親の姿勢

「猫背」気になる子へ!ママナースが教える、注意しない「体幹育児」で姿勢を良くする方法

この記事でわかること

  • 子どもの猫背の原因と、注意するだけでは改善しない理由
  • 「外遊び」で体幹を鍛え、自然に姿勢を良くするママナース流のアプローチ
  • 日常生活で取り入れられる、楽しく姿勢を育むヒント

「背筋を伸ばしなさい!」その一言、本当に効果ありますか?

学習机に向かうわが子の、丸くなった背中を見て、思わず「猫背よ!」「もっとシャキッとしなさい!」と声をかけていませんか?

私も3姉妹の子育て中に、何度その言葉を飲み込み、そして放ってしまったことか…。親としては、子どもの姿勢が悪くなることで、見た目だけでなく、健康面への影響も心配になりますよね。

でも、口頭での注意は一時的な効果しかなく、かえって子どもにストレスを与えてしまうことも。なぜなら、子どもの猫背の多くは、意識の問題だけでなく、体の土台となる「体幹」の弱さが関係していることが多いからです。

今回は、ママナースの私が「姿勢を良くしたい」と願うすべてのお母さんに伝えたい、子どもを叱らずに、楽しく「体幹」を鍛え、自然と良い姿勢を育む方法についてお話しします。キーワードは「外遊び」です!


【結論】猫背改善の近道は「外遊び」!体幹を遊びで強くする

なぜ外遊びが姿勢改善に繋がるのか?

現代の子どもたちは、室内での遊びやスマホ・ゲームの時間が増え、体を思いっきり動かす機会が減っています。これにより、体の深部にある「体幹」と呼ばれる筋肉が十分に発達せず、姿勢を保つ力が弱くなりがちです。

外遊びは、まさに全身運動の宝庫!

  • 不安定な場所を歩く(公園の芝生、砂場): バランスを取ろうとすることで、体幹が自然と鍛えられます。
  • 走る、跳ぶ、登る(遊具、坂道): 体をダイナミックに動かすことで、体幹だけでなく、全身の筋力や協調性が向上します。
  • 四つん這いやしゃがむ動作: 自然な体勢で体幹を意識しやすくなります。

これらはすべて、子どもが遊びながら「体幹」を強化し、無意識のうちに良い姿勢を保つための土台を作ってくれるのです。


ママナース推奨!体幹を鍛える楽しい外遊びと日常のヒント

姿勢改善に効果的な外遊び

  1. 鬼ごっこ・かくれんぼ: 走ったり止まったり、隠れたりすることで、全身の筋肉を使い、体幹が安定します。
  2. アスレチックや公園の遊具: よじ登る、ぶら下がる、バランスを取るなどの動作は、楽しみながら体幹を鍛える最高のツールです。
  3. ボール遊び: ボールを追いかけたり、投げたり捕ったりする動作は、瞬発力とバランス感覚を養います。
  4. 泥遊び・砂遊び: 不安定な地面に座ったり、しゃがんだりする姿勢で、自然と体幹が使われます。

日常生活でできるちょっとした工夫

  • 椅子に座る時は足裏を床に: 足がブラブラしないように、足台を置くなどして安定させましょう。
  • 床で遊ぶ時は正座や胡坐を推奨: ダラっと座る姿勢を減らすことで、自然と体幹が使われます。
  • 「ながら体幹」: 歯磨き中やかかと上げをするなど、日常動作に少し体幹を意識する時間を取り入れてみましょう。

大切なのは、「やらせる」ではなく、「一緒に楽しむ」こと。親が楽しそうに外で体を動かす姿を見せることで、子どもも自然と遊びに参加しやすくなります。


まとめ:口うるさく注意するよりも、遊びの機会を増やして

子どもの猫背は、見た目の問題だけでなく、集中力の低下や呼吸の浅さなど、様々な影響を及ぼす可能性があります。しかし、その改善には、小言を言うよりも、体幹を強くするアプローチの方がはるかに効果的です。

ママナースとして、私は「子どもの心と体の両方が健やかであること」が何よりも大切だと考えています。外遊びは、体幹を鍛えるだけでなく、子どもの五感を刺激し、心の成長にも繋がる素晴らしい時間です。

ぜひ、今日から意識して外遊びの時間を増やしてみてください。気づけば、わが子の背中はピンと伸び、自信に満ちた表情を見せてくれるはずです。


子どもに「勉強しなさい」と言う前に、親が「学ぶ姿」を見せてるか。自戒。子どもの学習意欲を高める3つのヒント

「勉強しなさい!」その言葉、あなたは、今日、何回言いましたか?

子どもが、ゲームばかりして、なかなか勉強しない時。
子どもが、宿題を後回しにして、遊んでばかりいる時。
あなたは、つい、こう言ってしまっていませんか?

「勉強しなさい!」

そのたびに、子どもの、不満そうな顔を見て、「あーあ、また言っちゃった…」と、自己嫌悪に陥る。
「でも、言わないと、やらないし…」
「どうすれば、ちゃんと勉強してくれるんだろう…」
そんな不安に、押しつぶされそうになる日もありました。

3姉妹の母である私も、かつては、毎日のように、この「勉強問題」に、頭を悩ませてきました。

でも、ナースとして、そして、母として、たくさんの子どもたちと接してきた中で、私は、あることに気づいたんです。

それは、「勉強しなさい!」という言葉は、逆効果である、ということ。
そして、親が「学ぶ姿」を見せることが、子どもの学習意欲を高める上で、最も大切なのだ、と。

今日は、そんな、「勉強しなさい!」と言ってしまうママへ。
子どもの学習意欲を高めるための、3つのヒントについて、お話しさせてください。

なぜ「勉強しなさい!」は逆効果なのか?それは「強制」と「反発」

まず、知っておいてほしいこと。
それは、「勉強しなさい!」という言葉は、子どもにとって、決して心地よいものではない、ということです。

  • 「強制」:子どもは、親に「勉強しなさい!」と言われることで、勉強への抵抗感を生みます。
  • 「反発」:親への反発心も生まれ、かえって勉強から遠ざかってしまうこともあります。

子どもは、親の感情を敏感に感じ取ります。
親がイライラしながら「勉強しなさい!」と言うと、子どもも勉強に対してネガティブな感情を抱いてしまうのです。

親が「学ぶ姿」を見せることが、なぜ子どもの学習意欲を高めるのか?それは「模倣」と「興味」

では、なぜ親が「学ぶ姿」を見せることが、子どもの学習意欲を高めるのでしょうか。
それは、子どもは、親の姿を模倣するからです。

  • 模倣:親が楽しそうに学んでいる姿を見ることで、子どもも「勉強って楽しいのかな?」「ママみたいに、私もやってみようかな」と、学びへの興味を持つようになります。
  • 興味:親が新しいことに挑戦したり、知識を深めたりする姿は、子どもにとって、学びの楽しさを伝える最高の教材です。

親が「学ぶ姿」を見せることは、子どもに「勉強しなさい!」と言うよりも、はるかに効果的なのです。

子どもの学習意欲を高める!親の3つのヒント

では、どうすれば、私たちは、子どもの学習意欲を高め、学びの楽しさを育んであげられるのでしょうか。

ヒント1:「親が学ぶ姿を見せる」

読書、資格取得、新しい趣味、料理の勉強など、親が楽しそうに学んでいる姿を見せることを意識しましょう。

  • 子どもが読書をしている横で、親も本を読む。
  • 子どもが勉強している横で、親も資格の勉強をする。
  • 子どもが興味を持ったことについて、親も一緒に調べる。

親が学ぶ姿を見せることで、子どもは、「学びは楽しいものだ」と感じ、自然と学習意欲を高めます。

ヒント2:「子どもの興味を尊重する」

子どもが興味を持ったことには、積極的に関わり、一緒に学ぶことを意識しましょう。

  • 子どもが昆虫に興味を持ったら、一緒に図鑑を見たり、虫捕りに行ったりする。
  • 子どもが宇宙に興味を持ったら、一緒にプラネタリウムに行ったり、宇宙に関する本を読んだりする。

子どもの興味を尊重することで、子どもは、「自分の興味は、ママに認められている」と感じ、自己肯定感を高めます。

ヒント3:「結果だけでなく、過程を褒める」

勉強の結果だけでなく、努力の過程や、頑張ったことを褒めることが大切です。
「テストで100点取れたね!すごい!」だけでなく、
「この問題、難しかったのに、最後まで諦めずに頑張ったね!その頑張りが、本当にすごい!」
「毎日、宿題を頑張っているね!えらい!」

親に具体的に褒められることで、子どもは、「自分の努力が認められた」「自分はできるんだ」と感じ、自己肯定感を高めます。

親も「完璧な親」を手放す勇気を持つ

親自身も、完璧な親を目指すのではなく、自分を労わり、休息を取る心の余裕を持つことが大切ですし、
「完璧な親」を目指すあまり、子どもに過度な期待を押し付けたり、自分を追い詰めてしまったりしていませんか?

  • たまには、子どもに頼っても、大丈夫。
  • たまには、家事が手抜きでも、大丈夫。

親が「完璧」を手放すことで、子どもも、失敗を恐れず、新しいことに挑戦できるようになります。

子どもの心を豊かに育むために

子どもに「勉強しなさい」と言う前に、親が「学ぶ姿」を見せること。
それが、子どもの学習意欲を高め、心豊かに育つための、最も大切なことです。
そして、ママの笑顔は、子どもにとって、最高の贈り物になります。

どうか、あなたの笑顔を、大切にしてください。
あなたは、一人じゃない。
そして、あなたは、最高のママです。