「イヤ!」「やだ!」「自分でやる!」その言葉に、あなたは、今日、何回イライラしましたか?
朝、着替えをさせようとすれば「イヤ!」
ご飯を食べさせようとすれば「イヤ!」
公園から帰ろうとすれば「イヤ!」
子どもの「イヤ!」の連続に、あなたは、イライラが募り、つい、感情的に叱ってしまっていませんか?
そして、そのたびに、子どもの、不満そうな顔を見て、「あーあ、また言っちゃった…」と、自己嫌悪に陥る。
「でも、言わないと、何も進まないし…」
「どうすれば、このイライラを乗り切れるんだろう…」
そんな不安に、押しつぶされそうになる日もありました。
3姉妹の母である私も、かつては、毎日のように、この「イヤイヤ問題」に、頭を悩ませてきました。
でも、ナースとして、そして、母として、たくさんの子どもたちと接してきた中で、私は、あることに気づいたんです。
それは、子どもの「イヤ!」は、親の「イラッ」を引き出す才能がある、ということ。
そして、そのイライラは、決して、あなたが悪いからではない、ということ。
むしろ、ママが頑張っている証拠であり、心を軽くするヒントがあるのだ、と。
今日は、そんな、子どもの「イヤ!」にイライラしがちなママへ。
ママの心を軽くする「イヤイヤ期を乗り切る」思考について、お話しさせてください。
子どもの「イヤ!」は、親の「イラッ」を引き出す才能がある。それは「成長の証」と「心の余裕のなさ」
まず、知っておいてほしいこと。
それは、あなたが子どもの「イヤ!」にイライラしてしまうのは、決して、あなたが冷たい人間だからではありません。
そこには、明確な理由があります。
- 成長の証:子どもの「イヤ!」は、自我の芽生えであり、成長の証です。子どもは、自分の意思を表現しようと頑張っています。
- 心の余裕のなさ:家事や育児に追われ、心身ともに疲れていると、心の余裕がなくなり、些細なことでイライラしてしまう。
- 期待と現実のギャップ:親の期待と、子どもの「イヤ!」という現実とのギャップに、イライラしてしまう。
これらの要因が、複雑に絡み合い、ママの心を、深く傷つけてしまうのです。
なぜ「イヤ!」にイライラしてしまうのか?それは「期待」と「現実」のギャップ
あなたは、もしかしたら、
「子どもは、親の言うことを聞くべきだ」
「子どもは、スムーズに動くべきだ」
といった「完璧な子ども像」を、自分に課していませんか?
その「期待」と、子どもの「イヤ!」という「現実」とのギャップに、あなたは、イライラしてしまうのです。
でも、考えてみてください。
子どもは、親の思い通りには育ちません。
「イヤ!」は、子どもが、自分という存在を主張している、大切なサインなのです。
ママの心を軽くする!「イヤ!」を乗り切る3つのヒント
では、どうすれば、私たちは、このイライラを乗り切り、ママも子どもも笑顔で過ごせるようになるのでしょうか。
ヒント1:「5秒ルール」で、深呼吸
感情的になりそうになったら、5秒間、深呼吸をして、冷静になることを意識してみてください。
- 「イラッ」としたら、まず5秒間、息を吸って、ゆっくり吐く。
- その間に、「なぜ、私は怒っているんだろう?」と、自分の感情と向き合う。
たった5秒でも、冷静になる時間を作ることで、感情的に怒ってしまうことを防ぐことができます。
ヒント2:「言葉の置き換え」
「イヤ!」を「どうしたい?」と、言葉を置き換えることを意識しましょう。
- 「イヤ!」と言われたら、「〇〇ちゃんは、どうしたいの?」と、子どもの気持ちを聞いてあげる。
- 「イヤ!」と言われたら、「じゃあ、〇〇と〇〇、どっちがいい?」と、選択肢を与えてあげる。
言葉を置き換えることで、子どもは、親の気持ちを理解しやすくなり、親子のコミュニケーションも円滑になります。
ヒント3:「完璧を手放す」
完璧な子育てを目指すのではなく、多少のことは気にしない心の余裕を持つことが大切です。
- 多少、子どもがぐずっても、大丈夫。
- 多少、家事が手抜きでも、大丈夫。
- 多少、子どもを怒ってしまっても、大丈夫。
親が「完璧」を手放すことで、子どもも、失敗を恐れず、新しいことに挑戦できるようになります。
ママの笑顔が、子どもにとって最高の贈り物
子どもの「イヤ!」は、親の「イラッ」を引き出す才能があります。
そのイライラは、ママが頑張っている証拠です。
深呼吸、言葉の置き換え、完璧を手放すこと。
それが、ママの心を軽くし、子どもが心豊かに育つための、最も大切なことです。
そして、ママの笑顔は、子どもにとって、最高の贈り物になります。
どうか、あなたの笑顔を、大切にしてください。
あなたは、一人じゃない。
そして、あなたは、最高のママです。
