この記事でわかること

  • 義実家帰省が憂鬱になる理由と、そのストレスへの対処法
  • 看護師の「トリアージ(優先順位付け)」スキルを応用した乗り切り術
  • 心穏やかに義実家と付き合うためのヒント

盆と正月が怖い…「義実家への帰省」が憂鬱で、心が重くなっていませんか?

年末年始やお盆、連休が近づくたびに、「ああ、またあの季節が来る…」と、心が重くなっていませんか?

義実家への帰省。それは、夫の実家という、自分の家ではない場所での生活。気遣いや慣れない環境、子育てに関する価値観の違いなど、様々なストレスが降りかかるイベントですよね。

「お嫁さんなんだから」「孫の顔を見せてあげたいから」と、頭では分かっているけれど、どうしても憂鬱な気持ちが拭えない。帰省のたびにぐったりと疲れてしまい、連休明けに体調を崩してしまう、なんてママも少なくないのではないでしょうか。

私も3姉妹の母として、義実家への帰省で精神的に疲弊した経験は数えきれません。でも、看護師として培ってきた「トリアージ(優先順位付け)」のスキルが、この憂鬱な帰省を乗り切る上で、意外なほど役立つことに気づいたのです。

今回は、ママナースの私が考える、義実家帰省のストレスを適度にスルーしながら賢く乗り切る術と、心穏やかに過ごすためのヒントについてお話しします。


【結論】義実家帰省は「完璧」を目指さない!ナースの「トリアージ」で自分と家族の心を守ろう

義実家帰省は「非日常」の連続

義実家への帰省は、普段の生活とは全く異なる「非日常」の連続です。

  • 環境の変化: いつもと違う寝具、水回り、食器。
  • 食事の違い: 味付けや食卓のルール、量の違い。
  • 気遣い: 義両親や親戚への気遣い。
  • 子育てへの介入: 子育てに関する価値観の違いからくる、口出しやアドバイス。

これらすべてが、ママにとっては大きなストレスとなります。完璧にこなそうとすればするほど、心身ともに疲弊してしまうのは当然のことなのです。

ナースの「トリアージ(優先順位付け)」スキルで乗り切る

看護師が、限られた医療資源の中で、多くの患者さんの命を救うために行う「トリアージ」。これは、義実家帰省においても応用できます。

  1. 最優先(赤): これだけは絶対に譲れないこと、自分の心身の健康や子どもの安全に関わること。(例:子どもの睡眠時間の確保、自分の休息時間、無理な食事制限をしない)
  2. 優先(黄): 協力できる範囲で対応すること、努力目標とすること。(例:義両親との会話、食事の手伝い、簡単な家事)
  3. 後回し・スルー(緑): こだわらなくても良いこと、適度に聞き流すこと。(例:子育てへの口出し、昔の習慣、細かい家事のやり方)

この優先順位を自分の中で明確にしておくことで、「どこまで頑張るか」「どこはスルーするか」の判断基準ができ、無駄なストレスを減らすことができます。


心穏やかに義実家と付き合うためのヒント

1. パートナーを「最強の味方」にする

義実家でのママの孤立は、大きなストレス源です。夫に、日頃からあなたの感じているストレスを伝え、理解してもらいましょう。

  • 事前の情報共有: 夫に、あなたの「トリアージ」の優先順位を伝え、いざという時のサポートを依頼しておきましょう。
  • クッション役: 義両親からの子育てへの口出しなど、気になることがあれば、夫に間に入ってもらい、あなたの代わりに伝えてもらいましょう。

2. 「適度な距離感」を保つ

  • 滞在期間を短く: 無理のない範囲で、滞在期間を短く設定しましょう。
  • 外出の計画: 帰省中に、家族で外出する時間や、子どもと公園に行く時間など、義実家から離れる時間を作りましょう。
  • 自分だけの時間: カフェに行ったり、散歩したり、少しの時間でも一人になる時間を作り、リフレッシュしましょう。

3. 「ありがとう」と「ごめんなさい」は素直に

感謝の気持ちと、できないことへの謝罪は、人間関係を円滑にします。
「〇〇さん、いつもありがとうございます」「〇〇さん、すみません、手が回らなくて…」と、素直に伝えることで、相手も理解を示しやすくなります。


まとめ:ママの笑顔が、家族の絆を深める

義実家への帰省は、子育て中のママにとって大きなイベントであり、時にストレスの種となることもあります。でも、そのストレスを一人で抱え込む必要はありません。

ママナースとして、私はあなたの頑張りを心から応援しています。完璧を目指さず、看護師の「トリアージ」スキルを応用して、自分と家族の心を守ることを最優先にしてください。

あなたの笑顔が、家族の絆を深める一番の薬です。心穏やかに、帰省を乗り切っていきましょう。