多様性を学ぶ。親子で読みたい、世界の文化やSDGsがテーマの絵本【ママナースが厳選】

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「みんな違って、みんないい」絵本で広がる、子どもの世界

「どうして肌の色が違うの?」
「なんで男の子なのにスカート履いてるの?」
「SDGsってなあに?」

子どもたちの素朴な疑問に、どう答えたらいいか戸惑った経験はありませんか?

多様性やSDGs(持続可能な開発目標)といったテーマは、大人でも理解が難しいと感じるかもしれません。しかし、子どもたちがこれからの社会を生きていく上で、これらの概念を理解し、受け入れることは非常に重要です。

何を隠そう、現役看護師として働きながら3人の娘を育ててきた私も、子どもたちに「みんな違って、みんないい」という心を育んでほしいと願い、様々な絵本を探してきました。

「どうすれば、楽しく、分かりやすく伝えられるんだろう?」
「絵本を通して、世界に目を向けるきっかけを作れないかな?」

この記事では、ママナースである私が、多様性やSDGsをテーマにした絵本を厳選してご紹介します。

もう、難しい言葉で説明する必要はありません。この記事を読めば、絵本を通して子どもたちの世界を広げ、豊かな心を育むヒントがきっと見つかるはずです。


なぜ今、多様性やSDGsを絵本で学ぶべきなの?

現代社会において、多様性やSDGsの重要性はますます高まっています。絵本を通してこれらの概念を学ぶことには、様々なメリットがあります。

1. 幼い頃から自然に触れられる

絵本は、子どもにとって身近な存在です。幼い頃から絵本を通して多様な価値観や世界の課題に触れることで、自然と共感力や想像力が育まれます。難しい言葉で説明するよりも、絵と物語で感覚的に理解することができます。

2. 偏見や差別をなくす心を育む

様々な文化や背景を持つ人々が登場する絵本を読むことで、子どもたちは「自分とは違うこと」を受け入れ、尊重する心を育みます。偏見や差別意識をなくし、多様な人々が共存できる社会の実現に貢献します。

3. 世界の課題を「自分ごと」として捉えるきっかけに

SDGsをテーマにした絵本は、貧困、環境問題、ジェンダー平等など、世界の様々な課題を子どもにも分かりやすく伝えてくれます。絵本を通してこれらの課題に触れることで、子どもたちは「自分にもできることがある」と感じ、行動を起こすきっかけになります。


【ママナース厳選】多様性やSDGsがテーマの絵本

ここからは、私が実際に読んで「これは!」と感じた、おすすめの絵本をご紹介します。あなたの家庭の読み聞かせの参考にしてみてください。

1. 多様性・違いを認め合う心を育む絵本

『いろいろいろのほん』(エリック・カール 著)

様々な色や形、動物たちが登場し、それぞれの違いを認め合うことの大切さを教えてくれます。シンプルながらも奥深いメッセージが込められた、ロングセラー絵本です。

『ぼくはワニ』(ユリア・ヴォリ 著)

自分と違う存在を受け入れることの難しさや、それでも相手を理解しようとすることの大切さを描いた絵本です。多様な個性を持つ人々が共存する社会を考えるきっかけになります。

2. SDGsを楽しく学ぶ絵本

『SDGsってなあに?』(池上彰 監修)

SDGsの17の目標を、子どもにも分かりやすい言葉とイラストで解説しています。それぞれの目標が、私たちの生活とどう繋がっているのかを具体的に学ぶことができます。

『地球をまもるエコな暮らし』(アリスン・アレン 著)

環境問題や、地球を守るために私たちにできることを、具体的な行動例を交えて紹介しています。子どもたちが日常生活の中でエコな行動を意識するきっかけになります。

3. ジェンダー平等・自分らしさを大切にする絵本

『スカートをはいた男の子』(ローレンス・アンホールト 著)

男の子がスカートをはきたいという気持ちを、家族が温かく見守る物語です。性別にとらわれず、自分らしさを大切にすることの重要性を教えてくれます。

『わたしはだれ?』(マリー・ホール・エッツ 著)

様々な動物たちが登場し、それぞれの個性や役割を認め合うことの大切さを描いた絵本です。自分らしさを見つけ、自信を持つことの重要性を伝えてくれます。


絵本を読むだけじゃない!多様性やSDGsを子育てに活かすヒント

絵本を通して学んだことを、日常生活の中で実践することで、子どもたちの理解はより深まります。

1. 日常会話で話題にする

絵本を読んだ後、「この子はどうしてこんな気持ちになったのかな?」「私たちにできることは何だろう?」など、絵本の内容について子どもと話し合いましょう。子どもの考えを引き出し、共感する力を育みます。

2. ニュースや社会の出来事と結びつける

絵本で学んだことを、ニュースや社会の出来事と結びつけて話してみましょう。「この絵本に出てきた〇〇と同じだね」など、具体的に話すことで、子どもたちは世界の課題を「自分ごと」として捉えるようになります。

3. 家族でできることを実践する

絵本で学んだことを、家族でできる具体的な行動に繋げましょう。例えば、節電、節水、ゴミの分別、フードロス削減など、小さなことから始めるのがおすすめです。


まとめ:絵本は、未来を生きる子どもたちへの贈り物

多様性やSDGsは、これからの社会を生きていく子どもたちにとって、必要不可欠な知識であり、心構えです。絵本は、その学びを楽しく、自然に深めるための最高のツールです。

この記事でご紹介した絵本が、あなたの家庭での読み聞かせの時間をより豊かなものにし、子どもたちの心を育む一助となれば幸いです。

絵本を通して、子どもたちの世界を広げ、未来を生きる力を育んでいきましょう。

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