「子どものため」が「子どものプレッシャー」になってないか、時々立ち止まる。子どもの自己肯定感を育む3つのヒント

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

「子どものため」その言葉、あなたは、本当に子どもの心に届いていますか?

  • 「この習い事、子どものためになると思って…」
  • 「この学校、子どものためになると思って…」
  • 「この教育、子どものためになると思って…」

あなたは、「子どものため」と思って、様々なことを、子どもに与えたり、させたりしていませんか?
そして、子どもが、あなたの期待に応えられない時、
「なんで、こんなに頑張ってるのに…」
「子どものためなのに…」
と、つい、感情的になってしまっていませんか?

そのたびに、子どもの、不満そうな顔を見て、「あーあ、また言っちゃった…」と、自己嫌悪に陥る。
「でも、子どものためなんだもん…」
「この子の将来を考えたら…」
そんな不安に、押しつぶされそうになる日もありました。

3姉妹の母である私も、かつては、この「子どものため」という言葉に、縛られてきました。

でも、ナースとして、そして、母として、たくさんの子どもたちと接してきた中で、私は、あることに気づいたんです。

それは、「子どものため」が、いつの間にか「子どものプレッシャー」になっていないか、時々立ち止まることが、何よりも大切だ、ということ。
そして、本当に大切なのは、親の期待に応えることではなく、子どもが自分らしくいられることなのだ、と。

今日は、そんな、「子どものため」という言葉に悩むママへ。
子どもの自己肯定感を育むための、3つのヒントについて、お話しさせてください。

なぜ「子どものため」が「子どものプレッシャー」になってしまうのか?それは「親の期待」と「完璧主義」

まず、知っておいてほしいこと。
それは、あなたが「子どものため」と思ってやっていることが、いつの間にか「子どものプレッシャー」になってしまうのは、決して、あなたが悪いからではありません。
そこには、明確な理由があります。

  • 親の期待:自分の子どもには、将来、幸せになってほしい、成功してほしい、という親の強い願い。
  • 完璧主義:「良い親」でいなければ、というプレッシャーから、子どもに完璧を求めてしまう。
  • 他の子との比較:他の子と比べて、自分の子どもが劣っているのではないか、という不安から、子どもに過度な期待を押し付けてしまう。

これらの要因が、複雑に絡み合い、ママの心を、深く傷つけてしまうのです。

子どもが自分らしくいられること。それが「自己肯定感」と「生きる力」

親の期待に応えることではなく、子どもが自分らしくいられること
それが、子どもの自己肯定感を育み、困難を乗り越える「生きる力」を身につける上で、何よりも大切です。

  • 自己肯定感:子どもが「自分らしくいていいんだ」「自分の個性は素晴らしいんだ」と感じることで、自己肯定感が育まれます。
  • 生きる力:自分の個性を活かすことで、子どもは、自分にしかできないことを見つけ、社会の中で、自分らしく輝くことができます。

<h2>子どもの自己肯定感を育む!親の3つのヒント</h2>

では、どうすれば、私たちは、子どもの自己肯定感を育み、自分らしくいられる子に育ててあげられるのでしょうか。

ヒント1:「無条件の愛」を伝える

子どもがどんな状態でも、無条件に愛していることを伝えることが大切です。
「テストで良い点が取れなくても、ママはあなたのことが大好きだよ」
「習い事が苦手でも、ママはあなたのことが大好きだよ」
と、言葉や態度で、愛情を伝えましょう。
子どもは、親に無条件に愛されていると感じることで、安心感を得て、自己肯定感を高めます。

ヒント2:「できたこと」を具体的に褒める

結果だけでなく、努力の過程や、できたことを具体的に褒めることが大切です。
「テストで100点取れたね!すごい!」だけでなく、
「この問題、難しかったのに、最後まで諦めずに頑張ったね!すごい!」
「〇〇ちゃんが、一生懸命練習したから、こんなに上手にできるようになったんだね!」

親に具体的に褒められることで、子どもは、「自分の努力が認められた」「自分はできるんだ」と感じ、自己肯定感を高めます。

ヒント3:「自分で選ぶ」機会を与える

日常の中で、子どもが自分で選択する機会を与えるようにしましょう。

  • 今日の洋服を、自分で選ばせる。
  • 夕食のメニューを、いくつかの中から選ばせる。
  • 休日の過ごし方を、自分で決めさせる。

自分で選択し、その結果を経験することで、子どもは「自分で決めることができる」「自分の選択には責任が伴う」ということを学び、主体性を育みます。

親も「完璧な親」を手放す勇気を持つ

親自身も、完璧な親を目指すのではなく、多少のことは気にしない心の余裕を持つことが大切です。
「完璧な親」を目指すあまり、子どもに過度な期待を押し付けたり、自分を追い詰めてしまったりしていませんか?

  • 多少、子どもの成績が悪くても、大丈夫。
  • 多少、子どもが習い事を辞めても、大丈夫。

親が「完璧」を手放すことで、子どもも、失敗を恐れず、新しいことに挑戦できるようになります。

子どもの心を豊かに育むために

「子どものため」が「子どものプレッシャー」になってないか、時々立ち止まること。
本当に大切なのは、親の期待に応えることではなく、子どもが自分らしくいられること。

無条件の愛を伝え、できたことを褒め、自分で選ぶ機会を与えること。
それが、子どもの自己肯定感を育み、心豊かに育つための、最も大切なことです。
そして、ママの笑顔は、子どもにとって、最高の贈り物になります。

どうか、あなたの笑顔を、大切にしてください。
あなたは、一人じゃない。
そして、あなたは、最高のママです。

コメントを残す

*