同行避難

ママナースが厳選!子連れ避難で「お菓子」と「おもちゃ」が絶対必要な理由。心のケアも考えた防災リュックの中身

この記事でわかること

  • 子連れ避難における「お菓子」と「おもちゃ」の重要性
  • ママナースが考える、子どもの心のケアも考えた防災術
  • ママ目線の防災リュックに「絶対入れるべき」中身リスト

防災リュック、準備万端ですか?ママナースが「お菓子」と「おもちゃ」を絶対入れるべき理由

地震、台風、津波…いつ、どこで、どんな災害が起こるか分からない現代。子育て中のママにとって、もしもの時の「防災」は、常に頭の片隅にある大きな心配事ではないでしょうか。

「子どもの安全のために、何を準備しておけばいいんだろう…」
「食料、水、懐中電灯…あれもこれも、荷物が多くなりすぎちゃう…」

そんな風に、防災リュックの中身を考えているママは多いはずです。もちろん、最低限の食料や水、救急用品などは不可欠です。しかし、ママナースとして、そして3姉妹の母として、私が子連れ避難で「これだけは絶対に入れてほしい!」と力説したいものがあります。

それは、「お菓子」と「おもちゃ」です。

「え、そんなもの?」と思うかもしれません。でも、これらのアイテムは、身体的な安全を守るのと同じくらい、いや、それ以上に「子どもの心のケア」にとって非常に重要な役割を果たすのです。

今回は、ママナースの私が考える、子連れ避難で「お菓子」と「おもちゃ」が絶対必要な理由と、子どもの心のケアも考えた防災リュックの中身についてお話しします。


【結論】子連れ避難で「お菓子」と「おもちゃ」は必須!非常時に子どもの心を支える心のケアグッズです

身体的な安全だけでなく「心の安全」も確保する

災害時、子どもたちは突然の環境の変化、見慣れない光景、そして何よりも「ママやパパの不安そうな顔」を見て、大きな精神的ストレスを受けます。

そんな極限状況で、身体的な安全が確保されていても、子どもの心が不安定なままでは、その後の生活にも大きな影響を及ぼしかねません。

そこで役立つのが、「お菓子」と「おもちゃ」です。

  • お菓子: 普段食べ慣れているお菓子は、子どもに安心感を与えます。また、ブドウ糖は脳のエネルギー源となり、精神的な安定にも繋がります。甘いものは、子どもにとって「ご褒美」であり、一時的にでも不安な気持ちを忘れさせてくれる効果があります。
  • おもちゃ: 慣れない避難生活の中で、子どもがおもちゃで遊ぶ時間は、大きなストレス解消になります。また、遊びに集中することで、不安な気持ちから一時的に解放され、心の平静を取り戻す手助けになります。小さくて軽い、電池不要のものがおすすめです。

これらは、非常時において「子どもの心の安全」を守るための、非常に重要な「心のケアグッズ」なのです。

ママナースが考える「子どもの心のケア」も考えた防災術

災害時、子どもは親の不安を敏感に察知します。だからこそ、ママ自身が落ち着いて対応できるよう、心の準備をしておくことも大切です。

  1. 事前に話す: 災害が起こった時にどうするのか、家族で話し合っておきましょう。防災リュックの中身も一緒に確認し、「これがあれば安心だね」と、子どもに安心感を与えておくことも重要です。
  2. 笑顔を心がける: 不安な状況でも、できるだけ笑顔を心がけましょう。ママの笑顔は、子どもにとって最大の安心材料です。
  3. 普段の生活に近い状態を: 避難所でも、絵本の読み聞かせや歌を歌うなど、普段の生活に近い時間を持つことで、子どもは精神的な安定を得やすくなります。

ママ目線の防災リュックに「絶対入れるべき」中身リスト

一般的な防災リュックの中身に加え、子連れ避難で特に役立つアイテムをご紹介します。

【心のケアグッズ】

  • お菓子: 普段食べ慣れている個包装のお菓子(チョコレート、クッキー、グミなど)
  • おもちゃ: 小さくて軽い、電池不要で静かに遊べるもの(ミニカー、ぬいぐるみ、トランプ、折り紙、お絵かきセットなど)
  • 絵本: 小さなものでも、読み慣れた絵本は安心感を与えます。

【衛生用品】

  • おむつ: 多めに。サイズアウトに備えて少し大きめのものも。
  • おしりふき: 汚れ拭きにも使えるので多めに。
  • ウェットティッシュ・除菌シート: 手洗いができない時に重宝します。
  • 生理用品: ママの必需品。
  • 簡易トイレ: 子ども用もあると安心です。
  • 歯ブラシ・歯磨きシート: 口腔ケアも大切です。
  • 体拭きシート: お風呂に入れない時に。

【その他】

  • 常備薬: 子どもの持病の薬、アレルギー薬など。お薬手帳のコピーも。
  • 保険証・母子手帳のコピー: 病院にかかる時に必要です。
  • 着替え: 下着、靴下を含め数セット。体温調節しやすいもの。
  • 抱っこ紐: 乳幼児連れには必須。
  • レジャーシート・ブランケット: 避難所で役立ちます。
  • モバイルバッテリー: スマホの充電は情報収集に不可欠です。
  • 小銭: 公衆電話や自動販売機で。

まとめ:防災は「備えあれば憂いなし」!心のケアも忘れずに

災害は、いつ起こるか分かりません。だからこそ、日頃からの備えが重要です。子連れ避難となると、荷物が多くなりがちですが、身体的な安全を守るものだけでなく、子どもの心のケアも忘れずに考えてあげてください。

ママナースとして、私はあなたの頑張りを心から応援しています。この防災リュックの中身リストが、あなたとわが子の「もしも」の時の安心に繋がることを願っています。

「備えあれば憂いなし」!心の準備も整えて、いざという時に落ち着いて行動できるよう、今日から少しずつ準備を始めてみませんか?


【被災地のママナースが語る】災害時、持病のある家族をどう守る?「薬・情報・避難」の備え完全ガイド

「地震だ!」

その瞬間、頭が真っ白になる。でも、次の瞬間、心臓をわしづかみにされるような、もう一つの恐怖が襲ってくる。

「あの子の薬は、どこ…?」

こんにちは。3人の娘を育てる、現役ママナースの皐月です。

看護師として、また防災に関わる者として、私が一番伝えたいこと。それは、持病のあるご家族がいる家庭の防災は、他の家庭とは全く違うレベルの「備え」が必要だということです。

ライフラインが絶たれ、病院も薬局も機能しないかもしれない。そんな極限状況で、どうやって家族の命を守るのか。

この記事は、ただの防災グッズリストではありません。持病を持つお子さんやご家族がいるあなたが、「その時」に後悔しないために、命の三本柱である「薬・情報・避難」の備えについて、具体的にお伝えする、命の守り方マニュアルです。

この記事でわかること

  • 命綱である「薬」をどう確保し、どう管理するか
  • スマホが使えない時に命を救う「お守り医療情報カード」の作り方
  • 「普通の避難所」では危険?知っておくべき「福祉避難所」の存在
  • 今日から始める、持病のある家族のための防災アクションリスト

命の柱①【薬の備え】最低1週間分。どう確保し、管理するか

災害時、薬は絶対になくなり、そしてすぐには手に入りません。そう肝に銘じて、備えましょう。

結論:薬は「日常備蓄(ローリングストック)」で、最低でも1週間分、できれば2週間分の予備を常に確保しましょう。

□ 「薬」の備えチェックリスト

  • [ ] かかりつけ医に相談し、少し多めに薬を処方してもらう。「防災のために」と伝えれば、理解してくれる先生は多いです。
  • [ ] 「いつも使う分」と「防災リュックに入れる分(3日~7日分)」に分けて保管する。
  • [ ] **お薬手帳のコピー(またはスマホで写真)を、防災リュックとお財布に入れておく。**薬の名前と用量が分かれば、かかりつけ医以外でも薬を受け取れる可能性が高まります。
  • [ ] **医療機器(吸入器、血糖測定器など)の「電源」を確保する。**予備の電池、手動の発電機、モバイルバッテリーの複数持ちは必須です。

命の柱②【情報の備え】あなたが倒れても、この子が守られるように

もし、災害の混乱で、あなたが意識を失ってしまったら?お子さんと、はぐれてしまったら?

その子の持病や必要なケアを、他の誰かが知るすべはあるでしょうか。「情報」の備えは、親であるあなたがいなくなった時にも、子どもの命を守るための、最も重要な備えです。

結論:スマホは使えない前提で、「紙」で情報を携帯しましょう。

□ 「お守り医療情報カード」を作ろう

名刺サイズのカードに、以下の情報を書き込み、防水ケースなどに入れて、お子さんのお守り袋や防災リュック、ランドセルなど、常に身につけるもの複数箇所に入れておきましょう。

【カード記載内容】

  • 名前、生年月日、血液型
  • 保護者の連絡先(複数)
  • 病名・障害名(例:気管支喘息、1型糖尿病、食物アレルギー(卵・乳製品))
  • 飲んでいる薬の名前・量・時間
  • アレルギー情報(薬、食べ物)
  • かかりつけ医・病院の連絡先
  • 【最重要】緊急時のお願い(例:「発作が起きたら、この吸入薬を使ってください」「意識がなければ救急車を呼んでください」など、誰が見ても分かるように具体的に)

命の柱③【避難の備え】「どこに逃げるか」で、その後の運命が変わる

持病のある子にとって、誰もが利用する「一般の避難所」は、必ずしも安全な場所ではありません。

結論:一般の避難所での生活が難しい場合は、「福祉避難所」の存在を知り、事前に場所を確認しておくことが必須です。

□ 避難先の選択肢

  1. 在宅避難: 自宅が安全であれば、住み慣れた家が一番です。
  2. 親戚・知人宅: 病状を理解してくれている親戚や友人の家を、事前に「もしもの時の避難先」としてお願いしておく。
  3. 福祉避難所: 高齢者や障害者、医療的ケア児などを対象とした、特別な配慮がなされる避難所です。冷暖房や電源が確保されていたり、看護師が常駐していたりする場合があります。お住まいの自治体のホームページや防災マップで、どこが福祉避難所に指定されているか、受け入れの条件は何かを、必ず平時のうちに確認しておきましょう。

まとめ:あなたの「心配性」が、家族の未来を守る

「少し心配性なくらいが、ちょうどいい」

防災において、私はいつもそう考えています。特に、家族に持病がある場合は、その「心配性」こそが、何よりの強みになります。

薬の準備、情報の整理、避難先の確認…。平時の今だからこそ、落ち着いてできることがあります。

災害は、明日来るかもしれません。

この記事を読み終えた今日、ぜひ一つでも、行動に移してみてください。その小さな備えの積み重ねが、いざという時に、あなたとあなたの大切な家族を、必ず守ってくれますから。