や「得意」を、どんなに小さなことでも褒める

子どもの「好き」や「得意」を、どんなに小さなことでも、肯定し、褒めることが大切です。
「〇〇ちゃん、絵を描くのが、本当に好きだね!」
「〇〇ちゃん、ブロックで、こんなすごいもの作れるんだね!」
「〇〇ちゃん、お友達に、優しくできるの、すごいね!」

親に肯定されることで、子どもは、「自分の個性は素晴らしいんだ」「自分は認められている」と感じ、自己肯定感を高めます。

視点3:「環境」を整える。子どもが自分の個性を伸ばせるような機会を提供する

子どもが自分の個性を伸ばせるような環境(習い事、本、遊びなど)を提供することも大切です。

  • 絵を描くのが好きなら、画材を揃えてあげる。
  • ブロック遊びが好きなら、色々な種類のブロックを与えてあげる。
  • 体を動かすのが好きなら、公園に連れて行ったり、スポーツの習い事をさせてあげたり。

親は、子どもが、自分の個性を存分に発揮できるような「舞台」を用意してあげる「プロデューサー」のような存在です。

親も「普通」を手放す勇気を持つ

あなたの「普通」は、子どもの「普通」じゃないかもしれません。
子どもの個性を尊重し、伸ばすこと。
それが、子どもの自己肯定感を育み、自分らしく輝ける大人へと成長させるための、最も大切な教育です。

親自身も、自分の「普通」という価値観を手放し、子どもの個性を尊重する姿勢を持つこと。
その姿勢が、親子の絆を深め、子どもが心豊かに育つための魔法なのだと、私は信じています。

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