子どもが寝た後、あなたはまず何をしますか?
静まり返ったリビング。
やっとの思いで子どもを寝かしつけ、ようやく訪れた、つかの間の自分時間。
でも、目の前には、シンクに溜まった洗い物、取り込んだままの洗濯物の山、散らかったおもちゃ…。
ソファに倒れ込みたい気持ちを奮い立たせ、重い腰を上げて家事を始める。
そんな毎日を送っていませんか?
こんにちは、3姉妹の母で現役ナースの皐月です。
もちろん、家事も大切です。
でも、その山積みの家事よりも、**たった5分でいいから、あなたの心と、明日の親子関係のためにやってほしい「夜の小さな習慣」**があるのです。
明日の笑顔を作る「良かったこと探し」
その習慣とは、とてもシンプル。
「今日一日の、子どもの『良かったところ』『可愛かったところ』を、3つ思い出す」
たったこれだけです。
できれば、スマホのメモ帳や、お気に入りのノートに書き出してみてください。
- 「ごはん、スプーンで上手にすくえたね」
- 「公園で、アリさんをじーっと見てた横顔が可愛かったな」
- 「ママって言って、ぎゅーってしてくれた」
どんなに些細なことでも構いません。
その日一日の、子どものポジティブな側面に、意識的に目を向けるのです。
なぜ、この習慣が「魔法」なのか
この「良かったこと探し」には、驚くほどの効果があります。
① ママの心が、穏やかになる
日中は、つい子どもの「できていないこと」ばかりに目がいきがち。
イライラしたり、叱りすぎてしまったりした日もあるでしょう。
でも、寝る前に子どもの「良かったところ」を思い出すことで、**「色々あったけど、やっぱり我が子は可愛いな」**と、温かい気持ちで一日を締めくくることができます。
自己嫌悪に陥りがちな夜が、優しい気持ちに包まれる時間に変わります。
② 明日の朝、笑顔で「おはよう」が言える
「あんなに可愛いところがあったな」と思いながら眠りにつくと、不思議なことに、翌朝、自然と穏やかな気持ちで子どもに接することができます。
寝起きのぐずりにも、少しだけ寛容になれるはず。
ママの心の余裕が、朝のバタバタを、笑顔の時間に変えてくれます。
③ 子どもの自己肯定感が、ぐんぐん育つ
ママの心の安定は、必ず子どもに伝わります。
ママが笑顔でいること。それ自体が、子どもにとっては何よりの安心材料であり、「自分は愛されているんだ」という自己肯定感の土台を育むのです。
◇
忙しい毎日だからこそ、たった5分。
残った家事は、少しだけ明日の自分に任せて、今夜は、我が子の「良かったところ」を探す時間を作ってみませんか?
その小さな習慣が、あなたの心を癒し、明日の親子の笑顔を、もっと輝かせてくれるはずですから。
