「ママ、お空なんで青いの?」「なんで鳥は飛べるの?」その「なんで?」に、あなたは、どう答えていますか?
朝、子どもが、窓の外を見ながら、こう聞いてきた。
「ママ、お空なんで青いの?」
あなたは、一瞬、言葉に詰まり、
「うーん、なんでだろうね…」
と、つい、正直に答えてしまっていませんか?
そして、そのたびに、
「私って、こんなことも知らないなんて…」
「もっと、ちゃんと教えてあげなきゃ…」
と、自己嫌悪に陥り、自分を責めてしまっていませんか?
3姉妹の母である私も、かつては、毎日のように、この「なんで?攻撃」に、頭を悩ませていました。
「ナースなのに、こんなこともわからないなんて…」
「どうすれば、この不安を乗り切れるんだろう…」
そんな不安に、押しつぶされそうになる日もありました。
でも、ナースとして、そして、母として、たくさんの子どもたちと接してきた中で、私は、あることに気づいたんです。
それは、「ママ、お空なんで青いの?」…ごめん、ママも知らない。一緒に調べようか、ということ。
そして、その言葉が、子どもの知的好奇心を育む上で、何よりも大切だ、と。
今日は、そんな、子どもの「なんで?」に悩むママへ。
子どもの知的好奇心を育むための、3つのヒントについて、お話しさせてください。
子どもの「なんで?」は、知的好奇心の芽生え。それは「才能の原石」
まず、知っておいてほしいこと。
それは、子どもが「なんで?」と問いかけるのは、世界に対する興味や探求心の表れだ、ということです。
それは、
- 「もっと知りたい!」
- 「もっと理解したい!」
- 「もっと学びたい!」
という、子どもの内側から湧き上がる、純粋な欲求なのです。
この知的好奇心は、将来の学びや成長に繋がる、**「才能の原石」**です。
この原石を、親がどう磨いてあげるかで、子どもの未来は大きく変わります。
「ごめん、ママも知らない。一緒に調べようか。」が、なぜ子どもの知的好奇心を育むのか?それは「共感」と「探求心」
では、「ごめん、ママも知らない。一緒に調べようか。」という言葉が、なぜ子どもの知的好奇心を育むのでしょうか。
- 共感:親が「知らない」と正直に答えることで、子どもは親に共感し、「ママも知らないことがあるんだ」と、親を身近に感じます。
- 探求心:「一緒に調べようか」という言葉は、子どもに「自分で答えを見つける楽しさ」を教え、探求心を育みます。
親が「知らない」と正直に答えることは、決して恥ずかしいことではありません。
むしろ、子どもに「一緒に学ぶ楽しさ」を伝える、最高の機会なのです。
子どもの知的好奇心を育む!親の3つのヒント
では、どうすれば、私たちは、子どもの知的好奇心を育み、学びの楽しさを育んであげられるのでしょうか。
ヒント1:「一緒に調べる」
答えを教えるのではなく、一緒に調べる姿勢を見せることが大切です。
「ママも、ちょっとわからないから、図鑑で調べてみようか!」
「この本に、書いてあるかもしれないよ!」
と、親も一緒に考えることで、子どもは、自分で答えを見つける楽しさを学びます。
ヒント2:「図鑑や本を活用する」
答えがわからない時は、一緒に図鑑や本で調べることを提案しましょう。
- 図書館に一緒に行く。
- 本屋さんで、子どもが興味を持った本を探す。
- インターネットで、一緒に検索する。
本や図鑑は、子どもの知的好奇心を刺激し、学びの世界を広げてくれます。
ヒント3:「体験する機会を与える」
博物館、科学館、動物園、水族館、自然体験など、子どもが実際に体験できる機会を与えることも大切です。
- 「お空が青いのは、どうしてだろうね?科学館に行ったら、わかるかもしれないよ!」
- 「鳥が飛べるのは、どうしてだろうね?動物園に行ったら、わかるかもしれないよ!」
実際に体験することで、子どもは、五感を使い、より深く学ぶことができます。
親も「完璧な親」を手放す勇気を持つ
親自身も、完璧な親を目指すのではなく、自分を労わり、休息を取る心の余裕を持つことが大切です。
「完璧な親」を目指すあまり、子どもに過度な期待を押し付けたり、自分を追い詰めてしまったりしていませんか?
- たまには、子どもに頼っても、大丈夫。
- たまには、家事が手抜きでも、大丈夫。
親が「完璧」を手放すことで、子どもも、失敗を恐れず、新しいことに挑戦できるようになります。
子どもの心を豊かに育むために
「ママ、お空なんで青いの?」…ごめん、ママも知らない。一緒に調べようか。
一緒に調べる、図鑑や本を活用する、体験する機会を与えること。
それが、子どもの知的好奇心を育み、心豊かに育つための、最も大切なことです。
そして、ママの笑顔は、子どもにとって、最高の贈り物になります。
どうか、あなたの笑顔を、大切にしてください。
あなたは、一人じゃない。
そして、あなたは、最高のママです。
