【ママナースが解説】子どもの中耳炎、どう乗り切る?症状・原因・ホームケアと病院に行く目安

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title: 【ママナースが解説】子どもの中耳炎、どう乗り切る?症状・原因・ホームケアと病院に行く目安
metadesc: 夜中に突然「耳が痛い!」と泣き叫ぶ我が子。それ、中耳炎かも。3姉妹の母である現役看護師が、中耳炎の典型的な症状、家庭でできる痛みの和らげ方、そして「今すぐ病院に行くべきか」を判断する明確な受診目安を解説します。
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  - 中耳炎
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  - 健康
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  - こそだて部
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深夜2時、静まり返った部屋に響き渡る、子どもの甲高い泣き声。
「耳がいたいー!」と泣きじゃくり、自分の耳を押さえている…。

この光景、経験したことのあるママ・パパは少なくないはず。
母親として、そして看護師として、私もこの「真夜中の絶叫」には何度も心を凍らせてきました。そう、子育て家庭の宿敵とも言える、**中耳炎**です。

こんにちは!現役ママナースの皐月です。

突然の耳の痛みと高熱に、どうしてあげることもできず、無力感と不安でいっぱいになりますよね。
でも、大丈夫。
中耳炎は、子どもの成長過程でとてもポピュラーな病気。そして、正しい知識があれば、親が家庭でしてあげられることは、たくさんあります。

> **この記事でわかること**
> *   なぜ子どもは中耳炎を繰り返すの?その簡単な理由
> *   言葉で言えない赤ちゃんの「耳が痛い」サイン
> *   【ママナースのケアプラン】お家でできる痛みの和らげ方
> *   救急車?明日の朝でいい?「病院へ行くべき」危険なサイン

慌てて救急に駆け込む前に、まずこの記事を読んで、冷静に対応する準備をしましょう。

## なぜ?風邪をひくと、すぐに中耳炎になる子の謎

**結論から言うと、子どもの耳と鼻をつなぐ管(耳管)が、大人に比べて「短く、太く、水平」だからです。**

例えるなら、大人の耳管が「細く曲がりくねった山道」なら、子どもの耳管は「まっすぐな高速道路」。
そのため、風邪をひいて鼻水(=細菌やウイルスの温床)が出ると、その菌が高速道路を通って、あっという間に耳の中に到着し、炎症を起こしてしまうのです。

つまり、**中耳炎の予防と対策は、「鼻水ケア」とイコール**と言っても過言ではありません。

> **【話せない赤ちゃんのSOSサイン】**
>
> *   理由もなく、急に機嫌が悪くなる
> *   しきりに耳を触る、引っ張る
> *   ミルクや母乳を飲むのを嫌がる(吸う力で耳の圧が変わり、痛むため)
> *   首を振るのを嫌がる
> *   横にすると泣き出す

## ママナースのケアプラン:お家でできる4つのこと

病院に行く前に、家庭でできることはたくさんあります。目標は「痛みの緩和」と「鼻水のコントロール」です。

1.  **痛みを和らげる**
    *   **冷やす:** 濡らしたタオルや冷えピタなどで、痛がっている耳の周りを冷やしてあげましょう。炎症が和らぎ、痛みが楽になります。
    *   **頭を高くする:** 横になると耳への圧力が高まり、痛みが増します。寝る時は、枕やクッションで上半身を少し高くしてあげると効果的です。
    *   **解熱鎮痛剤を使う:** 痛みが強く、眠れないようなら、子ども用の解熱鎮痛剤(アセトアミノフェンなど)を使いましょう。「薬に頼るのは…」と躊躇する気持ちも分かりますが、痛みで体力を消耗させる方が、回復を遅らせてしまいます。用法用量を守って、上手に活用しましょう。

2.  **鼻水を制圧する!**
    これが一番大事かもしれません。鼻吸い器を使い、こまめに鼻水を吸ってあげてください。鼻の通りが良くなるだけで、耳への負担はかなり軽減されます。

3.  **水分補給と安静**
    熱や痛みで、食欲が落ちる子も多いです。食事は無理強いせず、イオン飲料や麦茶、ゼリーなど、本人が欲しがるもので水分補給を優先しましょう。

4.  **耳だれが出たら**
    耳から膿のような液体(耳だれ)が出てきたら、それは炎症で破れた鼓膜から膿が出ている証拠。慌てずに、耳の入り口に出てきた液体を、清潔なガーゼやティッシュで優しく拭き取ってください。耳の奥にティッシュを詰めたり、綿棒を入れたりするのは絶対にNGです。

## 病院受診の目安:このサインを見逃さないで!

**結論:ママ・パパの「なんだかいつもと違う、おかしい」という直感は、大抵当たります。迷ったら、かかりつけ医に電話で相談しましょう。**

その上で、以下の症状が見られる場合は、夜間や休日でも医療機関の受診を検討してください。

> **【危険なサイン・チェックリスト】**
>
> □ 38.5℃以上の高熱が続いている
> □ 耳だれ(耳から液体)が出ている
> □ 痛みが激しく、火がついたように泣き叫び、なだめられない
> □ ぐったりして、水分もあまり摂れない
> □ 呼びかけへの反応が鈍い、視線が合わない
> □ けいれんを起こした
> □ 生後3ヶ月未満の赤ちゃんの発熱

## まとめ:正しい知識が、親を強くする

子どもの急な病気は、本当に肝が冷えますよね。
でも、中耳炎は、ほとんどの子が一度は経験する「成長の通過儀礼」のようなもの。

正しい知識という「武器」があれば、親は冷静になれます。
そして、親の冷静で温かい態度は、病気で不安な子どもの心を、何よりも安心させてくれる「特効薬」になるのです。

今夜、あなたとお子さんが、少しでも穏やかに眠りにつけますように。

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