「ねぇ、テレビに近づきすぎじゃない?」
「あれ?あの子、いつも目を細めて見てるな…」
もし、お子さんのそんな様子に気づいたら、あなたはどうしますか?
子どもの視力低下は、親にとって本当に心配なことですよね。
私も3姉妹の母ですが、長女が小学3年生の頃、学校の視力検査で引っかかってしまい、ショックを受けたのを覚えています。
「まだ小さいのに、まさか眼鏡になるなんて…」
「スマホやゲームのやりすぎが原因?」
そんな風に不安になるママも多いのではないでしょうか。
でも、現役ナースとして、そして3人の子どもの母として思うのは、子どもの視力低下は決して見逃してはいけないサインだということ。特に近視は、放置すると進行してしまう可能性があります。
今日は、現役ママナースの私が、子どもの「視力低下」について。学校の視力検査を待たずに、早めに眼科を受診すべき理由と、大切な子どもの目を守るためのヒントについて、私の経験も交えながら、詳しくお話ししたいと思います。
この記事でわかること
- 子どもの視力低下に気づくためのサインと、その危険性
- なぜ「学校健診を待たずに眼科受診」が重要なのか
- 近視の進行を抑えるための治療法と予防策
- 子どもの大切な目を守るために、親ができること
【結論】子どもの視力低下は早期発見・早期対応が鍵!学校健診を待たずに眼科へ!
子どもの視力低下は、放置すると近視が進行し、日常生活だけでなく、学習や運動にも影響を及ぼす可能性があります。だからこそ、早期発見・早期対応が何よりも大切なんです。
子どもの視力低下に気づくためのサインと、その危険性
以下のような子どもの様子に気づいたら、視力低下を疑いましょう。
- 目を細める、まぶしがる
- テレビや本に顔を近づけて見る
- 目をこする、目をパチパチさせる
- 暗い場所を嫌がる
- 集中力が続かない、姿勢が悪くなる
- ボール遊びなど、運動が苦手になる
- 黒板の字が見えにくいと訴える(学校の先生から指摘されることも)
視力低下を放置すると、近視が進行するだけでなく、以下のような危険性も考えられます。
- 弱視:乳幼児期に強い遠視や乱視、左右の視力差が大きい場合、適切な治療をしないと、眼鏡をかけても視力が出ない「弱視」になることがあります。
- 斜視:片方の目の視力低下が原因で、両眼のバランスが崩れて斜視になることもあります。
- 学業・運動への影響:黒板の字が見えにくい、ボールがうまくキャッチできないなど、日常生活に支障をきたし、子どもの自信を失うことにもつながります。
私も長女が学校の視力検査で引っかかった時、「まさかうちの子が…」とショックでした。でも、早めに眼科を受診したことで、適切な治療に繋がり、進行を食い止めることができました。
なぜ「学校健診を待たずに眼科受診」が重要なのか
学校の視力検査は、あくまで集団検診です。見え方の異常に早く気づくことができても、その原因までは特定できません。
また、健診の時期は年に1回。その間に視力低下が進行してしまう可能性もあります。
- 早期発見・早期治療:視力低下の原因は、近視だけでなく、他の目の病気が隠れている可能性もあります。早めに眼科を受診することで、適切な診断と治療を受けることができます。
- 近視の進行抑制:特に近視は、学童期から進行することが多く、放置すると度がどんどん進んでしまいます。早期に治療を開始することで、近視の進行を抑えることができます。
近視の進行を抑えるための治療法と予防策
近視の進行を抑えるための治療法や予防策は、日々進化しています。
- 低濃度アトロピン点眼薬(マイオピンなど):近視の進行を抑える効果が期待されています。
- オルソケラトロジー:夜間就寝中に特殊なコンタクトレンズを装着し、角膜の形を矯正することで、日中の視力を改善し、近視の進行を抑制する治療法です。
- 多焦点ソフトコンタクトレンズ:特定のデザインのコンタクトレンズを装用することで、近視の進行を抑える効果が期待されています。
これらの治療法は、子どもの年齢や近視の進行度合いによって異なりますので、必ず眼科医と相談して、お子さんに合った治療法を選びましょう。
子どもの大切な目を守るために、親ができること
- 定期的な眼科受診:
- 特に乳幼児期は、3歳児健診や就学時健診の前に一度眼科を受診し、目の異常がないか確認することをお勧めします。
- 視力低下のサインに気づいたら、迷わず眼科を受診しましょう。
- 生活習慣の改善:
- 屋外活動の推奨:太陽光を浴びることで、近視の進行を抑える効果があると言われています。積極的に外で遊ばせましょう。
- 近業作業の制限:スマホやゲーム、読書など、近くを見る作業は、休憩を挟みながら短時間で行うように促しましょう。
- 適切な姿勢と明るさ:テレビや本を見る際は、適切な距離を保ち、明るい場所で正しい姿勢を意識させましょう。
- バランスの取れた食事:目に良いとされるビタミンA、C、Eやアントシアニンなどを積極的に摂りましょう。
- 親の意識:
- 親自身が子どもの視力に対する意識を高め、日頃から子どもの目の使い方を観察することが大切です。
- 「眼鏡をかけたくない」という子どもの気持ちに寄り添い、ポジティブな言葉でサポートしてあげましょう。
まとめ:あなたの「気づき」と「行動」が、子どもの輝く未来を拓く
子どもの視力低下は、親にとって不安なことばかりではありません。
あなたの「気づき」と「行動」が、子どもの大切な目を守り、輝く未来を拓くための大切な一歩になります。
私自身、長女の視力低下を経験し、このテーマについて深く考えるようになりました。
早期の眼科受診と、日頃からの生活習慣の改善で、近視の進行を食い止めることができた時の安堵感は今でも忘れられません。
どうか、子どもの目の変化を見逃さないでください。
「まさか」と思う前に、専門医に相談する勇気を持ちましょう。
あなたの「気づき」と「行動」が、子どもの大切な目を守る「親の愛」になるはずです。
頑張りすぎず、焦らず、あなたのペースで進めていきましょうね。応援しています!
