「熱がある!どうしよう…」その不安、あなたは、一人で抱え込んでいませんか?
夜。
子どもが、いつもより体が熱い。
熱を測ると、38度。
あなたは、慌てて、
- 「どうしよう…」
- 「病院に行った方がいいのかな…」
- 「何か、悪い病気なのかな…」
と、不安に押しつぶされそうになっていませんか?
そして、ネットで検索魔になり、さらに不安を募らせる。
そんな経験、私だけではないはずです。
3姉妹の母である私も、かつては、毎日のように、この「発熱問題」に、頭を悩ませていました。
「ナースなのに、こんなこともわからないなんて…」
「どうすれば、この不安を乗り切れるんだろう…」
そんな不安に、押しつぶされそうになる日もありました。
でも、ナースとして、そして、母として、たくさんの子どもたちと接してきた中で、私は、あることに気づいたんです。
それは、ナースですが、白衣を脱げば「子の発熱に慌てるただの母」です。気持ちは同じ、ということ。
そして、子どもの発熱に慌てず、適切に対応するための、3つのヒントがあるのだ、と。
今日は、そんな、子どもの発熱に悩むママへ。
ママの心を軽くする「発熱に慌てない」思考について、お話しさせてください。
ナースですが、白衣を脱げば「子の発熱に慌てるただの母」です。気持ちは同じ。それは「親心」と「不安」
まず、知っておいてほしいこと。
それは、医療従事者であるナースでも、我が子の発熱には慌ててしまう、ということです。
それは、決して、あなたが弱いからではありません。
そこには、明確な理由があります。
- 親心:子どもを心配する親心は、誰でも同じです。
- 不安:子どもの発熱に関する情報不足や、経験不足から、どう対応していいかわからず、不安になってしまう。
これらの要因が、複雑に絡み合い、ママの心を、深く傷つけてしまうのです。
なぜ子どもの発熱に慌ててしまうのか?それは「情報不足」と「経験不足」
あなたは、もしかしたら、
「熱が高いと、すぐに病院に行かなければならない」
「熱が高いと、脳に影響があるのではないか」
といった誤った情報や、経験不足から、子どもの発熱に慌ててしまっていませんか?
でも、考えてみてください。
子どもの発熱は、体がウイルスや細菌と戦っている証拠です。
熱が高いからといって、必ずしも重篤な病気であるとは限りません。
大切なのは、熱の高さだけでなく、子どもの様子を観察すること。
そして、適切な対応をすることです。
子どもの発熱に慌てない!親の3つのヒント
では、どうすれば、私たちは、子どもの発熱に慌てず、適切に対応できるようになるのでしょうか。
ヒント1:「熱の高さより、子どもの様子」を観察する
熱の高さだけでなく、子どもの顔色、機嫌、食欲、水分摂取量などを観察することが大切です。
- 顔色はどうか?(青白い、赤いなど)
- 機嫌はどうか?(ぐったりしている、いつも通り遊んでいるなど)
- 食欲はどうか?(食べられている、全く食べられないなど)
- 水分は摂れているか?(飲めている、全く飲めないなど)
これらの様子を観察することで、子どもの状態を把握し、病院に行くべきかどうかの判断材料になります。
ヒント2:「水分補給」を徹底する
発熱時は、脱水になりやすいです。
こまめに水分補給を行うことを徹底しましょう。
- 水、お茶、経口補水液、薄めたスポーツドリンクなどがおすすめです。
- 少量ずつ、頻回に飲ませるようにしましょう。
水分が摂れない場合は、すぐに医療機関を受診してください。
ヒント3:「解熱剤を適切に使う」
解熱剤は、熱を下げるだけでなく、子どもの苦痛を和らげる効果もあります。
- 熱が高くて、子どもが辛そうにしている時。
- 夜、眠れない時。
- 水分が摂れない時。
などに、適切に使いましょう。
解熱剤を使う際は、必ず用法・用量を守り、子どもの年齢に合ったものを選びましょう。
また、解熱剤を使っても、熱が下がらない場合や、子どもの様子がおかしい場合は、すぐに医療機関を受診してください。
親も「完璧な親」を手放す勇気を持つ
ナースですが、白衣を脱げば「子の発熱に慌てるただの母」です。気持ちは同じ。
熱の高さより子どもの様子を観察し、水分補給を徹底し、解熱剤を適切に使うこと。
それが、子どもの発熱に慌てず、適切に対応するための、最も大切なことです。
親自身も、完璧な親を目指すのではなく、自分を労わり、休息を取る心の余裕を持つことが大切です。
- たまには、夫や家族に頼っても、大丈夫。
- たまには、家事が手抜きでも、大丈夫。
親が「完璧」を手放すことで、子どもも、失敗を恐れず、新しいことに挑戦できるようになります。
子どもの健やかな成長を促すために
子どもの発熱は、親にとって心配の種です。
しかし、慌てず、正しい知識で対応すること。
そして、何よりも、子どもを信頼し、愛していることを伝え続けること。
その姿勢が、子どもの健やかな成長を促し、快適な毎日を送るための、何よりの力になります。
どうか、あなたの目の前で、熱を出している我が子を、
「わがままな子」だと、決めつけないでください。
その「熱」は、あなたへの、そして、自分自身への、大切なメッセージなのですから。
