【秋の運動会】「足が速くなりたい!」と子どもに言われたら。ナースが教える靴選びの重要ポイント

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「ねぇ、どうやったら足が速くなる?」

秋の運動会が近づくと、子どもからそんなキラキラした目で見つめられること、ありませんか?その純粋な願い、なんとか叶えてあげたいのが親心ですよね。

走り方のトレーニングももちろん大事。でも、3姉妹の母であり、現役ナースでもある私の視点から見ると、もっと簡単で、すぐ効果が出るポイントがあるんです。

それは、「靴の選び方」。特に、正しいサイズ選びが、子どものパフォーマンスを大きく左右します。

「ちょっと大きめ」が、子どもの走りを邪魔している

子どもの足はすぐに大きくなるからと、つい「ちょっと大きめ」のサイズの靴を選んでしまっていませんか?

実はその親心、運動においては逆効果になっている可能性が大。

靴の中で足が動いてしまうと…

  • 地面を蹴る力が伝わらない: 力が分散してしまい、一生懸命走ってもスピードに繋がりません。
  • 転倒やケガのリスクが上がる: 不安定な足元は、バランスを崩しやすく、捻挫などの原因にもなります。
  • 変な走り方のクセがつく: 無意識に靴の中で足がズレないよう、不自然な走り方になってしまうことも。

子どもの「速く走りたい」を応援するなら、まずは足元の環境を見直してあげることが、一番の近道なんです。

ナースが教える!「ジャストサイズ」の見つけ方

では、どうやって「ジャストサイズ」を見つければいいのでしょうか?お店で試着する際に、必ずチェックしてほしい3つのポイントをご紹介します。

1. 「つま先」に適切な余裕はあるか?(捨て寸)

靴を履いて、かかとをトントンと後ろに合わせた状態で、つま先に0.5cm〜1cm程度の余裕があるのが理想です。この適度な余裕を「捨て寸」と呼びます。

指が全く動かせないのは小さすぎ、1.5cm以上余裕がある場合は大きすぎです。

2. 「かかと」はしっかり固定されているか?

つま先の余裕と同じくらい大事なのが、かかとのフィット感。かかとがパカパカ浮いてしまう靴は、靴の中で足が前に滑ってしまい、指を痛める原因になります。

試着の際は、少し歩かせてもらって、かかとがしっかりついてくるかを確認しましょう。

3. 必ず「両足」で「立って」確認する

人の足は、左右で大きさが微妙に違うことも珍しくありません。また、座っている時と、体重がかかった状態(立っている時)とでは、足の大きさは変わります。

面倒くさがらずに、必ず両足で試し履きをし、その場で立って足踏みをしてみてください。その時に、どこか当たって痛い場所がないか、お子さんにしっかり確認してあげましょう。

最高の応援は、最高の道具から

子どもの「勝ちたい!」「速く走りたい!」という気持ちは、成長の大きな原動力。

その気持ちに一番寄り添える応援は、「頑張れ!」という声援だけではありません。最高のパフォーマンスが出せるように、最高の道具(靴)を一緒に選んであげること。

運動会本番で、お子さんが最高の笑顔でゴールテープを切れるように、ぜひ一度、今履いている靴を見直してみてくださいね。

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