カレンダーの「七五三」の文字を見て、思わず「ひぃっ!」と声が出たあなた。

「着物は?写真は?神社はどこ?…え、もうこんな時期!?」

子どもの健やかな成長を祝う、大切な七五三。でも、いざ準備となると、何から手をつけていいのか分からず、頭の中が真っ白になってしまいますよね。

こんにちは!3人の娘を育てながら、看護師として働く皐月です。私も、長女の七五三の時、「もっと早くから始めておけばよかった…」と、後悔の念に苛まれた経験があります。あの時のバタバタは、今でも忘れられません。

でも、大丈夫。七五三の準備は、まるで医療処置の段取りと同じ。「いつ、何を、どうするのか」を明確にすれば、焦らず、スムーズに進めることができます。

この記事では、そんなあなたの不安を解消するために、ママナースの視点から、七五三を「最高の思い出」にするための、段取り完璧リストと、ちょっとした裏ワザを徹底解説します。

この記事でわかること

  • 七五三の「いつ、誰が、何歳で」を再確認
  • 後悔しないための「準備スケジュール」と「チェックリスト」
  • 子どもの笑顔を引き出す「写真撮影」と「神社選び」のコツ
  • 当日をスムーズに乗り切る「ママナース流・裏ワザ」

七五三プロジェクト【Phase1:計画立案】半年前~3ヶ月前

七五三は、お子さんの成長を神様に感謝し、今後の健やかな成長を願う日本の伝統行事です。男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳で行うのが一般的ですが、数え年でも満年齢でもOK。ご家庭の都合に合わせて選びましょう。

🗓️ スケジュールと予算を決める

  • 時期:11月15日が本来ですが、混雑を避けて10月〜11月の土日祝日を選ぶ家庭が多いです。
  • 予算:衣装、写真、初穂料、会食など、全体でどれくらいかかるか、ざっくりと把握しましょう。

👘 衣装を決める(レンタルor購入)

  • 和装(着物・袴):伝統的な雰囲気。人気の柄は予約が埋まりやすいので、早めに検討を。
  • 洋装(ドレス・スーツ):動きやすく、子どもが快適に過ごせる場合も。最近は、和装と洋装の両方を楽しむ方も増えています。

📸 写真撮影を決める(スタジオorロケーション)

  • スタジオ撮影:天候に左右されず、プロの技術で美しい写真を残せます。衣装レンタルや着付け込みのプランも多いです。
  • ロケーション撮影:神社や公園など、自然な表情や思い出の場所で撮影できます。当日のスケジュールに合わせて検討しましょう。

⛩️ 参拝する神社・お寺を決める

  • どこに参拝するか:地元の氏神様、有名な神社、思い出の場所など。ご祈祷の有無や予約方法、所要時間を確認しましょう。

七五三プロジェクト【Phase2:準備実行】1ヶ月前~2週間前

いよいよ具体的な準備に取り掛かります。抜け漏れがないように、チェックリストを活用しましょう。

  • 最終確認:衣装のサイズ、写真撮影の予約日時、神社の予約、会食の予約などを最終確認。
  • 美容室の予約:着付けやヘアメイクを依頼する場合は、忘れずに。
  • 持ち物の準備:当日必要なものをリストアップし、準備を始めましょう。

《皐月のプロ技①》
着物レンタルの際は、「肩上げ」が調整できるかを確認しましょう。子どもの成長は早く、肩上げが合っていないと、着崩れの原因にもなります。また、着慣れない草履で足が痛くならないよう、履き慣れた靴も持参すると安心です。

七五三プロジェクト【Phase3:当日】最高の思い出を作る!

いよいよ本番!子どもの笑顔が一番の思い出になるよう、ママは「司令塔」になりましょう。

👶 子どもの体調を最優先

  • 十分な睡眠:前日は早めに寝かせ、体調を万全に。
  • 無理なスケジュールは避ける:子どもの集中力は長く続きません。休憩を挟みながら、子どものペースに合わせて行動しましょう。

👜 ママの「お助けポーチ」を準備

  • おやつ・飲み物:子どもの機嫌が悪くなった時の最終兵器!
  • 小さなおもちゃ・絵本:ご祈祷の待ち時間など、退屈しのぎに。
  • 絆創膏・ウェットティッシュ:ちょっとしたハプニングにも対応できるよう。
  • 着替え:汚してしまったり、着物が苦しくなったりした時のために、普段着を用意しておくと安心です。

《皐月のプロ技②》
写真撮影は、神社での参拝前に済ませるのがおすすめです。子どものエネルギーが一番高い時間帯に、最高の笑顔を写真に残しましょう。参拝後は、疲れてしまって笑顔が引きつってしまうことも多いですよ。

まとめ:完璧じゃなくていい。家族の「笑顔」が一番のご馳走

七五三の準備は、確かに大変です。でも、完璧を目指す必要はありません。

大切なのは、**「子どもの健やかな成長を、家族みんなで心から喜び、感謝する」**という、その気持ちです。

準備に追われて、ママがイライラしてしまっては、せっかくのお祝いが台無しになってしまいます。時にはパパや祖父母に頼ったり、プロのサービスを上手に活用したりして、ママ自身もこの日を楽しんでくださいね。

あなたの笑顔が、お子さんにとって、何よりのご馳走であり、最高の思い出になるのですから。