我が子の初節句!…で、何すればいいんだっけ?
「我が子の、生まれて初めてのひな祭り(こどもの日)!盛大にお祝いしなきゃ!」
インスタグラムを開けば、豪華な飾り付け、手作りの離乳食ケーキ、おしゃれなベビー袴…。
キラキラした投稿を見るたびに、「それに比べて、うちは何も準備できていない…」と、焦りと不安を感じていませんか?
その気持ち、よーく分かります。
こんにちは!3人の娘を育ててきた、現役ママナースの皐月です。
長女の初節句の時、私も気合を入れて、慣れない手つきで三色の離乳食ケーキ作りに挑戦。見事に失敗して、半泣きになった思い出があります(笑)。
でも、3人の子育てを終えようとしている今、はっきり言えることがあります。
結論:初節句で一番大切なのは、豪華な飾りやご馳走ではありません。それは、親が無理せず、家族みんなが笑顔で「おめでとう」と祝う気持ちそのものです。
この記事では、
- 【準備いらず】0歳児と楽しむ!頑張らないお祝いアイデア5選
- 【ママナースの視点】安全に楽しむための注意点
- 【体験談】我が家の初節句、だんだんシンプルになった歴史(笑)
- よくある質問(Q&A)
を、具体的にお伝えします。
この記事を読めば、他人と比べて焦る気持ちがなくなり、「我が家らしい」温かい初節句の過ごし方が見つかりますよ。
そもそも、ひな祭り・こどもの日って何?
| ひな祭り(桃の節句) | こどもの日(端午の節句) | |
|---|---|---|
| いつ? | 3月3日 | 5月5日 |
| 誰のため? | 女の子の健やかな成長と幸せを願う | 男の子の健やかな成長と立身出世を願う |
| 飾るもの | ひな人形、桃の花 | 鯉のぼり、五月人形(兜) |
| 食べるもの | ちらし寿司、はまぐりのお吸い物、ひなあられ | 柏餅、ちまき |
【準備いらず】0歳児と楽しむ!頑張らないお祝いアイデア5選
高価な飾りや、手の込んだ料理は不要!「これならできそう!」と思えるアイデアだけを集めました。
1. 「なんちゃって正装」で記念撮影
- 手軽さ度:★★★
- 思い出映え度:★★★
ネット通販で1,000〜2,000円で買える「袴ロンパース」や「金太郎コスチューム」を着せるだけで、一気に特別感が出ます。背景は、壁に100均のウォールステッカーを貼るだけで十分可愛い!
2. いつもの離乳食を「お祝いプレート」に
- 手軽さ度:★★☆
- 思い出映え度:★★★
無理にケーキを作る必要はありません。いつもの10倍がゆや野菜ペーストを、クッキーの型で抜いてお皿に並べるだけ!
【簡単レシピ】三色ひし餅風がゆ
- 10倍がゆを用意する。
- 少量を取り分け、すり潰したほうれん草(緑)、すり潰した人参(ピンク)をそれぞれ混ぜて、3色のおかゆを作る。
- 牛乳パックなどを菱形に切り、型にしてお皿の上で3色を重ねる。
3. 手形・足形アートで「今」を残す
- 手軽さ度:★★☆
- 思い出映え度:★★★
画用紙に赤ちゃんの小さな手形・足形をぺったん!ひな祭りは足形を「お内裏様とお雛様」に、こどもの日は手形を「鯉のぼり」に見立てて、ペンで顔などを描き加えれば、世界に一つだけのアート作品が完成です。
4. 「選び取りカード」で未来を占う
- 手軽さ度:★★★
- 思い出映え度:★★☆
初節句のイベントとして、1歳の誕生日で人気の「選び取り」をやるのもおすすめです。カードを並べて、赤ちゃんが最初にどれを手に取るかで、将来を占います。「筆(学者)」「お金(商売人)」「ボール(スポーツ選手)」など、見ている大人も盛り上がりますよ。
5. 家族みんなで「お祝いの歌」を歌う
- 手軽さ度:★★★
- 思い出映え度:★☆☆
「うれしいひなまつり」や「こいのぼり」を、家族みんなで歌ってあげましょう。赤ちゃんはまだ意味が分からなくても、パパやママの楽しそうな声や、温かい雰囲気は、ちゃんと肌で感じています。
【ママナースの視点】安全に楽しむための注意点
楽しいお祝いにするために、看護師としてこれだけは注意してほしいポイントです。
-
お餅・白玉は、絶対にNG!
菱餅や柏餅は、見た目は可愛いですが、窒息のリスクが非常に高い食べ物です。少なくとも3歳頃までは、絶対に与えないでください。 -
飾りの誤飲に注意
ひな人形の小さな小物や、兜の細かい部品など、赤ちゃんが口に入れてしまいそうなものは、必ず手の届かない場所に飾りましょう。
よくある質問(Q&A)
Q1. 両家の祖父母は呼ぶべき?
A1. 産後間もないママと赤ちゃんの体調が最優先です。「お祝いしたい」という気持ちは嬉しいですが、無理は禁物。「ささやかですが、家族だけでお祝いします。写真はたくさん送りますね!」と伝えれば、きっと分かってくれますよ。
Q2. お祝いをいただいたら、お返しは必要?
A2. 基本的に、初節句のお祝いに対するお返し(内祝い)は不要とされています。ただし、高額なお祝いをいただいた場合や、食事会を開かない場合などは、後日、赤ちゃんの名前で「お赤飯」や「お菓子の詰め合わせ」などをお礼状と共に贈ると丁寧です。
まとめ:大切なのは、比べない、頑張りすぎないこと
SNSを開けば、誰もが完璧なママに見えてしまう時代。でも、見えないところでは、みんなあなたと同じように悩み、奮闘しています。
我が家の初節句も、気合十分だった長女の時から、だんだんとシンプルになり、三女の時には、手形アートと離乳食プレートだけでした(笑)。でも、愛情の量は、全く変わりません。
豪華さや完璧さよりも、ママとパパが笑顔でいること。それが、赤ちゃんにとって何より嬉しい、最高のプレゼントです。
我が家らしい、温かい初節句をお祝いしてくださいね。
