今日も誰にも褒められない家事育児を完璧にこなした、世界中のママたちへ。

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子どもが寝た後の、静かなリビングで、これを読んでいる、あなたへ

子どもたちの、すやすやと穏やかな寝息だけが聞こえる、静かな夜。
シンクには、夕食の洗い物が、まだ、山になっている。
リビングの床には、おもちゃや絵本が、まるで台風が過ぎ去ったかのように、散らばっている。

ソファに、どさっと、体を投げ出して、
「はぁ〜〜〜…。今日も、終わった…」
と、天井を見上げる。

達成感と、疲労感と、そして、ほんの少しの虚しさが、入り混じった、あの、夜の気持ち。
今、まさに、そんな気持ちで、このブログを読んでくれている、あなたへ。

今日も一日、本当にお疲れ様でした。

「当たり前」という名の、見えない、果てしない労働

朝、誰よりも早く起きて、朝食の準備。
ぐずる子どもを、なだめすかし、着替えさせ、ご飯を食べさせ、保育園や学校へ送り出す。

息つく暇もなく、仕事へ向かい、頭を下げ、神経をすり減らし、
夕方、ダッシュで、お迎えに走り、
買い物をして、夕飯の支度。

「お腹すいたー!」の合唱の中、ご飯を食べさせ、
お風呂に入れ、
宿題を見てやり、
歯を磨かせ、
そして、終わらない寝かしつけ…。

その、一つ一つのタスクは、誰からも、評価されない。
給料も、ボーナスも、出ない。
社会では、「母親がやって、当たり前」のことと、されている。

でも、私は、知っています。
3姉妹の母として、ナースとして、私は、知っています。

それは、一つの命を守り、育み、未来へと繋いでいく、この世界で、何よりも、尊くて、そして、過酷な仕事だということを。

完璧なママ、なんて、ならなくていい

「栄養バランスの取れた、彩り豊かな食事を作らなきゃ」
「部屋は、いつも、綺麗に片付いていなきゃ」
「どんな時でも、笑顔で、優しいママで、いなきゃ」

私たちは、知らず知らずのうちに、そんな、非現実的な「完璧なママ」の呪いに、自分自身を、縛り付けてしまっています。

でも、子どもが、本当に求めているのは、なんでしょうか。
完璧に整えられた、モデルルームのような家でしょうか。
三食、料亭のような、手の込んだ料理でしょうか。

違う。
断じて、違う。

子どもが、何よりも求めているのは、ママの、心からの、笑顔です。
たとえ、夕飯が、冷凍餃子の日があったって。
たとえ、部屋が、おもちゃで散らかっていたって。
ママが、笑っていてくれること。
それ以上に、子どもの心を、安心させるものなんて、この世に、存在しないのです。

だから、今日だけは、自分で自分を、全力で、褒めちぎろう

誰にも、褒めてもらえないのなら。
今日だけは、自分で、自分を、褒めて、褒めて、褒めちぎって、あげませんか?

今日一日、あなたが、成し遂げたことを、一つ一つ、思い出してみてください。

朝、眠い目をこすりながらも、ちゃんと、起きた自分、えらい。
ぐずる子どもに、イライラしながらも、なんとか、ご飯を食べさせて、送り出した自分、すごい。
仕事で、理不尽なことがあっても、ぐっと、こらえた自分、本当に、よく頑張った。
栄養バランスは、めちゃくちゃだったかもしれないけど、とりあえず、何かを食べさせて、子どもの命を、今日も、繋いだ自分、満点。
寝る前に、たった5分だけでも、子どもの隣に、寄り添ってあげられた自分、最高。

あなたは、今日、誰にも、気づかれなくても、
たくさんの、小さな、でも、尊いミッションを、完璧に、やり遂げたのです。

本当に、本当にお疲れ様でした

今日も、誰にも褒められることなく、
世界で一番、尊い仕事を、やり遂げた、あなたへ。

本当に、本当に、お疲れ様でした。

温かい、ハーブティーでも一杯、淹れて。
好きな、アイスクリームを、こっそり、一つ、食べて。
今夜だけは、世界中の、誰よりも、あなた自身を、甘やかして、あげてください。

そして、願わくば、明日、また、ほんの少しだけでも、笑えますように。
心から、そう、願っています。

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