「早くしなさい!」…今日、何回言いましたか?
「またゲームばっかりして!」
「なんで、こんなこともできないの!」
今日も、ガミガミ怒ってしまった…。
そして夜、子どもの天使のような寝顔を見ながら、「あんなに強く言う必要なかったのに…ごめんね」と、一人で後悔と自己嫌悪の波にのまれる。
そんな毎日を、繰り返していませんか?
こんにちは!3人の娘を相手に、毎日褒めたり叱ったり、喜んだり怒ったり、感情ジェットコースターな日々を送る、現役ママナースの皐月です。
何を隠そう、私も長女が小さい頃は「褒めて伸ばすなんて、余裕がある人の理想論でしょ!」と思っていました。でも、ある一つの「伝え方」のコツを知っただけで、不思議なことに、私自身のイライラが減り、娘の目に自信が宿るようになったんです。
結論:子どもの自己肯定感を育むのは、親の「才能」ではありません。誰でも今日から真似できる「技術」です。
この記事では、
- 【逆効果!】良かれと思って言ってる、NGな褒め方・叱り方
- 【コピペOK】シーン別!子どもの心が育つ「魔法の言葉かけ」フレーズ集
- 【ママナースの視点】自己肯定感は、最強の「心の免疫力」
- どうしてもイライラが止まらない時の、親のための処方箋
を、徹底的に解説します。
この記事を読めば、もう感情的に怒鳴って後悔する毎日は終わり。親も子も、自己肯定感が高まる、新しい関係が始まります。
【逆効果!】その褒め方・叱り方、子どもの心を削っていませんか?
良かれと思って使っているその言葉、実は子どもの「挑戦する心」を奪い、「どうせ自分なんて」という気持ちを植え付けているかもしれません。
NGな褒め方:「結果」や「才能」だけを褒める
- 「100点なんて天才だね!」
- 「〇〇ちゃんは、本当に頭がいいね!」
一見、最高の褒め言葉ですが、こればかりだと、子どもは「良い結果を出さないと、自分には価値がない」と考えるようになります。そして、失敗を恐れて、難しいことにチャレンジしなくなってしまうのです。
NGな叱り方:「人格」を否定する
- 「本当にダメな子ね!」
- 「なんで、いつもそうなの!」
感情に任せて、子どもの存在そのものを否定する言葉は、百害あって一利なし。「自分はダメな人間なんだ」という強烈な自己否定感を、心の奥深くに刻み込んでしまいます。
【シーン別】子どもの自己肯定感を爆上げする!魔法の言葉かけフレーズ集
難しく考える必要はありません。いつもの言葉を、少しだけ変換するだけ。ポイントは**「結果」ではなく「過程」を、「人格」ではなく「行動」を**、具体的に描写することです。
| シーン | つい言いがちなNG言葉 | 心を育てるOKフレーズ |
|---|---|---|
| テストで良い点を取った | 「すごい!頭いいね!」 | 「毎日コツコツ頑張ってたもんね!ママ、その努力を見てたよ!」 |
| お手伝いをしてくれた | 「えらいね、助かるよ」 | 「テーブルを拭いてくれたんだ!ピカピカで気持ちいいね、ありがとう!」 |
| 絵を上手に描いた | 「絵の才能があるんじゃない?」 | 「この色使いが、ママは大好きだな。どうしてこの色にしたの?」 |
| 友達とケンカした | 「なんで叩くの!悪い子だね!」 | 「おもちゃ取られて悔しかったんだね(共感)。でも、叩くのはダメ。言葉で『返して』って言ってみようか」 |
| 牛乳をこぼした | 「またやった!気をつけなさい!」 | 「大丈夫、わざとじゃないよね。一緒に雑巾で拭こうか」 |
【ママナースの視点】自己肯定感は、最強の「心の免疫力」
看護師として、たくさんの患者さんを見てきましたが、病気やケガからの回復が早い人には、ある共通点があります。それは、自己肯定感が高く、「自分なら大丈夫」と信じる力が強いことです。
自己肯定感は、まさに**「心の免疫力」**。
この免疫力が高ければ、将来、勉強の壁にぶつかっても、人間関係で傷ついても、仕事で失敗しても、「自分なら乗り越えられる」と、自らの力で立ち直ることができます。
子ども時代に親から与えられる「自分は、ありのままで価値がある」という感覚は、子どもが一生を生き抜くための、何よりのワクチンになるのです。
まとめ:完璧な親じゃなくていい。でも、言葉は選ぼう
毎日、仕事と育児に追われ、イライラしてしまうのは当然です。いつも完璧な対応なんて、誰にもできません。
でも、ほんの少しだけ、子どもにかける言葉を意識してみる。
感情的に怒鳴ってしまった後でも、「さっきは、ママも感情的になっちゃってごめんね」と、親が自分の非を認めて謝る。
その小さな積み重ねが、子どもの中に「自分は大切にされている」という絶対的な安心感を育てます。
今日から、NGワードを一つでも減らし、OKフレーズを一つでも多く、お子さんに届けてあげてください。その言葉の一つひとつが、子どもの未来を創る、大切な一滴になるのですから。
