「子どもの習い事、何にしようかな…」と考えた時、多くのママが一度は「スイミング」を候補に入れるのではないでしょうか。
こんにちは！3人の娘を育てるママナースの皐月です。
何を隠そう、我が家の娘たちも全員スイミング経験者。今でも、水が怖くて顔もつけられなかった長女が、初めて25mを泳ぎ切った日のことを鮮明に覚えています。息を切らしながら、プールサイドにたどり着いた時の、あの誇らしげな顔！
あの瞬間、私は確信しました。スイミングは、ただ体力がついたり、風邪をひきにくくなったりするだけじゃない。子どもの**「心」を育て、いざという時に「命」を守る**、他の習い事では得がたい、絶大な価値があるんだって。
今日は、そんなスイミングが子どもに与える本当のメリットと、後悔しない教室選びの秘訣を、ママナースとして、そして3人の子をプールに通わせた母としての視点から、たっぷりお伝えしますね。
この記事でわかること
- 「体力がつく」以上に大切な、スイミングが育む3つの「生きる力」
- なぜスイミングが「最強の自己肯定感ブースター」になるのか
- 看護師だからこそ断言できる、命を守るための絶対的な価値
- 後悔しない！スイミング教室選び、7つのチェックポイント
体力だけじゃない！スイミングが育む、3つの「生きる力」
「スイミング＝体力がつく」は、もちろんその通り。でも、私がそれ以上に注目してほしいのは、子どもの内面をたくましく育てる、こちらの3つのメリットです。
① 最強の「自己肯定感」が育つ
スイミングほど、**「できなかったことが、できるようになった！」**という成功体験を、具体的かつ継続的に積み重ねられる習い事は、なかなかないかもしれません。
水に顔をつけるのも怖かった子が、潜れるようになり、バタ足で進めるようになり、そしてクロールで25mを泳ぎ切る…。進級テストという明確な目標があるからこそ、子どもは自分の成長をハッキリと実感できます。
この「やればできる！」という自信は、水泳の世界だけに留まりません。勉強の壁、お友達との関係、そして将来社会に出て困難にぶつかった時…「あの時できたんだから、きっと今回も大丈夫」と、自分を信じて乗り越えようとする**「折れない心」の土台**になってくれるんです。
② いざという時、自分の「命を守る力」が身につく
これは、看護師として、そして親として、私がスイミングを一番に推す理由です。
毎年のように、夏になると胸が痛む水の事故のニュース。もし万が一、海や川で足を取られた時、パニックにならずに数秒でも長く浮いて、助けを待つことができるか。この差が、文字通り生死を分けます。
スクールによっては、泳ぎの技術だけでなく、服を着たまま水に落ちた時の対処法を学ぶ「着衣水泳」の授業もあります。これはどんな知識よりも尊い、**一生モノの「お守り」**になると、私は断言します。
③ 実は「脳の発達」にも効果アリ！
水中で手足をバラバラに、でも連動させて動かすという複雑な動きは、脳にとって非常に良い刺激になります。特に、右手と左足、左手と右足…と、左右非対称の動きを繰り返すクロールなどは、右脳と左脳をバランスよく刺激し、思考力や空間認識能力の発達を促すとも言われています。
後悔しない！スイミング教室選び、7つのチェックポイント
「よし、スイミングを始めよう！」と思っても、教室はたくさんあって迷いますよね。月謝や距離だけで選ぶと、「うちの子には合わなかったかも…」と後悔することも。入会前に、ぜひチェックしてほしいポイントをまとめました。
- 振替制度は柔軟か？
子どもは、本当に予測不能なタイミングで熱を出します（笑）。休んだ分を、手数料なしで他の曜日に振り替えられるか、振替の有効期限はいつまでか。これは忙しいママ・パパにとって、最も重要なチェック項目の一つです。 - コーチの質と人数は？
体験レッスンで、コーチの子どもへの接し方をじっくり観察しましょう。厳しい指導か、褒めて伸ばすタイプか。また、生徒の人数に対してコーチの数は十分か、安全管理は行き届いているかも見ておきたいポイントです。 - スクールの「雰囲気」は合っているか？
選手育成に力を入れている競争的なスクールもあれば、水に親しむことを第一に考える、楽しさ重視のスクールもあります。お子さんの性格に合った雰囲気の場所を選んであげられると、長く続けやすいですよ。 - 水質管理は徹底されているか？
肌がデリケートなお子さんの場合、プールの水質は気になりますよね。衛生管理について質問した際に、誠実に答えてくれるかは、信頼できるスクールを見極める良い指標になります。 - 進級テストの基準は明確か？
「なぜ今回もダメだったの？」が分からないと、子どものやる気はどんどん下がってしまいます。進級の基準が明確で、テスト後にコーチから「次はここを頑張ろうね」といった具体的なフィードバックがあるかを確認しましょう。 - 親の見学はしやすいか？
子どもの頑張る姿は、やっぱりこの目で見たいですよね！見学スペースの有無や広さ、写真・ビデオ撮影のルールも、事前に確認しておくとスムーズです。 - 更衣室の様子は？【ママナース的裏ワザ】
意外と見落としがちなのが更衣室。清掃は行き届いているか、換気は十分か。子どもたちが着替える場所の衛生状態は、スクール全体の管理体制を映す鏡だったりしますよ。
まとめ：スイミングは、わが子への「生きる力」のプレゼント
スイミングは、単に泳ぎ方を教えるだけの場所ではありません。
それは、子どもの心と体をたくましく育て、大きな自信を与え、そして、何にも代えがたい「命を守る力」を授けてくれる、最高の習い事だと私は信じています。
ぜひ、今回のチェックリストを片手に、お子さんと一緒にプールへ足を運んでみてください。
水しぶきをあげて、満面の笑みでこちらに手を振るわが子の姿。それはきっと、あなたの想像以上に輝いて見えるはずですよ。