「ありがとう」と「ごめんね」。あなたは、子どもに、この二つの言葉を、ちゃんと教えられていますか?
「〇〇ちゃん、おもちゃ貸してくれて、ありがとうは?」
「△△ちゃん、ぶつかっちゃったんだから、ごめんねは?」
子どもに「ありがとう」や「ごめんね」を教えることの難しさ。
そして、親自身が、この二つの言葉を、子どもや夫に、ちゃんと伝えられているか、と問われると、ドキッとするママ、多いのではないでしょうか。
3姉妹の母である私も、かつては、子どもにばかり「言いなさい!」と、強制していました。
でも、ナースとして、そして、母として、たくさんの子どもたちと接してきた中で、私は、あることに気づいたんです。
それは、「ありがとう」と「ごめんね」。この二つの言葉を、親が率先して、ちゃんと言えれば、子どもは、勝手に育つ、ということ。
そして、この二つの言葉が、子どもの自己肯定感を育み、社会性を身につける上で、非常に大切な役割を果たすのだ、と。
今日は、そんな、親子の絆を深め、子どもが心豊かに育つための、魔法の言葉「ありがとう」と「ごめんね」について、お話しさせてください。
なぜ「ありがとう」と「ごめんね」が大切なのか?それは「人間関係の基本」
「ありがとう」と「ごめんね」。
この二つの言葉は、良好な人間関係を築く上で、不可欠な基本です。
- 「ありがとう」:感謝の気持ちを伝え、相手の行動や存在を尊重する言葉。言われた相手は、「自分の行動が認められた」「役に立てた」と感じ、自己肯定感が高まります。
- 「ごめんね」:自分の非を認め、相手を思いやる言葉。言われた相手は、「自分の気持ちを理解してくれた」「許してもらえた」と感じ、信頼関係が深まります。
この二つの言葉を、自然に使えるようになることは、子どもが、社会の中で、他者と良好な関係を築き、生きていく上で、非常に大切なスキルなのです。
親が言わないと、子どもも言えない。親の背中が最高の教育
子どもは、親の姿を見て育ちます。
親が「ありがとう」や「ごめんね」を、日常的に使わないと、子どもも、その言葉の重要性を理解できません。
そして、いざ、自分が使うべき場面になっても、言葉が出てこない、という状況に陥ってしまいます。
逆に、親が、率先して、この二つの言葉を、子どもや夫、周囲の人に、ちゃんと言えている姿を見せることで、子どもは、自然と、その言葉の意味と使い方を学びます。
親の背中が、子どもにとって、最高の教育なのです。
親が率先して使う!「ありがとう」と「ごめんね」の魔法3つのヒント
では、どうすれば、私たちは、この魔法の言葉を、日常的に、自然に使えるようになるのでしょうか。
ヒント1:「ありがとう」を具体的に伝える
「ありがとう」だけでなく、「〜してくれて、ありがとう」と、具体的に感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。
- 「おもちゃ、片付けてくれて、ありがとう」
- 「ママのお手伝いしてくれて、ありがとう」
- 「ママの話、聞いてくれて、ありがとう」
具体的に伝えることで、子どもは、「自分の行動が、ママの役に立ったんだ」と感じ、自己肯定感を高めます。
ヒント2:「ごめんね」を素直に伝える
親が失敗したら、子どもの前でも、素直に「ごめんね」と謝りましょう。
- 「ママ、さっきは、怒鳴ってごめんね」
- 「ママ、間違えちゃって、ごめんね」
親が、自分の非を認め、謝る姿を見せることは、子どもにとって、最高の教育になります。
子どもは、「失敗しても、謝れば許されるんだ」「ママも完璧じゃないんだ」と学び、安心して、自分の非を認められるようになります。
ヒント3:「ありがとう」と「ごめんね」をセットで使う
きょうだい喧嘩の仲裁などで、
「〇〇ちゃん、△△ちゃんに、ごめんねは?」
「△△ちゃん、〇〇ちゃんが謝ってくれたから、ありがとうは?」
と、両方の気持ちを伝えるように促しましょう。
これは、子どもたちが、お互いの気持ちを理解し、良好な関係を築くための、大切な練習になります。
「ありがとう」と「ごめんね」が育む、子どもの自己肯定感と社会性
親が、この二つの言葉を、日常的に使うことで、子どもは、
- 「自分は大切にされている」
- 「失敗しても許される」
- 「自分の気持ちを表現してもいい」
と感じ、自己肯定感を育みます。
また、他者との良好な関係を築くための、社会性を身につけることができます。
親子の絆を深める、魔法の言葉
「ありがとう」と「ごめんね」。
この二つの言葉を、親が率先して使うこと。
それが、子どもが自然と学び、自己肯定感を育み、社会性を身につけるための、最も大切な教育です。
親子の絆を深め、子どもが心豊かに育つための、魔法の言葉。
今日から、あなたも、この魔法の言葉を、たくさん使ってみませんか?
