子どもの「なんで攻撃」にうんざり?知的好奇心を爆発させる親の最強の返答

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「ママ、なんで空は青いの?」…その質問、チャンスです!

「ママ、なんで空は青いの?」
「なんで、雲は落ちてこないの?」
「なんで、信号は、赤と青と黄色なの?」

夕飯の準備で、てんてこ舞いの時。
仕事のメールを、急いで返信している時。
容赦なく、次から次へと繰り出される、子どもの「なんで?」「どうして?」攻撃。

「あー、もう、忙しいのに!」
「後でね!」
「そんなこと、知らなくても生きていけるでしょ!」

つい、イラッとして、そんな風に、子どもの質問のシャッターを、ガチャンと下ろしてしまっていませんか?
その気持ち、よーくわかります。私も、毎日、同じような状況ですから。

でも、もし、その、うんざりするような「なんで攻撃」が、あなたのお子さんを、”天才”にする、最高のチャンスだとしたら…?

今日は、子どもの知的好奇心という、最も尊い才能の芽を、親の都合で摘んでしまわないための、そして、その才能を、天才レベルにまで引き上げるための、「親の最強の返答」について、お話しさせてください。

「なんで?」は、脳が、爆発的に成長している、最高のサイン

まず、知っておいてほしいこと。
それは、子どもの「なんで?」は、単なる「質問」ではない、ということです。

それは、子どもが、目の前で起きている事象と、自分の中にすでにある知識を、必死に結びつけようとしている、非常に高度な知的活動の表れなのです。

「空は、青い」という事実。
「雲は、浮いている」という事実。

その、当たり前のように見える事実に、疑問を持ち、「なぜ?」と考えられること。
それこそが、人間の知性の根源であり、科学や芸術を生み出してきた、原動力そのものです。

この、知的好奇心が爆発する時期に、親がどう応答するかが、将来、その子が、自ら学び、考え、創造していくための「学びの土台」を決めると言っても、過言ではありません。

絶対にやってはいけない!子どもの「学ぶ芽」を、根こそぎ摘んでしまう“NGな返事”

では、どんな返事が、子どもの才能の芽を摘んでしまうのでしょうか。

NG①:「後でね」という、事実上の“拒絶”

忙しい時に、つい言ってしまうこの言葉。
でも、子どもの興味のピークは、「今、この瞬間」です。
大人にとっての「後で」は、子どもにとっては、永遠に来ない「未来」。
この言葉は、「あなたのその疑問は、ママにとって、今、対応する価値のないものです」という、冷たい拒絶のメッセージとして、子どもの心に届いてしまいます。

NG②:「知らない」という、親の“思考停止”

もちろん、親だって、知らないことはたくさんあります。
でも、「知らない。はい、おしまい」と、そこで会話を終わらせてしまうと、子どもは、「わからないことは、わからないままで、いいんだ」と、思考停止することを学んでしまいます。

NG③:「そんなことより…」という、残酷な“論点のすり替え”

「そんなことより、早くご飯食べなさい!」
これは、子どもの興味や関心を、親の都合で、一方的に、そして、暴力的に、断ち切ってしまう、最も残酷な言葉です。
これを繰り返されると、子どもは、やがて、何も質問してくれなくなるでしょう。

知的好奇心を“天才レベル”に引き上げる、親の最強の返答3ステップ

大切なのは、親が、正しい知識を「教える」ことではありません。
子どもと「一緒に考える」その“姿勢”を見せることです。

最強の返答①:「うわー!面白いところに気づいたね!ママ、考えたこともなかったよ!」

まず、何よりも先に、その質問自体を、全力で、褒めちぎります。
「なんで?って思えるの、すごいね!」
「ママ、そんなこと、当たり前だと思ってたよ!」
と、驚きと尊敬の気持ちを、少しオーバーなくらいに、表現するのです。
子どもは、「質問することは、良いことなんだ」「ママを驚かせたぞ!」と、誇らしい気持ちになり、さらに探究心が深まります。

最強の返答②:「〇〇ちゃんは、どう思う?」

すぐに答えを教えるのではなく、質問を、そのまま、子どもに投げ返します。
「空が青い理由かー。〇〇ちゃんは、なんでだと思う?」
「雲が落ちてこないの、不思議だよね。なんでだろうね?」
と、子どもに、自分なりの「仮説」を立てさせてみるのです。
「青い絵の具が塗ってあるから?」「雲が、軽いから?」
どんなに、突拍子もない答えでも、絶対に、否定してはいけません。
「なるほど!そういう考え方もあるのか!」と、一度、受け止めてあげる。
この「自分で考える」というプロセスが、子どもの思考力を、飛躍的に伸ばします。

最強の返答③:「面白いね!じゃあ、一緒に調べてみようか!」

親が、答えを知っている必要なんて、全くありません。
「ママも、正確な理由は、知らないや。悔しいな。よし、一緒に調べてみよう!」
と、スマホや図鑑を使って、“一緒に”答えを探すプロセスを、見せてあげるのです。

この経験を通して、子どもは、
「わからないことは、恥ずかしいことじゃない」
「わからないことは、調べれば、わかるようになる」
という、一生モノの、最強のスキルを、身につけることができます。

親の役目は「先生」ではなく「最高の探検仲間」

子育てにおける、親の役目は、何でも知っている、物知りの「先生」になることではありません。

子どもの、小さな「なんで?」に、「面白いね!」と、同じように目を輝かせ、
「どうしてだろうね?」と、一緒に首をひねり、
「よし、調べてみよう!」と、共に、探求の旅に出てくれる、**最高の「探検仲間」**になること。

その、共感と、探求の姿勢こそが、子どもの知的好奇心を、無限に広げ、これからのAI時代を、たくましく生き抜くための、本当の「学ぶ力」を育んでいくのだと、私は信じています。

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