【もう怒鳴らない!】「片付けなさい!」と言わずに子どもが動く!ママナースの魔法の収納術&声かけ

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リビングのドアを開けたら、おもちゃの地雷原…

仕事からクタクタで帰宅して、リビングのドアを開けた瞬間、目に飛び込んでくる、おもちゃの地雷原…。

「…またか」

深いため息とともに、一日が、そして一日が終わる。
「何度言ったらわかるの!」「いい加減に片付けなさーい!」
今日も、昨日と同じ言葉で怒鳴ってしまい、そんな自分に自己嫌悪…。

その気持ち、痛いほど分かります。

こんにちは!3人の娘を育てる、現役ママナースの皐月です。
何を隠そう、私自身も、昔は「片付けられない女」でした(笑)。でも、看護師の仕事で学んだ「環境整備」――つまり、誰もが安全で、効率的に動けるための仕組み作り――の技術を家庭に応用してみたら、驚くほど家が片付き、私のイライラも激減したんです。

結論:子どもが片付けられないのは、子どものやる気の問題ではありません。それは、親が「片付けたくなる仕組み」を作れていないだけなのです。

この記事では、

  • そもそも、なぜ子どもは片付けられないのか?
  • 【仕組み編】子どもが自分でできる!魔法の収納術3ステップ
  • 【声かけ編】「片付けなさい」は禁句!子どもが動く魔法の言葉
  • 【ママナースの視点】片付けが、子どもの健康と安全を守る理由

を、我が家の実践例とともにお伝えします。
この記事を読めば、もう片付けで怒鳴る毎日は終わり。子どもが自ら動き出す、驚きの変化が待っていますよ!

なぜ?子どもが片付けられない3つのシンプルな理由

「うちの子だけ、どうして…」と悩む前に、まず、子どもが片付けられないのは「当たり前」だと理解しましょう。

  1. どこに何を戻せばいいか、分からない
    「片付けて」と言われても、おもちゃの「お家」が決まっていなければ、子どもはどこに戻せばいいか分かりません。

  2. おもちゃの量が、多すぎる
    おもちゃ箱がパンパンで、そもそも全部が収まらない。片付けるべき量が多すぎて、どこから手をつけていいか分からず、やる気を失っています。

  3. 片付けが「つまらない罰ゲーム」になっている
    「片付けないと、おやつ抜きだよ!」のように、片付けが常に「怒られること」「面倒なこと」と結びついていませんか?

【仕組み編】子どもが自分でできる!魔法の収納術3ステップ

「片付けなさい!」と100回言うより、1回の「仕組み作り」が効果的です。

ステップ1:おもちゃの「総量規制」を行う

まず、家にあるおもちゃを全部出し、「一軍(よく遊ぶ)」「二軍(たまに遊ぶ)」「戦力外(壊れている・もう遊ばない)」に分けます。
子どもと一緒に、「これは、もうバイバイでいいかな?」と確認しながら進めるのがポイント。

【我が家のルール】

  • 二軍のおもちゃは、「お休みボックス」に入れて、クローゼットへ。時々入れ替えると、新鮮な気持ちで遊んでくれます。
  • 新しいおもちゃを一つ買ったら、古いものを一つ手放す。 これを徹底するだけで、おもちゃは増えません。

ステップ2:「写真ラベル」で、おもちゃのお家を「見える化」する

文字が読めない子でも分かるように、収納ボックスにおもちゃの写真を貼ってあげるのが、最強の解決策です。

  • **「ブロック」**のボックスには、ブロックの写真をペタッ。
  • **「ぬいぐるみ」**のボックスには、ぬいぐるみの写真をペタッ。

これだけで、子どもはゲーム感覚で「同じ絵のところに、おかえりー!」と片付けられるようになります。

ステップ3:「ざっくりBOX」で、心のハードルを下げる

細かく分類しすぎると、親も子も疲れます。
「車」「電車」「ヒーロー」など、大きなカテゴリーで分けられる「ざっくりBOX」を用意しましょう。そこに**「ポイポイ入れるだけ」**でOK!というルールにするだけで、片付けのハードルはぐっと下がります。

【声かけ編】子どもが喜んで動く!魔法の言葉

仕組みが整ったら、声かけを少しだけ変えてみましょう。

今までのNG声かけ 明日からのOK声かけ
「早く片付けなさい!」 「どっちが早くお片付けできるか、競争しよう!よーいドン!」
「なんで散らかすの!」 「ブロックさん、お家に帰りたがってるよ。一緒に帰してあげようか」
「全部きれいにしなさい!」 「じゃあ、ママは赤いブロックを集めるから、〇〇ちゃんは青をお願い!」
「片付けないと、知らないよ」 「きれいにしてくれて、ありがとう!ママ、すっごく助かった!」

【ママナースの視点】片付けは、最高の健康・安全教育

実は、お片付けは、子どもの健康と安全を守る上でも、非常に重要です。

  • アレルギー対策: 床におもちゃが散乱していると、ホコリが溜まりやすくなり、アレルギーや喘息の原因になります。部屋をきれいに保つことは、最高の健康管理です。
  • 事故・ケガ予防: 小さな部品の誤飲や、おもちゃを踏んで転倒するなどの家庭内事故は、整理整頓で防ぐことができます。
  • 防災対策: 地震が起きた時、床がおもちゃで散らかっていたら、安全に避難できますか?整理整頓は、いざという時の「逃げ道」を確保する、立派な防災活動なのです。

まとめ:片付けは「生きる力」そのもの

片付けは、単に部屋をきれいにする作業ではありません。

「どこに何があるか」を把握する管理能力
「どうすれば使いやすくなるか」を考える思考力
「自分で決めたことをやり遂げる」実行力

これら、将来社会で必要となる、大切な「生きる力」を育む、最高のトレーニングです。

「片付けなさい!」と怒鳴るのをやめて、子どもが「自分でできた!」という達成感を味わえる仕組みと声かけを、ぜひ試してみてください。きっと、あなたの家の空気が、もっと穏やかで、温かいものに変わるはずです。

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