おもちゃ売り場で、途方に暮れていませんか?
カラフルで、高機能で、いかにも「賢くなりそう」な知育玩具の数々。
「うちの子の才能を伸ばすには、どれがいいんだろう?」
「でも、せっかく買っても、すぐに飽きちゃったらもったいないし…」
おもちゃ売り場に立つと、子どものためを思うほど、その選択肢の多さに圧倒されてしまいますよね。
こんにちは。3人の娘を育てながら、ナースとして働く皐月です。
今日は、そんなおもちゃ選びに悩むママ・パパへ、大切なことをお伝えします。
それは、子どもの成長にとって一番大切なおもちゃは、高価な知育玩具ではないということ。
その子の「今」の発達段階に寄り添い、好奇心と思考力をぐんぐん引き出す**「遊び」そのもの**なんです。
この記事は、0歳から6歳まで、お子さんの発達段階に合わせた「遊び」の教科書。もう、おもちゃ選びで迷わないための、ママナースからの処方箋です。
その前に…「遊び」は、子どもの「お仕事」です
ナースとして子どもの発達を学ぶ中で、そして三姉妹の母として実感するのは、**「遊びは、学びの基本である」**ということです。
子どもは、遊びを通して、物の仕組みを理解し(物理学)、数を数え(数学)、言葉を覚え(言語学)、想像力を働かせ(芸術)、お友達と関わる(社会学)…まさに、生きていく上で必要なすべてのことを学んでいます。
親の役割は、高価なおもちゃを買い与えることではなく、その子の発達に合った「遊び」という名の「お仕事」の環境を、少しだけ整えてあげることなのです。
【年齢別】子どもの才能を引き出す「遊び」の教科書
【0〜6ヶ月】五感をフル活用し、世界と繋がる時期
この時期の赤ちゃんは、見るもの、聞くもの、触るものすべてが新鮮。五感を優しく刺激してあげましょう。
- おすすめのおもちゃ:
- 色がはっきりしたメリー、がらがら
- 様々な手触りが楽しめる布絵本、にぎにぎ
- 遊びのヒント:
ママやパパが最高の「おもちゃ」です。たくさん話しかけ、歌をうたい、目と目を合わせてニッコリ笑いかけてあげましょう。ベビーマッサージで肌と肌で触れ合うのも、赤ちゃんの心と体の発達にとても良い影響を与えます。
【6〜12ヶ月】「原因と結果」を発見する、小さな科学者の時期
「これを叩くと、音が鳴る!」「これを落とすと、ママが拾ってくれる!」
この時期は、「自分の行動が、世界に影響を与える」という大発見を繰り返す時期です。
- おすすめのおもちゃ:
- 叩くと音が出る太鼓、積み木
- 押すとキャラクターが飛び出すおもちゃ
- 遊びのヒント:
「いないいないばあ」は、この時期の子どもが鉄板で喜ぶ遊び。物が隠れても見えなくなるわけではない、という「対象の永続性」を学ぶ、高度な知育遊びなんですよ。
【1〜2歳】「まねっこ」で社会性を学ぶ、小さな探求者の時期
大人のやることを、何でも真似したがる時期。言葉も行動も、どんどん吸収していきます。
- おすすめのおもちゃ:
- おままごとセット、お人形
- 積み木、簡単な型はめパズル
- 遊びのヒント:
「もしもし〜」と電話の真似をしたり、お料理の真似をしたり。「どうぞ」「ありがとう」のやり取りも、おままごとを通して楽しく学べます。絵本を読みながら、「ワンワンはどれかな?」と指差しを促すのも、言葉の発達に繋がります。
【3〜4歳】「ごっこ遊び」で想像力と心を育む時期
想像力が爆発し、自分だけの物語の世界に没頭するようになります。お友達との関わりも増え、社会性の基礎が作られます。
- おすすめのおもちゃ:
- ヒーローやお姫様になれる変身グッズ、お医者さんごっこセット
- 創造力が広がるブロック(レゴなど)、粘土、お絵かき道具
- 遊びのヒント:
子どもが作る物語の世界に、親も登場人物として参加してみましょう。「王女様、お困りですか?」なんて声をかければ、子どもの目はキラキラ輝くはず。
【5〜6歳】「ルール」を理解し、論理的思考を育む時期
簡単なルールを理解し、勝ち負けのある遊びを楽しめるようになります。思考力や集中力も高まります。
- おすすめのおもちゃ:
- 簡単なボードゲーム、カードゲーム(トランプ、かるた)
- 少し複雑なブロックやパズル、科学実験キット
- 遊びのヒント:
ゲームで負けて悔しがるのも、大切な心の成長。「悔しいね。でも、次は勝てるように作戦を考えようか!」と、次への意欲に繋げてあげましょう。
最後に。最高のおもちゃは、あなたの「笑顔」です
色々なおもちゃを紹介しましたが、忘れないでください。
子どもにとって最高のおもちゃは、ママやパパの笑顔と、温かい声かけです。
高価なおもちゃを買い与えることよりも、今日5分、スマホを置いて、子どもの遊びに「それ、なあに?」「すごいね!」と夢中になって付き合ってあげること。
それが、子どもの才能を何よりも引き出す、最高の魔法なのです。
