【生後9ヶ月の言葉】「あーあー」しか言わない?大丈夫!言葉の発達を爆発的に促す、ママの関わり方

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「インスタで見かける同じ月齢の子は、もう『まんま』って言ってるのに…」
「うちの子、もうすぐ10ヶ月になるのに、『あー』とか『うー』しか言わない。もしかして言葉が遅れてる?」

赤ちゃんの成長のひとつひとつが愛おしいからこそ、周りの子と比べて「あれ?」と不安になってしまうこと、ありますよね。特に「言葉」の発達は個人差が大きいと頭では分かっていても、心配になってしまうのが親心です。

こんにちは!3人の娘たちも、それはそれは三者三様のペースで成長した、現役ママナースの皐月です。

まず、あなたに一番伝えたいこと。生後9ヶ月で「あーあー」しか言わなくても、多くの場合、全く心配いりません!

この記事では、そんなママの不安な気持ちに寄り添いながら、なぜ心配ないのかという理由と、赤ちゃんの「話したい!」気持ちを爆発的に引き出す、誰でも今日からできる関わり方のコツを、たっぷりお伝えしますね。

この記事でわかること

  • 生後9ヶ月の「あーあー」が、実はすごい発達の証である理由
  • 言葉の発達を促す、ママナース流「言葉のシャワー」5つのコツ
  • 【専門家への相談目安】本当に心配した方がいいのはどんな時?
  • 焦る気持ちがスーッと楽になる、魔法の考え方

大丈夫!その「あーあー」は、言葉を話すための大切な準備運動です

赤ちゃんが言葉を話すようになるまでには、いくつかのステップがあります。焦る前に、まずは「今、うちの子はどの段階かな?」と、赤ちゃんの成長を観察してみましょう。

結論から言うと、生後9ヶ月の「あーあー」は、言葉のタネをたくさん蒔いている、とても重要な時期なんです。

【言葉の発達ステップ】

  1. クーイング期(生後2~4ヶ月頃): 「あー」「うー」といった母音だけの、ご機嫌な時に出す声。まさに天使のささやきですね。
  2. 喃語(なんご)の始まり(生後5~8ヶ月頃): 「ばっ」「だっ」といった子音のような音や、「あうー」「ばぶー」のように、音が繋がり始めます。
  3. 反復喃語(生後8ヶ月~): 「まんままま」「だだだだだ」のように、同じ音を繰り返すようになります。ママたちが「もしかして、ママって言った!?」と期待し始めるのがこの時期(笑)。
  4. 模倣とコミュニケーション(生後9ヶ月~):今ココです!
    大人の言うことの「意味」はまだ分からなくても、イントネーション(抑揚)を真似したり、やり取りそのものを楽しんだりするように。「あーあー!」とママに何かを訴えかけるような喃語が増えてきます。

つまり、9ヶ月の「あーあー」は、意味のない声ではなく、「ねぇママ、あのね!」と、一生懸命コミュニケーションをとろうとしている、尊いおしゃべりなんです。

言葉のシャワーを浴びせよう!発達を爆発的に促す関わり方5選

「じゃあ、この時期に何をしてあげればいいの?」と思いますよね。特別な知育は必要ありません。大切なのは、ママやパパがたくさんの「言葉のシャワー」を浴びせてあげること。

コツ①:見たもの全部「食レポ風」に実況中継!

「おむつ替えるよ、スッキリするね」「リンゴだね、赤くてツヤツヤしてるね、美味しそう!」
このように、ママが見ているもの、感じていることを、ただただ口に出して実況してあげるだけでOKです。赤ちゃんは、ママの言葉をBGMのように聞きながら、言葉のリズムや音をどんどん吸収していきます。

コツ②:魔法の言葉「ワンワン」「ブーブー」を使いこなす

「犬」より「ワンワン」、「車」より「ブーブー」。赤ちゃんは、こうした擬音語・擬態語が大好き!短くてリズミカルな言葉は、赤ちゃんにとって真似しやすく、言葉を覚えるきっかけになります。「雨がザーザー降ってるね」「ふわふわのタオルだね」など、日常のあらゆる場面で使ってみてください。

コツ③:赤ちゃんの要求に「言葉」を添えて応える

赤ちゃんが「あー!」と指をさしたら、「あ、お茶が欲しいのね。はい、どうぞ」と、赤ちゃんの気持ちを代弁して、言葉を添えてから欲求を満たしてあげましょう。これを繰り返すことで、「この気持ちは『お茶』っていうんだ!」と、気持ちと言葉が結びついていきます。

コツ④:赤ちゃんの喃語に「120%のリアクション」で返す

赤ちゃんが「だだだ!」と言ったら、「だだだだねー!おしゃべり上手だねぇ!」と、満面の笑みで返してあげましょう。赤ちゃんは「ママが反応してくれた!」と嬉しくなり、コミュニケーションの楽しさを覚えます。「もっと伝えたい!」という意欲が、次の言葉を引き出すのです。

コツ⑤:絵本は「読む」より「指さし」でOK

この時期の読み聞かせは、物語を理解させる必要はありません。「ワンワン、いたね」「リンゴ、おいしそうだね」と、ママが絵を指さしながら、単語を繰り返してあげるだけで十分。カラフルな絵とママの優しい声が、最高の刺激になります。

【ママナースの視点】本当に心配すべき?専門家への相談の目安

個人差が大きいと分かっていても、不安が消えないこともありますよね。看護師として、そして母として、「こんな様子が見られたら、一度相談を検討してみて」という客観的な目安をお伝えします。

以下の項目に複数当てはまる場合は、かかりつけの小児科医や、地域の保健センターの保健師さんに気軽に相談してみてください。

  • 【聴こえの確認】 後ろから名前を呼んでも、ほとんど振り向かない。大きな物音にも、全く驚く様子がない。
  • 【やり取りの確認】 目が合わない。「バイバイ」など、簡単な身振りを真似しようとしない。
  • 【意思表示の確認】 欲しいものを指さしたり、声を出して要求したりすることがない。
  • 【喃語の確認】 「ば」「だ」などの子音を含む喃語が全く出てこない。

これは、あくまで目安です。相談=異常ではありません。「ちょっと安心するために、専門家の意見を聞いてみよう」くらいの軽い気持ちで大丈夫ですよ。

まとめ:赤ちゃんの言葉は、ママの声で育つ

言葉の発達は、本当に一人ひとり違います。早く話し始める子もいれば、じっくり言葉を溜め込んで、ある日突然おしゃべりになる子もいます。

焦る必要は全くありません。何よりの栄養は、ママやパパの優しい眼差しと、たくさんの語りかけです。

今はまだ「あーあー」だけでも、赤ちゃんは全身であなたとコミュニケーションをとろうとしています。その可愛らしい「宇宙語」の時期を、ぜひ楽しんでくださいね。あなたの笑顔と言葉のシャワーが、お子さんの「話したい!」という気持ちを、これからどんどん育てていきますよ。

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