【ママナースが警鐘】「子どもは風の子」は昭和の常識!寒い日の薄着は「百害あって一利なし」

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「子どもは風の子だから、薄着で大丈夫!」
「寒さに慣れさせないと、体が弱くなる!」

冬の寒い日でも、子どもに薄着をさせているママやパパを、公園などで見かけることがあります。
「子どもは風の子」という言葉は、昭和の時代から根強く信じられてきた常識ですよね。
私も子どもの頃は、冬でも半袖半ズボンで外を駆け回っていました。

でも、ナースとして、そして3姉妹のママとして、私は断言します。
「子どもは風の子」は、もはや昭和の常識!
寒い日の薄着は、子どもの体に「百害あって一利なし」です。

今日は、そんな昭和の常識を覆し、寒い日の薄着が子どもの体に与える危険性と、免疫力低下、集中力低下、低体温症のリスクから子どもを守る賢い防寒対策について、ママナースの視点から詳しく解説します。

「子どもは風の子」は昭和の常識!ママナースが警鐘を鳴らす「寒い日の薄着」の危険性

結論:子どもの体温調節機能は未熟であり、寒い日の薄着は、体調を崩す大きな原因となります。

「子どもは風の子」という言葉の背景には、「寒さに耐えることで体が丈夫になる」という考え方があるのかもしれません。
しかし、子どもの体は大人よりもデリケートで、体温調節機能もまだ未熟です。
特に、乳幼児は自分で「寒い」と訴えることが難しく、体温が奪われやすい特徴があります。

寒い日の薄着は、子どもを寒さに慣れさせるどころか、体調を崩しやすくし、様々な健康リスクを高めてしまうのです。

ママナースが解説!「寒い日の薄着」が子どもの体に与える「百害」とは?

結論:寒い日の薄着は、免疫力低下、集中力低下、身体活動の低下、そして低体温症のリスクを高めます。

ナースとして、私は子どもの体温管理の重要性を学びました。
体温が適切に保たれていることは、子どもの健康を維持する上で非常に重要です。

1. 免疫力の低下、風邪を引きやすい

体が冷えると、免疫細胞の働きが低下し、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。
特に、のどや鼻の粘膜が乾燥し、ウイルスの侵入を許しやすくなるため、風邪をひきやすくなります。

2. 集中力・学習能力の低下

体が冷えていると、脳への血流が悪くなり、集中力が低下します。
授業中に寒さを感じたり、体が震えたりすることで、学習に集中できなくなり、学業成績にも影響を与える可能性があります。

3. 身体活動の低下、運動能力への影響

体が冷えていると、筋肉が硬くなり、動きが鈍くなります。
子どもは寒くて外で遊びたがらなくなり、身体活動が低下します。
これは、運動能力の発達を妨げるだけでなく、肥満の原因にも繋がります。

4. 低体温症のリスク

特に乳幼児は、体温調節機能が未熟なため、寒い環境に長時間いると、低体温症になるリスクがあります。
低体温症は、意識障害や呼吸・循環機能の低下など、命に関わる重篤な状態を引き起こす可能性があります。

「風の子」は卒業!ママナース流「寒い日の服装」賢い選び方と防寒対策

結論:基本は「重ね着」!脱ぎ着で調節できる服装で、体温調節をサポートしましょう。

1. 基本は「重ね着」!脱ぎ着で調節

寒い日の服装の基本は「重ね着」です。
薄手のものを何枚か重ね着することで、体と服の間に空気の層ができ、保温効果が高まります。
また、室内に入ったり、体を動かして暑くなったりした時に、すぐに脱ぎ着して体温調節ができるため、汗冷えを防ぐことができます。

2. 首・手首・足首の「3つの首」を温める

首、手首、足首は、太い血管が通っており、ここを温めることで全身の血流が良くなり、体全体が温まります。
マフラーや手袋、レッグウォーマーなどを活用して、この「3つの首」をしっかり温めてあげましょう。

3. 素材選びも重要!吸湿性・保温性

肌に直接触れるインナーは、汗をしっかり吸い取ってくれる吸湿性の良い綿素材がおすすめです。
その上に、保温性の高いフリースやウール素材の服を重ね着しましょう。
化学繊維の服は、汗を吸い取らずに蒸れてしまい、汗冷えの原因になることがあるので注意が必要です。

4. 室内と屋外で服装を調整

室内では、暖房が効いていることが多いので、屋外と同じ服装では暑すぎます。
室内では一枚脱がせるなど、過度な厚着にならないように調整しましょう。
汗をかいたらすぐに着替えさせることも大切です。

まとめ

「子どもは風の子」という昭和の常識は、もはや通用しません。
ママナースの知恵が、あなたの家庭の寒い日の防寒対策のヒントになれば嬉しいです。

寒い日の薄着は、子どもの体に「百害あって一利なし」。
「重ね着」を基本に、体温調節をサポートし、免疫力低下、集中力低下、低体温症のリスクから子どもを守りましょう。
子どもの笑顔のために、今日からできる賢い防寒対策を始めてみませんか?

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