【夜泣き・寝ぐずり卒業】ママナースが発見!赤ちゃんの「寝るスイッチ」をONにする魔法のルーティン

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深夜2時、涙が止まらなかった夜。

抱っこして、ゆらゆらして、やっと寝たと思ってベッドに置いた瞬間、「ギャン!」と泣き出す我が子。時計の針は、深夜2時を指している。

私の体力はもう限界なのに、隣では夫がスヤスヤと寝息を立てている…。孤独と絶望と、ほんの少しの怒りで、わけもわからず涙がポロポロと溢れてきた。

「いつになったら、朝まで眠れる日が来るの?」

もし、あなたが今、同じように暗闇の中で一人、途方に暮れているのなら。まず、ぎゅっと自分を抱きしめてあげてください。あなたは本当に、本当によくやっています。

こんにちは。3人の娘を育てながら、ナースとして働く皐月です。
今日は、そんな眠れない夜を幾度となく乗り越えてきた私が、やっとの思いでたどり着いた、赤ちゃんの「寝るスイッチ」をONにする、魔法のルーティンについてお話しします。


なぜ?赤ちゃんの睡眠の「ナゼ」を知ると、ママの心が軽くなる

「うちの子、どうしてこんなに寝ないの?」と自分を責める前に、まずは赤ちゃんの睡眠のメカニズムを少しだけ知っておきましょう。

  • 睡眠サイクルが短い: 大人の睡眠サイクルが約90分なのに比べ、赤ちゃんは約40〜60分。眠りが浅くなるタイミングが多いため、その度に目を覚ましやすいのです。
  • 泣くのは唯一のコミュニケーション手段: 「暑い」「寒い」「お腹がすいた」「不安だ」…その全てを、赤ちゃんは「泣く」ことでしか伝えられません。
  • 安全な睡眠環境が第一: ナースとしてこれだけは強調したいのが、安全な環境です。「仰向け寝」「硬めのマットレス」「顔の周りには何も置かない」。これは、乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクを減らすために、絶対に守ってくださいね。

【ママナースの処方箋】赤ちゃんの「寝るスイッチ」を入れる魔法のルーティン

「神ワザ」や「裏ワザ」ではありません。毎日少しずつ続けることで、赤ちゃんの体に「今は寝る時間だよ」と教え込む、地道だけど効果絶大な方法です。

処方箋①:体内時計を整える「朝の光」と「夜の闇」

  • 朝は決まった時間にカーテンを開け、光を浴びせる。「おはよう!」と声をかけ、一日の始まりを体に知らせます。
  • 日中は、月齢に合った活動を。 お散歩や遊びで適度に疲れさせることも大切です。
  • 寝る1時間前からは、部屋の照明を暗くする。 テレビやスマホの光は、脳を興奮させてしまうのでOFFに。

処方箋②:安心感を与える「寝る前の儀式」

赤ちゃんは、次に何が起こるか予測できると安心します。毎日同じ順番で「入眠儀式」を行いましょう。順番はご家庭のやりやすい形でOKです。

(例)お風呂 → 保湿・マッサージ → パジャマに着替える → 絵本を読む → ミルクや授乳 → 子守唄を歌いながら寝室へ

これを毎日繰り返すことで、「あ、これをしたら、次はねんねだな」と赤ちゃんが学習し、心の準備ができます。

処方箋③:恐怖の「背中スイッチ」対策

これは永遠のテーマですよね。私が三姉妹の育児で編み出した、成功率がちょっと上がるコツです。

  • 抱っこで完全に寝落ちさせない。 うとうとと、まぶたが半分閉じてきたくらいの「眠いけど、まだ意識がある」状態でベッドへ。
  • ベッドを温めておく。 赤ちゃんが寝る場所に、湯たんぽや温めたタオルを置いて、人肌くらいに温めておきます(置く直前に必ず外してくださいね!)。温度差をなくすのがポイント。
  • ゆっくり、足から下ろす。 頭からではなく、足、お尻、背中、頭の順番で、ゆっくりと。
  • ママの手を添える。 赤ちゃんを置いた後、すぐに手を離さず、胸やお腹にしばらく手を置いてトントンしてあげると、安心して眠りに入りやすいです。

これってもしかして?「ただの寝ぐずりじゃない」時のサイン

色々試しても改善しない場合、もしかしたら医学的な原因が隠れていることも。

  • いつもと違う激しい泣き方をする
  • お腹が張っている、便秘や下痢が続いている
  • 体を反り返らせて泣くことが多い(胃食道逆流症の可能性も)

など、気になることがあれば、一人で抱え込まず、かかりつけの小児科医に相談してくださいね。

最後に。いつか必ず、朝まで眠れる日は来る

寝かしつけに終わりが見えず、暗いトンネルの中にいるように感じるかもしれません。

でも、断言します。必ず、朝までぐっすり眠れる日は来ます。

そして、数年後には「あんなに小さくて、抱っこしてないと寝なかったのになぁ」と、この寝不足の日々さえも、愛おしく思い出す日が来るのです。

だから、どうか自分を責めないで。
完璧な寝かしつけなんて、誰にもできません。
あなたは今日も、世界で一番、お子さんのことを想い、頑張っている、最高のママなのですから。

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