「ママ、なんで空は青いの?」「なんで鳥は飛べるの?」その「なんで?」に、あなたは、どう答えていますか?
朝から晩まで、子どもからの「なんで?なんで?」攻撃。
「なんで、ご飯食べなきゃいけないの?」
「なんで、お風呂入らなきゃいけないの?」
「なんで、ママは怒るの?」
そのたびに、あなたは、
「後でね」
「うるさいな」
「そんなこと、どうでもいいでしょ!」
と、つい、感情的に答えてしまっていませんか?
そして、そのたびに、子どもの、不満そうな顔を見て、「あーあ、またやっちゃった…」と、自己嫌悪に陥る。
「でも、忙しいし、いちいち答えてられないよ…」
「知らないことまで聞かれても、困るし…」
そんな不安に、押しつぶされそうになる日もありました。
3姉妹の母である私も、かつては、この「なんで?攻撃」に、頭を悩ませてきました。
でも、ナースとして、そして、母として、たくさんの子どもたちと接してきた中で、私は、あることに気づいたんです。
それは、子どもの「なんで?」は、決して「困らせよう」としているわけではない、ということ。
むしろ、**子どもの知的好奇心の芽生えであり、それは「才能の原石」**なのだ、と。
今日は、そんな、子どもの「なんで?」にうんざりしているママへ。
知的好奇心を爆発させる、親の最強の返答について、お話しさせてください。
子どもの「なんで?」は、知的好奇心の芽生え。それは「才能の原石」
まず、知っておいてほしいこと。
それは、子どもが「なんで?」と問いかけるのは、世界に対する興味や探求心の表れだ、ということです。
それは、
- 「もっと知りたい!」
- 「もっと理解したい!」
- 「もっと学びたい!」
という、子どもの内側から湧き上がる、純粋な欲求なのです。
この知的好奇心は、将来の学びや成長に繋がる、**「才能の原石」**です。
この原石を、親がどう磨いてあげるかで、子どもの未来は大きく変わります。
なぜ「なんで?」にうんざりしてしまうのか?それは「時間」と「知識」の不足
忙しい毎日の中で、親は、時間や知識の不足から、子どもの「なんで?」にうんざりしてしまうことがあります。
- 時間がない:家事や育児、仕事に追われ、ゆっくりと子どもの質問に答える時間がない。
- 知識がない:子どもの質問が、自分の知識の範囲を超えていて、どう答えていいかわからない。
- 疲れている:心身ともに疲れていると、子どもの質問に、優しく答える余裕がなくなる。
これらの要因が、複雑に絡み合い、親の心を、深く傷つけてしまうのです。
知的好奇心を爆発させる!親の最強の返答3つのヒント
では、どうすれば、私たちは、子どもの知的好奇心を爆発させ、学びの楽しさを育んであげられるのでしょうか。
ヒント1:「一緒に考えてみようか」と誘う
答えを教えるのではなく、「一緒に考えてみようか」と誘うことで、子どもは、自分で考える楽しさを学びます。
「なんでだと思う?」
「ママも、ちょっとわからないな。一緒に調べてみようか!」
と、親も一緒に考える姿勢を見せることで、子どもは、「ママは、私のことを大切に思ってくれている」と感じ、安心感を得られます。
ヒント2:「どうしてだと思う?」と問い返す
子どもに、自分で考える機会を与えることも大切です。
「なんで、空は青いと思う?」
「どうして、鳥は飛べるんだと思う?」
と、問い返すことで、子どもは、自分の頭で考え、仮説を立てる力を育みます。
たとえ、間違った答えでも、子どもの考えを否定せず、
「なるほどね!そういう考え方もあるんだね!」
と、肯定してあげましょう。
ヒント3:「図鑑や本」を活用する
答えがわからない時は、一緒に図鑑や本で調べることを提案しましょう。
「ママも、ちょっとわからないから、図鑑で調べてみようか!」
「この本に、書いてあるかもしれないよ!」
と、子どもと一緒に、図書館に行ったり、本屋さんに行ったりするのも良いでしょう。
本や図鑑は、子どもの知的好奇心を刺激し、学びの世界を広げてくれます。
親も「なんで?」を一緒に楽しむ
子どもの「なんで?」は、親にとって、新しい発見や学びの機会でもあります。
親自身も、子どもの「なんで?」を一緒に楽しむことで、新しい知識を得たり、世界を広げたりすることができます。
「なんで?」は、子どもが世界と繋がるための、大切な扉です。
その扉を、親が一緒に開いてあげることで、子どもは、無限の可能性を秘めた世界へと羽ばたいていくことができます。
子どもの知的好奇心を爆発させ、学びの楽しさを育むために
子どもの「なんで?」は、知的好奇心の芽生えであり、才能の原石です。
親は、答えを教えるのではなく、一緒に考える姿勢を見せ、子どもに自分で考える機会を与えること。
そして、親自身も「なんで?」を一緒に楽しむこと。
それが、子どもの知的好奇心を爆発させ、学びの楽しさを育むための、最も大切な教育です。
どうか、あなたの目の前で、「なんで?」と問いかける我が子を、
「困った子」だと、決めつけないでください。
その「なんで?」は、あなたへの、そして、自分自身への、大切なメッセージなのですから。
