思春期の娘に「ウザい」と言われる前に。私が小学生のうちから実践していた「親子の対話術」をブログで。手遅れになる前に読んでほしい。

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「ママ、ウザい」「別に…」思春期の娘の言葉に、心が折れそうになっていませんか?

「ねぇ、今日の学校どうだった?」
「別に…」

「友達と何かあったの?」
「うっせぇな!」

思春期に入った娘との会話は、まるで壁に向かって話しているよう。
何を話しかけても、返ってくるのは、冷たい一言か、無視。
時には、心にグサリと突き刺さる「ウザい」という言葉。

「あんなに、ママ、ママって、甘えてきてくれたのに…」
「私、何か、悪いことしたのかな…」

そうやって、心が折れそうになり、娘との距離が、どんどん離れていくのを感じているママ、多いのではないでしょうか。
3姉妹の母である私も、長女が思春期に入った時、同じような経験をしました。

でも、ナースとして、そして、母として、たくさんの子どもたちと接してきた中で、私は、あることに気づいたんです。

それは、思春期の子どもが発する「うっせぇな」や「別に…」は、決して、親への拒絶ではないということ。
むしろ、「今はそっとしておいてほしい」「自分の気持ちを整理する時間が必要」という、子どもからのSOSである、と。

今日は、そんな、思春期の子どもとの関係に悩むママへ。
私が、娘たちが小学生のうちから実践していた「親子の対話術」と、思春期に入ってしまった後の、子どもへの接し方について、お話しさせてください。

思春期の「うっせぇな」は、親への拒絶ではない。それは「自立の証」

思春期の子どもは、心と体が、大きく変化する時期です。
ホルモンバランスの変化、身体的な成長、そして、精神的な自立。
親から自立しようとする一方で、まだ、社会経験も少なく、不安や葛藤も抱えています。

そんな中で、親への反発は、「自分は、もう子どもじゃない」「自分のことは、自分で決めたい」という、自立の証なのです。
そして、親を信頼しているからこそ、自分の弱い部分や、反発する気持ちを、親に見せることができる、とも言えます。

つまり、「うっせぇな」は、親への拒絶ではなく、
「今は、自分の気持ちを整理したいから、そっとしておいてほしい」
「でも、完全に突き放さないで、見守っていてほしい」
という、複雑なメッセージが込められた、SOSなのです。

会話が減る前に!小学生のうちから始める「親子の対話術」3つのポイント

思春期に入ってから、急に会話を増やそうとしても、なかなか難しいもの。
だからこそ、小学生のうちから、親子の信頼関係を築き、いつでも話せる「心のホットライン」を作っておくことが大切です。

ポイント1:「ながら聞き」をやめる。子どもが話しかけてきたら、手を止めて、目を見て、真剣に聞く

子どもが話しかけてきた時、あなたは、スマホを見ながら、家事をしながら、「うんうん」と、適当に相槌を打っていませんか?
子どもは、親が、自分の話を真剣に聞いてくれているか、敏感に感じ取ります。

どんなに忙しくても、子どもが話しかけてきたら、一度、手を止めて、子どもの目を見て、真剣に聞く姿勢を見せましょう。
たった数分でも、子どもにとっては、「ママは、私の話を大切にしてくれる」という、大きな安心感に繋がります。

ポイント2:「質問攻め」をしない。子どもの話に口を挟まず、最後まで聞く

子どもが話している途中で、
「それで?どうなったの?」
「なんで、そんなことしたの?」
と、質問攻めにしていませんか?

親は、良かれと思って、子どもの話を深掘りしようとしますが、子どもにとっては、尋問されているように感じ、話す意欲を失ってしまいます。

子どもの話は、口を挟まず、最後まで聞くことを意識しましょう。
アドバイスは、子どもから求められた時だけ。
「ママは、あなたの話を、ただ聞いているよ」という姿勢を見せることが大切です。

ポイント3:「共感」と「受容」の姿勢。「そうなんだね」「そういう気持ちになるよね」

子どもが話してくれたことに対して、親が、
「そんなことくらいで、悩まなくてもいいのに」
「それは、あなたが悪いんじゃない?」
と、子どもの気持ちを否定したり、批判したりしていませんか?

子どもは、親に、自分の気持ちを、「共感」し、「受容」してほしいと願っています。
「そうなんだね」「そういう気持ちになるよね」「辛かったね」
と、子どもの気持ちに寄り添う言葉をかけることで、子どもは、「ママは、私の味方だ」と感じ、安心して、自分の気持ちを話せるようになります。

思春期に入ってしまったら?「そっとしておく」という愛情表現

もし、すでに思春期に入ってしまい、会話が減ってしまった場合は、無理に話しかけようとせず、「そっとしておく」という愛情表現も大切です。

ただし、完全に放置するのではなく、「見守っているよ」というメッセージを、さりげなく伝え続けることが重要です。

  • 「何かあったら、いつでも話してね」と伝える:直接話さなくても、いつでも頼れる存在であることを、言葉で伝えましょう。
  • 「おはよう」「おやすみ」など、短い挨拶は続ける:最低限のコミュニケーションは、毎日続けることで、親子の繋がりを保ちます。
  • 子どもの好きなものに、さりげなく関心を示す:子どもの好きな音楽を聴いてみたり、好きなゲームを少しだけやってみたり。共通の話題を見つけることで、会話のきっかけが生まれることもあります。

手遅れになる前に。子どもを信頼し、愛していることを伝え続ける

思春期の子どもとの関係は、親にとって、試練の時期かもしれません。
しかし、それは、子どもが、大人になるための、大切なプロセスです。

親は、子どもの変化を受け止め、適切な距離感を保ちながら、見守ってあげること。
そして、何よりも、子どもを信頼し、愛していることを、伝え続けることが大切です。

「ママは、あなたの味方だよ」
「どんなあなたでも、ママは大好きだよ」

言葉で伝えるのが難しければ、手紙でも、メッセージでも構いません。
そのメッセージは、きっと、子どもの心に届き、親子の絆を、より一層、強くしてくれるはずです。

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