【ママナースが断言】「朝、起こしても起きない!」と怒る前に。昨夜、何時に寝たか覚えてる?子どもの睡眠の真実

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「早く起きなさい!」
「もう何回起こしたと思ってるの!?」

朝、子どもがなかなか起きてこないと、ついイライラして怒鳴ってしまいませんか?
「なんでうちの子は、こんなに朝が苦手なんだろう?」
「もしかして、夜更かししてるのかな?」
そう思って、つい子どもを責めてしまったり。

そんな経験、子育て中のママなら誰もが一度はしたことがあるのではないでしょうか。
私も3姉妹のママとして、そしてナースとして、子どもの睡眠問題には常に頭を悩ませてきました。

でも、ナースとして学んだ睡眠の知識と、多くの子どもたちを見てきた経験から、私は気づいたんです。
子どもが「朝、起こしても起きない」のは、単なるわがままではなく、睡眠不足が原因であることも少なくないということに。

今日は、そんなママたちの不安を少しでも和らげるために、子どもの睡眠の真実と、子どもの睡眠習慣を改善するためのヒントについて、ママナースの視点からお話ししたいと思います。

「朝、起こしても起きない!」と怒る前に。ママナースが教える「子どもの睡眠」の真実

結論:子どもは、大人よりも多くの睡眠時間を必要とします。朝起きられないのは、単に「寝足りていない」だけかもしれません。

「朝、起こしても起きない」子どもを見ると、親はつい「夜更かししてるんじゃないか」「だらしない」などと思ってしまいがちです。
しかし、子どもの睡眠時間は、大人のそれとは全く異なります。
成長期の子どもにとって、十分な睡眠は心と体の健やかな発達に不可欠です。

ママナースが解説!子どもの「睡眠不足」が引き起こす心と体への影響

結論:子どもの睡眠不足は、集中力や学習能力の低下、感情の不安定さ、免疫力の低下など、様々な悪影響を引き起こします。

ナースとして、私は患者さんの睡眠が、その人の回復や健康状態に大きく影響することを知っています。
子どもの睡眠も同じ。十分な睡眠が取れていないと、心と体に様々な悪影響を及ぼします。

1. 集中力・学習能力の低下

睡眠不足は、脳の働きを低下させます。
学校での集中力が続かなかったり、授業内容を覚えられなかったり、宿題に時間がかかったり。
学習能力の低下に繋がり、学業不振の原因となることもあります。

2. 感情の不安定さ、イライラ

睡眠不足は、感情のコントロールを難しくします。
些細なことでイライラしたり、怒りっぽくなったり、感情の起伏が激しくなったり。
行動問題に繋がり、親子関係や友人関係にも悪影響を及ぼす可能性があります。

3. 免疫力の低下、体調不良

睡眠は、体の免疫力を高めるために非常に重要です。
睡眠不足が続くと、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなったり、体調を崩しやすくなったりします。

4. 成長ホルモンの分泌への影響

成長ホルモンは、主に睡眠中に分泌されます。
睡眠不足が続くと、成長ホルモンの分泌が阻害され、身体的な成長にも影響を与える可能性があります。

「早寝早起き」は親の責任!ママナース流「子どもの睡眠習慣」改善のヒント

結論:子どもの睡眠習慣を整えることは、親の責任です。親が意識的に環境を整え、習慣化することが大切です。

1. 「昨夜、何時に寝たか」を振り返る

子どもが朝起きられない時、怒る前に「昨夜、何時に寝たか」を思い出してみましょう。
子どもの年齢に応じた適切な睡眠時間を確保できているか、確認することが大切です。

  • 幼児期(3〜5歳): 10〜13時間
  • 学童期(6〜12歳): 9〜12時間

2. 決まった時間に「寝る準備」を始める

毎日同じ時間に寝る準備を始めることで、子どもの体内時計が整い、「もうすぐ寝る時間だな」と体が自然に認識するようになります。
お風呂、歯磨き、絵本、とルーティンを決めて、毎日同じ流れで行いましょう。

3. 寝室の環境を整える

  • 暗さ: 寝室は真っ暗にするか、ごくわずかな常夜灯にするなど、光を遮断しましょう。
  • 温度: 快適な室温(夏は26〜28℃、冬は20〜22℃が目安)を保ちましょう。
  • 静けさ: テレビやスマホの音は消し、静かな環境を整えましょう。

4. 寝る前の「デジタルデトックス」

寝る1時間前からは、スマホ、タブレット、テレビなどのデジタルデバイスの使用を控えましょう。
ブルーライトは、睡眠を促すホルモンであるメラトニンの分泌を抑制し、寝つきを悪くする原因となります。

5. 親自身も「早寝早起き」を心がける

親が夜遅くまで起きていると、子どもも「まだ起きていたい」と思ってしまいます。
親自身も「早寝早起き」を心がけ、子どもにとって良いロールモデルとなりましょう。

まとめ

「朝、起こしても起きない!」と怒る前に、子どもの睡眠の真実を知り、睡眠習慣を見直してみませんか?
ママナースの知恵が、あなたの家庭の睡眠問題解決のヒントになれば嬉しいです。

子どもの睡眠は、心と体の健やかな発達に不可欠です。
「早寝早起き」は親の責任。
親が意識的に環境を整え、習慣化することで、子どもはぐっすり眠れるようになり、朝もスッキリ起きられるようになるはずです。
子どもの笑顔のために、今日からできる睡眠改善を始めてみませんか?

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