「はぁ…。子どもの将来のためにお金、貯めなきゃな…」

夜勤明け、ヘトヘトの体でスマホを開くと、目に飛び込んでくる「老後2000万円問題」や「大学までの教育費は1人1000万円以上」といった文字。こんにちは!3人の娘を育てながら、看護師として働く皐月です。

可愛い我が子の寝顔を見ていると、「この子のために、やれることは全部やってあげたい!」と思う反面、将来のお金のことを考えると、漠然とした不安に胸が押しつぶされそうになる…。あなたも、そんな夜を過ごしたことはありませんか?

職場の休憩室でも、「NISAって始めた?」「iDeCoって、結局なんなの?」なんて会話が飛び交いますが、正直、毎日が忙しすぎて、ちゃんと調べる時間なんてないですよね。

でも、大丈夫。かつての私がそうだったように、難しそうに見えるお金の話も、ポイントさえ押さえれば、意外とシンプルなんです。

この記事では、ファイナンシャルプランナー(FP)の友人に教わった知識と、私自身の経験を元に、子育て世代の私たちに最適な「NISA」と「iDeCo」の始め方を、世界一やさしく解説します!

この記事でわかること

  • NISAとiDeCo、結局なにが違うの?が一目でわかる!
  • 子育て世代はどっちを優先すべき?ママナースとしての結論
  • 失敗しない!資産運用デビューのための具体的な3ステップ
  • 「月々いくらから?」リアルな積立額の考え方

【超入門】NISAとiDeCo、貯金箱に例えるとこう違う!

まず、この二つの制度の違いを、ざっくりと理解しましょう。どちらも国が「お得な税金で応援するから、将来のために自分でお金を育ててね!」と用意してくれた、特別な貯金箱のようなものです。

貯金箱の名前 新NISA iDeCo (イデコ)
目的 教育費、住宅購入など、人生の様々な目的に使える! 老後資金を貯めることだけが目的
お金の出し入れ いつでも自由に引き出せる 原則60歳まで引き出せない
税金のメリット 運用で出た利益が非課税になる ①運用益が非課税 ②掛け金が全額所得控除(税金が安くなる!)
イメージ 多目的フリーダム貯金箱 最強の老後専用貯金箱

なんとなく、違いが見えてきましたか?
NISAは、途中で引き出せる柔軟性が魅力。iDeCoは、引き出せない代わりに、税金がとってもお得になるのが特徴です。

【ママナースの結論】子育て世代は、どっちから始めるべき?

「違いは分かったけど、じゃあどっちから?」と思いますよね。
FPの友人と話して、私が出した結論はこれです。

結論:もし選べるなら、まずは「iDeCo」から。余裕があれば「NISA」も一緒に!

なぜなら、iDeCoの**「掛け金が全額所得控除になる」**というメリットが、子育て世代の私たちにとって、あまりにも大きいからです。

簡単に言うと、iDeCoに積み立てたお金の分だけ、その年の所得税や住民税が安くなるということ。例えば、毎月2万円をiDeCoに積み立てると、年間で24万円が所得から控除され、人によっては年間数万円単位で税金が戻ってくるんです。これって、すごくないですか?

もちろん、「60歳まで引き出せない」というデメリットはあります。でも、看護師という仕事柄、多くの患者さんの人生に触れる中で、「老後の備え」の大切さは身に染みて感じています。どうせいつかは準備しなくてはならない老後資金。それなら、一番お得な制度で、少しでも早く始めるのが賢い選択だと私は思います。

失敗しない!ママナース式・資産運用デビュー3ステップ

「よし、始めてみよう!」と思っても、次は何をすればいいか分かりませんよね。大丈夫、ここからは具体的なステップです。

Step 1:証券会社の口座を開設する

まずは、NISAやiDeCoを始めるための「お財布」となる、証券会社の口座を開設しましょう。「証券会社」と聞くと難しそうですが、今はスマホで簡単に、無料で開設できます。

  • 楽天証券
  • SBI証券

この2つのどちらかを選んでおけば、まず間違いありません。手数料が安く、品揃えも豊富で、多くの人が使っている安心感があります。

Step 2:iDeCoで「全世界株式」の投資信託を月5,000円から始めてみる

口座が開設できたら、いよいよiDeCoの申し込みです。
「何を選べばいいの?」と迷ったら、まずは**「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」**のような、手数料の安いインデックスファンドを1本選んでみましょう。

これは、世界中の会社の株を少しずつ買う、いわば「世界経済まるごと応援パッケージ」のようなもの。専門的な知識がなくても、世界経済の成長に合わせて、あなたのお金が育っていくのが期待できます。

金額は、無理のない月々5,000円からでOK!大切なのは、まず一歩を踏み出すことです。

Step 3:NISAで「教育費」の準備を始めてみる

iDeCoを始めたら、もし家計に余裕があれば、NISAも活用してみましょう。こちらは「引き出し自由」なのが強みなので、大学の入学金など、10年~15年後に必要になる教育費の準備にピッタリです。

こちらも、iDeCoと同じ「全世界株式」の投資信託でOK。iDeCoで老後の安心を、NISAで子どもの夢を、それぞれ同時に育てていくイメージです。

まとめ:不安な今を、安心の未来へ。最初の一歩を踏み出そう

将来のお金の話って、どうしても難しくて、後回しにしがちですよね。

でも、今日、この記事をここまで読んでくださったあなたは、もう「何も知らない」あなたではありません。未来を変えるための、大切な知識を手に入れました。

大切なのは、完璧を目指さないこと。まずは月々5,000円からでも、iDeCoを始めてみる。その小さな一歩が、10年後、20年後、あなたとあなたの大切な家族を支える、大きな大きな柱になります。

「もっと詳しく知りたい」「やっぱり一人じゃ不安」と感じたら、信頼できるFPさんに相談するのも素晴らしい選択です。でも、まずはあなた自身が「やってみよう」と決意すること。それが、何よりも大切なスタートラインです。

この記事が、あなたの心のモヤモヤを晴らし、未来への一歩を踏み出すきっかけになれたら、これほど嬉しいことはありません。