「母親なんだから、頑張るのが当たり前」だなんて、思わないで
24時間365日、休みなく続く育児。我が子は、もちろん可愛い。でも、自分の時間はなくなり、社会から取り残されたような孤独感に襲われ、理由もなく涙が出てくる…。「母親失格だ」と、そんな自分を責めていませんか?
こんにちは!高校生から小学1年生まで、3人の娘を育てる現役ママナースの皐月です。育児は、世界で最も尊く、そして、最も過酷な仕事の一つです。あなたが疲れ果ててしまうのは、決してあなたの心が弱いからでも、愛情が足りないからでもありません。
この記事は、毎日、本当に頑張っている、すべてのママ・パパへ贈る、自分の心を守るための「お守り」です。心を軽くするためのセルフケアと、「もう無理」と感じた時の、上手なSOSの出し方について、ママナースの視点からお伝えします。
この記事でわかること
- あなたは、頑張りすぎていませんか?心の「お疲れ」サイン
- 今すぐできる!心を軽くする、5つのセルフケア
- 「助けて」は、母親失格の言葉じゃない
- まとめ:あなたが笑顔でいることが、家族の太陽
<h2>1. あなたは、頑張りすぎていませんか?心の「お疲れ」サイン</h2>
以下のサインに、心当たりはありませんか?これは、あなたの心が「もう限界だよ」と叫んでいる、大切なサインかもしれません。
【結論】育児疲れのサインは、ささいなことで子どもを怒鳴ってしまう、理由もなく涙が出る、誰とも話したくない、食欲不振や過食、不眠、好きだったことへの興味喪失、そして常に自分を責める感情などです。これらのサインは、あなたの心が「もう限界」と訴えている大切なメッセージであり、決して心が弱いからでも、愛情が足りないからでもありません。
- ささいなことで、子どもを怒鳴ってしまう
- 何もないのに、涙が出る
- 誰とも話したくない、会いたくない
- 食欲がない、または、過食してしまう
- 夜、眠れない
- 好きだったことに、興味がなくなった
- 「母親失格だ」と、常に自分を責めている
<h2>2. 今すぐできる!心を軽くする、5つのセルフケア</h2>
「自分のための時間なんて、ない」そう思うかもしれません。でも、大切なのは、時間の長さではありません。意識的に、自分をいたわる時間を作ることです。
【結論】育児で疲れた心を軽くするためには、時間の長さに関わらず、意識的に自分をいたわるセルフケアが重要です。具体的には、「何もしない」時間を自分に許可し、溜まった家事は後回しにしてボーっとする。数百円で買えるスイーツや好きな香りの入浴剤など「小さなご褒美」を自分にあげる。「完璧な母親」をやめ、自分への合格ラインを思いっきり下げる。悲しい時は我慢せず思いっきり泣いてストレスを洗い流す。そして、たとえ5分でも外に出て太陽の光を浴び、深呼吸することで、気分転換を図りましょう。
<h3>1. 「何もしない」を、自分に許可する</h3>
子どもがお昼寝した、その15分。溜まった洗い物や、部屋の片付けは、見ないふり。ソファに座って、ただ、ボーっとする。それだけでいいんです。「〜べき」という思考を、一日5分でも手放す練習をしてみましょう。
<h3>2. 「小さなご褒美」を、自分にあげる</h3>
コンビニの、ちょっとリッチなスイーツ。好きな香りの入浴剤。好きな音楽を、イヤホンで聴く時間。数百円で、数分で得られる「小さな幸せ」を、毎日の生活に散りばめてあげましょう。
<h3>3. 「完璧な母親」を、やめる</h3>
100点満点の母親なんて、この世のどこにもいません。今日の夕食が、レトルトカレーでも、子どもが笑顔なら、それで100点満点です。自分への合格ラインを、思いっきり下げてみましょう。
<h3>4. 涙を、我慢しない</h3>
泣くことは、ストレスを洗い流す、心の浄化作用です。「悲しい」「つらい」という自分の感情を、否定しないでください。思いっきり泣いた後は、少しだけ、心が軽くなっているはずです。
<h3>5. 太陽の光を浴び、少しだけ歩く</h3>
家にこもりきりだと、気分も滅入ってきます。たとえ5分でも、外に出て、太陽の光を浴び、深呼吸してみましょう。セロトニンという、幸せホルモンの分泌が促されます。
<h2>3. 「助けて」は、母親失格の言葉じゃない</h2>
どうしても、つらい時。一人で抱え込む必要は、全くありません。「助けて」と声を上げることは、あなたと、あなたの大切な家族を守るための、最も賢明な判断です。
【結論】育児が本当につらい時、「助けて」と声を上げることは、決して母親失格の言葉ではありません。むしろ、あなたと家族を守るための最も賢明な判断です。夫やパートナーには、「疲れた」ではなく「30分だけ一人で寝かせてもらえると助かる」のように具体的に要望を伝えましょう。また、地域の「子育て支援」「一時預かり」「ファミリーサポート」などのサービスを積極的に検索し活用すること。誰にも話せない時は、匿名で相談できる専門窓口に電話し、話を聞いてもらうだけでも心が軽くなります。
- 夫・パートナーに、具体的に伝える: 「疲れた」ではなく、「30分だけ、一人で寝かせてもらえると、すごく助かる」と、具体的に、してほしいことを伝えましょう。
- 地域のサポートを、検索する: 「〇〇市 子育て支援」「一時預かり」「ファミリーサポート」などのキーワードで、検索してみてください。あなたが頼れるサービスは、意外と近くにあります。
- 専門の相談窓口に、電話する: どうしても、誰にも話せない時は、匿名で相談できる窓口もあります。あなたの気持ちを、ただ、聞いてもらうだけで、楽になることもあります。
<h2>まとめ:あなたが笑顔でいることが、家族の太陽</h2>
母親である前に、あなたは、一人の人間です。疲れたり、泣きたくなったりするのは、当たり前のこと。
どうか、自分を責めないでください。誰よりも頑張っている自分自身を、誰よりも、あなた自身が、認めて、褒めて、いたわってあげてください。
あなたが、あなたらしく笑顔でいること。それが、家族みんなを照らす、太陽になるのですから。
