【イヤイヤ期】シーン別・魔法の言葉かけ辞典|ママナースが伝授する究極の対応フレーズ集

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「ごはん、イヤ!」「お着替え、イヤ!」「帰らない!」

今日も一日、お疲れ様です。まるで壊れたレコードのように繰り返される「イヤ!」の嵐に、ママのHPはもうゼロ寸前ですよね。こんにちは!3人の娘の、それはそれは壮絶なイヤイヤ期と戦い抜いてきた、現役看護師の皐月です。

イヤイヤ期の原因が、子どもの成長にあると頭では分かっていても、目の前で大声で泣き叫ばれると、こっちが泣きたくなるのが本音。理屈じゃないんですよね。

そんな戦場のような毎日を送るあなたに、私が3人の娘との格闘の末に編み出した、とっておきの「武器」を授けます。それは、**具体的なシーンで、今すぐ使える「魔法の言葉かけ」**です。

この記事を「お守り」代わりに、ぜひスマホに保存してください。きっと、あなたの心をふっと軽くしてくれるはずです。

この記事でわかること

  • なぜか子どもが動いてくれる「言葉かけ」の基本戦略
  • 【食事】遊び食べがピタッと止まるフレーズ
  • 【着替え】朝のバトルがなくなる、お着替え競争
  • 【歯磨き】断固拒否!からの「あーん」を引き出す秘訣
  • 【お出かけ】「帰りたくない!」を「帰る!」に変える魔法の約束

言葉かけの前に!全てのシーンで使える「3つの基本戦略」

個別のフレーズを使う前に、まずこの3つの基本戦略を頭に入れておくと、成功率がぐっと上がります。

  1. 気持ちを全力で受け止める(共感)
    まず「そうだよね、嫌だよね」と、子どもの気持ちを代弁してあげましょう。否定せずに受け止めてもらえるだけで、子どもの興奮は少しクールダウンします。

  2. 子どもに「選ばせる」(自己決定)
    「〇〇しなさい!」という命令ではなく、「AとB、どっちがいい?」と質問する形に変えるだけ。自分で選べたという満足感が、次の行動への原動力になります。

  3. 「遊び」に変える(エンタメ化)
    「やらなきゃいけないこと」を「楽しい遊び」に変換するのは、最強のテクニック。競争、ごっこ遊びなどを積極的に取り入れましょう。

では、いよいよ本題です!

【シーン別】イヤイヤ期・魔法の言葉かけ辞典

SCENE 1:食事「ごはん、いらない!」

  • NG対応:「早く食べなさい!」「好き嫌いしないで!」
  • 魔法の言葉:「そっか、今は気分じゃないんだね。じゃあ、このお野菜さんだけ、ウサギさんみたいにもぐもぐできるかな?」
  • ママナースの解説:全部食べるという高いハードルを、「これだけなら」と低くしてあげることで、子どもの挑戦する気持ちを引き出します。「ウサギさん」など、好きな動物になりきるのも効果的!

SCENE 2:着替え「この服、イヤ!」

  • NG対応:「わがまま言わないで!」と、無理やり服を脱がせる。
  • 魔法の言葉:「わかった!じゃあ、ママとどっちが早くお着替えできるか競争だ!よーい、ドン!」
  • ママナースの解説:朝の忙しい時間、つい命令口調になってしまいますが、そこをぐっとこらえて「楽しいゲーム」に変換!「やらされること」が「勝ちたいこと」に変わり、子どものやる気スイッチが入ります。

SCENE 3:歯磨き「おくち、あーしない!」

  • NG対応:羽交い締めにして、無理やり歯ブラシを口に突っ込む。(気持ちは分かります…!)
  • 魔法の言葉:「大変だ!〇〇ちゃんのお口の中に、バイキンマンが隠れてる!ママと一緒にやっつけよう!」
  • ママナースの解説:「歯磨き=怖いこと」というイメージを、「歯磨き=ヒーロー活動」というストーリーに書き換えてあげましょう。子どもは、ママと一緒に敵と戦うのが大好きです。

SCENE 4:お風呂「おふろ、入らない!」

  • NG対応:「汚いから入りなさい!」
  • 魔法の言葉:「今日は、お風呂でシャボン玉パーティーしない?アヒルさんたちも待ってるよ!」
  • ママナースの解説:お風呂そのものではなく、「お風呂でできる楽しいこと」に意識を向けさせる作戦です。「特別感」を演出すると、「じゃあ、入ってあげようかな」という気持ちになりやすいですよ。

SCENE 5:お片付け「できない!やらない!」

  • NG対応:「早く片付けなさい!」と、ママが一人で全部やってしまう。
  • 魔法の言葉:「じゃあ、ママが赤いブロックを集めるから、〇〇ちゃんは青いのをお願いできるかな?一緒にやろう!」
  • ママナースの解説:「一人で全部やる」のは、子どもにとって途方もない作業に見えます。「一緒に」「少しだけ」と役割分担することで、ゴールが明確になり、最初の一歩が踏み出しやすくなります。

SCENE 6:帰り道「まだ遊ぶ!帰りたくない!」

  • NG対応:「もう帰るよ!」と、無理やり手を引っ張って連れて帰る。
  • 魔法の言葉:「そうだよね、もっと遊びたいよね。じゃあ、あの滑り台をあと3回やったら、おしまいにしよう。指切りげんまん、約束できる?」
  • ママナースの解説:まずは「遊びたい」という気持ちに共感することが最重要。その上で、「終わりの見通し」を具体的に示し、「約束」という儀式をすることで、子どもは気持ちを切り替える準備ができます。「帰ったらおやつ食べようね」と、次の楽しみを提示するのも効果的です。

まとめ:あなたは、一人じゃない

どんな言葉かけをしても、うまくいかない日もあります。そんな日は、「今日はダメな日!」と割り切って、自分を責めないでくださいね。

あなたが子どもの「イヤ!」と真剣に向き合い、悩み、試行錯誤していること自体が、何より素晴らしい愛情の証です。

嵐のような毎日は、必ず終わりが来ます。そして、その先には、言葉で自分の気持ちを伝えられるようになった、一回りも二回りも大きく成長した、愛しい我が子の姿が待っています。

今日、この瞬間も、同じように戦っているママは、世界中にたくさんいます。あなたは、決して一人じゃありません。一緒に、この嵐を乗り越えていきましょうね。

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