「お金がないから無理」と子どもの前で言わない。子どもの金銭感覚を育む3つのヒント

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「お金がないから無理!」その言葉、今日、何回言いましたか?

おもちゃ屋さんで、子どもが、目をキラキラさせて、新しいおもちゃをねだってきた。
「ママ、これ買って!」
でも、今月は、家計が厳しい。
あなたは、つい、こう言ってしまっていませんか?

「お金がないから無理!」

その気持ち、痛いほど、わかります。
私も3姉妹の母として、何度も、この「お金問題」に直面し、どう対応すればいいのか、悩んできました。

でも、ナースとして、そして、母として、たくさんの子どもたちと接してきた中で、私は、あることに気づいたんです。

それは、この「お金がないから無理」という言葉が、子どもの金銭感覚や自己肯定感に、悪影響を与える可能性がある、ということ。
そして、この言葉の代わりに、子どもの金銭感覚を育む、魔法の言葉があるのだ、と。

今日は、そんな、子どもの金銭感覚について悩むママへ。
「お金がないから無理」と言わない子育てと、子どもの金銭感覚を育むための、3つのヒントについて、お話しさせてください。

なぜ「お金がないから無理」はNGなのか?それは「諦め」と「自己肯定感の低下」

まず、知っておいてほしいこと。
それは、子どもは、親の言葉を、そのまま受け止める、ということです。
この「お金がないから無理」という言葉は、子どもに、

  • 「お金がないと、何もできないんだ」
  • 「自分は、欲しいものを手に入れられない、価値のない人間なんだ」
  • 「どうせ、言っても無駄だ」

というメッセージとして伝わり、諦めや自己肯定感の低下に繋がってしまう可能性があります。
また、お金に対して、ネガティブなイメージを抱いてしまうことも、少なくありません。

お金は、生きていく上で、非常に大切なものです。
その大切なものに対して、子どもが、ネガティブな感情を抱いてしまわないように、私たちは、少しだけ、言葉の選び方を変える必要があるのかもしれません。

子どもの金銭感覚を育む!親の3つのヒント

では、どうすれば、子どもの金銭感覚を育み、お金に対して、ポジティブなイメージを持たせてあげられるのでしょうか。

ヒント1:「お金は、交換の道具」と教える

まず、お金は、物やサービスと交換するための道具であることを、子どもに教えましょう。
「おもちゃは、お金と交換できるんだよ」
「ご飯は、お金と交換できるんだよ」
と、具体的に伝えることで、子どもは、お金の役割を理解し、お金の価値を学ぶことができます。

ヒント2:「お小遣い制度」を導入する

子どもが、お金の価値や使い方を学ぶ上で、**「お小遣い制度」**は非常に有効です。

  • お小遣いを自分で管理することで、お金の計画的な使い方を学ぶ。
  • 欲しいものを買うために、貯金することの大切さを学ぶ。
  • お金を使うことの喜びと、使うことの難しさを学ぶ。

最初は、少額からで構いません。
子どもが、自分でお金を管理する経験をさせてあげましょう。

ヒント3:「欲しいものリスト」を作る

子どもが欲しいものをリストアップし、優先順位をつけ、計画的に貯めることを教えましょう。
「今、一番欲しいものは何かな?」
「それを買うには、いくら必要かな?」
「どうすれば、そのお金を貯められるかな?」
と、子どもと一緒に考えることで、子どもは、目標を立て、それに向かって努力することの大切さを学びます。

「お金がないから無理」の代わりに使える魔法の言葉

子どもに何かをねだられた時、「お金がないから無理」と言う代わりに、以下の魔法の言葉を使ってみましょう。

魔法の言葉1:「どうすれば、手に入るかな?」と問いかける

子どもに、どうすれば欲しいものが手に入るかを考えさせることで、子どもは、問題解決能力を育みます。
「お小遣いを貯める?」「お手伝いを頑張る?」
と、子ども自身に、解決策を見つけさせてあげましょう。

魔法の言葉2:「今、本当に必要かな?」と問いかける

衝動買いではなく、本当に必要なものか、よく考えさせることで、子どもは、お金の使い道を吟味する力を育みます。
「これ、本当に必要かな?」「他に、もっと必要なものはないかな?」
と、子どもと一緒に考えることで、子どもは、賢い消費者へと成長していきます。

魔法の言葉3:「もう少し待ってみようか」と提案する

欲しいものをすぐに手に入れるのではなく、待つことの大切さを教えましょう。
「もう少し待ってみたら、もっと良いものが見つかるかもしれないよ」
「もう少し待ってみたら、お小遣いが貯まって、買えるようになるかもしれないよ」
と、子どもに、忍耐力と計画性を育ませてあげましょう。

子どもの心を豊かに育むために

「お金がないから無理」と子どもの前で言わないこと。
それが、子どもの金銭感覚を育み、自己肯定感を高める第一歩です。

親は、お金の価値や使い方を教え、子どもが自分でお金を管理できる力を育むこと。
その姿勢が、子どもの心を豊かに育み、将来、お金に困らない大人へと成長させてくれるのだと、私は信じています。

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