「手伝おうか?」その一言に、カチンと来たことありませんか?
「言わなきゃやってくれない…」
「なんで私ばっかり、こんなに大変なの…」
こんにちは、3姉妹の母で現役ナースの皐月です。
かつての私は、家事育児をしない夫に毎日イライラ。
「少しは手伝ってよ!」と頼んでは、中途半端なやり方にさらに腹を立て、夫婦喧嘩を繰り返す…という負のループに陥っていました。
でもある日、私は夫に**「手伝って」と頼むのを、きっぱりとやめた**のです。
すると、あれだけ絶えなかった夫婦喧嘩が、嘘のように激減しました。
今回は、多くのママをイライラさせる言葉、「手伝う」に潜む罠と、夫を「他人事」から「自分事」に変える、我が家のコミュニケーション術についてお話しします。
「手伝う」という言葉に潜む、恐ろしい罠
一見、優しさに見える「手伝う」という言葉。
でも、この言葉の裏には、**「家事育児の担当は、あくまで妻(ママ)」**という、恐ろしい前提が隠れています。
「手伝う」というスタンスの夫は、家事育児の当事者ではありません。
あくまで、あなたの「サポート役」。
だから、言われなければやらないし、やり方も中途半端。
「やってあげた」という恩着せがましい態度に、私たちはイライラしてしまうのです。
夫を「戦友」に変える、魔法の言葉がけ
夫を「当事者」に変えるために、私が「手伝って」の代わりに使い始めた言葉があります。
① 「相談」する
「次の週末、子どもの公園と買い出しがあるんだけど、どう役割分担する?」
「お願い」ではなく「相談」の形にすることで、「二人で解決すべき問題」という意識が生まれます。
夫に「どうしたい?」と選択肢を与えることで、主体的に関わってくれるようになります。
② 「実況中継」で巻き込む
「今からお風呂掃除するねー!その間に、洗濯物たたんでくれると、すごく助かる!」
「〇〇やっといて」という「指示」は、相手のやる気を削ぎます。
自分の状況を実況中継し、「だから、これをやってほしい」と理由とセットで伝えることで、夫も納得して動きやすくなります。
③ とにかく「感謝」を伝える
「ありがとう!」「助かった!」
たとえやり方が気に入らなくても、まずは感謝の言葉を伝えましょう。
「すごい!私より上手かも!」
なんて、ちょっと大げさに褒めてみると、夫は(単純なので)次も喜んでやってくれるようになります(笑)。
夫は「敵」ではなく「戦友」
家事育児は、ママ一人が背負うものではありません。
夫婦二人で乗り越えていく、チーム戦です。
夫は、あなたをイライラさせる「敵」ではありません。
一番近くであなたを支えてくれる、最高の「戦友」になるはずの存在です。
もし、あなたが今、孤独な戦いに疲れているなら。
まずは「手伝って」という言葉を、今日から封印してみませんか?
言葉一つで、あなたの隣にいるパートナーが、最強の味方に変わるかもしれませんよ。
