【推し活やめさせたい?】は絶対NG!3児の母ナースが教える、子どもの『好き』を親子で楽しむルール作り

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「〇〇しか勝たん!」…我が子の言葉、理解できていますか?

「今日の〇〇(推しの名前)、ビジュ爆発してた!」
「尊すぎて、しんどい…」

リビングに響き渡る、我が子の謎の言葉。一体、何と戦って、何に苦しんでいるというのか…。

こんにちは!高校生の娘2人が、それぞれ別のアイドルグループとアニメに夢中なため、家中にポスターが貼られ、毎日違う曲が流れている、現役ママナースの皐月です。

正直に告白します。私も、娘たちが語る「推し」の話は、ちんぷんかんぷんです(笑)。
「グッズに何万円も使うなんて…」「その時間があったら、少しは勉強を…」
そう思って、つい口うるさく言ってしまい、親子関係がギクシャクしたことも一度や二度ではありません。

でも、ある時、頭ごなしに否定するのをやめて、「ルール」を決めて、一緒に楽しんでみることにしたんです。すると、意外なメリットがたくさんあることに気づきました。

結論:子どもの「推し活」は、危険な沼ではありません。親が正しく関われば、子どもの世界を広げ、成長を促す、最高の「学びの場」になります。

この記事では、

  • 「推し活」がもたらす、意外なメリット5選
  • 親子で決める!健全な「推し活」のための4つのルール
  • 【ママナースの視点】これ以上は危険!依存症のサイン
  • 【体験談】我が家の推し活事情

を、具体的にお伝えします。
この記事を読めば、子どもの「好き」を、安心して応援できるようになりますよ!

意外とすごい!「推し活」が子どもの成長にもたらす5つのメリット

ただの遊びに見える「推し活」ですが、実は子どもの様々な能力を伸ばしてくれます。

  1. 探求心と情報収集能力UP!
    「推し」についてもっと知りたい!という情熱が、自ら調べる力、情報を整理する力を育てます。

  2. コミュニケーション能力UP!
    同じ「推し」を持つ仲間と、好きなものについて熱く語り合う経験は、年齢や性別を超えたコミュニケーション能力を育みます。

  3. 目標設定と計画性UP!
    「ライブに行くために、お小遣いを貯める」「グッズを買うために、テストで良い点を取る」など、目標を立てて努力する経験ができます。

  4. 創造力と表現力UP!
    推しのイラストを描いたり、物語を書いたり、応援グッズを自作したり…。創造的な活動に繋がることがよくあります。

  5. 自己肯定感UP!
    「好きなものがある」という事実は、子どものアイデンティティを確立し、「自分は自分でいいんだ」という自己肯定感に繋がります。

親子で決める!健全な「推し活」のための4つのルール

とはいえ、野放しは危険。親子で話し合い、お互いが納得できるルールを作りましょう。

ルール1:【時間】アラームを制する者は、推し活を制す!

  • 「1日1時間まで」など、具体的な時間を決め、スマホのアラームをセットする。
  • 「これが終わったら、推し活タイムだよ!」と、勉強や宿題の後の「ご褒美」として設定するのも効果的です。

ルール2:【お金】お小遣いの範囲で!「プレゼン制」もアリ

  • グッズ代や課金は、必ずお小遣いの範囲内でやらせる。 これが金銭感覚を養う第一歩です。
  • 高価なものを欲しがる場合は、「なぜそれが必要なのか」「どうやってお金を捻出するのか」を、親にプレゼンさせる「プレゼン制」もおすすめ。「お年玉の前借り」や「お手伝いでの追加報酬」など、交渉の過程で、お金の価値を学びます。

ルール3:【場所】推し活は、オープンな場所で!

  • スマホやゲームは、自室ではなく、リビングなど親の目が届く場所で行うことをルールにしましょう。どんな動画を見ているのか、誰と繋がっているのかを、親がさりげなく把握できます。

ルール4:【安全】ネット世界の「お約束」を確認する

  • 個人情報は絶対に教えない(本名、学校名、住所など)
  • ネットで知り合った人とは、絶対に会わない
  • 人の悪口や、誹謗中傷は、絶対に書き込まない

この3つの「絶対」は、繰り返し、真剣な表情で伝えましょう。

【ママナースの視点】これは危険!心と体の「依存症」サイン

「好き」と「依存」は紙一重です。看護師として、以下のサインが見られたら、少し注意が必要だと感じます。

  • [ ] 推し活のために、学校を休んだり、睡眠時間を削ったりしている
  • [ ] 食事中も、お風呂にもスマホを持ち込み、推しのことしか考えられない
  • [ ] 推し活ができないと、家族に八つ当たりするなど、情緒が著しく不安定になる
  • [ ] 親に隠れて、嘘をついてまで課金やグッズ購入をしている

これらのサインは、子どもの心がSOSを出している証拠かもしれません。頭ごなしに叱るのではなく、一度、学校のカウンセラーや、専門の医療機関に相談することも検討してください。

まとめ:「好き」の力は、無限大

私自身、高校生の娘たちが、それぞれの「推し」について、目を輝かせながら語るのを見るのが、最近の密かな楽しみです。(話の半分は理解できていませんが…笑)

子どもの「好き」というエネルギーは、時に、大人の想像を超えるほどの力を発揮します。

そのエネルギーを、親の不安で押さえつけるのではなく、安全なルールという「器」を用意して、温かく見守ってあげる。

それが、ジェンダーレス時代の子育てにも通じる、親の大切な役割なのかもしれませんね。

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