「熱がある時って、厚着?薄着?」「どこを冷やせばいいの?」その迷い、ママナースが解決します!
夜中に突然、子どもの体が熱いことに気づいた。
「熱がある時って、厚着させた方がいいの?それとも薄着?」
「どこを冷やしてあげたら、楽になるんだろう?」
子どもの発熱は、親にとって心配の種ですが、特に「どう看病してあげたらいいのか」という具体的なケアの方法は、多くの親御さんが迷うポイントですよね。私も3人の娘たちの子育てをする中で、数えきれないほど発熱時の看病を経験し、その度に「これで合ってるのかな?」と不安になったものです。
こんにちは!高校生から小学1年生まで、3人の娘を育てる現役ママナースの皐月です。私自身、子どもの発熱に何度も向き合い、その度に服装や体を冷やす方法を工夫してきました。
お伝えしたいのは、発熱時の服装や体を冷やす方法は、熱の上がり始めと下がり始めで異なるということ。そして、正しい知識と適切なケアで、お子さんのつらさを和らげ、回復をサポートできるということです。
この記事では、そんなあなたの不安を解消するために、熱の上がり始めと下がり始めで異なる服装のポイント、体を冷やす場所と正しい方法まで、私の実体験とママナースとしての専門家の視点を交えて、徹底的に解説します。
さあ、お子さんの回復をサポートする看病のヒントを、一緒に学びましょう!
この記事でわかること
- 熱の上がり始めと下がり始めで異なる、発熱時の服装のポイント
- 子どもが楽になる!体を冷やす正しい場所と方法
- ママナースが伝える、発熱時の看病で大切なこと
- 発熱時の看病で「やってはいけない」注意点
なぜ?どうして?発熱時の体の変化と服装のポイント
発熱は、体がウイルスや細菌と戦っている証拠であり、免疫機能が正常に働いている証でもあります。熱の上がり方によって、体の状態が異なります。
【結論】熱の上がり始めは体を温め、熱が上がりきったら薄着にして熱を逃がしましょう。熱の段階に合わせた服装が大切です。
1.熱が上がり始め(悪寒戦慄期)
- 体の状態: 体温を上げようと体が震え(悪寒)、手足が冷たくなります。鳥肌が立つこともあります。この時期は、熱を上げようとしているので、体を温めてあげることが大切ですす。
- 服装のポイント:
- 温める: 薄手の長袖や、肌着の上にカーディガンなどを羽織らせて、体を温めてあげましょう。
- 布団: 薄手の布団をかけてあげましょう。厚着させすぎると、熱が上がりすぎてしまうことがあるので注意が必要です。
私も娘が熱を出し始めた時、寒がって震えているのを見て、つい厚着をさせてしまいましたが、これは体が熱を上げようとしているサインなんですね。温めてあげて、熱が上がりきるのを助けてあげましょう。
2.熱が上がりきった状態(熱性期)
- 体の状態: 手足が温かくなり、顔が赤くなります。汗をかき始めることもあります。この時期は、熱がこもらないように、体を冷やしてあげることが大切です。
- 服装のポイント:
- 薄着にする: 肌着1枚や、薄手の半袖など、薄着にして熱がこもらないようにしましょう。
- 布団: かけすぎないように調整しましょう。タオルケット1枚程度で十分です。
3.熱が下がり始め(解熱期)
- 体の状態: 汗をかき始め、体温が下がり始めます。汗をかいたままにしておくと、体が冷えすぎてしまうことがあります。
- 服装のポイント:
- 着替え: 汗をかいたら、すぐに着替えさせてあげましょう。清潔な肌着やパジャマに着替えることで、体が冷えすぎるのを防ぎ、快適に過ごせます。
- 体を拭く: 濡れたタオルで体を優しく拭いてあげるのも良いでしょう。
<ママナースの視点>
熱の高さよりも、**子どもの全身状態(元気があるか、水分が摂れているか、機嫌はどうかなど)**を重視してください。熱が上がり始めで手足が冷たいのに無理に冷やしたり、熱が上がりきっているのに厚着させたりすると、かえって子どもがつらくなってしまいます。
→ 関連記事: 【ママナースが解説】子どもの発熱、冷えピタ・熱さまシートは本当に効果ある?正しい対処法
【家庭でできる】体を冷やす場所と正しい方法
熱が上がりきって、手足が温かくなってきたら、体を冷やしてあげると子どもは楽になります。冷やす場所と方法を間違えないようにしましょう。
【結論】首の付け根、脇の下、足の付け根など、太い血管が通る場所を冷やすのが効果的です。冷たいタオルや氷のうを使い、嫌がる場合は無理強いしないようにしましょう。
冷やす場所
- 首の付け根: 太い血管が通っているため、効率よく体を冷やすことができます。
- 脇の下: 同様に太い血管が通っており、効果的です。
- 足の付け根(鼠径部): ここも太い血管が通っており、体を冷やすのに効果的です。
- 頭: 熱で頭がボーッとしてつらそうな時に、気持ちを落ち着かせる効果も期待できます。ただし、熱を下げる効果は限定的です。
冷やす方法
- 冷たいタオル: 濡らしたタオルを絞り、冷やしたい場所に当てましょう。タオルが温かくなったら、こまめに交換してください。
- 氷のう: ビニール袋に氷と少量の水を入れたもの(氷のう)をタオルで包んで当てましょう。直接肌に当てると、冷えすぎたり、凍傷になったりする可能性があるので注意が必要です。
- 冷却シート(冷えピタなど): おでこに貼ることで、気持ちを落ち着かせる効果が期待できます。ただし、熱を下げる効果は限定的です。乳幼児の顔に貼る際は、窒息のリスクに注意が必要です。
<ママナースの重要メモ>
- **嫌がる場合は無理に冷やさないでください。**子どもが嫌がるのに無理やり冷やすと、かえってストレスになり、体力を消耗させてしまいます。
- **体を冷やすのは、熱が上がりきって手足が温かくなってから。**熱が上がり始めで手足が冷たい時に冷やすと、熱が上がりにくくなり、子どもがつらくなってしまいます。
- **解熱剤は、つらさを和らげるために使うもの。**熱を下げること自体が目的ではありません。
→ 関連記事: 【ママナースが解説】子どもの発熱、冷えピタ・熱さまシートは本当に効果ある?正しい対処法
まとめ:正しい知識とケアで、発熱を乗り切ろう
子どもの発熱は、親にとって心配の種ですが、正しい知識と適切なホームケアがあれば、慌てずに対応することができます。
大切なのは、熱の上がり方によって服装や体を冷やす方法を変えること。
そして、お子さんのつらさに寄り添い、無理強いしないことです。
あなたのその冷静な判断と、温かい看病が、お子さんの回復を早める何よりの力になります。このガイドが、あなたの不安を少しでも和らげ、お子さんとご家族の健康を守る一助となれば幸いです。
