防犯

「防犯ブザー」電池切れは命取り!ママナースのおせっかい、月に一度の「親子で点検」習慣を

この記事でわかること

  • 防犯ブザーの電池切れが命取りになる理由
  • ママナースが推奨する「月に一度の親子で点検」の重要性
  • いざという時に子どもを守るための防犯意識とヒント

「防犯ブザー、ちゃんと鳴る?」その問いかけ、子どもの命を守る大切な確認です!

「いってらっしゃい!」

毎朝、子どもを学校や学童に送り出す時、私たちは「どうか無事でいてほしい」と心から願っていますよね。

そんな子どもの安全を守るための頼もしいアイテムの一つが「防犯ブザー」です。多くの小学校で配布されたり、親が持たせたりしていることと思います。でも、その防犯ブザー、いざという時に「ちゃんと鳴るか」確認していますか?

「電池、いつ替えたっけ?」「前に鳴らしてみたけど、最近は…」

私も3姉妹の母として、日々の忙しさの中で、ついつい防犯ブザーの点検を忘れがちでした。しかし、ママナースとしての視点から、防犯ブザーは「持っているだけ」では意味がなく、「確実に作動すること」が子どもの命を守る上で何よりも重要であることを痛感しています。電池切れは、まさに命取りになりかねません。

今回は、ママナースの私が「おせっかい」を承知で力説したい、防犯ブザーの重要性と、月に一度の「親子で点検」を習慣化し、いざという時に子どもを守るための防犯意識とヒントについてお話しします。


【結論】防犯ブザーは「生きるための道具」!月に一度、親子で鳴らして点検を!

防犯ブザーは「最終防衛ライン」

防犯ブザーは、子どもが危険に遭遇した際、大きな音で周囲に異常を知らせ、犯人をひるませ、助けを求めるための「最終防衛ライン」となる大切な道具です。

  • 緊急事態の周知: 大声が出せない状況でも、ブザーの音で周囲に緊急事態を知らせることができます。
  • 犯人の撃退: 突然の大きな音は、犯人を驚かせ、ひるませる効果があります。
  • 助けを呼ぶ: 周囲の人に「何かあった」と気づかせ、助けを呼ぶきっかけになります。

しかし、電池が切れていて音が鳴らなかったり、いざという時に使い方が分からなかったりすれば、その役割を果たすことはできません。

ママナースが推奨!月に一度の「親子で点検」を習慣化

防犯ブザーの点検を習慣化する上で、最も効果的なのは「親子で一緒に、楽しみながら」行うことです。

  1. 「防犯ブザーの日」を決める: 毎月1日や、子どもの名前の語呂合わせの日など、家族で「防犯ブザーの日」を決めて、カレンダーに書き込みましょう。
  2. 親子で鳴らして確認:
    • 「ちゃんと鳴るかな?」と、親も子も一緒にブザーを鳴らして音量を確認しましょう。
    • 実際に鳴らすことで、子どもは「どうすれば鳴らせるか」を体で覚えることができます。
    • 近隣への配慮として、短時間で鳴らす、もしくは公園など場所を選んで鳴らすなどの工夫が必要です。
  3. 電池の確認と交換:
    • ブザーの音が小さいと感じたら、電池を交換しましょう。電池の種類や交換方法も、親子で一緒に確認しておくと良いでしょう。
    • 予備の電池を防災リュックや家に常備しておくことも大切です。
  4. 使い方を再確認:
    • 「どんな時に鳴らすの?」「鳴らしたらどうするの?」など、親子で使い方を再確認し、シミュレーションしてみましょう。
    • 「助けてー!」と大声を出したり、大人の多い方に逃げたりするなど、ブザーを鳴らした後どうするべきか具体的に話し合っておきましょう。

いざという時に子どもを守るための防犯意識とヒント

1. 「自分の身は自分で守る」意識を育む

防犯ブザーはあくまで補助的なツールです。日頃から子どもに「自分の身は自分で守る」という意識を育むことが大切です。

  • 「いかのおすし」を教える: 「行かない、乗らない、大声出す、すぐにげる、知らせる」の5つの原則をしっかり教え込みましょう。
  • 危険な場所を避ける: 人通りの少ない道、薄暗い場所など、危険な場所には近づかないように教えましょう。

2. 「不審者」について具体的に話す

  • 「不審者」という言葉だけでなく、「困っている人を装って声をかけてくる人」「優しい言葉で誘ってくる人」など、具体的な事例を挙げて子どもに話しましょう。
  • 「知らない人に声をかけられても、すぐには答えない」「何かあったらすぐに大人に知らせる」など、具体的な行動を教えましょう。

3. 親子で「防犯マップ」を作る

  • 通学路や遊び場周辺で、いざという時に助けを求められる場所(「こども110番の家」など)を親子で確認し、地図に書き込む「防犯マップ」を作るのも良いでしょう。

4. 地域の防犯活動への参加

  • 地域の防犯パトロールや防犯訓練などに参加し、親子で防犯意識を高めましょう。

まとめ:ママナースのおせっかいは、わが子の命を守るため

子どもの安全は、親にとって何よりも大切な願いです。防犯ブザーは、その大切な命を守るための、非常に重要なアイテムです。

ママナースとして、私はあなたの頑張りを心から応援しています。月に一度の「親子で点検」を習慣化し、防犯ブザーを「持っているだけ」で終わらせず、「生きるための道具」として活用できるよう、子どもと一緒に防犯意識を高めていきましょう。

このママナースのおせっかいが、あなたとわが子の安全を守るための一助となれば幸いです。


子どもの性教育は3歳から。ナースの私が自然に伝える「命とプライベートゾーンの守り方」

「ママ、赤ちゃんってどこから来るの?」その時、あなたはどう答えますか?

「ねぇ、ママ。〇〇ちゃんのママ、お腹が大きいね。どうして?」
「なんで、ボクとお風呂に入ると、ママと形が違うの?」

子どもの、純粋で、まっすぐな質問。
ドキッとして、つい、「コウノトリさんがね…」なんて、ごまかしてしまっていませんか?

「性教育」という言葉を聞くと、なんだか気まずくて、照れくさくて、「まだ早いかな」「何を、どう伝えたらいいんだろう…」と、戸惑ってしまうママやパパ、すごく多いと思います。
私も、そうでした。

でも、ナースとして、そして3姉妹の母として、はっきりと言えること。
それは、家庭で始める「性教育」は、決して、**エッチな話ではなく、子どもが「自分と相手を大切にするための、命の安全教育」**だということです。

今日は、私が3人の娘たちに、3歳頃から、ごく自然に、そしてポジティブに伝えてきた、「命の始まり」と「自分の体の守り方」について、全公開します。

なぜ「3歳から」が、性教育のゴールデンエイジなのか?

「3歳なんて、まだ早すぎる!」
そう思うかもしれません。
でも、3歳頃というのは、

  • 第一次反抗期を経て、「自分」という意識が芽生える
  • オムツが外れ、自分の性器を認識し始める
  • 男の子と女の子の体の違いに、素朴な疑問を持ち始める

など、自分と他人の「体」や「性」に、自然な興味が湧き始める、まさに性教育のゴールデンエイジなのです。
この時期の、子どもの素朴な「なんで?」を、ごまかしたり、茶化したりせず、誠実に向き合うことが、その後の、健やかな性の学びへと繋がっていきます。

我が家の絶対ルール!「プライベートゾーン」の話

私が、娘たちが3歳になったら、必ず、繰り返し伝えていることがあります。
それは、**「プライベートゾーン」**の話。

「お洋服や水着で隠れている、胸、おしり、そして、おちんちんやおまた。そこは、あなただけの大切な、大切な場所。だから、『プライベートゾーン』って呼ぼうね」

そして、3つのルールを、何度も、何度も、伝えます。

  • ルール①:あなたのプライベートゾーンは、あなただけのもの。
    →お医者さんが「もしもし」する時や、ママやパパがお風呂で洗ってあげる時以外は、絶対に、誰にも触らせてはいけない。もちろん、自分でも、いじって遊んだりしない。

  • ルール②:お友達のプライベートゾーンも、絶対に、見たり、触ったりしない。
    →あなたの大切な場所と同じように、お友達にも、大切な場所があるんだよ、と伝えます。

  • ルール③:もし、誰かに「見せて」と言われたり、触られたりしたら…
    →**「いやだ!」**と言って、すぐにその場から逃げること。そして、必ず、ママかパパに、そのことをお話しすること。「あなたのせいじゃないよ、教えてくれてありがとう」と、必ず伝えることを約束します。

これは、子どもを、悲しい性被害から守るための、最初の、そして、最も重要な「お守り」になる知識です。

「コウノトリさん」は卒業!命の始まりを、科学的かつ温かく伝える方法

「赤ちゃんは、どこから来るの?」
この質問が来たら、絶好のチャンスです。
ごまかさず、でも、年齢に合った、シンプルで温かい言葉で、伝えてあげましょう。

ステップ①:まず、質問してくれたことを、全力で褒める!

「うわー、すごい!命のことに興味があるんだね。それって、すっごく大事なことだよ。教えてくれて、ありがとう!」
と、まずは、その知的好奇心を、全力で肯定してあげましょう。「性の話は、恥ずかしいことじゃないんだ」と、子どもは安心できます。

ステップ②:事実を、シンプルで、温かい言葉で伝える

「パパの体の中にある『命の種』と、ママの体の中にある『命の卵』が、お互いに『大好きだよー』って、ギューってくっついて、一つになるんだよ」

「そして、ママのお腹の中にある、赤ちゃん専用の、フカフカのお部屋(子宮)で、みんなからの栄養をもらって、少しずつ、少しずつ、大きくなっていくんだ」

難しい医学用語を使う必要はありません。
科学的な事実に、温かいイメージを乗せて、伝えてあげましょう。

ステップ③:最後は、たっぷりの愛情表現で締めくくる

「そうやって、〇〇ちゃんも、パパとママのところに、生まれてきてくれたんだよ」
「あなたが生まれてきてくれて、本当に、本当に、嬉しかったんだよ。あなたは、パパとママの、大切な宝物だよ」

と、その子の存在そのものを、肯定する言葉で締めくくります。
自分が、どれだけ望まれて生まれてきたのかを知ることは、子どもの自己肯定感の、何よりの土台となります。

性教育は、最高の「自己肯定感教育」

性教育は、決して、特別な、改まった話ではありません。
お風呂の時間や、着替えの時間、寝る前の絵本の時間など、日常のふとした瞬間、瞬間で、伝えていける、最高のコミュニケーションです。

「あなたの体は、あなただけのもの。誰にも、傷つけさせてはいけない、大切な、大切な、宝物なんだよ」

このメッセージを、繰り返し、繰り返し、伝え続けること。
それが、お子さんの自己肯定感を育み、生涯にわたって、自分と相手を大切にできる、本当の意味で「豊かな人」に育っていく、一番の近道なのだと、私は信じています。